9月25日(水)
今から68年前の8月9日、この空の上空で、1発の爆弾が爆発しました。
長崎市平和公園。
原爆落下中心地碑の前で、平和集会を開きました。
平和の誓いをみんなで読み上げ、平和への願いを込めて「折り鶴」の歌を歌いました。
子どもたちの歌声を、じっと目を閉じて聞いている外国からの観光客の姿が印象的でした。
全校のみんなで折った千羽鶴を、祈念碑の前に捧げました。
午前7時30分の出発式です。
修学旅行のめあてを確認して、出発しました。
途中、多久の芳の谷で、地層見学をしました。
今から五千万年前の地層だそうです。石炭になりかけたような黒い地層でした。
それから、高速道路に乗り、一路長崎へ向かいました。
長崎に着いて昼食をとった後は、まず、原爆資料館の見学です。
原子爆弾投下直後の長崎の写真や、実際に被ばくしたり熱線で焼けたりした建物、服、日用品などを目の当たりにしました。
そうした数々の資料を、子どもたちは、無言で、熱心に見入っていました。
平和公園での平和集会の後、平和祈念像を見て、クラスごとに記念写真を撮りました。
卒業アルバム用になるのだそうです。
そして、語り部の三輪博志さんからお話を聞きました。
原爆投下2日後に爆心地に入り被爆された体験と、平和への思いを語っていただきました。
爆心地近くで300人以上の小学生や先生が亡くなった山里小学校にも行きました。
ここでも、ボランティアの語り部の方に、当時の話を聞くことができました。
如己堂や大浦天主堂も散策しました。
永井隆博士のことは、ほんとうはじっくり著書を読んだり、図録を見たりして、その人となりや生き方に学んでほしい人です。
子どもたちがそういう気持ちになった時に、またゆっくりと訪れてくれたらいいと思っています。
平和公園から山里小学校、如己堂、大浦天主堂と歩いて、また、平和公園の駐車場に戻るコースを歩きました。
「坂道ばっかり!」
子どもたちは、体験的に、長崎は坂の町だということを感じとることができました。
平和公園を出発し、ほぼ予定通りの17時前に、長崎の町が一望できる「ホテル長崎」に着きました。
子どもたちが「5分前行動」をちゃんとできたので、今日このホテルに宿泊予定の3つの学校の中で、いちばん最初に到着できました。
おかげで、いちばん見晴らしのいいロビーで、入館式を行うことができました。
このあと、食事、入浴、レクレーションと活動は続きました。
あとの報告は、明日のお楽しみに!
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