南向きのバルコニー

訪れる鳥たち、空に浮かぶいろいろな形の雲、木々の表情・・・
徒然なるままに日々のことを綴っていきたいと思います。

西表島で出会った生き物たち ②

2023年11月11日 | 旅行
ヤエヤマアオガエル


このカエルさんを見に行ったと言っても過言ではありません。
ヤエヤマアオガエルの産卵期は12月で、
12月には結構見られるらしいですが、訪れたのは10月。
それでも夜毎、探しに行った甲斐があって、とってもかわいい子に出会えました。



大きさは5センチほど。
葉っぱのうえに乗っていて、信じられないほどかわいかった。
体色も本当に綺麗でした。
以前ウチで飼っていたイエアメガエル(オーストリアの大きなアマガエル)と似ていました。
モリアオガエルのように、産卵は泡状の卵塊を木の枝に産むそうです。

ヤエヤマアオガエルは、木の上にいて、
こちらのサキシマヌマガエルは、地面の草むらにいます。



夜ホテルの敷地を歩いていると、道路の近くの草むらがガサゴソ。
近づくと、素早く身を潜めます。
サキシマヌマガエルは、たくさんいましたが、
ヤエヤマアオガエルは、一匹しか見られませんでした。

夕食に出た帰りに、
人けのない岬のはずれの公園まで、生き物探検にでかけました。
滞在中は、山猫レンタカーで車を借りていたので、
どこでも すいすい行けます。
駐車場に車をとめて、
漆黒の闇の中、懐中電灯だけを便りに進んでいきます。
遠くの波の音とともに、聞いたことのない生き物の声が聞こえてきます。
カエルのような鳥のような、虫のような鳴き声。
好奇心と恐れにドキドキしながら、しばらく歩いていると、ガサッと音がします。
懐中電灯でその方を照らすと、



キャーッ。
本でしか見たことのない、あのヤシガニです。
かなりの大きさに興奮しました。
その後、この公園で、木に登っているヤシガニなど4匹見ることができました。



セマルハコガメも見ました。



西表島ってすごいですね。
島全体で大切にされているイリオモテヤマネコは
見ることができませんでしたが、
世界自然遺産に登録された生物多様性の島、
これからもこの環境が保全されていきますように。




西表島で出会った生き物たち ①

2023年11月03日 | 旅行

引き潮のときだけ現われる珊瑚の島、バラス島。


この日の最大干潮時のバラス島。
本当は、もっと大きな島だったのが、
大きな台風が来て、珊瑚の島はこんな小さな状態に。

船からおりて、上陸してみました。
荒い珊瑚の堆積で、足の裏が刺激的でした。

この島の近くに住んでいる海亀。



バラス島に来る人は、大抵会いにくるそうですが、
いつもここにいて、全然逃げないそうです。
海藻を食べていました。

10月の海の中は、結構暖かでした。
でも海から上がると、一気に寒くなります。
様々な熱帯魚をシュノーケリングで見た後、船に戻ると、
寒さで震えました。
温かいお茶と黒糖のサービスが嬉しかったです。

🌴

別の日に、イダの浜というビーチに行きました。


陸路が通じてないので、船でしかアプローチできない場所です。

西表は、島のほとんどが山や森林なので、
道は行き止まりで、それ以上いけないところがたくさんあります。


船から降りて、ジャングルのような道を進みます。



セミの声に包まれて、


どんどん進むと、イダの浜はあります。




この日は、あいにく雲が多く、真っ青な海はのぞめなかったですが、
晴れた日のこの浜は、最高に美しいらしいです。

息子はシュノーケリングして、たくさんの魚を見ている間、
私は、海岸でオカヤドカリと遊んでいました。


巻貝を拾うと、たいていオカヤドカリが入ってます。

とても可愛い。



海のすぐ近くにいるのは、小さなオカヤドカリ。
海から少し離れた陸地にいるのは、
大きなオカヤドカリ。
大きなオカヤドカリは、昼間は草むらに隠れていて、
夜になると出てくる。
これが今回の旅の発見のひとつです。



夜、ホテルの敷地内で見たかなり大きなオカヤドカリ。

🌴

私は子供の頃から、ヤドカリが好きで
ヤドカリのブローチも持っているんです。