PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

実践・学修総括報告書

2012年02月29日 22時08分06秒 | 専門職大学院

ふつうの大学だと、もう2月後半から3月は、春休みなのでしょうが。
専門職大学院は、今が追い込みで、一番熱い季節です。

先週2月22日(水)、24日(金)、25日(土)と3日間、それぞれ丸一日、
全院生・全専任教員が出席する「実践・学修報告会」でした。

1年間、あるいは長期履修生だと2年間の、最終総括発表会です。
この日のために、各ゼミの院生たちは、教員とともに報告をまとめてきました。

僕の担当する、精神保健福祉のゼミも、連日連夜、演習と個別指導の連続です。
お互いの発表リハーサルでは、13時から22時まで、ぶっ通しゼミでした。

各自の制限発表時間は12分、質疑応答8分、パワポ12枚と定められています。
ちょっと長めの学会発表という感じですが、なにしろ卒業がかかっています。

報告会当日は、50名の院生が、順番に取り組んで来たことを報告します。
平均年齢41歳超の院生たちが、みんな緊張して発表に臨みます。

教員たちの容赦ない厳しいツッコミに、フロアの聴衆まで心拍数が上がります。
発表終了後に、激しく落ち込み、男泣きする姿も見られました。

でも、発表すれば終わりではなく、すべて文字にして提出しなければなりません。
概ね1万2千字程度(A4判8枚×1600字)の総括報告書(卒論)です。

3月2日(金)午後4時の締め切りに向けて、みんなラストスパートです。
コンピュータ室には、疲れ切った顔の院生たちが、遅くまで残っています。

教員側も個別の添削指導に追われ、入れ替わり立ち替わり院生が研究室を訪れます。
今年卒業予定の僕のゼミ生は6人ですが、今日の個別指導は12時間に及びました。

あと二日、院生たちも必死ですが、教員も真剣勝負です。
なんとか少しでも良い報告書にするために、みんな頑張っています。

来週は修了判定の委員会、ゼミ合同の卒業旅行、そして再来週は修了・学位授与式。
専門職大学院の慌ただしい1年が、まもなく終わります…。


※画像は、今日の雪景色のキャンパス。

通信教育ピアPSWコース開講

2012年02月23日 15時29分02秒 | PSWのお仕事

精神保健福祉領域で、ピアの活動が注目されています。
当事者の、当事者による、当事者のための、ピア(仲間)支援活動。

貧しい精神科医療の現場で「患者」として生き残ってきた、サバイバーたち。
地域で多様な福祉サービスを活用して、自身の生活を創ってきた、コンシューマーたち。

支援を必要とする方々の苦しみに、同じ目線で共感できる体験をしてきた方々。
自身の生活体験を伝え、粘り強くご本人のペースに沿って支援を展開される方々。

全国の地域移行支援の現場で、ピアサポータ-は徐々にその数を増しています。
ピアスタッフによる支援有効性は、多くの現場レベルで確認されてきています。

地域移行・地域定着支援事業では、「ピアサポートの活用」が打ち出されました。
アウトリーチ支援事業でも、ピアスタッフの配置が条件に加えられています。

JHC板橋の皆さんが『ピアカウンセリング・マニュアル』を発行したのが1998年。
10年の時を経て、ようやく国レベルの事業で、その存在価値が公認されたといえます。

リカバリー全国フォーラム2011でも、前回に続き分科会を開かせて頂きました。
「ピア活動が切り開く地域移行・地域定着支援」と題して、4人の方にお話し頂きました。

それぞれの「仲間を助けたい」という想いと、地域移行への取り組みが紹介されました。
抑えきれぬ想いの発言に、会場から「そうだっ!」「その通りだ!」と声が上がりました。

入院医療中心から脱施設化推進へという中で、ピア活動への注目は当然だと思います。
既に、当事者の設立したNPO法人が、地域移行推進活動を展開している地域もあります。

しかし、多くの相談支援現場では、なかなかピアサポーターの数が増えません。
その意義を認めつつも「なり手がなかなかいない」という声が、支援者から聞かれます。

ただ、これは当事者の問題でなくて、リソースを発掘する支援者側の課題だと思います。
目の前の多くの当事者たちの中に、豊かな力を秘めた方々が、必ずいるはずです。

この度、大学の立場で出来ることとして、下記のような取り組みを始めることとしました。
志のある当事者の方を対象とした、いわば「ピアPSW養成コース」です。

これまでにも、当事者の立場でPSW取得を目指して、受講する方々は結構いました。
むしろ今後は積極的に、次代のピア活動を担う当事者に来て頂こうという趣旨です。

病気を隠してではなく、自身の体験を活かして、PSWになって頂こうというものです。
当事者として、自信を持って、仲間を助け、支援する人材が集う場になればと思います。

