6月12日(金)
「うわっ!」
「すごい!」
「でかい!」
こんな声が子どもたちから聞かれるようなお友だちが、朝、学校にやって来ました。
見幅だけでも20cmは優に超える、手足を伸ばせば50cm級ではないかと思われるような、巨大ウシガエル。
持ってきていただいた長井さんによると、田舎の川で、ツガニ捕りのわなに入っていたものだそうで、子どもたちのために、今日1日だけの期限付きレンタルということでした。
名前は「ぴょんきち」くん。
さっそく、図書室の田中先生が図鑑を準備され、展示された事務室前は、ちょっとした博物館になりました。
興味を持った子どもたちが、次々に集まってきました。
生き物大好きな子どもたちは、最初、
「何ガエルかな?」
と言い合いました。
ウシガエルだと結論が出ると、次に、
「何ば食べるとかな?」
と図鑑を調べ始めました。
「わかった!」
「虫ば捕まえに行こう!」
と言って、外へと飛び出していった子どもたち。
しばらくして、ミミズやダンゴムシを手に、息せき切って戻ってきました。
「食べるかなあ?」
「カエルの跳びついてこんかな?」
「食いつかれんごて、そっとやらんば」
ミミズの次に、ダンゴムシも入りました。
ギャラリーが多かったのか、口に合わなかったのか、ぴょんきちくんは、残念ながら食べてくれませんでした。
しかし、子どもたちの好奇心を十分に満足させてくれました。
身近に自然とふれあう体験が少ない環境にいる子どもたちだけに、このようなふれあいが1日でも持てたことに感謝です。