ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年二月二十三日]

2009年02月23日 | fine arts
冷たい冬の雨ですね。こんな雨もあって暖かくなり春が訪れると言うものです。今日は夕方からのスタヂオ仕事の前にギャラリー廻りをしました。写真は今日訪れた銀座・和光本館の階段部分。和光本館も歴史ある素敵な建造物ですね。

166) 日本の空から 加藤健志写真展  於: CANON GALLERY 銀座
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
ヘリコプターや航空機に乗り空撮した風景写真の数々。それはもう美しい作品ばかりでした。上空でからでしか分からない景色、特に自然の色彩にはやはり驚嘆しますね。素晴らしい情景を捉えた写真、見応えがありました。

CANON GALLERY 銀座 → http://cweb.canon.jp/gallery/ginza/index.html

167) キジメッカの絵画展「精神負債賤役」 於: ヴァニラ画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
露悪とも言える様なグロくて幻想的な場面を描いた絵画、キジメッカ氏の思考はどの様なものなのでしょうか? 目を背けたくなる嫌悪を感じる様な作品ではありながら、目が惹き付けられてしまうのは、恐いもの見たさの意識としっかりと書き込まれた画風にあるのでしょうか? 自分は嫌いじゃないです。

ヴァニラ画廊 → http://www.vanilla-gallery.com/

168) 池田聡子展 於: Gallery-58
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
池田聡子女史の作品は目に見えない人間の地層を描いているそうで、主に暖色系で描かれたボーダーライン (層) が重なりあった様な絵画です。その画面は綺麗であったり、淀んでいたりして、ここに使われている色は人体の色であり、人の意識を表している様に思います。層ではない画風の作品もあり、そちらはまた違った心理を表現して様で興味深いものでした。描いたキャンバスをそのままガン・タッカーで壁に留めた展示方法も面白いと思います。何となく魅かれる現代アート作品でした。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

169) 二人展 / 今澤正・加藤学 於: GARELLY TERASHITA
自己期待度 – 丁
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
“Gallery-58” の階上にあるギャラリーなので寄ってみました。ともに現代アート、抽象絵画作家のおふたりによる作品です。 今澤正氏の作品は意識の出口や隙間を表している様に、 加藤学氏の作品には奥深さを自分は感じました。

GARELLY TERASHITA → http://www.gallery-terashita.com/

170) 濱野年宏展 – 慈しみの世界観 於: 和光本館6階 和光ホール
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
世界的に活躍されている作家、濱野年宏氏の作品展です。大胆にアレンヂ、デザインされた仏教の四天王や和のアイテムを描いた絵画やブロンズ作品の数々、独特な作風にはとても惹かれました。アクリル絵具を用いながら日本画的なアプローチの作品、イラスト的なイメージもあり、自分は見ていて、何故かマーク・コスタビ氏の絵画やイラストを想い起こしましたね。迫力と美しさを兼ね備えた作品、素晴らしいです。

銀座・和光 → http://www.wako.co.jp/

171) 侘助 遠藤拓人 時代絵展 於: ギャラリーハウス MAYA
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
まるで現代の浮世絵の様な作品、とても気に入りました。手書きの線画を取り込んで、パソコン上で彩色され、ある種のインク・ジェット・プリンターで出力した作品ながら、その色彩の質感が素敵です。その画風は良い意味で古臭く、いろいろな絵画やイラストなどを踏襲して描いているのが分かり、そんな処も自分好みですね。いつか仕事をご一緒したいと思う作家の方でした。

ギャラリーハウス MAYA → www.gallery-h-maya.com

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