当事者主体のリカバリー志向のサービス提供には、どうしても当事者の力が必要です。
マディソンのSOARのような、当事者と専門職の融合チームが将来の姿になるでしょう。

専門職こそが偏見を払拭して、当事者に向き合うことが問われてくると思います。
時間はかかるかも知れませんが、当事者とPSWの未来像は大事にしたいと思います。

今年度はもう応募期間が限られていますが、ぜひ周辺の当事者の方々にご周知ください。
そして現場PSWの方々、実習受け入れ先確保に、どうかご協力をお願い致します。


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★日本社会事業大学通信教育科から
「ピア精神保健福祉士コース」開催のお知らせです★

日本社会事業大学通信教育科精神保健福祉士養成課程では、
今年4月の入学生から、精神科に通院・入院した経験のある人を対象とした
「ピア精神保健福祉士コース」を開講いたします。
通常の通信教育科のカリキュラムの他にオプションとして、
精神疾患を抱えながら、あるいは精神疾患を経験した人が、
支援者となるための方法を学びます。
以下にその概要を記しましたので御覧下さい。

また実務経験の範囲が広がり実習免除の枠が広くなった「地域事業所職員コース」
初めて福祉を学ぶ人にお勧めの「これから挑む福祉コース」
の別途オプションコースを開催いたします。
併せてホームページで詳細を確認下さい。
http://www.jcsw.ac.jp/tsushin/seishin.html

≪ピア精神保健福祉士コースとは?≫
このコースでは、現在精神科の治療を受けている方や過去に治療経験がある方が、
自らの経験を強み(ストレングス)として、
精神保健福祉士となるために必要なことを学びます。
同じ志を持つ仲間と思いを分かち合いながら、
学習を進めたい方にお薦めのオプションコースです。

◆入学資格はありますか?◆
入学資格は4年生大学を卒業した方、社会福祉士の資格を持っている方、
福祉系の事業所などで相談援助の経験がある方などです。
詳しくはお問い合わせください。
通信教育室:電話042ー496-3205

◆料金はかかるの?◆
通信教育科でかかる費用は必要ですが
(入学金、授業料、スクーリング代金、実習費用、教科書代金等)
オプションコースの授業は、料金はかかりません。
費用に関してはパンフレット等でご確認ください。

◆どんなことをやるの?◆
精神疾患を抱えながら精神保健福祉士として働いている先輩から話を聞いたり、
基礎知識を学んだり、自分の体験を仲間と共有したりします。
病を抱えながら元気で働く方法を、仲間とともに考えます。
必要に応じて、専任教員に相談しながら学べます。

◆どんなスケジュールでおこなうの◆
おおよそ2ヶ月に1回位の頻度で大学まで来ていただき、少人数で学びを深めます。
詳しくはホームページを御覧ください。
http://www.jcsw.ac.jp/tsushin/documents/PSW-OP2_001.pdf

◆申し込みはいつまで?◆
2012年2月29日(水)消印有効です。
お急ぎください。

○資料請求フォーム
https://www.postin-svr.com/entry/jcsw/index.asp
○電話042-496-3205

◆その他にオプションコースはないの?◆
「地域事業所職員コース」「これから挑む福祉コース」があります。
詳しくはホームページで!
http://www.jcsw.ac.jp/tsushin/seishin.html


※画像は、去年の大学祭の日のキャンパス中庭風景。


PSW求人情報(14)

2012年02月21日 11時57分04秒 | PSWのお仕事

学生たちにとっては、厳しい就職難が続いています。
生まれた年、卒業する年により、本当に人生の歩み方が違ってきます。

それでも、福祉系大学は、まだいい方です。
今でも「不況に強い福祉」という神話は生きています。

「就職率ランキング」を見ると、その傾向は如実にわかります。
(「週刊東洋経済」2011年10月22日付け記事)

