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ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十一日]

2010年01月21日 | fine arts
日中はどんよりした天気ながら、結構、温かでした。....が、夜は北風が強くなって一気に寒くなりましたねっ。

0020) 柴田是真の漆×絵 於: 三井記念美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
いゃ~、素晴らしい作品の数々、改めて柴田是真氏と言う作家の高い技巧力、才能を知ることが出来ました。漆芸作品はもちろん、日本画、そして漆絵がまた良かったです。とにかく作家のとことんこだわりぬいて修得した匠の技、意匠の美しさ、遊び心を感じるセンスの良さ、そこに強く惹かれました。やはり極めた人は凄い。また、日本の伝統工芸はホント、素晴らしいです。柴田是真氏や先達の方々により培われてきたこの技術は後生に伝えていくべきものですね。作品の中では「だまし漆器」と「漆絵画帖」の数々が特に気に入りました。

三井記念美術館 → http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

0021) NO MAN'S LAND 創造と破壊@フランス大使館 於: 在日フランス大使館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 乙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
1957年にジョゼフ・ベルモンが設計した旧フランス大使館庁舎を解体するに当たり、建物の最初で最後の一般公開と建物を使用してフランスと日本のいろいろなアーティストが参加する現代アート展示でした。展示の方は、中には良い作品もあったかもしれませんが、とにかくゴチャゴチャで見れたもんじゃなかったです。あと建物自体はとても趣のある良い建築物でしたが、壁にペインティグが施されたりして、本来の姿を見ることが出来なかったのが残念でした....。しっかりと旧庁舎自体を見てみたかったです。写真は旧庁舎内のフォルムが美しい手摺が付いた階段のひとつ。

在日フランス大使館 → http://www.ambafrance-jp.org/spip.php?rubrique7

0022) ”ブラックビューティ” 岩田勇紀+工藤ワビ良平 於: JAGDA TOKYO
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
岩田勇紀氏と工藤ワビ良平氏のコラボレイトによる白い壁に黒くペイントされたステンシル・アート、シニカルな視点で描かれたグラフィティ的な作品です。80'sカルチャー、ドンズバの自分にとって、なかなか楽しめる企画でした。

JAGDA TOKYO → http://www.jagda.org/contents/jagdatokyo/

0023) 椀一式 使う漆器へ 於: 松屋銀座7階デザインギャラリー1953
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
日本デザインコミッティー所属のグラフィック・デザイナーがデザインした食卓で使用する漆器の展示です。シャープでスマート、尚かつ温かみを感じる良い意匠の品々ばかりでした。自分は佐藤卓氏、深沢直人氏の作品を気に入りましたね。実際に使ってみたくなりました。出品された漆器は日本デザインコミッティーのウェブ・サイトで購入出来るそうです。

松屋銀座 → http://www.matsuya.com/ginza/index.html

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

関西アート事情。

2010年01月20日 | books
テレビのニュースでも盛んに報道されていましたが、大寒の今日なのにエラく温かい一日でしたね。そんな日和なのに自分は内勤でした....。

で、写真はこの前、大阪に行った時に訪れた国立国際美術館のミュージアム・ショップで購入した関西のアート事情を紹介する雑誌二冊。この二冊を研究して関西に行った際には、時間を見つけて、いろいろと関西のアートに触れてみたいと思います。この二冊の発行元、京阪神エルマガジン社は意欲的に面白い企画の本を次々と発刊していますね。

エルマガジン・アート 京阪神アートブック 京阪神エルマガジン社 780円
KYOTO ART & CULTURE MAP 京阪神エルマガジン社 580円


京阪神エルマガジン社 → http://www.lmaga.jp/index.html

今日の美術展 [平成二十二年一月十九日]

2010年01月19日 | fine arts
久しぶりに温かく穏やかな陽気でした。

写真は本日、訪れたワタリウム美術館にあるアート・ショップ、オン・サンデーズで購入した昭和の建築家を代表するひとり、村野藤吾氏の設計による建物を紹介した本です。氏が設計した目黒区総合庁舎日本橋島屋の建築見学に参加したことのある自分とって村野藤吾氏は思い入れのある好きな建築家ですね。この本を見て氏の作品を訪れてみたいと思います。だけど、ルイス・バラガン氏の展示を見に行って、違う建築家の本を買ってしまった自分です?!

