PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

「風評被害」の責任の取り方

2011年04月28日 19時39分24秒 | ブログのこと


■1.記事への反応と影響

「『心理カウンセラーお断り』の貼り紙」を記事にしてから、2週間が過ぎました。
「『PSW研究室』炎上の弁明」を先週記し、僕なりの意図を説明させて頂きました。
しかし、記事はネット上にどんどん際限なく拡散しており、終息は見えません。
改めて、これまでの経緯をまとめ、現時点での僕の率直な意見を記したいと思います。

これまで「PSW研究室」の訪問者は、毎日300人くらいでした。
この記事を載せた4月14日、アクセスは訪問者6549名、PV1万2千を超えました。
最初にそのカウント数を見たときには、何かの間違いではないかとさえ思いました。
全国の156万7145ブログ中、アクセス数18位という不名誉な記録を頂きました。

マイナーな個人ブログが、ここまで拡散したのは、「ツイッター」の影響によるものです。
この記事は、多くの方のリツイートにより、幅広く拡散していきました。
ツイッターでは、これまでに約10万回引用され、430名の方がコメントしています。
いつのまにか「2チャンネル」や「はてなブックマーク」にも取り上げられています。

ブログに直接コメントを頂いているのは、記事1本目が91件、記事2本目が54件です。
頂いた賛否両論のご意見を、一概に整理分類することなどできませんが。
それでも論調から、記事を擁護する立場、批判する立場、中間的な立場に分けてみると、
擁護派2割、批判派4割、中間派4割となるでしょうか…。

反応はネットの中だけでなく、僕自身のリアルな周辺でも現れています。
先週は、大学院の教務課に、抗議電話がありました。
今週は、大学の学長宛に、抗議のお手紙がありました。
いずれも、このブログを運営している僕に対して、大学側の適切な処置を求める内容です。
僕自身に反省の様子が見られないと判断しての、抗議であると受け止めています。


■2.記事の内容と批判

改めて、問題になった記事の内容を、僕なりに要約すると、次のようなものでした。

1)被災地の避難所に、「マスコミお断り」という貼り紙が貼られている。
2)これに加えて、最近「心理カウンセラーお断り」という貼り紙が登場した。
3)阪神大震災以降、被災地の方のPTSD、心のケアが強調されるようになった。
4)臨床心理士会などが調整し派遣しているが、そうでない「心理カウンセラー」もいる。
5)マニュアル片手に、安直に悲しみの感情を引き出すような相談であってはならない。
6)専門職側が自身の力量を見定めた上で、継続的な支援体制を組む必要がある。
7)貼り紙は、相談支援を生業とする者たちへの、精一杯の抗議と考えるべきである。
8)このことは、対人支援サービスの専門職が、共通して受け止めねばならない。
9)精神保健福祉士も専門職づらをしないで、できることを地道にやっていくしかない。
10)なお「心のケア」に取り組む方々に、不快の念を与えたとしたら、お詫びしたい。

読む方の立場によって、要約の仕方も違ってくるのは当然ですが。
僕としては、上記の7)8)9)が、今回の記事の中心テーマであると考えています。
ひとつの出来事を踏まえて、自分たちの専門職としてのあり方をきちんと振り返ろう。
今後長期にわたる被災地支援に、専門職として襟を正して取り組んでいきましょう。
そういったメッセージを込めたつもりでした。

しかし、僕自身の予測を超えた、ご批判とご意見を多数頂戴することになりました。
この記事を公開した僕への批判は、次のように要約できるでしょうか。

1)伝聞の情報、曖昧な表現で、悪意ある憶測による、デマ記事を書いている。
2)その結果、被災地における「心理カウンセラー」への風評被害を生んでいる。
3)結果として「心理カウンセラー」に対する不信感を、ネット上に拡散させている。
4)各職場における、臨床心理士と精神保健福祉士との感情的対立を煽っている。
5)被災者や、カウンセリングを受けているユーザー、ボランティアを傷つけた。
6)個人ブログとはいえ、大学教員という立場で許されるべきことではない。
7)報道機関サイトからの画像転載は、明らかに著作権法違反の犯罪に当たる。
8)自由な議論と称して、ネガティブな感情の応酬が繰り返される炎上を招いている。
9)その結果として、市民の専門職種に対する信用を失墜させ、名誉を毀損した。
10)これだけ拡散し世間を騒がせているブログの主宰者としての責任が問われている。

上記の批判点のうち、当初は1)~5)が批判の中心軸であったと思います。
ネット上の匿名性という特性もあり、かなり感情的なネガティブな応酬がなされました。
しかし、後半は6)~10)の点が、特に批判を受けるようになりました。
直近のコメントでは、このブログの存廃に関わる責任の取り方が問われています。

それでも、ここに記されたコメントは、僕自身へのメッセージであると考えています。
頂いた真摯なご批判やご意見は、改めて自らの発信の仕方を考えさせられるものでした。
また、ご自身のご体験や、当事者の方からの苦言は、正直、諫言身にしみる想いでした。
あえてこのブログ上に、臆せずコメントを寄せて頂いた方々に、改めて感謝申し上げます。