「就職に強い大学」全国の国公私立文系ベスト100を見ると
100校のうち25校、実に4分の1が、社会福祉系学部です。

日本社会事業大学は就職率87.8%で、全国文系79位。
関東の文系大学では、17位にランクインしています。

これは昨年度の卒業生のデータによるものですが、今年はまた少し違うようです。
同時期で比較すると、今年は更に数ポイント下がっています。

しかし、保健医療福祉系の職場は、国家資格専門職の集まりということもあり、
だいたい求人開始が遅いので、まだまだ、これからでしょうが。

求人する側と、求職する者との間の、情報アクセスの問題はありますね。
まだまだ、一般の求人と比べると、くちコミが生きている業界です。

精神保健福祉士の国家試験が終わって、まだ結果が出ていませんが…。
身近で知る限りの、PSW求人情報を集めてみました。

応募締め切りが、随時のものばかり30件、集めてみました。
既に締め切られているものも、あるかも知れませんが、ご容赦ください。

例によって、あくまでも個人ブログによる情報なので、信頼性は低いとお考え下さい。
求職される方は、ご自身でアクセスして現状をご確認ください。


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■PSW求人情報(14)=30件■

【新潟県】
○医療法人常心会・川室記念病院
上越市、PSW1名

【茨城県】
○医療法人霞水会・土浦厚生病院
土浦市、PSW若干名

○医療法人南山会・酒門診療所
水戸市、PSW1名

○医療法人直志会・袋田病院
久慈郡大子町、PSW1名

【埼玉県】
○医療法人社団桐和会・川口さくら病院
川口市、PSW5名、既卒のみ

○医療法人尚寿会
狭山市、PSW若干名、既卒可

○メンタルヘルス田井クリニック
さいたま市浦和区、PSW若干名

○医療法人社団みどり会
春日部市、PSW若干名

○さいたま市(地方公務員)
さいたま市中央区、PSW1名(時給換算、既卒のみ)

【東京】
○狛江のんびりクリニック
狛江市、PSW1名(非常勤、常勤登用あり)

○医療法人社団桐和会・篠崎駅前クリニック
江戸川区、PSW2名、既卒可

○医療法人財団厚生協会・東京足立病院(デイケア)
足立区、PSW1名

○NPO法人えどがわ悠人会・悠遊えどがわ/第2悠遊えどがわ
江戸川区、PSW3名

○財団法人登用カリタスの家
文京区、PSW2名、既卒のみ

○医療法人財団明理会・鶴川サナトリウム病院
町田市、PSW若干名、既卒可

○医療法人社団小松会
聖パウロ病院、PSW1名

○社団涓泉会・山王リハビリ・クリニック
大田区、SW2名、既卒可

○株式会社いでしたケアサービス
立川市、PSW5名

【神奈川県】
○NPO法人こだま会
伊勢原市、PSW1名(非常勤、常勤登用あり)

○医療法人社団厚仁会・秦野厚生病院(デイケア)
秦野市、PSW1名

○医療法人・丹沢病院(デイケア)
秦野市、PSW1名

○医療法人社団研水会・平塚病院
平塚市、PSW2~3名

○医療法人カメリア・横浜カメリアホスピタル
横浜市旭区、PSW1名、既卒可

【静岡県】
○医療法人好生会・三方原病院
浜松市南区、PSW若干名

○NTT東日本伊豆病院
田方郡函南町、PSW若干名

【大阪府】
○医療法人清風会・茨木病院
茨木市、PSW若干名

【鳥取県】
○医療法人勤誠会・米子病院
米子市、PSW1名

【島根県】
○医療法人昌林会
安来市、PSW3名

【広島県】
○医療法人更生会・草津病院
広島市西区、SW若干名

【福岡県】
○医療法人コミュノテ風と虹・のぞえ総合診療病院
久留米市、PSW若干名


※個人の把握している範囲で、上記情報を簡潔に載せさせて頂きました。
 新規の募集情報等ありましたら、コメントに書き加えて頂ければ幸いです。

※もし、求人先の法人等について、事実誤認・誤記がありましたら、お知らせください。
 訂正させて頂きますので、申し訳ありませんが、それ以上の責はご容赦ください。
 
※画像は、京都・平安神宮の大鳥居。
 記事内容には、まったく関係ありません。

地域移行支援サービス費の新設

2012年02月08日 13時01分13秒 | 精神保健福祉情報

2012年1月31日、「地域移行支援サービス費」が明らかになりました。
障害福祉サービス等報酬改定検討チームの、第9回検討会で示されたものです。

精神障害者地域移行・地域定着支援事業は、来年度から個別給付化されます。
具体的な、その報酬単価がどうなるか、注目されていました。

今回の新設報酬の特徴は、出来高払いでなく包括払いを採用したことですね。
1回の働きかけや訪問を個別に評価するのではなく、あくまでも「月額まるめ方式」。

毎月定額で支払われる報酬単価については、次のように記されています。
「現行の補助事業において自治体が設定している補助単価の例を参考に設定する」

つまり、これまでの事業で、自治体が事業所にいくら支払っていたかを参考にすると。
委託事業費を、業務の所要時間で割った人件費という考え方ですね。

新設される「地域移行支援サービス費(仮称)」の報酬単位に沿って、
今後、新年度からこの事業に取り組んだ場合の収入を計算してみると…、

★支援開始月は、3900単位?(月額39000円~)
サービス利用支援:1600単位+地域移行支援サービス費:2300単位

★2カ月目以降は、3600単位(月額36000円~)
継続サービス利用支援:1300単位+地域移行支援サービス費:2300単位
 
…ということになるのでしょうか?
あくまでもサービス利用計画作成と、同一事業所で行う場合ですが。

★退院月は、これに退院・退所月加算2700単位(月額27000円~)が上乗せ
★集中支援を要した月は、集中支援加算500単位(月額5000円~)が上乗せ

…と言うことになりますね。
ただし「集中的な訪問支援」や「月6回以上の支援」の中身は、未だ不明です。

★体験利用を行った日は、障害福祉サービス事業の体験利用加算300単位(3000円~)
★体験宿泊を行った日は、体験宿泊加算300単位(3000円~)か700単位(7000円~)

