南向きのバルコニー

訪れる鳥たち、空に浮かぶいろいろな形の雲、木々の表情・・・
徒然なるままに日々のことを綴っていきたいと思います。

嬉しかったこと 天晴

2022年07月17日 | 日記

久しぶりに青空を見た。

今日、大切な人が退院したことがわかった。
もう何年も会ってないけど、
私の心の中の大切な人。
その人は、今年86歳。
今日、電話があった。
とても元気なお声だったので、安心した。
背骨を骨折して入院したと聞いてから3っヶ月がたった。
とても心配だったけれど、怖くて容態は聞けず、どうされているか
とばかり案じていた。
その方をAさんとする。
Aさんは、過酷な人生を歩んできた。
10歳にならないうちに、相次いで両親を亡くし、
親戚の家で育てられた。
Aさんは、子供の時から特殊な能力があり、
よその家に連れていかれては、
その家の病人の『手当て』をしていた。
手を当てると、その人の悪いところが治ってしまうので、
重宝されて、いろんなところに行かされたそうだ。
年頃になり、結婚した先は、大家族で、姑、小姑にいびられて、
朝から晩まで働かされて、もう限界というところで、
子供を連れて逃げた。
それからは、その特殊な能力を人のために使って、
女手一つで生計をたて、子供を育ててきた。
その子供は、私と同い年。
本当に仲の良い母娘で、二人三脚でどこへ行くのも一緒だった。
数年前、娘さんが突然亡くなった。
そして、Aさんは、天涯孤独になった。

私は、若い頃からAさんに、人生の様々なことを教わってきたし、
Aさんに助けてもらったこともあった。

私にとって、Aさんは大切な人。
人に尽くしてばかりの人生を
今度はご自身のために生きてほしいと願っている。

今日、電話でAさんは、こう言った。
入院の三ヶ月間、私はいい経験をして心から感謝しているの。
同室の人が夜中不安で騒ぎ出したりすると、
背中にそっと手を触れて、
大丈夫大丈夫と言ってあげると、
そのうち安心したように、そっと眠ってしまうの。
病院の夜は、目に見えない世界の住人も活発で、
鬼火が燃えたり、怖い人が来たり、
そのたびに、対処して浄めると静かになっていく。
とても忙しくて、ゆっくり眠れなかった(笑)

3ヶ月の入院は、いい勉強になりました。
本当に感謝感謝だわ。

これは、
一人暮らしをしている86歳女性の言葉です。

天晴 (あっぱれ)