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着衣水泳教室

2013-07-12 | 日記

7月12日(金)

 

きのうの不審者のことを受けて、今日の朝は、臨時の全校朝会を開きました。

 

 

生活指導の先生と校長から、明日からの三連休や夏休み前の安全指導と合わせ、危ないところには近寄らない、何かあったらすぐに知らせる、などの話をしました。

話のあとは、いつもの立腰です。

 

 

心と体を静かに保ち、落ち着いた一日のスタートです。

 

さて、今日は、朝から1時間ずつ、3~6年生の着衣水泳教室が行われました。

私は、4年生の授業を見に行きました。

 

 

子どもたちが、もし万一、洋服を着た状態で海や池の中に落ちたら・・・

という状況を想定して、今では、多くの学校で行われている取り組みです。

本校では、消防署員を中心とした、着衣泳指導ボランティアの皆さんに指導いただきました。

 

 

10年近く前に始まったこのボランティア、今では毎年20校以上もまわって指導されているそうです。

皆さん、非番の休みの日を利用して、ボランティアとして活動されています。

 

 

はじめは、足が立つ深さなのか確かめながら、ゆっくりと水に入る方法を教えていただきました。

水に慣れると、2人組のバディを組み、プールを横に一往復競走です。

着衣のままの水の中。いかに重く、動きにくいかを体で感じました。

 

では、こんな状態で水の中に落ちてしまったとき、どうやって体を浮かせたらいいんだろう?

 

 

まず、ボランティアのお兄さんたちによる、お手本です。

ペットボトルを使い、ゆっくりと体を浮かせます。顔を下げず、まっすぐ上を向くことがポイントです。

 

いよいよ、子どもたちが練習します。

 

 

お兄さんたちのやさしい適切な指導で、子どもたちは上手に浮くことができました。

最初は、コアラさん浮き。次は、そこから手を頭の上に伸ばして体だけで浮く、ウサギさん浮き。

 

 

「靴、服、肺の3つを使って浮くんだよ」と教えていただきました。

 

学校では、通常の学習のほかに、このように、「安全」「健康」を守るためのさまざまなスキルや知恵を学ぶ学習が行われています。

こうした学習を毎年続けることで、いざという時に自分の身を守ることができればと思います。

 

昨日の不審者に出会った子どもたちも、ちょうど2週間前に、唐津署員を迎えての防犯教室を行っていたばかりでした。

その時に学んでいたことが、やっぱり役に立っているのです。

 

今日の下校時には、多くの地域・保護者の皆さんに見守りに出ていただき、ありがとうございました。

PTA会長さん、交通指導員や見守り隊の皆さんも、学校に駆けつけて来られました。

子どもたちの下校指導に当たった本校職員の声が、私たちの気持ちを代弁しています。

「ほんとにたくさんの方が、子どもたちのためにと自分の時間を割いて集まってくださる。こんな校区って素晴らしいですね!」

 

 

 

 



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