…が、日額で加算されると。
ただし、体験宿泊は開始から3ヶ月以内で、15日までと上限があります。

★地域定着支援サービス費[体制確保分]  300単位(月額3000円~)
★地域定着支援サービス費[緊急時支援分] 700単位(日額7000円~)

地域定着支援については、在宅生活のモニターが中心で月額包括払いを設定した上で、
緊急時出動した場合に、1日単位で出来高払いと言うことですね。

問題は、これらの単価が「適切」といえるかどうかの評価になりますが。
現場の事業所の方による実感と、経営の視点での計算を、ぜひお聞きしてみたいです。

明日,東京で開催される「被保護者退院促進事業研修会」でも、議論になるでしょうね。
明後日、僕たちが主催する「地域移行支援実践セミナー」でも、少し取り上げたく思います。

(「実践セミナー」については、既に120名を超えるお申し込みを頂いていますが、
当日参加申し込みも受け付ける予定ですので、どうぞご参加ください)

なお、1単位の単価設定については、事業や地域によって、大きく異なります。
記事に記した「1単位=10円」は、現行の丙地(上乗せ0%)の単価とご理解下さい。

地域区分も、現行5区分(特別区~丙地)から7区分(1級地~6級地、その他)に、
各区分単価も2015年度までの激変緩和経過措置により、毎年度変わっていきます。

また、「報酬改定の概要(案)」は、以下に貼り付けてあるので、ご覧下さい。
あくまでも、抜粋・要約版ですので、詳細は厚生労働省のホームページでご確認下さい。


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障害福祉サービス等報酬改定検討チーム
「平成24年度障害福祉サービス等報酬改定の概要(案)」
(抜粋・一部改変要約)

2.相談支援

(1)計画相談支援・障害児相談支援

(評価体系)
○ 基本報酬については、介護保険制度の居宅介護支援費との均衡を考慮して設定されている現行のサービス利用計画作成費の基本報酬を踏まえて設定する。
その際、現行の特定事業所加算の算定要件は市町村の委託要件等を除き指定要件に組み入れられることを踏まえ、特定事業所加算分を基本報酬に組み入れて、報酬単価を引き上げる。

○ 新規利用開始時や支給決定の変更時の計画作成については、介護保険制度の初回加算を参考として、基本報酬を上乗せする。

●計画相談支援の報酬体系【新設】
サービス利用支援   1600単位/月
継続サービス利用支援 1300単位/月
特別地域加算     +15/100
利用者負担上限額加算 150単位/月

(その他)
○介護保険制度のケアプランが作成されている利用者に障害福祉のサービス等利用計画の作成を求める場合であって同一の者が作成を担当する場合には、利用者のアセスメントやモニタリング等の業務が一体的に行われるため、報酬上、所用の調整を行う。

●計画相談支援と介護保険の居宅介護支援等との調整【新設】
サービス利用支援
[居宅介護支援費(要介護1・2)が併算定される場合]900単位/月
[居宅介護支援費(要介護3~5)が併算定される場合]600単位/月
[介護予防支援費が併算定される場合]        1488単位/月
継続サービス利用支援
[居宅介護支援費(要介護1・2)が併算定される場合]600単位/月
[居宅介護支援費(要介護3~5)が併算定される場合]300単位/月
[介護予防支援費が併算定される場合]        1188単位/月
 
(2) 地域移行支援

(基本的考え方)
○ 地域移行支援は訪問相談や同行支援、関係機関との調整等を一体的に実施するものであることから、報酬は包括的にサービスを評価する体系とし、計画相談支援等と同様に、毎月定額の報酬を算定する仕組みとする。
その上で、特に支援が必要となる場合等については、実績に応じて報酬を算定する仕組みとする。

(毎月の包括的なサービスの評価)
○ 毎月定額で算定する報酬については、利用者への訪問による支援(訪問相談や同行支援)を週1回程度行うことを基本として、現行の補助事業において自治体が設定している補助単価の例を参考に設定する。
算定要件については、対象者の状況により関係機関とのケア会議や連絡調整等、利用者への訪問による支援以外の業務負担が多くなる場合も想定されることから、利用者への訪問による支援を少なくとも月2回以上行うこととする。

