匂い

春が来たな～と思う。
朝早くに新聞を取りに外に出ると匂いがする。
２月はそれが水仙のもの。花の香り。朝の冷たい空気の中なので、水仙の強い香りでもスーッと引き締まって香る。
それが３月に入った頃からだと思うのだけど、新芽の匂いに変わる。この匂いが実は好き。
近くの山にヤシャブシの木がたくさんあって、ちょうど今緑色の花のようなものがぶら下がっている。
新芽の匂いと思っているのはこれかもしれないと毎年思う。
花の香りはあちこちで嗅ぐことがあるし、昼間でも漂っていて、それで普通。
でもこの新芽の匂いはこの時期の朝だけ。というか、たぶん昼間でも匂いを感じる事はあるのだと思うけど、
朝に匂うものほどの魅力がないのかも。
あの匂いを嗅ぐと何かをしたくなる。「朝」「春」「新芽」で新しいもの・始まりを感じるのかも。
ただ、花粉症の主人にとってはこの匂いは「春」「木」「花粉症」と連想するようであまりいいものではないようです。