■3.「風評被害」の責任の取り方

記事を書いた僕の意図とは離れた様相で、このブログは拡散し展開していきました。
コメント上のネガティブな言葉の応酬を通じて、議論は泥沼化していきました。
上に記したように、このブログ「PSW研究室」の存廃が問われてきています。

実は初期の段階から、早期に記事を削除し、公開を停止するよう、忠告も頂きました。
ツイッターでの拡散とブログ炎上を止めるには、そうするべきだったかも知れません。
「風評被害」を撒き散らかした責任の取り方としては、それが一般的な対処なのでしょう。

炎上中のブログ記事の、具体的な訂正の仕方までご教示頂いた方もあり、恐縮至極です。
今からでも、即座にこの記事を削除し、ブログを停止することは、たやすくできます。
職場に届いた抗議文等も、僕に対する大学組織としての対応・処置を求める内容でした。

ただ、僕としては、臭い物に蓋をする問題の隠蔽は、いかがかと考えてしまいます。
今回図らずも露わになった、職場における心理職とワーカーとの意思疎通の悪さ等、
現実にある問題は、むしろ課題として共有していく姿勢が必要だと考えています。

ネットの恐ろしさを知らない、無自覚な甘い認識と、また批判を浴びるかも知れませんが。
僕は、今回の激しい言葉の応酬は、とても貴重であると思っています。
専門職としてないがしろにはできない、大事な価値に関わる議論であると思っています。

ブログは今も炎上してしまっていますが、僕は「荒らされた」という意識はありません。
一見「荒し」のように見えるネガティブなコメントも、ひとつの明快な主張があります。
誰もが読んで我が身を振り返らせられる、冷静で真摯なコメントも多数寄せられています。

コメントを削除したり、記事を非公開にしたり、ブログを停止するのはたやすいのですが。
この炎上中のブログを提示し続けることが、僕の責任の取り方かなと考えています。
そのことで、どんなに悪態をつかれても、悪評を高めることになってしまっても…。

「風評被害」の発信者は、きっと誰しも「そういう意図はなかった」と弁明するでしょう。
僕自身も「心理カウンセラーへの風評被害」を招くという意識はありませんでした。
ネット拡散への無自覚、甘さ等のご批判を受けつつ、今後も接点を模索したいと思います。

僕なりに「風評被害」への対応は、今後も真摯に継続したいと思っています。
一方で、対人支援サービス専門職の被災地支援のあり方については、ぜひ共有して欲しいテーマです。
また、他職種同士の連携協働についても、ぜひポジティブなご意見をお待ちしています。


■4.訂正とお詫び

「『心理カウンセラーお断り』の貼り紙」を、今さら無かったことにはできません。
「PSW研究室」の記事は、なおも当初のまま、ネット上を浮遊しています。
ただ、そのことによる、新たな火種を撒き散らしての類焼は防ぎたいと思っています。

何人もの方からご指摘頂いた、曖昧な字句や表現は、やはり改めるべきと思います。
個人ブログの気安さで、十分な推敲もしないで載せた記事です。
皆さんのご指摘を受けて、表現が練られていない部分も、多々目立ちます。

少なくとも、趣旨を損なわない範囲で、僕なりに反省すべき点は改めたいと思います。
これまでに頂いたコメントと整合性を失わない程度の、最低限の修正をさせて下さい。
近日中に、修正箇所も明示して、本文を少しいじらせて頂くつもりです。

また、ご指摘のあった写真転載の件は、やはり不適切であったと認めざるを得ません。
僕としては、現地の姿を伝える報道機関の方の画像をお借りしてと思ったわけですが。
やはり安直でしたし「自覚に乏しい」「幼い」という批判は当たっていると思います。

今回、「47NEWS」編集部の方とも、直接連絡を取らさせて頂きました。
47NEWSは共同通信をはじめ、47都道府県の52地方新聞社で構成されています。
掲載画像は、各社に著作権があり、一つひとつ了解を得るのは相当な困難を伴います。

記事の文言の修正に先立ち、まず震災関連画像の差し替えをさせて頂きました。
僕がこれまで撮りためた、デジカメや携帯の画像に、すべて差し替えました。
47NEWSの皆様方には、改めてお詫び申し上げ、ご寛恕の程お願いしたいと思います。


■5.感謝とお礼

最後に、この間、個別にメッセージやメールを頂戴した方々に、お礼を申し上げます。
僕自身の心身の状態や立場を気遣い、慰めの言葉を多々頂戴致しました。
わざわざ、研究室までお訪ね頂いた方々にも、心から感謝申し上げます。

今回の炎上で、「PSW研究室」本来の情報発信が、機能不全を起こしていますが。
上記のように、ブログを閉じずに継続することで、責任を取っていきたいと考えています。
今後も多様な記事を掲載していきますので、遠くから見守って頂ければ幸いです。

やや、まとまりに欠ける文章ですが、現時点での率直な見解を記させて頂きました。
お忙しい中、わざわざお越し頂いて、読んで下さっている方々には、感謝申し上げます。
「PSW研究室」炎上の行方は不明ですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。


