花ごよみブログ

花ごよみのオフィシャルブログです。

春蘭の根の障害改善vol.3

2010-12-19 14:43:15 | 日記

春蘭の根の障害改善vol.3

春蘭の根の障害改善vol.2の続編です。

 根の殺菌剤として特効薬的な

サンヨールや殺菌剤○○での植え替え時の処理と 平行して

”ある水”を随時使いました。

お話したように”ネオグリーン”も使っています。

 とにかく水の吸いあがる効率を高めれば

強い光の下でも葉焼けしにくくなること

 葉幅広く葉肉が厚くなること 柄の冴えが格段によくなり葉艶が出てくること

そして根のシミが出にくく奇麗な肌色で太めの根になる など効果があります。

富貴蘭でも根が伸びにくいといわれる金牡丹のルビー根なども

伸びやすく素直な根になりました。

 

その流れでこのところ少しずつ植え替えていますが

この植え込み時に”ある培養土”を少々いれたものと

 薫炭をいれたもの

なにも入れないハウスブレンドの土の

3通りで植え込みました。

ここ数日違いを感じるのは

 薫炭をいれた鉢の根が特によかった点です。

 

 ※ここでご注意いただきたいのは

 一部だけ同じようにしても

  果たして効果が在るか という点です。

 あくまでも水を変えてからの

 相乗効果だと思いますので  

 薫炭だけでは効果が薄いと思います。  

 富貴蘭でも素焼き鉢を使うなどの条件で  

 相乗効果を生んでいるようです。


春蘭の根の障害改善vol.2

2010-12-01 00:23:24 | 日記


引越しまえから春蘭の一部が調子悪く

移転後傷んで販売できない蘭もありました。

おかげさまで昨年でずいぶんと調子が戻りホッとしていたところです。

しかし弱っていたものは今年の春に

”もうあきらめようか”と思うほど根が傷んだものが未だ残っていました。


これら傷んだ春蘭に適切な処置をして復活させる事が出来るのか

大変興味がありだめもとで取り組んで見ました。

 まず女雛がこれです。


この春蘭の根はすべて株元の首根まで汚染されて傷んでいるものもあり

これまでの経験上復活はインポッシブルだろうと。

それから半年が過ぎ11月30日に抜きあげましたら



春からの根はすべて復活しうれしかったです。

またほぼ毎日、水を流れるほど与えましたので

水が多いと根が傷むと言い切れないことを発表しました。



これは豆花の中国蘭ですが

春はこの灰色で傷んだ根のみで前例と同じく春先の植え替えで

あきらめつつ根傷みの処置を施しました。



これが同じく半年経過しこの春からの根すべてが白く癖の無い

よい状態を大事にしましょう。