花ごよみブログ

花ごよみのオフィシャルブログです。

探検のような1年でした。

2008-12-27 22:55:40 | 日記

 いま今年を振り返り書き込んでいます。

今年は先ずホームページの過去最高の

   アクセス新記録を頂いて驚きました。

売上も山あり谷ありで今年を良く反映していたように思います。

また、夏に不幸があり仕事が出来なかったりと

   山というより谷の多い1年だったように思いますが

何故か息切れもせず真剣に蘭に取り組めた”アツい”シーズンでした


 おかげさまでこの波乱の1年も無事乗り越えることが出来そうで

これも皆様のご愛顧の賜物でございます。

 何故かは分かりませんがこのところの”天優”は無いかとのお問い合わせも

嬉しい限りです。

ようやく舞台に上がれるようになって来たのでしょうか?

 
 今年は暦の都合上で明日御用納めとさせていただきますので

今年残すところ後1日となりました。

 

ようやく内張り用のビニールの特製品が入りまして

今日から内張りを・・・と考えて居りましたが

今日は準備のみで明日張ろうと思います。

これで少しは寒さと乾燥から蘭をしのぐことが出来るでしょう。

 ”冬は特に大事ですよ!!”

冬は動きがすくないからと殆ど水を与えないような栽培方を唱える方も

いらっしゃるようですが生き物に水を与え無いのはナンセンスです。

冬は春を迎えるためにとても大事な時期なのです。

特に西日本は乾燥しますので出来るだけ多湿になるよう心がけましょう。

充分な湿度を保って冬越しできたら”格別”な春の成長が期待できます。

水を与えて腐る事はありませんから怖がらず水を確り与えましょう!!


明日最終日終了後は新年2日13時からの初売りの支度に移ります。

 毎度の事ですが初売りまでドタバタになるでしょうが

今回は喪中につき”初売りの飾りも控えめ”になりますので

1日はお正月休みを頂けるように頑張ります。

 今回仕入れて参りました商品も明日中に整理し

初売りの商材とさせていただく予定でございます。

 

 

 

 

 

 

 


■■たむら人形■■さんのリニューアル本日OPEN!!

2008-12-19 11:07:14 | 日記

 
 家内の実家の”たむら人形”さんが

本日 リニューアルOPEN しましたことを

ご報告させて頂きます。

店舗を一新し伝統を表現する新しい舞台が出来上がりました。

同じ商いをするものとしてこの厳しい時代にあえて店舗を新しくすることの

重さに共感しています。



世の中の暗いニュースを吹き飛ばしてもらいたいものです。

 店舗リニューアル

  おめでとうございました!!

このため家内はずっと詰めておりますので

我家は大忙しです。

今日は地元テレビ局の取材やらあるそうです。

紅白餅を配るそうですのでお時間がございましたら

お立ち寄り下さいませ。

 私も1つ興味深いのは”中四国初めての試み”として

店舗の照明を全てLEDにしていることです。

確かに熱を発しませんのでお人形の着物の変色も起きにくくなるでしょうし

夏の冷房時に効果絶大でしょう。

問題は現在のところ単価が非常に高く1基が3万円以上と高価なので

我が店も”もう少し頑張って”LED”の照明を導入したいですね。






ちょっと物申す・・・

2008-12-19 00:41:18 | 日記

 なまいきな題で始めさせていただきましたが・・・

先日、春蘭をヤフーに出品して分かったことなのですが

ご落札頂いたお客様より

きつく病気のあるなしの確認のお申しつけがあり

何でだろうと思いましたら

あろうことか3回続けてウイルス株だったとのこと・・・

 今の時代に???という感じでしたが

本当に未だにこのような病気の株を流通させていたんですね。

 時を同じくして”地元のとあるお店で買った”という

お客様が7株買って3株ウイルスだったとのこと

ありえない話で驚きました。

 蘭の扱いにはくれぐれも・・・です。

 出来るだけ皆様に安心してお買い求めいただける

よい環境をご提供させていただけるように

より丁寧に取り扱わせていただきます。


■□■天優■□■のこと

2008-12-19 00:19:33 | ギャラリー 富貴蘭

 おかげさまでこのごろ特に

”天優”はないのか?と聞いていただくことが多くなってまいりました。

元々採集時は青軸の”都羽二重”という雰囲気の縞で

これがまた驚く無かれ!!  極上の縞柄でそれはそれは

見事な物でした。

葉ま虫食いもあり・の山採りのほかほかでしたが

受け取って見た瞬間からこの蘭の虜になりました。

 直ぐに将来が想像できました。

この時に興味深かったのはこの縞の木1本立ちでしたが

下の方に”おそらくとけるであろうと思われる覆輪の小さな子”が

付いていたことです。

お納めしたお客様にもこの覆輪の子のことを話しましたが

これまでのわたしの経験上、山採りの山木はほぼ数ケ月で

根が傷み子供なども枯れるケースが大半でしたので

この覆輪の子供はおそらく枯れるであろうとお話ししました。

 しかしこの子供が順調に育ち(山木の根も傷みませんでした)