※記事の一部を訂正させて頂きました。
(→7月1日付「謝罪と訂正と教訓と感謝と」をご参照ください)

「PSW研究室」炎上の弁明

2011年04月18日 03時53分00秒 | ブログのこと

先の「『心理カウンセラーお断り』の貼り紙」の記事について、記したいと思います。
この記事については、予想外の反響があり、おおいに物議を醸しているようです。
この際、発信した者として、僕の率直な意見と感想をコメントしておきたいと思います。

まず最初に、臆せずコメントを寄せて頂いた方々に、お礼を申し上げます。
僕の記した内容へ賛否両論ありますが、いずれの方にも感謝したいと思います。
それだけ、この記事の内容に、関心を持って真剣に受け止めて頂いたと考えるからです。

本来であれば、寄せて頂いたコメントの方、お一人ずつに返コメしたいところですが。
さすがにこれだけの数のコメントを頂くと、なかなかそう言う訳にもいきません。
この記事をもって、返コメに替えさせていただくこと、お許し下さい。

今日までに頂いた68件のコメントは、かなり多種多様です。
記事内容の事実関係を問うものから、僕自身の立場や人格を批判するものまで。
すべてに答えるのは無理がありますが、いくつかに整理して返答させていただきます。


■1.ネットの影響力について

率直に言って、今回の反応には、いささか僕はビックリしました。
ある程度の反応は予想していましたが、ここまでとは思いませんでした。
こんな個人ブログの一記事が、ツイッターで拡散していくとは、想定していませんでした。

ただし、ネットの影響力について無自覚であったかと言うと、そうではありません。
ネットは豊かな可能性を秘めていますし、まだまだ潜在する力があると思っています。
個人ブログを始めたのも、自分なりの情報発信を通して何か伝えられたらと考えたからです。

今回の東日本大震災については、マスメディア中心に被災地の様子が伝えられています。
でも、僕たちが仕事の上でも危惧している領域については、情報は乏しいままです。
様々な団体・個人から発信されているネットの情報が、本当に貴重に思います。

SNSの伝達力についても、今回、僕は身をもって直接感じることができました。
ただ、残念なのは、この記事の取り上げ方には、ややネガティブな扇動があったことです。
ツイッターを拝見すると、同一人物が繰り返し、この記事を取り上げているようです。


■2.コミュニケーションについて

ネガティブでアグレッシブな批判は、僕はとても大事だと思っています。
どろどろぐちゃぐちゃの怒鳴り合いのコミュニケーションも、時には必要です。
そういった議論がし難くなっている最近の学会等は、大変紳士的すぎて物足りなく、何も生まないのではとも思います。

少なくとも、ここにコメントを寄せて頂いた多くの方々は、真剣に考えて下さっている。
やや言葉足らずな僕の記事に対して、向き合い受け止めて下さっている。
被災地への支援のあり方を論じるそのことには、本当に僕は感謝しています。

ただ、そうは言っても、文字を介してのネット上のやりとりは限界があります。
特に、ネットの強みでもある匿名性が前提となっている点で、歪な関係が固定しがちです。
記されただけの文字は、ネガティブな感情反応を惹起する傾向が、どうしてもあります。

願わくば、この意見対立を止揚していくような、相互の共通理解が築ければと思います。
2チャンネルのような、匿名ゆえのネガティブな毒の吐き合いで終わるのではなく。
仮にも、僕たちは、対人支援サービスにかかわる者同士なのですから…。


■3.僕の立場について

コメント中に、僕の所属と氏名を明らかにせよ、との要求がありました。
その意図は、実名をネット上に流して、社会的に批判を加えたいということだと思います。
一応これ、匿名ブログなので、回答は差し控えさせて頂きます。

ただ、このブログの読んで頂ければわかりますが、僕の所属と実名はバレバレです。
防衛的になる必要もないので、実名を挙げて批判して頂いても、構いません。
ただ、その際は、ご自身の所属と実名も明らかにして頂ければ、幸いです。

やはり、他者を実名をあげて指弾し批判するには、それ相応の覚悟が必要です。
リアルな社会的存在である、自身のアイデンティティも賭しての討論になります。
そうでなければ、前述のコミュニケーションも成立しないでしょうし。

近しい方からは、一旦ブログを停止した方が良いのでは?というご忠告も頂きました。
大学に迷惑をかけ、僕自身もなんらかの処分を受けるのでは?との心配する声もあります。
色々と親身になって、この間メッセージを寄せて頂いた皆さんには、本当に感謝します。

でも、個人ブログでも言いたいことが言えない、自己検閲が働くのは危険です。
また、関係がまずくなったからといって、回路を閉ざさないのがSWの姿勢だと思います。
むしろ、今回の記事を契機に、大学と臨床現場が率直に語り合えれば良いなと思います。