●地域移行支援サービス費【新設】2300単位/月

(特に支援が必要となる場合等の評価)
○ 特に業務量が集中する退院・退所月においては、さらに一定単位を加算することとし、当該加算単位については、現行の補助事業で自治体が設定している補助単価の例を参考に設定する。
また、退院・退所月以外についても、利用者への訪問による支援を集中的に実施した場合については、一定単位を加算する。

●退院・退所月加算【新設】2700単位/月
   
●集中支援加算【新設】 500単位/月
 退院・退所月以外に月6日以上支援を行った場合に算定。

○ 相談支援事業者の委託等による障害福祉サービスの体験利用や一人暮らしに向けた体験宿泊についても、報酬上評価する。
具体的には、一定の上限の下、支援日数に応じて算定する仕組みとし、報酬単位については、体験利用の場合は日中活動系サービスの報酬を、体験宿泊の場合は共同生活援助(グループホーム)・共同生活介護(ケアホーム)の体験宿泊の報酬を、それぞれ参考に設定する。

●障害福祉サービス事業の体験利用加算【新設】300単位/日
 障害福祉サービス事業の体験利用を行った場合に、
 開始日から3ヶ月以内かつ15日以内に限り算定。

* 利用者が入所する障害者支援施設等の従事者が、体験利用日の日中に介護等の支援を行った場合や体験利用に係る相談支援事業者との連絡調整等の支援を行った場合には、当該障害者支援施設等の報酬として、日中部分に係る報酬の所定単位数に代えて、障害福祉サービス事業の体験利用時支援加算(仮称)を算定できることとする。

●体験宿泊加算(1)【新設】 300単位/日
 一人暮らしに向けた体験宿泊を行った場合、
 開始日から3ヶ月以内かつ15日以内に限り算定。

●体験宿泊加算(2)【新設】 700単位/日
 夜間支援者を配置して一人暮らしに向けた体験宿泊を行った場合
 開始日から3ヶ月以内かつ15日以内に限り算定。
 * 体験宿泊日については、利用者が入所する障害者支援施設等の報酬として、入院・外泊時加算(1)が算定できる。

(その他)
○ 中山間地域等に居住する者については、移動コストを勘案し、計画相談支援等と同様に、特別地域加算を創設する。

●特別地域加算【新設】+15/100

(3)地域定着支援サービス費

(基本的考え方)
○ 地域定着支援については、常時の連絡体制を確保するための報酬を毎月定額で算定するとともに、緊急時の支援を行った場合に支援日数に応じて実績払いにより評価する仕組みとする。

(常時の連絡体制の確保の評価)
○ 常時の連絡体制の確保の報酬については、現行の補助事業で自治体が設定している補助単価の例を参考に設定する。

●地域定着支援サービス費(仮称)【新設】
[体制確保分] 300単位/月

(緊急時支援の評価)
○ 緊急時の支援については、居宅への訪問や緊急時に相談支援事業所の宿直室等で滞在型の支援を行った場合に、支援日数に応じて報酬を算定することとし、報酬単位については、現行の補助事業で自治体が設定している補助単価の例や居宅介護の報酬を参考に設定する。

●地域定着支援サービス費(仮称)【新設】
[緊急時支援分] 700単位/日
* 1泊2日の支援を行った場合には2日分算定できる

(その他)
○ 中山間地域等に居住する者については、移動コストを勘案し、計画相談支援等と同様に、特別地域加算を創設する。

●特別地域加算【新設】+15/100


【出典】
障害福祉サービス等報酬改定検討チーム
第9回障害福祉サービス等報酬改定検討会資料(2012/01/31)
「平成24年度障害福祉サービス等報酬改定の概要(案)」
「平成24年度障害福祉サービス等の報酬改定について(案)」
厚生労働省ホームページより
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021jyi.html


原稿書きラッシュ

2012年02月05日 01時18分16秒 | 日々の雑記

昨年の秋から冬にかけて、「PSW研究室」の更新が、まったく止まっていました。
けっして、体調を崩していたのではないので、ご安心ください。
この間、僕は原稿書きに、ずっと苦しんでいました。

大小合わせて計30本の、依頼原稿などです。
一番長いので、400字詰め原稿用紙換算で300枚超、平均でひとつ40枚。
学会発表とか、資料作成は除きます。

こんなに一時期に集中したのは、さすがに初めてです。
やはり、2012年度からのPSWカリキュラム改訂が影響しています。
半分くらいが、来年度から使われる精神保健福祉士の教科書の原稿です。

こんな事態に至ったのは、自分の責任もあります。
わかっていたのに、春から夏にかけて、書けなくて放ってありました。
それぞれ締切日が過ぎても、まるで書けませんでした。

