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南向きのバルコニー

訪れる鳥たち、空に浮かぶいろいろな形の雲、木々の表情・・・
徒然なるままに日々のことを綴っていきたいと思います。

「空は暁、黄昏展」

2013年02月23日 | ARATA
昨日は、井浦新さんの写真展「空は暁、黄昏展」を箱根まで行って観てきました。
場所は、彫刻の森美術館。

写真を並べて展示するという普通のスタイルの写真展ではなく、
会場全体がアラタワールド満載。
箱根を中心とした自然や風土、歴史を題材とした写真。
三つの部屋に分かれての構成。

まず、入り口で、鳥居を思わせる自然木を組み合わせた
新さん手作りのアーチに迎えられます。




1室は床に夕焼けの富士山のモザイクアートが貼られ、
壁には朝焼け、夕焼けの富士山、箱根の祭り、自然の写真。




2室は、巨大な小田原提灯に印刷された風景の写真。
灯るあかりがほっこりとさせます。




3室は、「暁小屋」のある映画館。
これは私、一番新さんらしい素敵な空間と思いました。

キャンプ場を思わせる
ハンモックや寝袋、部屋の隅の斜面、
小さな木の小屋。
木の小屋では、自由にコーヒーをいただけるんです(無料)。
コーヒーは、もちろん、マウントレーニア(新さんCM出演)
ここで、思い思いに過ごしながら、
動画を見たり、寝転がったり。

私は斜面のラグでしばらく休みました。


新さんのトークショーは
ゆったりとした時間で
早朝出発の疲れもあり、夢見心地でうつらうつらしてしまいました。


ここのところ、箱根山は地震が頻発しているそうです。
山道を運転しながら
大地さん、山さんに感謝の祈りをして、
新さんと会える喜びを味わいながら
向かったのでした。

帰宅後、どうも体が辛いと熱を計ったら
38度でした。

今朝起きたら回復してましたが
昨日行ったのはやっぱり意味があったと
気づいたのでした。


若松監督

2012年10月18日 | ARATA
若松孝二監督がなくなった。
交通事故にあったというニュースを知って、心配はしていたけれど、
残念でならない。
大衆受けはしないけれど、
今の商業主義の映画と一線を画した姿勢で
撮り続けた気骨ある監督だった。

出演者は、マネージャーもメイクも連れてこず、
ひとりで現場に臨めという、
監督の方針で、
自分の荷物は自分で持ち、メイクも自分、
かたずけや何やかや
全部自分のことは自分。
それは当然のことだよ
という姿勢だったという。

井浦新さんは、ここ数年の若松作品には
欠くことのできない存在になっていた。
若松作品に出ることで、鍛えられて
今のアラタがある、といっても過言ではないでしょう。

今やメジャーになって、
月9や、マウントレーニアのCMにまで
出るようになった。

若松監督との別れは、
アラタの新たな旅立ちだね。

監督のご冥福を祈ります。




月9出演

2012年07月11日 | ARATA
井浦新さんは現在、月9の「リッチマン、プアウーマン」に出演中。
テンポのいいストーリー展開で、今までにない役柄。
先日の第1話、楽しかったです。

街でドラマ撮影の現場を見かけたら
当分は確認してから通り過ぎましょう。

先日、白金で撮影していたのは、武井咲ちゃん主演のドラマだったことが判明。
ドラマの撮影は、スタッフや車両の数が大掛かりなので、すぐわかります。

いつもチラ見程度で通り過ぎるけれど、
これからしばらくは、「リッチマン、プアウーマン」の新さんかどうか確認しなくちゃ。



「11、25 自決の日」を見て

2012年06月07日 | ARATA
「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」を見た。

文学者としての三島由紀夫ではなく、
楯の会結成から、自決までを描いた映画で、ほぼ実録通りのもの。

井浦新の三島由紀夫は、背が高くて清潔感があって、カッコ良すぎたけれど、
三島の内面のナイーブなところと、真っ直ぐな熱情、武士道精神が
よく表現出来ていたと思った。
ただ、ナルシストの部分と、突出した美意識は出ていなかった(監督は意図してなかったのか)。

後半から、自決に向かう課程、若者たちの熱情が三島を突き動かしていくあたりから
私の頭は痛み始めた。

自決にいたる重要なキーパンソン森田必勝役の満島真之介の演技は、
すごかった。
森田必勝が完全に憑依していた。

当日、5人で自衛隊市谷駐屯地に向かう車の中の会話、歌。
悲壮感はなく、妙に明るいところが、かえってリアリティーがあり、
あの有名な演説、そして切腹の場面。

映画が終わってもしばらく立ち上がれなくて、
雨上がりの強い紫外線の街を、ふらふら歩いてバスに乗って
ようやく家まで辿り着いた。

吐き気と猛烈な偏頭痛。

久しぶりににやられた~。

映画から受ける波動によるものか。
これは初めてだ。

普段、自分を光で満たしているので、
たいていのものには、やられないけれど、
この映画は、大好きな新さんが演じているので、それだけに、
私のバリアがきかなくなった。
それくらい、この作品は、監督をはじめ皆の渾身が集結し、
1970年11月25日のあの世の中を驚愕させた出来事のエネルギーを
再現させた。

それをもろに受けてしまった。

がんがんと痛む頭の中で、
美しい新さんや、
映画そのもののエネルギー、226事件の将校の念、
いろんなものが渦巻いて、くらくらして、
しばらく大変でした。

大衆受けはしないと思うけれど、
それくらいこの映画はすごいってことです

だけど、私はこの映画、もう思い起こしたくないです。

カンヌ映画祭 

2012年05月17日 | ARATA
今年もカンヌ映画祭が開幕しました。
三島由紀夫の割腹事件を描いた
若松孝二監督の「11.25 自決の日」は、
25日に上映されるそうです。
井浦新さんが三島由紀夫を演じています。

ARATAから井浦新に改名する大きなきっかけになった作品。
新さん渾身の演技が見もの。

先週の「平清盛」。
虐げられてきた崇徳上皇を演じている新さん。
三上博史演じる父との葛藤の場面、ものすごく迫力があり
心打つものがありました。
三上さん、鳥羽院が完全に憑依しているかのようで
すごかったです。
その昔、トレンディードラマに出ていた三上博史さんもよかったけど、
まさに「役者」の演技を見たような気がしました。

カンヌ出品作の主演やNHK大河。
今年はますます新さん、注目されますね。
これからどんな役者さんになっていくのか、楽しみです。