■4.事実関係について

さて、「心理カウンセラーお断り」の貼り紙が、本当にあったのか?ということですが。
僕自身の遠慮もあり、婉曲的表現で曖昧な表現になっていたことが想像を膨らませてしまったのかも知れません。
しかし、その文言通りの貼り紙があったのは、紛れもない事実です。

ここにその場所を記すことで、現地の方に何かご迷惑がかかることを恐れます。
岩手県の沿岸部で、街全体が壊滅的打撃を受けたところです。
大規模な仮設住宅が建ち並びつつある場所です。

入れ替わり立ち替わり訪れる「心理カウンセラー」に、住民が怒ってしまったそうです。
支援体制に入るボランティアのコーディネートの重要さを、表していると思います。
それは、心理職に限らず、ワーカーだろうが医師・看護だろうが、同じだと思います。

僕は、基本的には、やはりユーザー側の反応や声を大事にするべきだと考えています。
専門職を名乗る側が、ユーザーの批判に謙虚であるべきだというのが、僕の主張です。
精神保健福祉士等のソーシャルワーカー側の自戒として、僕は記したつもりです。

貼り紙が本当にあったのか?という疑念が、まず表明されたのは、残念なことです。
善意のボランティアは感謝されているはずという前提は、危険だと思います。
むしろ、貼り紙に記された言葉の意味を考えるのが、専門職を名乗る側の義務と考えます。


■5.「心理カウンセラー」について

「心理カウンセラーお断り」との貼り紙なので、僕は「心理カウンセラー」と記しました。
「心理カウンセラー」イコール臨床心理士とは、考えていません。
本文中にも、そのような記述はないはずですし、心理の民間資格は数多あるのが現状です。

むしろ、臨床心理士会は今回の震災当初から、組織的対応を早期から組んでいます。
阪神淡路大震災の経験と教訓も踏まえて、臨床心理士の危機対応体制は明確です。
政府への対応、現地への派遣体制調整等、もっとも早かった職種といえます。

コメントを読んでいくと、いつの間にか「臨床心理士VS精神保健福祉士」のようになっていますが。
住民の怒りを買った方が、「心理カウンセラー」を名乗った、あるいは受け止められたということであり、資格は特定されていません。
一般の方にわかりやすい肩書きかも知れませんが、曖昧な名称であることは確かです。

被災地という特殊な状況下では、感情的反応も昂進し、精神的な深い傷跡を残します。
カウンセリング技術を駆使しての、心理的介入やケアの必要な方が、たくさんいます。
他職種と連携して、心理職の方々が果たす役割は、本当に大きいと僕は認識しています。


■6.心理職とワーカーとの関係について

「心理職とワーカーが元々仲が悪い」というコメントがあり、僕は少し意外でした。
確かにそういう職場はあるのでしょうが、僕はむしろとても近しい職種と感じていました。
少なくとも、僕が勤めていた病院では、常に一緒に仕事をしているチームの仲間でしたし。

今回の記事を投稿する際にも、その時の同僚の顔が浮かんで、考えました。
この記事内容は、彼ら彼女らを批判することになるだろうかと、僕なりに考えました。
でも、自らの専門職種としての襟を正すという趣旨で、職種が異なっても共有して考えてもらえる課題であると思いました。

自職場だけでなく、各地の臨床現場で奮闘している心理職も、多数知っています。
心理職の国家資格化についても、僕なりのスタンスで応援してきた経緯もあります。
異なる職種ゆえに、お互いの差異を認め合い、差異を共有する関係が築けるはずです。

心理職と精神保健福祉士は、現場では相補的な関係にあると、僕は考えています。
スクールカウンセラーとスクールSWも、タッグを組めると本当に力を発揮できると思います。
お互いの認識や方法に違いがあって当然だし、覇権争いのようなコンフリクトが生じるとしたら、やはりコミュニケーション不足があるのではと思います。


■7.「心理職を蔑視している」との批判について

コメント中で、僕が心理職の方を蔑視している、との批判がありました。
心理職と精神保健福祉士を比較して、PSWの優位性を誇示しようとしていると。
問題のあった事例を取り上げて、心理職全体をネガティブに批判していると。

記事本文で僕が記しているのは、残念ながらこういう方もいるという例示です。
少なくとも、心理職全体がそうであると批判するような意図は、毛頭ありません。
ましてや、PSWの優位性を示そうなどという考えはなく、優劣をつけられるはずもありません。

なお、仮に「精神保健福祉士お断り」との貼り紙があった場合には、記事で取り上げないのでは?という問いかけがありました。
これについては、僕はまったく逆に考えています。
むしろ、そのような貼り紙が掲示されていたら、もっと厳しく問題にするでしょう。

被災地の方からの無言の抗議を、いかに受け止めるべきかの自己検証を提起するでしょう。
PSWの被災地支援の入り方が、どのように問題とされているのか。
PSWとして何が問題であったのか、自身も反省的にやはり考えると思います。


■8.「専門職種の対立を煽っている」との批判について

僕自身の言葉足らずな記述が、心理職の方々に不快の念を与えたとしたら、それはお詫び致します。
ただ、僕の考えている心理職の方とSWの関係については、これまでに記した通りです。
専門職種同士の対立を煽るような意図は、まったくありません。

