PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

超マジメな大学生たち

2009年07月06日 00時25分23秒 | 大学という場所
時々、キャンパスを歩いていて「あれっ?!」と思います。

廊下を歩いていても、学生が人っ子ひとり、いません。

学生たちは、どこに行ってしまったのか…?



この大学を訪れたお客さんからも、しばしば尋ねられます。

「今日は…、学校、お休みなんですか?」

見渡す限り、誰も学生の姿が見えないからです。

平日の昼間なのに…。

初めて、訪れた人達が、怪訝に思うのももっともです。



ほどなく、疑問は解決します。

休み時間になると、学生たちがゾロゾロと建物から出て来ます。

みんな、教室の中にいたのです。

ひたすら、きちんと授業を受けているのです。

昼休みと休憩時間以外には、みんな教室で授業を受けています。



僕の通う、この大学の学生たちは、超マジメです。

こんなにマジメな学生たちには、会ったことがないと言ってもいいくらい…。

授業は、さぼりません。

みんな、めいっぱい授業を選択して、講義や演習に出席しています。

僕らの学生時代とは、えらい違いで、頭が下がります。



昔の学生に比べたら、今の学生は大人しいということは、前から言われています。

でも、この大学のマジメさは、そういった従順なおとなしさとは、違うと思います。

モチベーションの高さは、ピカイチだと思います。

卒業生の9割近くが、福祉系の現場に巣立っていきます。

全国に数多ある4年制大学で、そんな学校は他に無いのではないでしょうか?



僕は、この学生たちを誇りに思います。

このマジメな学生たちは、この大学の財産です。

ここには、マジメに、旺盛に、学ぼうとする文化があります。

そんな大学で、仕事できることを、僕は誇りに思います。

このひたむきなマジメさに、きちんと応えなければ、と思います。




とても小さな、福祉系の単科大学ですが、キラリと光る存在感のある大学です。




※画像は携帯で撮った、誰もいないキャンパス中庭。

 昼休みには、学生たちで賑やかな空間になります。