臆病なビーズ刺繍

 臆病なビーズ刺繍にありにしも
 糸目ほつれて今朝の薔薇薔薇

この頃は野菜が高くなりまして休耕地にもじゃがいもの苗

2017年07月09日 | 今週のNHK短歌から
 今朝の六時から放映されたNHK短歌の〈添削コーナー〉に取材して書かせていただきましたが、私は、既に古稀を過ぎておりますので、肝心要の原作そのものは忘れてしまいましので、原作者の方には篤くお詫び申し上げます。
、NHK短歌の〈添削コーナー〉は、斯界の権威者たる選者の方が、投稿投稿作品の中から特定の一首を選定なさり、「この原作は、こうすれば入選作レベルの佳作となる」という具合に添削してみせるというコーナーでありまして、数多くの短歌アァンからも期待されている、お馴染みの好企画でありますが、今朝は、明らかに初心者の作品と思われる原作を、選者の大松達知先生が、「この頃は野菜が高くなりまして休耕地にもじゃがいもの苗」と、鮮やかに添削・変身させて、入選作並の佳作にして見せたところまでは良かったのではありましたが、不肖・私に言わせれば、「彼・大松達知先生は、〈じゃがいも〉いう極めて有り触れた球根作物が、どのようにして畑に植えられ育ち、どのようにして八百屋やスーパーの売り場に並べられるのか?という、肝心要のところを知らないのではないか?」と、思われるのである。
 この事は、学校農園や市民農園などの普及などを通じて、今となっては都会の小学生でも知っていると思われるところの、〈知識と言うにも烏滸がましい程の一般的な野菜に関する知識〉なのでありますが、〈じゃがいも〉という球根野菜は〈種芋〉という形で畑に植えられて育つのであり、同じ〈いも〉でも、〈苗〉という形で畑に植えられて育つ、〈さつまいも〉とは、その栽培方法を異にするのである。
 彼・大松達知先生は、見た目からしてへなへなとしていて、いにしへの〈ストリップ小屋の幕引き〉としては、少しは役に立つかも知れませんが、野良着姿でじゃがいも畑やさつまいも畑に立って働いたり、NHK短歌の選者として国民大衆の前にあのひょうひょう然とした顔を曝すには、少なくとも百年くらいは早いのではありませんでしょうか?


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