むしろ、本当に意外だったのは、寄せられた数々のコメントの展開でした。
僕の記事を契機に、なんでそこまで話しが展開するの?と思える記述が多々ありました。
記事の言葉に対して、一気に日頃の不満が投影されているような印象さえあります。

相互の職種に対する、異和感や不満が、そんなに各現場でくすぶっていたのでしょうか?
僕のように、自分の現場で相互に言いたいことが言えていた関係は、まれなのでしょうか?
だとしたら、本当に不幸なことで、チームで働く臨床現場では深刻な事態と言えます。

先に記したように、僕にとっては心理とワーカーは、車の両輪のような関係です。
対象者への視点や働きかけ・かかわりの深さや広さを、相互に刺戟し合える職種です。
デイケア等のリハビリ活動でも、退院・地域移行支援でも、常にそうでした。

現場によって、異なる専門職種間のコンフリクトが生じがちなのは、確かでしょうけど。
そんなに、心理職とPSW、対立していますか?各現場で?
これは、僕の率直な疑問です。



まだまだ、たくさんお答えしなければならないことがありますが。
とりあえず、今の時点での僕の率直な感想と意見を、記させて頂きました。

このコメントが、更に火に油を注ぐようなことにならないか、やや危惧もあります。
それでも、率直にディスカッションするのは、いいことだと思います。

この記事のコメント欄に、どうぞご自由に、ご意見ご批判をお寄せ下さい。
物議を醸した張本人の僕も、できるだけ、自分なりにお答えしていきたいと思います。



※4月25日、画像を差し替えました。

「あ~~あ♪」のブログ

2011年02月22日 10時56分02秒 | ブログのこと

先週の土曜日、社大の精神保健福祉士課程の勉強会でした。
2時から6時まで、4時間、みっちりお勉強でした。
参加者は、60名。
PSW課程1期生から、14期生まで。
一番遠くは、鹿児島からも来ていました。
本来は、あくまでも課程卒業生の会なのですが。
現役の通信教育科の学生や、専門職大学院のOBも参加していました。
(@_@)

終盤の意見交換討議、あるグループで、こんなやりとりがありました。
「精神保健福祉、とかで検索していたら、龍龍さんのブログに辿り着いて…」
「あ~~あ♪」
そのグループにいた女性5人が、一斉に「あ~あ♪」と声を合わせたのです。
その場にちょうど居合わせた、僕の方が、ビックリしてしまいました。
(^_^;)

懇親会でも、何人もの人から「ブログ、拝見しています」と言われました。
「龍龍先生ですね?はじめまして」
「今日の集まりも、龍龍ブログで知りました」
「お気に入りに、登録していま~す」
「毎日、チェックしていま~す」
もう、ありがたいやら、うれしいやら、恥ずかしいやら、恐縮するやら。
(*^_^*)

僕が、デジカメで、画像を撮っていても
「あ、ブログ用ですね~?」
「これ、載るんですか~?」
「私の目の所、黒塗りして下さいね~」とか…。
あの~、決して、そういうことばかりではないんですけどね。
(^_^;)

「PSW研究室」は、一応、匿名ブログです。
バレバレだから、匿名にする必要はもう無いんですが。
なんか、僕の方が、みんなにモニターされているような気分になって来ます。
(-_-)

こうなると、うかつなこと、書けないな~、と防衛的になりそうですが。
でも、きっと、うかつなこと、これからも書いていきます(笑)
今さら、格好付けても、しょうがないので。
それに、硬いフォーマルなことしか書けないブログには、したくないので。
硬軟取り混ぜて「PSW研究室」なので。
(^-^)

そのうち「PSW研究室」のオフ会でもしましょうかね?
コメント寄せてくれてる人にも、呼びかけて。
ハンドルネームだけで、まだ顔も名前も知らない人、たくさんいますし。
「何月何日何時に、どこそこの居酒屋に集合~♪」って告知出して。
何人くらい、集まりますかね?
たいして、集まらないかな?
でも、なんか、ワクワクしますね。
(~o~)

今は、宿題が立て込んでいて、まるで直ぐは無理ですが。
そのうち、オフ会、本当に一度、やってみたいです。
その時は、デジカメ撮りまくるので、僕を避けないで下さい。
(^_-)

10万ヒット達成感謝

2011年02月10日 16時43分34秒 | ブログのこと

こんにちは、龍龍です。
本日「PSW研究室」10万ヒット達成です。
1日のページビューも、1千件に達しました。
日頃のご愛顧に、感謝致します。

10万ヒット記念に、想い出の写真を一枚。
これ、6年前、病院PSW時代の僕です。
夏の奥多摩湖をバックに、心理の稲森晃一さんが撮ってくれました。
他人を撮った写真はやたらあるけど、自分だけの写真って、あまりないんですよね。

デイケアのキャンプに、最後に参加した夏の写真です。
病院のPSWとは言っても、結構ラフな格好でしょう?
デイケアとかやってると、どうしても夏はTシャツにGパンが仕事着になりますね。
今から考えると、もちろん忙しくて、いろいろ疲れることもあったけど。
やっぱり、現場の仕事って、メリハリもあって、楽しかったです。