それでも、依頼原稿には、必ずデッドラインがあります。
その原稿が提出されないと、穴が開くだけでなく、発行できなくなるラインが。
新年度から使用される教科書の類は、なおさらです。

どうにもこうにも、にっちもさっちも、行かなくなって
本来業務と、食事と睡眠以外は、いつもパソコンに向かっていました。
正月に実家に帰っても、出張先でも、ずっと書き続けていました。

この1月末日で、どうにかこうにか、ほぼ終わりました。
一番長い枚数のひとつは、未だに仕上がっていませんが。
また、編者としての他執筆者の校正作業が残っていますけど。

これでも、大学の教員ですから、当たり前の仕事なのかも知れませんが。
さすがに、いささかきつい日々でした。
ちょっと、愚痴になってしまいました。

この5か月間で抱えていた、原稿30本のタイトルは以下の通りです。
順次、どこかで、皆さんの目に留まるかも知れません。
どれも不出来な原稿ですが、「時間なかったんだな?」とご笑覧ください。



【2011年秋~冬に書いたもの】

1.精神障害のケアマネジメント

2.精神保健福祉援助実習の概要

3.再発予防・退院促進のための支援、医療観察法対象患者の支援

4.ケアマネジメントの事例

5.精神保健医療福祉と精神保健福祉士

6.精神保健医療福祉の歴史と動向

7.精神科リハビリテーションと精神保健福祉士

8.精神科デイケア・ナイトケア

9.多職種協働による精神科リハビリテーション

10.社会福祉と精神保健福祉

11.障害者基本法と精神障害者施策との関わり

12.精神障害者にとっての制度とサービスの意味

13.長期在院精神障害者の退院・地域移行支援

14.「精神保健福祉」巻頭言

15.第54回日本病院・地域精神医学会総会参加記

16.精神保健福祉士の仕事

17.追悼:広田伊蘇夫先生

18.精神病院からの退院

19.障害者自立支援法から5年間で何が変わったのか?

20.退院促進・地域移行・地域定着支援の現在・過去・未来

21.精神保健分野における成年後見制度の課題と市民後見

22.地域移行の対象および支援対象

23.「精神医療」書評 

24.迷走する障害者ケアマネジメント

25.精神保健福祉の理論と相談援助の展開:はじめに

26.精神保健福祉に関する制度とサービス:はじめに

27.障害者総合福祉法(仮称)骨格提言案に盛り込まれた精神保健福祉関連事項

28.日本精神保健福祉士委員会国際委員会総括

29.精神保健福祉士実習指導方法論Ⅳ

30.日本の精神保健医療福祉の現状



※画像は、段ボール箱で暖をとる「社大猫」。
 立春前の大寒波は、さすがに堪えるようで、じっと我慢のふたり。




就労支援の取り組み

2012年02月03日 02時11分30秒 | イベント告知

現在、あちこちで、さまざまな就労支援の取り組みが展開されています。
かつては、作業所等での「保護的就労」が当たり前の精神障害領域でしたが、
今は、一般就労をめざすのが、当たり前になってきました。

PSWをめざす学部生の中でも、それはひとつの潮流を作っています。
「就労支援に取り組みたい」と希望を述べる学生が、毎年たくさんいます。
「仕事をしたい」という当たり前の要求が、形になりつつあるからでしょう。

昨年、社大で開催された「第1回IPS全国研修会」も大盛況でした。
300席あまりの階段教室が、多くの熱心な参加者で埋まりました。
一般就労実績を多数あげている事業所の実践に、関心が集まりました。

今年の「社大PSW勉強会」でも、就労支援を取り上げることになりました。
日本社会事業大学にかかわる皆さんに、スピーカーになっていただきます。
いろいろな実践を通して、PSWの取り組み課題を明らかにできればと思います。

この勉強会、もともとは小規模な学部PSW課程の卒業生の勉強会ですが、
最近は通信教育科の皆さんや、専門職大学院の皆さんも参加されています。
精神障害領域の就労支援にご興味のある方、どなたでもご参加ください。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


■精神保健福祉士課程修了生第6回勉強会■
 「就労支援のそれぞれの取り組み」

卒業生勉強会は今年度で6回目の開催になります。
これまで課程でご指導いただいた先生方に、これまでの実践についてお話を頂いたり、様々な年代の卒業生に実践報告をお願いしてきました。

今回のテーマは「就労支援それぞれの取り組み」です。
精神障害をもつ人たちへの就労支援が注目される中、様々なスタイルで行われている就労支援の現状と課題について、課程卒業生の皆さまを中心に、それぞれのお立場からお話し頂きます。
その上で皆さんといっしょにこの課題について考え、意見交換したいと思います。

ゲスト講師としては、桜ケ丘記念病院でIPS援助付き雇用を中心に、積極的な就労支援活動を行っておられる中原さとみさん(本学実習指導者)より話題提供していただきます。

