南向きのバルコニー

訪れる鳥たち、空に浮かぶいろいろな形の雲、木々の表情・・・
徒然なるままに日々のことを綴っていきたいと思います。

母の出来事

2014年10月25日 | 日記
一週間前、83歳母が庭で倒れました。

朝、一緒に庭仕事して、私は出かけるので母を残して、
身支度してから外出しました。

お昼過ぎに帰って来て、
息子とスカイプで話していたら、
たまには、おばあちゃんと話そうということになって、
「じゃあ、下行って、呼んでくるわね」
と言って降りて行ったら、
母が庭で倒れていました。

大変なことになった!
とまず思いました。
もしかしたら、死んでる?
朝からだいぶたっている。
かわいそう!
心臓をドキドキさせながら
駆け寄ると、
「起き上がれないの」
と言う母。

「大丈夫!?
救急車呼ぶわよ」
「呼ばないで」
私はまず、足、手がちゃんと動かせるか
確認しました。

脳梗塞を疑ったから。
どこにも麻痺はないとわかると、
とにかく起き上がらせないと。
土だらけ。

庭の隅で
しりもちをついて、そのまま起き上がれず、
這ってここまで来たという。

家の入り口まではあともう少しというところ。

「引きずって家へ入れて」
渾身の力をだしても
だらんとした体は重くて引きずることも出来ない。
母は、42キロ。
引きずる私は43キロ。
普段ジムでトレーニングしていても
こういう時に、何の役にも立たない。
男手が必要だ。

実はこういうことは、初めてではないのです。
以前、母は一人で外出先のトイレで、立てなくなって
助けを呼んだことがあるのです。
一度は、通りがかりの人が見つけて、救急車を呼んでくれました。
しばらく休んで何時間かすると、
立って歩けるようになる母。

結局2時間ほどかけて、
なんとか家に入ることができました。
雨が降らなくてよかった。

その後、夜には、立って歩けるようになった母ですが、
この出来事は、
母には相当ショックだったようです。
何時間も奮闘し、
体中、筋肉痛になったし、
精神的にこたえたし。
私もショックでした。
もっと早く気づいてあげられたら。
とか、
母が老いるということについて。
自分が老いることについて。
死について。
いろいろ考えてしまいました。

今は、下に住んでいる母を頻繁に訪れて
様子を見に行っています。
下で普段の物音が聞こえてると安心し、
いつまでも静かだと、ドキドキして、階段を下りて行ったり、
これからは、注意して
生活していかないと。
いつまでも昔のままではなく、
時は確実に移行しています。
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