今は結構、デスクとパソコンに向かっての孤独な作業が多くなっています。
それでも、あわただしく日々が過ぎ、ブログの記事更新も滞りがち。
相変わらず宿題に追われていて、困っています。
記事にしたいことは、山とあるんですが。

昨日は、小平で、障害者自立支援法の学習会でした。
大学の同僚で、障害者制度改革推進会議総合福祉部会の平野方紹さんをお招きして。
政権交代後の様々な動向と、現状のウラ・オモテを忌憚なく語って頂きました。
先の見えない現状を、スッキリ、くっきり、整理してもらえました。

昨日は、本郷で、退院促進研究班の意見交換会でした。
北海道から沖縄までの事業所の方に参加して頂き、30人の議論を進行しました。
地域移行の効果的援助要素、フィデリティ評価、アウトカム評価等がテーマでした。
懇親会から深夜の二次会まで、ワイワイ盛り上がりました。
日付変わって帰宅後、徹夜でパソコンに向かっていました。

先週は、山下英三郎さんの最終講義があり、約300人集まりました。
新宿で、広田伊蘇夫さんの喜寿を祝う会もあり、懐かしい面々が集まりました。
茗荷谷で、雑誌の取材を受けたり、高田馬場で教科書の編集会議をやったり。
小平では、自立支援協議会の地域移行部会がありましたし。
小平の、成年後見制度推進機関の運営委員会と、新年会があったり。
それぞれ、画像も載せて記事にしたいと思いつつ、果たせないでいます。

明日から、世間様は3連休だそうですが、僕はずっと仕事です。
金曜日は、茗荷谷でADSWの認定審査会と、専門職大学院の今年最後の説明会。
土曜日は、実習最中・卒業間近の院生たちが集まって、ゼミ3コマ。
日曜日は、日本精神保健福祉士協会の国際委員会です。
休みがないと、さすがに、疲労が蓄積してきます。

頂いたPSW求人情報も、精神保健福祉の関連情報も、アップできないでいます。
話しのネタはたくさんあっても、記事にする時間のないブロガーの哀しさ。
返コメも滞りっぱなしで、すみません。
リアクションの薄いブログですが、どうぞ今後もお付き合い下さい。

今日は寝不足のまま、連続3件の会議に出て、バテバテです。
どうにも意気の上がらない、やや疲れ気味の、10万ヒット達成記念の日記でした。
(^_^)/~


今年1年、ありがとうございました。

2010年12月27日 17時33分02秒 | ブログのこと
今日は、やたら色んな人に会いました。

午前中、四谷で。
日本精神保健福祉士養成校協会に4時間いました。

広島県立大学の、金子さん。
早稲田大学の、岩崎さん。
田園調布学園大学の、伊東さん。
日本精神保健福祉士協会の、田村さん。
精養協事務局の、鈴木さんとは初対面。

午後、大学で。
研究室は、入れ替わり立ち替わり、千客万来。

学部3年生の、大森さん。
プロジェクト研究員の、小佐々さん。
専門職5期生の、下山さん、田中さん。
専門職6期生の、荒井さん。
専門職7期生の、小林さん。
専門職教員の、矢部さん、今井さん。
通信教育科教員の、添田さん、北本さん。
生協の、石塚さん。

突然マスク姿で現れた、駒澤大学の、佐藤さんにはビックリ!
道ばたでばったり会った、山梨県立大学の、柳田さんにもビックリ!
玄関でばったり会った、学長の、高橋さんにもビックリ?

みんな、別れ際の挨拶は「良いお年を」「良いお年を~!」
いつもと違う、ちょっと華やいだ雰囲気の、年の瀬のご挨拶…。





「PSW研究室」にご訪問頂いている皆々様。
この1年間、おつきあい頂いて、ありがとうございました。
<(_ _)>

今日で、ブログ開設から634日。
なんとかかんとか、続いています。
(^_^)v

この間の記事更新、178件。
平均すると、3日に1回くらいの更新をしてきました。
(^-^)

本日までの訪問者、累計85000人。
最近は1日300人という日もあり、ちょっとビックリしています。
(^_^;)

今、いろいろ宿題が山積みなこともあり。
記事更新したり、コメ返するのが、かなり大変になってきているのですが…。
(>_<)

あれこれ、少しでも僕なりに発信したいという想いがあり。
それでも、続けてこれられたのは、やはり読んでくれる人がいるからです。
(^_^)

受け取ってくれる人がいないと、言葉は空虚にネット上に漂うだけ…。
受け止めてくれる人がいると、言葉は生きるエネルギーになります。
!(^^)!