日頃の支援の参考にしていただくとともに、懐かしい先生方や卒業生同士の交流の場としていただければと思います。
また、終了後には生協にて気軽な懇親会がおこなわれます。
多くの卒業生の皆さん、在校生の皆さんのご参加をお待ちしています。

○日時:2012年2月18日(土) 13:30~17:30

○場所:日本社会事業大学教学A棟A202教室(勉強会)
厚生棟2階喫茶ルーム(懇親会)

○内容
13:30-
ゲスト講演「医療機関におけるIPS援助付き雇用の取り組み」
講師:中原さとみ氏(社会福祉法人桜ヶ丘社会事業協会 桜ヶ丘記念病院
            精神保健福祉士、本学精神保健福祉士実習指導者)

14:20-
シンポジウム・ワークショップ
「就労支援それぞれの取り組み」
門脇健二氏(西東京市障害者就労支援センター 一歩 就労支援コーディネーター/課程3期)
有野静香氏(JHC板橋会/社会就労センタープロデュース道/課程2期)
下園美佳氏(JHC板橋会/障害者就業・生活支援センターワーキング・トライ/専門職大学院)
伊藤友里氏(NPO法人ネクスト 障害者就職サポートセンタービルド/課程12期)
日本社会事業大学就労移行支援プログラム評価研究班

コメンテータ
寺谷隆子(日本社会事業大学精神保健福祉士課程初代主任)
古屋龍太(日本社会事業大学専門職大学院)
添田雅宏 (日本社会事業大学通信教育科) 

18:00-20:00
懇親会【懇親会だけでもご参加ください】

★参加費:勉強会(無料)、懇親会(3000円)

★締め切り:2012年2月8日(水)

★申し込み先:
〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
 日本社会事業大学社会福祉学部 大島研究室
Email:psw.jcsw@gmail.com、電話 & Fax:042-496-3126


※画像は、昨年の「第1回IPS全国研修会」の会場風景。
 今回は、こんな大規模な催しではありません(念のため…)。

地域移行支援実践セミナー

2012年02月02日 00時40分47秒 | イベント告知
ご無沙汰しております。
10月下旬以来の、ブログ更新です。
新年のご挨拶もできないまま、年を越してしまいました。

この間、生きているのか?元気なのか?と、
何人もの方から、お問い合わせを頂きましたが…。
かなり疲れながらも、元気です。

この間、自分のブログを見ることもままならず。
毎日、パソコンに向かって原稿を書いていました。
そのことは、本のPRも含めて、改めて…。

この間、やたら、あちこち、お邪魔していました。
北は東北から、南は沖縄、徘徊していたのは中部から近畿地方。
綴りたい出来事は、たくさんあるのですが、これも改めて…。

この間、色々この「PSW研究室」への掲載依頼も頂きました。
精神保健・医療・福祉にかかわる、さまざまなイベントや求人情報など…。
全然対応できないで、大変失礼いたしました。

専門職大学院の授業は、まだまだ2月いっぱいあったり、
入試やら、卒業やら、宿題やら、相変わらずあくせく動き回っていますが、
ほんの少し余裕が出てきたので、ブログを再開したいと思います。

記事更新を、どこまでやれるか、わかりませんが。
少し、この間の振り返りも含めて、記事を書いていきたいと思います。
あまり強迫的にならずに、のんびり、きまぐれに…。



早速ですが、ひとつイベントのご案内です。
大学の研究班主催で、セミナーを行います。
ずっと継続している「退院・地域移行支援」のセミナーです。

地域移行・地域定着支援事業に携わっておられる方々、
このテーマに強い関心を持つ、PSWや学生、そのほかの方々、
参加費無料ですので、どうぞご参加ください。

参加申し込みの締め切りは、一応2月3日(金)とさせて頂いていますが、
1月末日で既に100名を超えてしまったので、会場を広い部屋に変更しました。
どうぞ、今からでもお申込みください。

この時期、東京会議やら、あみやら、支援の三角点やら
いろんな団体主催の同様セミナー等が目白押しで、
参加するのも大変でしょうが、ご一緒に議論に参加してください。

資料の印刷やら準備の都合もありますので、
6日(月)までに、ご連絡頂ければ、ありがたいです。
詳細は、下記をご覧ください。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


平成23年度文部科学省・科学研究費補助金基盤研究(A)

これからの退院促進・地域定着支援をより効果的にするための実践セミナー
~プログラム評価を用いた効果モデル形成アプローチからの示唆~

日時:2012年2月10日(金)10:00~17:00

場所:TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター

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精神障害者退院促進・地域移行・地域定着支援事業は、長期入院を続ける精神障害をもつ方々が地域で自分らしい生活を営む「希望」を実現するための有力な取り組みとして、大きな期待を担って全国で実施されて来ました。
実践現場には多くの熱い思いを持った支援者も存在します。