現在に到っております。

 1つ残念なのは数年前にお納めした物があったのですが

どうやらこの蘭への誹謗中傷があったようで返品されたことです。

 

返品時???という感じでしたが

今となりましてはよりお好きな方へお納めできたことで

良かったといえる結果になり

災い転じて福となすという感じです。

 先日もお問い合わせいただきましたので

現在の親の写真を撮影しましたが此処で発見がありました。

この写真の子供は下子でしたので生育が遅く諦め半分でしたが

(紺の乗りもいまいちで荒れていました。)

  

上についていた子供を外したせいかこの派手目だったはずの

子供に変化が現れました。

       

”なんと立ちが急にタップリの紺上げになっているではありませんか”

本当に柄の継続性が高い品種なのですね。

久しぶりに驚きました。

 

現在、子供のご予約が地元オーダー分で2本あるのですが

お納めしている地元の木がおそらく来年秋以降には割れるかなという

感じです。

ぜひとも順調に生育して早く増えて欲しいものです。

うまくいけばこの写真の子供がフリーになるかもしれません。

 


あの■羆■の系統の追伸

2008-12-13 18:57:47 | ギャラリー 富貴蘭


 11月号の自然と野生蘭に掲載されていた

       

■五十鈴川に羆■の綺麗な株が出ていましたね。




 この写真の木の1番子が愛好家の元で愛培されております。

下葉は全くの無地で途中から綺麗な柄(中透に近いニュアンスの縞)で

続いており現在■羆■の子をだいています。

 この子供の1番子がこの写真の株で巻頭写真の株の孫になります。


    途中から急に色っぽく変わっています。

同じように途中までは無地で上で派手目に進んでいます。

  
      

      段々と良くなってきています。

 その株の1番子がこの割子になりますが

これも現在の立ちがもやもやと良い感じになってきています。


    


■□■羆を生む系統

      (羆の縞または五十鈴川)~割子■□■

来歴もはっきり分かり変化の楽しい品種です。

購入時に嫌がられたのがお分かりいただけると思います。


このごろ思う水遣りのこと

2008-12-11 23:59:29 | 日記

 たぶん植物の栽培で一番楽しいのは水遣りでしょうね。

水をあげたあとの植物の美しさは、さも喜んでいるような気がします。

また、これが厄介なことでもあります。

 たとえば水遣りとは本などでも何日に1回与えるとしか書かれていませんし

多く水を与えると”根が腐る”と書かれている場合が多いので

通常は水を恐れておやりになっておられます。

また2日に1回の水遣りであると2日に1回はやっているとおっしゃいます。

だから水切れはありえないと言われることになるのですが

はたして本当に成長期に水が足りているのでしょうか?

 

通常販売時にお聞きになられるのは

”水は何日に1回ですか?”とか

”肥料は?”

”活力剤は?”というご質問が非常に多いですが

未だにどれほどの量を与えるかと聞かれたことがありません。

 大事なのは回数ではないということです。

1回1回の水遣りで充分に足りる水を与えることが出来ているかどうか

なのです。


 どうも”呪文”のように”水をやったら蘭の根は腐る”と

良く聞きます。

お客さまに良くお話しするのは”蘭”も”アサガオ”と同じ植物ですということ

を お話しするのです。

何故かと申しますと”水をあげないと(水が足りていないと)蘭も育たないと

いうことです。

特に富貴蘭は素焼き鉢の使用が増えてきており確かに出来は良いと

思いますが反面、慢性的な水切れにおちいり易いことに

お気づきの方が少ないように感じます。

 
 元から言いますと例えば富貴蘭の植え替えのとき

水苔を数日前から水で戻して水分を良く含んで馴染んだもので植え込むのと

植える少し前に水で戻したものでは全く保水力がことなります。

植え込みの厚みも”薄すぎると小さな苗はてきめん枯れます!!”

これも薄ければよいというのではなく適度な厚さを保つことです。


 出来るだけマニュアルに頼らず”蘭の顔を見て対応する”ことが

大事だと思います。

残念ながら本を頼りに栽培されている方でとびっきり上作に

出来ているのを私はまだ見たことがありません。


 春蘭も同様で植え込み前に砂に水分がありますと

馴染むのも早く栽培に有利です。

鉢も水に漬けてから使用するなどの工夫(清潔に保ちながら)も

効果があるでしょう。

 どうかみなさま恐れずにタップリと水遣りをしませんか?

もし通風良い場所で栽培されている方でしたら

生長期は毎日水をタップリ与えても根腐りする事はありえません。

 蘭も水耕栽培で育つのです!!

