朝の散歩でスイッチが入り、早速片付けが始まりました。
普段、目に入ってても何の疑問も持たなかったけど、片付け始めると「なんでこんなものを捨てずにとってあるんだ?」と思うようなものの存在に気付くことになります。
もう必要のない取り扱い説明書、いろんな空き箱や紙袋、燃やせるゴミに出すつもりのカーペット、もうウチには置いてない家電のリモコン、使ってない収納用品などなど。
電話の子機も捨てることに。
電池が切れてるのか、充電しても長くは持たない。リチウム電池だし、それを買ってまで使う必要のない子機。デザインもあまり好きでない。
それならと捨てることにしました。
頭の中も気持ちもスッキリ!
ダイニングのカーテンを開けて、久しぶりに家の中から庭を見ました。
こうしてみると、悩んで八方塞がりだった庭の事も、視界が開けて前に進めそうな気がします。
そんな感じでゴソゴソしていたら、私の存在に気付いた母がやってきたので、庭の事をあーだこーだとしばらく話し、あっと言う間に11時。
ゴミ捨てに行くのは午後からにしようと、掃除に取り掛かり、更に庭に出て片付け。昼1時前にお昼を摂り、また庭へ。
少しすると調律師の方が来られました。前回と同じ方。
2年ぶりですよね〜と調律開始。
ピアノはお任せし、邪魔になってはいけないので、私は庭へ。
しばらく放置していたので草がたくさん。コロンが掘った大きな穴も。
夏の暑さをしのぐためか、穴を掘ってヒンヤリとした土の上で寝るのです。夏の間にその穴は日に日に大きく深くなり、その隣には大きな土の山。その山も日に日に大きくなっていました。
埋めてもすぐにまた掘るので、諦めてそのままにしていたのですが、今日の勢いでこれを埋めてやりました。これもスッキリ。
途中で雨になったので終了。
調律も終わり、状態を聞きました。
「前回の時は3〜4年くらい空いていたから10Hzくらい下がっていた。それをまず戻すところから始めないといけなかったが、今回はそこまで狂ってなくて、音色を整えた。鍵盤を一つ一つ外して掃除し、細かな部品も交換した。音色も良くなって、弾きやすくもなっている。」といった内容でした。
このピアノは1年で音色がかなり変わるらしく、元々持っている音をひきだしてやる仕事が、調律師さんからすると「やり甲斐がある」そうです。
早速、弾きました。
恐ろしいくらいクリアで艶やかです。
ちょっとした指の加減がそのまま音になって出てくる感じ。
そして小さな音も大きな音もはっきり。特に大きな音。ピアノが鳴ります。久しぶりにこんな音を聴きました。
部屋もきれいになってピアノも息を吹き返し、充実した一日となりました。