ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年二月二十一日]

2009年02月21日 | fine arts
今日もまだまだ冬の陽気、寒さとパーキングのことを考えて電車移動にしました。で、うっかりデジカメを家に忘れた為、今日はスナップ写真はなしです。すいません。

これから久しぶりに “Dreamlets” のライヴ、そして旧知の仲、大阪ドラム&ベース・レコードの林氏に会いに行ってきます。

156) 無声時代ソビエト映画ポスター展 第2期 於: 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
1/23に訪れた展示に引き続き1929年1月から9月に於ける映画作品を中心としたポスターを紹介した2期目です。今回もイムパクトのあるデザインが為されたポスターばかりで映画への興味をそそるものばかりでした。限られた刷り色の中での表現や大胆な構図には本当に驚かされます。この展示、第3期展へ続き、次も楽しみです。

東京国立近代美術館 → http://www.momat.go.jp/

157) 古川勝紀展 於: アートスペース羅針盤
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
汚れたガラスや雨降り越しのガラス窓越しに見た様なぼやけた風景や薄汚れた様に見える静物、とても不思議な雰囲気を醸し出している絵画でした。デカダンやゴシックな感じもします。また技法も変わっているのでしょう。独特な質感にも惹かれました。

アートスペース羅針盤 → http://rashin.net/

158) 黒・絡み、くねる陶 野口美香展 於: INAXガレリアセラミカ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
うねうねと伸びる樹木の根っこ、また増殖する古びた金属パイプの様なイムパクトがある異様な彫刻。それが陶製であると言う処、こんな独特な作風に興味を惹かれます。今後の展開が気になります。

159) カン・イング展 – バラスとワイヤーの天地 於: INAXギャラリー2
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
バラスと言う石ころとワイヤーで作られたインスタレーション。遠目に見るとひとつの直方体の様に見える作品ですが、小さな個体が集合して形を成しています。自分には、その整然と並んだ様は静かであり、またその反面、流れを感じさせました。趣き深い作品ですね。

INAXギャラリー → http://www.inax.co.jp/gallery/

160) アリュール 内なる輝き - スザンヌ フォン マイス コレクション 於: シャネル・ネクサス・ホール
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
「アリエール」とは人の精神と肉体のエレガンスを指すフランス語で、まさにその語彙に添った気品ある写真の展示でした。こだわりの美意識によるコレクション、スザンヌ・フォン・マイス女史の審美眼は素晴らしいです。とにかく女性の美しさを捉えた写真の数々は一見ものですよ。お奨めです。

シャネル・ネクサス・ホール → http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

161) 第87回 ニューヨークADC展 於: クリエイションギャラリーG8
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
デザインのあらゆる分野の優れた作品を表彰する権威ある賞『ニューヨークADC賞」の受賞作を紹介する展示です。もちろん良いデザイン作品ですが、やはり、それらの優れた点は一番の原点、発想の素晴らしさでしょう。アッと気付くこと、そして如何にそれを形にすること、それが成された作品の数々が紹介されていました。デザインや広告などに興味のある方は必見です。

162) 奥出和典展 KERBEROS 於: ガーディアン・ガーデン
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
リクルート社が主催する新人コムペ「ひとつぼ展」の写真部門、去年のグランプリ写真家、奥出和典氏の個展です。「ひとつぼ展」の延長上にある作品、そこには生々しさが感じられました。ですが、自分にはあまり伝わるものがない様に思えました。何故でしょうか?

リクルートの2つのギャラリー (クリエイションギャラリーG8 & ガーディアン・ガーデン) → http://rcc.recruit.co.jp/

163) 山本千亜希写真展 埋もれる女とカタルシス 於: PLACE M
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
山本千亜希女史の作品にも、とても生々しさを感じました。そして、こちらにはグッとくるものがありましたね。それは、画面から滲み出してくる毒々しさの様な気がします。人間、心理的に何故か何処となく気持ち悪いもの、違和感に魅かれ、それが快楽に変わることもあるからでしょう。

PLACE M → http://www.placem.com/

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