最近しばしば「見ましたよ~」「読んでますよ~」と言われ。
嬉しいやら、恥ずかしいやら、ありがたいやら、恐縮するやら…。
(*^_^*)

一応ここは、「龍龍」という人の匿名ブログなんですが。
もう、すっかり面が割れてしまっており、悪いことができなくなりました。
(@_@)

で、だんだん諦めて、少し大胆になってきたのか。
最近は、仲間との画像アップとかが増えてきました。
(^_-)

僕がデジカメを向けると「これ、ブログに載せるの~?」と言われ。
そのうち、僕には人が寄りつかなくなるのでは?と危惧します。
(*_*)

そんなこんなで、もう年の暮れ…。
今年の記事は、これで最後にしようと思います。
m(_ _)m

年末年始、冬ごもりに入ります。
宿題をわんさか抱えて、コツコツやっていきます。
(=_=)

この1年間、おつきあい頂いて、どうもありがとうございました。
どうぞ、皆々様、良いお年をお迎え下さい。
(^_^)/~

「良いお年を!」
「良いお年を~!」
(^^)/~~~



※年末年始期間中、ちょっとブログの表示設定を変えています。
「アヒル」のブログ改め「新宿の高層ビル群」です。
 よろしかったら、古い記事も読んでやって下さい。(笑)

幼い日の写真

2010年10月04日 14時22分42秒 | ブログのこと
「PSW研究室」、訪問者6万ヒットを超えました。
ここには、1日250人くらいの方が覗きに来てくれています。
1年半前の始めた頃は、ほんの十数人だったんですが。

顔も名前も知らない人が、記事に目を通してくれているということ。
それが、どんなに忙しくても、僕がブログを続ける原動力になっています。
本当に、ありがとうございます。

さて、6万ヒット記念の、想い出写真館です。
母と一緒に撮った、3~4歳頃の写真です。
先日アップした「三輪車の想い出」の続き写真だと思います。

まだ若い、30歳くらいの、母が写っています。
写真を撮った父も、母と同年齢です。
休日、近所の路地で撮ったものでしょうか。

当時、親子3人で、新所沢という街に住んでいました。
今から考えると、本当に小さな家でした。
でも、家族がようやく安住して、新しい一歩を踏み出した土地でした。

それまで、色々あって、僕はよその家に預けられていました。
まだ、保育所も満足に整備されていない時代です。
父も母も、貧しい中で、新しい仕事を軌道に乗せるのに必死に働いていました。

僕を預かってくれていたのは、母の親友の玉田さんというお家でした。
玉田さん夫婦には、子どもがいなかったため、僕を大層可愛がってくれました。
玉田のおじさんはとても穏やかな人で、おばさんはとても明るい人でした。

おばさんは自分のことを、僕に「ママ」と呼ばせようとしていました。
「ママと言ったら、これあげる♪」と、お菓子など、ちらつかせていたようです。
でも、僕が口をへの字にして、言おうとしないので、いじらしかったといいます。

時々、母は、玉田さんの家まで、僕に会いに来ていました。
玄関の戸が開く音がすると、僕は「ママだ!」と叫んで走っていったそうです。
それまで膝の上に僕を乗せてあやしていたおばさんは、とても切なかったと言います。

母が家に帰らなければいけない時間には、僕は母にしがみついていました。
いつも「ママ…」と泣き叫ぶ僕を、おばさんが抱えている間に、母は玄関を出たそうです。
母は涙を浮かべて帰り、泣いている僕を抱えながら、おばさんも泣いていたそうです。

父母にも、玉田さんにも、僕はとても愛されていました。
それでも、親と離ればなれになる心細さは、どうしようもなかったのでしょう。
置いて行かれる、捨てられる、親を失う恐怖を、感じていたのではないでしょうか…。

そんな2年間を経て、親子3人で暮らし始めたのが、この写真の頃です。
貧しくても、親子で一緒に暮らせる幸せを、子ども心に実感していたと思います。
穏やかな笑顔の、古びた一枚の写真に、その時の家族の歴史が刻み込まれています。

幼い日、父と母と

2010年05月19日 09時06分56秒 | ブログのこと
このブログを開設して、410日。
5月17日、訪問者累積30000人を突破しました~!
同じく、ページ閲覧計は60000頁を突破しました~!

これも日頃の皆様のご愛顧のお陰、感謝感激雨あられ。(かなり古い?)
こんな不定期で、だらだら長いブログを、よくぞ覗きに来て頂いていると感謝です。
このスタイルはなおも続くでしょうが、どうか末永くお付き合い下さい。

恒例により(?)龍龍の画像をアップです。
たぶん3~4歳頃の、僕の誕生日の写真です。
前髪だけ御河童の、時代を感じさせる写真ですね。

未だに不思議なのは、この写真、どうやって撮ったのかということ。
緻密に計算された被写体の位置やアングルは、父親のアイデアでしょう。
家にあった古いアサヒペンタックスで、セルフタイマーで撮ったのでしょうか?

当時、僕の家族は、新所沢という街に住んでいました。
父親は、非常勤の仕事で食いつなぎ、定職はなかったようです。
母親は、団地の中で洋裁店を営んで、家計を切り盛りしていました。

僕は、クラスで一番背も小さく、やせっぽちでひよわで泣き虫な少年でした。
病気で幼稚園を休んでいて、お遊戯がひとりだけできず、立ち尽くしていたり、
小学校の運動会では、だいたいビリだったことを、覚えています。

人には長い固有の歴史があり、色々な想いを抱えながら生きている。
ブログが長続きしたら、そういった自分史も、書き綴ってみたいと思います。
融通無碍な「PSW研究室」を、これからもよろしくお願いします。


ブログランキングって?