決して水が苦手なのではありません。

水を少なくしても“傷みにくい丈夫な植物”が蘭なのです。

 

 

 

 



 

 


30日の大森から

2008-12-05 18:07:17 | 日記

 今日も始発の新幹線に乗るため

朝4時起床で5時過ぎに車で広島駅に向いますが

往復乗車で帰るまでの間の駐車料金がタダになるので助かります。


 今日は全日本東洋蘭連合会の新旧会長の交代式典で

大交換会が大森で開催されます。

大森は品川から二駅先らしいので移動が楽です。

 到着後はいつものメンバーと再会し

式典に参加した後、交換会が始まりましたが

結構な参加者があり賑わっていましたのでセリも

時間がかかります。

盛況のうち夕方にはお開きとなりまして

私は早々においとまさせて頂いて

今日中に入る予定の”新横浜駅”まで向います。

このルートも1回乗り換えだけで予想以上に早く到着しました。

今日は新横浜のプリンスホテルに泊まり明日は

四国山草園さんへ向います。

 今日は久しぶりに一人っきりなので食事もなかなか出かけるのが

おっくうで”よし牛”で済ませました。

新横浜からはおよそ1時間で四国山草園さんに到着しますが

今日の最終便で帰るので時間調整をしてお昼前の到着を目指し

10時過ぎにホテルをチェックアウトしました。

横浜線~相模線と乗り継いで”原当麻駅”で下車し

此処からはタクシーでほんの5分程度です。

 

 到着後早々夕食のお誘いを頂きましたが

最終便でかえることをお伝えしましたら”予約を取ったのに!”と

いつも暖かくお迎え頂けて幸せです。

是非行きたかったのですがとっても残念でした。

 本当にこの1ヵ月半は出張続きで早く帰る段取りをしないと

お店がヤバイことになります。

 

 忘れていたのですが夏に分けて頂いた蘭が割れるよ!とのことで

株分けをお願いしました。


店主自ら株分けしていただきました。

  

古くは■羆錦■と呼ばれた”羆の縞”で

このごろは”五十鈴川”とも呼ばれております。

株分け前の親株です。

   
  下葉には何にも無いのに上で急に柄を出してきます。


   

           

  
あまり墨を引かないようです。

少し陰作りの蘭だったので夏時分は分かりにくい芸でしたが

あれから数ヶ月して随分と変わり綺麗になりました。


このほか色々とご無理を聞いて頂きまして

 鉢や他の蘭も頂いて帰路に着きました。

新横浜から広島までは4時間弱ですので

新横浜を8時過ぎに乗り12時前に広島駅に到着しました。

 これから少し面白いことがありました。

広島駅から車で帰っておりましたらけたたましいパトカーのサイレンとともに

猛スピードでパトカーが現れました。

やり過ごしてからも度々サイレンが聞こえますので???

若いお兄ちゃんの運転する車が逃げておりそれを2~3台のパトカーが

追っかけていたのでした。

目の前でのカーチェイスで少しハラハラしましたが

運良く巻き込まれることも無く無事に帰りつきました。


出先では多くの方々に大変お世話になり

          誠に有難うございました。

 

 

 


和歌山プレ大会

2008-12-05 15:57:51 | 日記

 先月半ばより出張が続いていました。

11月は15日16日の土日以外は全て県外です。

今回の和歌山行きは若干荷物があったため車で出かけましたが

22日の交換会の前日に常任理事会があり前泊になりました。

今回は比較的に近いエリアですので気楽でしたが

問題は高速道路で捕まらないように用心です。


 話しは変わりますがテレビなどで皆様もご存知のように

韓国のウォンが急激に下落したのが10月の半ば過ぎてからですが

お買い物にお出かけになられる方にはもってこいなのですが

富貴蘭も韓国から急な里帰りが増えるかなと考えたりしました。

 しかし考えたようには物事は進まないのが世の中で

対円のレートがあまりに悪いのでさすがに韓国からの

買い入れは少なくなったようです。

しかし必ず欠かさずに参加して頂いている韓国の業者さんもありまして

尊敬します。

    

なんだかんだと終りまでダレルことなく進んだ交換会でした。

 

その後、S園I氏ほかお仲間と夕食をともにさせて頂いて

帰宅の途につきました。


1つ残念だったのはご当地の”和歌山ラーメン”が食べられなかったこと・・

次回は必ず食べるぞと誓ったのでした。

 

今回は行き帰り共に”捕まることもなくその日のうちに”無事帰りました。


   翌日の日曜日が驚きでした!!

お昼までは一組のご来店でしたがお昼からは

あれよあれよと我がお店としましては

異例の大入りの日で長く忙しい1日となりました。

このご時世に・・・感謝感謝です。