しかし事業開始10年近くが経過しても、未だにこの事業による病床削減や社会的入院の解消などの成果は見えて来ません。
その背景には、効果的な実践モデルがいまだ形成されておらず、効果的な取り組みについての共通認識が関係者の間に共有されていないことがあると考えます。

私たちは、世界的に発展して来たプログラム評価の理論と方法論を用いて、この取り組みを科学的根拠に基づく、効果的なプログラムモデルに構築するためのアプローチ法を開発して来ました。
またその方法を退院促進・地域定着支援プログラムに適用し、有効性を検証して来ました。

このたび私たちの研究成果、効果的な退院促進・地域定着支援プログラムの効果モデルについてご報告させて頂き、皆さま方との意見交換の場を持ちたいと考え、この「実践セミナー」を開催させて頂きます。
同時に実践家参画型で、効果的プログラムモデルを形成するための研究プロジェクトの説明をさせて頂き、関心のある皆さんの参加をご相談させて頂きたいと考えます。

精神障害をもち長期入院されている皆さまが、より良い地域生活を実現し、その希望が叶えられるよう、これまで蓄積してきた知恵や工夫を持ち寄りましょう。
多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

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■日時 2012年2月10日(金)10:00~17:00

■会場 TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
〒104-0031 東京都中央区京橋2-3-19TKP八重洲ビル
Tel:050-3803-5921
kashikaigishitsu.net/search/map/130/

■参加費 無料
(このセミナーは、2007~2010年度文部科学省・科学研究費補助金基盤研究研究プロジェクトの研究成果を報告するとともに、継続研究である同基盤研究A「実践家参画型福祉プログラム評価の方法論および評価教育法の開発とその有効性の検証」(2011-2014年度)の概要説明をさせて頂くために開催します)

■申込み締切り日 2012年2月3日(金)

■主催
日本社会事業大学効果のあがる退院促進・地域定着支援プログラムのあり方研究会
(分担研究代表:古屋龍太・日本社会事業大学准教授、
 研究代表:大島巌・日本社会事業大学教授)

■お問い合わせ先
効果のあがる退院促進・地域定着支援プログラムのあり方研究会
日本社会事業大学・大島研究室
〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
Email: kokatekitaisoku@gmail.com
Fax: 042-496-3126

■プログラム

9:30~ 受付開始

10:00~12:00

○特別講演
「社会的入院者の地域移行・地域支援の課題」
  高橋清久(財団法人 精神・神経科学振興財団理事長)

○基調報告1
「退院促進・地域定着支援プログラムの効果モデル構築とその評価の意義」
  大島巌(日本社会事業大学教授)

○基調報告2
「構築された効果モデルの実践への適用」
  古屋龍太(日本社会事業大学専門職大学院准教授)

【コメンテーター】
 宇田川健(NPO法人コンボ共同代表)

13:00~17:00

○シンポジウム「これからの退院促進・地域定着支援をより効果的にするために」

【司会・ファシリテーター】
 大島巌(日本社会事業大学教授)
 柳瀬敏夫(和歌山:社会福祉法人やおき福祉会所長・常務理事)

1.「効果モデルの「効果的援助要素」からみた全国事業所の現状と課題」
  古屋龍太(日本社会事業大学専門職大学院准教授)

2.「効果的モデルの有効性とその実施を可能とする条件」
  贄川信幸(日本社会事業大学特任准教授)

3.「全国18事業所を対象とした効果モデルを用いた試行調査に基づく形成評価」
  道明章乃(日本社会事業大学社会事業研究所共同研究員)

4.「都道府県における退院促進・地域定着支援事業の実施状況と効果モデルからみた課題」
  瀧本里香(財団法人東京都医学総合研究所こころの健康づくりプロジェクト研究支援員)

【コメンテーター】
5.「自治体における退院促進・地域定着支援の取り組みから」
  大石信弘(社会福祉士・精神保健福祉士事務所「静岡まちとも」

6.「精神科病院における退院促進・地域定着支援の取り組みから」
  古明地さおり(医療法人財団 青溪会 駒木野病院相談室長)

7.「当事者の視点から」
  宇田川健(NPO法人こんぼ共同代表)

【参加者による小グループ意見交換と全体討議】

○まとめ
実践家参画型効果的プログラムモデル形成評価プロジェクトについて


17:15~19:00

○研究班説明会
実践現場の従事者参画による、今後の研究班プロジェクトの詳細な情報提供と質疑応答を行います。
関心のある関係者の方々、そのまま会場にお残りください。



※画像は、日本社会事業大学に生息する「社大猫」。
 寒い冬は、管理棟自動ドアの前で暖をとります。