0017) 江戸の彩 珠玉の浮世絵コレクション (前) 於: 太田記念美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
まさに珠玉の作品ばかりが並ぶ、見応えのある展示でした。今回、特に肉筆浮世絵の秀作が数多く出品されていたのが興味深かったです。浮世絵の歴史を系統立てて解説されていて、展示カテゴリーも的確、そして貴重な作品ばかり、充実した内容でした。後期展も楽しみです。

太田記念浮世絵美術館 → http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/index.html

0018) ルイス・バラガン邸をたずねる 於: ワタリウム美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
20世紀の巨匠建築家のひとり、メキシコのルイス・バラガン氏が1948年から40年間暮らした、自らの設計による私邸の内部を再現しています。バラガン氏の功績や交友関係が紹介され、まぁ、興味深い内容でしたが、部屋の再現がイマイチの様に感じました。それはバラガン氏のシンプルなものを好むセンスだったからかもしれませんが....。

ワタリウム美術館 → http://www.watarium.co.jp/

0019) 松井冬子「骨のデッサン」展示 於: 成山画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
去年の年末、下図展に訪れましたが、それに引き続いて松井冬子女史が日本美術解剖学会創立記念大会に向けて人体の骨格を描いたデッサンの展示でした。出品は一点のみでしたが、松井冬子女史の高い描写力と筆致に込められた鬼気迫る迫力を感じました。凄いです。

成山画廊 → http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html

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今日の美術展 [平成二十二年一月十八日]

2010年01月18日 | fine arts
良い天気、冬空の一日でした。飛行機雲 (写真) が鮮やかに見えましたよ。いろいろ用事をこなしに原チャリで出掛け、展示に一軒寄りました。

0016) DOMANI・明日展 於: 国立新美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
昭和42年から続く文化庁が若手芸術家を海外に派遣する「芸術家在外研修」に近年、参加した現代アート作家12名による展示です。いろいろなジャンルの作家による刺激的な作品ばかりで興味深い内容でした。中でも自分は柔らかな雰囲気と写実描写の伊庭靖子女史の絵画、安田佐智種女史の奇妙な風景が画面いっぱいに広がるイムパクト大の写真作品に惹かれましたね。それぞれの作家が持つ意識が強く伝わってくる展示です。

国立新美術館 → http://www.nact.jp/

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今日の美術展 [平成二十二年一月十七日]

2010年01月17日 | fine arts
今日は大阪からの戻り日。用事のついでに展示を見て帰りました。

0014) たべものと布 於: DESIGN HUB
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
日本グラフィックデザイナー協会会員182名がデザインしたランチョンマット、テーブルクロス等の「フードクロス」の展示です。各デザイナーが趣向を凝らした楽しいデザインによる作品の数々が並んでいました。ひとつのテーマで多数の作家が参加する企画は面白いですね。

DESIGN HUB → http://www.designhub.jp/

0015) 花の和菓子展 (前) 於: とらや 東京ミッドタウン店
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
本ブログで毎月頭に老舗和菓子舗、虎屋さんの「形物御菓子見本帖」を使用したカレンダーを紹介していますが、今回の展示 (写真) では、その見本帖に載っている春夏秋冬を代表する花を意匠とした和菓子を解説したパネルが展示されていました。同じ花を扱った菓子でも、いろいろなデザインがあったり、なかなか興味深いです。花を愛でると言う日本人の心が和菓子にも表れていると言うことですね。

虎屋 → http://www.toraya-group.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十二年一月十六日]

2010年01月16日 | fine arts
今日も大阪です。午前中の空き時間に展示を一軒、サクッと見て、まだ時間があったのでレコードを掘りに行きました。で、大阪城です。

0013) 絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から 於: 国立国際美術館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
ポップ・アート的な現代アートに於ける大御所・ヴェテランから現役の学生まで、現在活躍中のアーティストを中心に多くの絵画作品が展示されていました。人気作家のショウケース的な内容でもあり、そんな作品を一堂に見ることの出来て興味深かったです。自分としては、特に現代アートに関して、やはり好き嫌いが別れる処。今回の出展作家の中では、町田久美女史、小沢さかえ女史に惹かれました。 町田久美女史はいつも気になる存在ですが、今回初めて見た去年描かれた新作「木馬」は、また出色の作品だと感じましたね。ある意味の最先端アートを見ることの出来る面白い展示でしたよ。

国立国際美術館 → http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html

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今日の美術展 [平成二十二年一月十五日]

2010年01月15日 | fine arts
今日・明日と大阪でライヴ仕事です。東京駅から新幹線で発つ前に銀座で二軒の展示に寄りました。

大阪で気の利いた写真でも思ったのですが、タイミングを逸しました。なので、ホテルの窓から眺めた大阪の夜景でも。

0011) 川喜田半泥子のすべて展 於: 松屋銀座 8階大催場
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
昨日、北大路魯山人氏の展示を見て魯山人氏は天才だと述べましたが、今日訪れた展示、川喜田半泥子氏もまた天才です。両者を比べることは全く意味のないことですが、二人は期しくも同時代に生きた陶芸家でした。まぁ、二人に関して強いて言えば、魯山人氏は「ストイック」、半泥子氏は「遊び心」な人なのではないでしょうか? そこは半泥子氏が生涯、自分を本職の作陶家とは名乗っていなかった所以かもしれません。今まで、あまり氏の作品を見る機会がなかった為、自分の川喜田半泥子氏に対するイメージは、とても奇想天外な作風をする陶芸家だと思っていましたが、今日、まとめて沢山の作品を見ることが出来ると、思いのほか、伝統的な技法に則った作風をしているのに驚きました。その点、魯山人氏と同様です。やはり、基本を知り得ているからこそ出来る作陶なのでしょう。とにかく半泥子氏の作品は自由な発想が活かされていて、とても魅力的です。そして陶器もさることながら、仙和尚を彷彿とする様な半泥子氏の画は味があって楽しいものでした。良い展示ではあったのですが、ただ混んでいて閉口しました。松屋銀座の展示はいつもこうです。良い内容の展示を行っているのですが、しっかり見れない、残念。巡回展なのか、内容は分りませんが、来月、横浜そごう美術館でも川喜田半泥子氏の展示があるので、そちらにも訪れようと考えております。

