ぷるぷるの小さなしあわせ探し。

乳がん・NMOSD・抗リン脂質抗体症候群・シェーグレン症候群…持病あり、バツイチだけど楽しく生きたい!!

「難病東大生」を読んで・・・

2010-02-19 20:00:38 | 読書録

正直な私の感想。
同じ病気(多発性硬化症)だというのに、共感できなかった。
共感どころか、読み進めるにとともに言いようのない「イライラ感」に支配された。

アマゾンのレビューで高評価を受けているのが不思議。
楽天ブックスでは酷評ですね)
ま、読み手それぞれの感想があるのでしょうが・・・

佐和子さん、これはあなたのただの自慢話?
「難病」+「東大生」というブランドに価値があるだなんて、
ずいぶん自信過剰な女性だなって感じた。
今、同じ病気で彼女よりずっと重い後遺症に苦しんでいる人達に対して、
心ない表現が垣間見られました。

mixiでバッシングを受けたのも頷けます。

ただ、彼女が実名でこうして本を出版し、
この病気を多くの人に知ってほしいと願う気持ちは評価したい。。。と、思いました。

実際の彼女に会うことができたなら、本当は素敵な女性なのかもしれない。
だけど、残念ながらこの本の中には素敵な女性は存在しなかった。

これは、彼女に対する私の僻み・・・なのかもね。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°


と、ここまでが、1回目を読み終えた時点で書いた感想。

自分で書いた感想を読み返してみて、
「私って思いやりがない?」って感じて、もう一度本を読んでみました。

わはは。
許して佐和子さん。
やっぱり私、あなたの事を好きになれなかった。

でも、これからもがんばってね。

さらに追記
読んでいない方も多いので、アマゾンでのこの本の紹介をコピペさせていただきますね。


東大に二度目の合格を果たした直後――19歳の暖かな春の日だった。
明日、突然目が見えなくなるかもしれない……

それが、私が患った「多発性硬化症」だ。急に手や足が動かなくなるなど、
いつ、身体のどの部分に症状が出るかが分からない病気。
現在、この病気を治療する方法は見つかっていないため、「難病」に指定されている。
交際していた彼にも病気のことは理解してもらえず、けんかも増える毎日。
彼に理解してもらえなかったことで、他人にはもっと話すことができず、一人で抱え込んでしまった。

だけど、そんな私にも転機が訪れる。きっかけは「DVからの解放」だった。
ビジネスプランコンテストで100万円獲得!
エキストラだけど、ハリウッドの映画に出演!
出会ったベンチャー企業の社長は100人超え!
『VOGUE』のカメラマンに写真を撮ってもらったこともある!
「病気=できない」という「思いこみの壁」を外したら、誰だって、
何だってできる可能性があるんだと、心から実感できた!
それをみんなが気づかせてくれた。
――今では自信を持って人に話している。
難病になったからこそ、私は今、「充実した人生」を送っているのだと。(本文より)



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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶり (COO)
2010-02-19 20:59:32
アマゾンと楽天で、全くレビューが違うのが驚き。
それだけ読む人によって、捉え方が違うって事よね。

MS患者ではない人には共感を抱いてもらったかしら?
だとしたら、ある意味、健康な人にもMSって病気の存在を少しは解ってもらえたかもね。
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(^_^; (サトちゃん。)
2010-02-19 22:46:26
わはは・・・・の後の感想で、トドメの一発って感じ

そっか、読み直してもだめだったか・・・・。

なんか、別の意味で興味をそそられちゃった。

買わないけど(買えない?笑)、図書館に行ったらあるかな?とりあえず読んでみたいな。
返信する
Unknown (アロエ)
2010-02-20 07:54:50
ぷるぷるさん

こんな本があったとは…
ぜひ私も読んでみたいです

忙しい日々の中で、読書もされてて、ぷるぷるさん素敵です
前に、私と同じ膠原病の間下このみさんの本を読んだのですが、(本屋で立ち読み)
も~すご~い感動で立ちながら号泣でしたよ


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おひさです! (ふうまま)
2010-02-20 11:07:01
↓ケーキ美味しそう♪

私も今週は良く食べた(^o^)丿

受け取り方は人それぞれだもん。
それでいいのだ!
MSって病気があるって、知らせる意味は、
あったのよね。ってことね。

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うーん (アヤ)
2010-02-20 13:18:23
文庫になった頃に中古で買おうかな・・・
確かに現実をブランド化してるっていうのはわかるかも。
でもそうでもしなきゃ毎日やっていけないよー。
だって私自身、悲劇のヒロインにやっぱり憧れる気持ちわかるもん。難病って告知された時は今ほど全然症状軽かったからだけど、心の隅では白鳥麗子のように背中に薔薇が咲いたようなドアホな私だった。
私の『悲劇にしたくても』読んで、ぷるぷるさん、ほんとは私のこと大嫌いなんじゃない?
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う~ん」 (ぶう)
2010-02-20 13:50:14
難しいんだよね。『闘病記』ってさぁ・・・。
同じ病気でも症状は人それぞれだし、辛さも人それぞれだしね。素直な気持ちで書いていても、知らず知らずのうちに『悲劇のヒロイン、ヒーロー』になっちゃっている事もあるから。
でも、何にでも賛否両論は付き物だけれど、同じ病気で闘ってる人から否の意見が多いという事はそれなりの問題を含んでいるのかもしれないね。
良い方に考えれば、この本を書くことに救いを求めたのかもしれないね。
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私ね (ひろみ)
2010-02-20 18:37:11
mixiでバッシングを受けていた頃を知っているよ。
良いことをしようとしても、なぜか反感を買ってしまう人っているよね。
私もぷるぷるさん同様、彼女のことは好きになれなかったな。
上から見下ろされている気がしてさ。

本はまだ読んでいないけど。
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こんにちは!  (@_@;)  (だい)
2010-02-21 14:51:55
 ご訪問とコメントありがとう!
ハナミズキさんの所でも書かれていましたネ。
言葉の配慮が足らないようです。
また「できないなんて言わないで」と言われても、
人それぞれの症状、車椅子では出来ない事も多いです。
「東大生」を、自慢するのか?その表記も多いネ  (@_@;) 
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そっかぁ~ (ステラ☆)
2010-02-21 21:14:04
 本の題名だけは聞いた事があったんだけど、
 そうなんだ~

 なんとなく本も読まずに納得してる私^^;

 本当にこの病気は千差万別って言えるくらい
 症状も後遺症の出方も違うから、思いもそれぞれ違うけど、
 何らかの形で、諦めなければならなかった事って、1つや2つ誰でも持ってるんじゃないかなあ~

 う~~ん、、読みたいような、読んだら傷ついちゃうような・・・
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読みました (さぁ☆)
2010-02-22 19:03:46
メンタルだけではどうにもならない、どうにも出来ないことはある。寝たきりで介助を受けることでしか、食事も出来ない、起き上がることすら難しい。そんな同病者もいることを作者は意識しているのだろうか。「思い込みの壁」を外したらなんだって出来る、そのように言われてしまうと自分自身がとても惨めになる。
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