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せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

椿-マドノツキ(窓の月)と

2012-03-28 23:31:35 | 

椿-マドノツキ(窓の月)はカモホンナミ(加茂本阿弥)


とも呼ばれていますが…


「加茂本阿弥が 濃緑色で淡黄色の斑が入る葉を

持つことがあるのに 窓の月は斑入り葉が無いので別種とする」と言う説もあります。


いずれにしても 白色一重咲きの椿で 関西では古くから


茶花として愛好された品種だそうです。


プックリまあるい蕾と美しい葉の対照が 数ある椿の中でも筆頭とされるものなのだそうです。


一重の中~大輪で太い筒しべ 花径が7㎝~8㎝もあります。


かかえ咲き~椀咲きで 蕾の先からオシベが

現れるのが特徴で 私たちは「舌出し」と呼んでいます。


去る3月26日に思いがけず積もった春の雪は


グチョグチョで重そうですが ↑ 直ぐに溶けて無くなりました
二日後の今日は 春の暖かさでアチコチで椿が咲き競ってきました。

タロウアン(太郎庵)
ピンクの一重の筒咲き中輪で 犬山の常満寺が源のようです


名古屋の熱田神宮から分けられた藪椿の一変種で


江戸中期 高田太郎庵と言う茶人に好まれこの名前になったようです。


開花の時期が長く11月末~3月と言われますが


我が家では 昨年暮れからポツリポツリと咲き始めても


雪や風でロクに撮る対象にならず この頃ようやく
盛んに咲き始めて 少しはマシな花が咲いてきました。


熱田神宮別宮境内にある樹齢300年を超える見事な太郎庵を
一度は観てみたいものです。


この椿も茶席に好んで用いられる様です。

我が家の椿で 一番大輪なのはスルスミ(摺墨)


早咲きでは無いので 咲くのを待ちかねていましたが


折角咲いても 蕾の内から風雨でか花びらが傷んでいて…


白色一重の 大盃状咲きで輪芯の極大輪なので
形から もしや肥後椿ではないか?と調べてみましたが
肥後椿協会の認定品種は 118種もあるそうなので


確かめるコトも難しそう…と諦めていましたら
スルスミ(摺墨)は
1800年代に 愛知県千代田村で作出されたと
言われているコトが判りました。

カガハッサク(加賀八朔)
コチラも窓の月同様
白 一重 椀咲き 筒しべ 中輪ですが


金沢市内に古木が多く 我が家のカガハッサクも
頂いた枝を挿し木したモノが もう20年以上経っていて
伐っても伐っても大木になっています。


八朔(旧暦の八月一日)の頃から咲くと言う程の
早咲きの品種ですが そこまで早くはアリマセンが
早く咲きだしても長い間咲き続けてお得な椿デス(笑)


写真ですと窓の月と見分けがたいですが
葉が窓の月より濃い色で肉厚シッカリして 枝もこの方が硬そうです。

ヤブツバキ(藪椿)の赤い花も


椿はわが国の固有種で 語源はツヤバキ(艶葉木)が転じたものとか
コレは 花びらは平開しないのが特徴で


別名は山椿とも呼ばれるそうです
園芸品種には沢山の椿があって それはそれで


それぞれに 大変魅力がありますが


私には藪椿が「一番椿らしい花だなぁ」と思えるのは
自然なままが 好みなのかも知れません



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2 コメント

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椿らしい椿ですね (reihana)
2012-03-29 07:39:53
みどり猫さま おはようございます☀
今年は金沢では何時までも雪が降りましたね
でも寒さに負けずに 元気に椿が咲き出したのですね
明石でも色々な種類の椿がありますが
名札が付いてないので 殆んど名前はわかりません
何時もみどり猫さんは 名前を必ず入れているので 感心します
椿の種類は数多くありますが・・・
やはりシベがついている花の方が本来の 昔からある「椿」って感じがしますね
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色々と慌しくて (みどり猫)
2012-03-30 23:57:17
こんばんわ~☆reihana さま
遅くなってごめんなさい

風が強いと乾きが早くて 雨ばかりも困るけど
いきなり乾きやすくなってしまい慌てて
アチコチ水遣りも大変です

訪ねて来る猫の餌も何をあげたら良いのか…
毎日欠かさずするコトが増えて…う~ん
嬉しい悲鳴デス(笑)

椿の名前は 買った時は判っていた筈が
年数が経ち種類も増えると えぇ~~と
毎年判らなくなるモノが増えているかも
デスので
reihana さんに 後はお任せしたい気持ち
どうぞ よろしくお願い致しますネ~ッ
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