松屋銀座 → http://www.matsuya.com/ginza/

0012) 藤城清治「暮しの手帖」表紙画展 於: ノエビア銀座本社ビルギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
藤城清治氏が描いた1980年代前半に発刊された「暮しの手帖」の表紙を飾った原画展です。藤城清治氏と言えば影絵、そして木馬座が有名ですが、今回の表紙絵は溌剌とした女性が描かれた絵画です。目が大きく、力強く描かれた女性の魅力的な表情、鮮やかな色彩、とても華やかで好景気な時代を象徴しているかの様でした。藤城清治氏の影絵とはまた違った作風を知ることが出来ましたね。絵画も素敵です。

ノエビア銀座本社ビルギャラリー → http://gallery.noevir.jp/

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今日の美術展 [平成二十二年一月十四日]

2010年01月14日 | fine arts
快晴の冬空。空っ風が吹いて非常に寒いですね~っ。日本各地でいろいろな災害が起きている様ですが....。自然の力は、やはり絶大です!

すっかり巷には正月感は無くなっていますが、写真は虎屋赤坂本店壁面の屋号に相応しい虎が描かれた巨大な凧の正月飾りです。

0010) 日本・ポルトガル 修好150周年記念 没後50年 北大路魯山人展 於: 日本橋島屋
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
北大路魯山人氏の作品をこれだけまとめて見たのは初めてだと記憶します。改めて魯山人氏は本当の天才だと思い知らされましたね。あれだけ、いろいろな種類の作陶を行っていながら、それぞれの技巧を習得し極め、しかも、そこに自分の独創的で革新的な意匠を加えて見事な作品に仕上げている、天性の素質、そして技に対する探究心、努力の賜物でしょう。発想力の高さ、センスの良さ、凄いとしか言い様がありません。今回、客船の船室を飾ったの壁画がポルトガルから約57年ぶりに里帰りして展示されていて、その二点の作品や陶器に描かれた絵付け、そして書画からは、とても「絵心」があるなぁ、と感じました。魯山人氏の書・刻字・陶芸・漆芸・画の業績を深く知り得た見応えのある展示でしたよ。

日本橋島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/index.html

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これ! ジャケ #45

2010年01月13日 | musics
今日も一日、内勤してました。

かなりセンスの良いデザインのレコード・カヴァー。爽やかなイメージが漂っていますね。アルバム・タイトルにピッタリのデザインではないでしょうか。写真と五線譜のレイアウトが絶妙で色彩が美しいです。内容はタイトル通り、海にちなんだ唱歌や民謡、クラシック・ナムバーが多彩なアレンヂで演奏されたムード・インスト曲集。ストリングスやハープと言った楽器による美しい音色の楽曲が収録されています。

海のムード / ストリングス・エマノン, ビクター・ハープ・トリオ (ビクター株式会社 LV604) 10吋LP [1963]

今日の和菓子 [平成二十二年一月十二日]

2010年01月12日 | japanese sweets
東京でも初雪が降り、とても寒い一日でした。やっぱり外出する気になれず、内勤していました。外出しなければ、しないで、何かとやることがあるものです。

ジャンボどら焼き 春木屋
昨日、宇都宮で購入したどら焼きです。写真を見て下さい。ご覧の通り、かなりの大きさ、まさにジャンボです。餃子を食べに行こうと街を歩いる時に見つけ、即買いしました。此処、春木屋さんはジャンボ大福もあって、大福がイチ押しの様ですが、どら焼きの方がより好きな自分は今回、どら焼きで。大きさから大味なのかと思いきや、香ばしい厚手のがわでトロッとした甘めの粒あんを挟み込んだ美味なものです。何と言っても、そのボリューム感溢れる「がわ」の食感がグッドです! この大きさで、この値段。コストパフォーマンスも高い、美味しいひと品でした。今度はジャンボ大福かな?! また、いつ宇都宮を訪れるかは分りませんが....?! ちなみの春木屋さんは喫茶処も営業していて、黒カレーが名物だそうです。こちらも食してみたいものです。

ジャンボどら焼き 575円

↓ 春木屋 (宇都宮) ↓
http://www.tochinavi.net/spot/home/?id=1876