東京 南青山スパイラルビル
1階のスパイラルホールでは、
アート関係の展示、催し物が定期的に行われています。
近くを通ったので、今何をやっているのか、気になって訪れた今日。
アートディレクター清水正己氏がかかわった
雑誌のコラージュが展示されていました。
若き日のジュリー、ショーケン、タイガース、YMO、
岡本太郎、加藤和彦、松田優作、三波春夫 笑
昭和の懐かしい顔ぶれの表紙。
村上春樹さん
この雑誌のインタビューで、
「羊をめぐる冒険を書きながら、
ホロっと泣いちゃう時が二度あった」
と語っています。
この頃、私も村上ワールドに浸りきっていました。
懐かしい!
でも一番の感動の懐かしさは
若き日のこの方!
五木寛之さんです。
今は、混迷する社会の生き方の本を多数出し、
高齢者の旗手のような存在ですが、
この当時は、時代の先端を行き、
デラシネ(根なし草)を標榜し、
ちょっと斜に構えたニヒルな生き方を
発信していました。
小説もそういう感じのものが多かったです。
歳を重ね、「蓮如」あたりから一気に仏教色が濃くなったと思います。
(それも好きですが)
五木寛之さん、本当にかっこよかった。
私は少女心に、こんなかっこいい大人に、
まぶしいような憧れを抱きました。
あの頃が懐かしくて懐かしくて、そんな思いに浸りながら、
会場を後にしました。