2010年05月06日 18時52分16秒 | ブログのこと

先週から「ブログランキング」というものを、左に表示しています。
これは、プロバイダーのgooのサービスメニューのひとつです。

閲覧数(PV)と訪問者数(IP)によってカウントしているようです。
その日のカウント数が、10000位以内に入るとランキング入りするそうです。

この記事を書いている日は、7013位でした。
今までで一番上位にカウントされたのは、4月28日の4732位でした。

このランキングは、何を分母にしてのランキングかということが気になります。
母数は、日々増えていて、5月1日現在で1403026となっています。

140万以上あるブログのうち、アクセス数が1万位以内ということのようです。
芸能人ならともかく、なかなか光栄なことと言えそうです。

でも、ブログ数140万という数は、なんの数字でしょうね?
ちょっと気になったので、調べてみました。

2007年に日経ネットは、日本国内のブログ開設数1354万件と報道しています。
日本国民10人に一人が、ブログを開設しているという記事です。

2008年には、総務省が、国内ブログ総数1690万件と発表しています。
記事総数13億5千万件、データ容量は42TBに達するといいます。

但し、休眠状態のものや、一人でいくつも開設しているブログも多数あります。
また、それ以上にネットユーザーを誘導する、いわゆるスパムブログも多数あります。

「ブログファン」というところが、日本の主要プロバイダー21社の統計を公表しています。
一ヶ月に1回以上更新されているブログ(アクティブブログ)数を比較すると…、

1位 アメーバブログ    142万件
2位 FC2ブログ      42万件
3位 Yahoo! ブログ     25万件
4位 livedoorブログ     17万件
5位 JUGEM         13万件
6位 Seesaa ブログ     11万件
7位 goo ブログ       11万件
8位 ヤプログ!       10万件
9位 楽天ブログ       10万件
10位 ココログ         6万件

2010年度末時点のアクティブブログは、合計約300万弱になります。
毎週のアクティブブログ数は、この3分の2くらいの数になります。
毎日のアクティブブログ数は、その3分の2くらいの数になります。

それでいうと、ブログランキング140万人中第何位というのは、結構正確な数字かも?
この日本全国で、約140万人の人が、日々ブログを更新しているんですね。

ちなみに、僕がやってる、このgoo でいうと、アクティブブログ数はこんな感じです。
2010年4月は、 109413件
4月12~19日は、 73094件
4月の30日は、   28198件

ランキング入りすることや、順位を上げることを自己目的化するつもりは、毛頭ありません。
数字は励みにはなりますが、心のこもったコメントが、やはりうれしいですし。
でも、この「PSW研究室」が、多くの方に読んで頂けていることは、心しておきたいと思います。
訪問して頂いている皆さんに感謝して、今後も、なるべく長く続けたいと思います。
どうぞ、末永くおつきあい下さい。


【注記】
※数値は、ブログ総合情報サイト「ブログファン」(http://www.blogfan.org./)によります。
 ただ、すべてのプロバイダーを網羅した数字ではありません。
※なお、上記の数字は、だいたいの数です。月によって随分違いますので。
 それに、これには、その後爆発的に増加しているミクシィやツイッターは入っていません。
 むしろ、SNSやミニブログと呼ばれるものに、ユーザーは移行していると思います。
※それにしてもアメーバブログ、すごいですね。
 3年前の28万件→142万件に増えて今ではダントツの1位です。
※また、Webアナリストの市嶋泰樹さんのブログを、だいぶ参考にさせて頂きました。
 ありがとうございました。


ブログ2年目、教員3年目

2010年04月01日 10時02分05秒 | ブログのこと
4月1日、今日から新年度。
2010年度のスタートです。



大学の教員になって3年目に突入です。
1年目は新米教員。
2年目は古米教員。
3年目は古々米教員、ということになりますが。
さすがに、古々米はね…(-_-;)
4年目は不良米教員でしょうか?



3月31日付けで、病院PSWも退職しました。
大学に籍を移して、2年間非常勤でやってきましたが。
やはり、中途半端な業務になる印象は否めず…。
後輩PSW諸君も、頼もしく育っていることですし…。
病院の名称・組織変更に合わせ、引退です。
足かけ27年と9ヶ月…。
本日、退職辞令を頂いて来ました。



このブログも、1周年になります。
今日から2年目に突入です。
当初、匿名ブログとしてスタートしましたが、
なんか読む人が読むと、すっかりバレバレのようで…。
むしろ、自由に記し、発信するためには、匿名では無理もあり…。
あきらめて、公開することにしました。
僕の公式ブログとして、育てていきたいと思います。



明日からは、新入生のオリエンテーションが始まります。
2日が、学生生活オリ。
3日が、教務オリ+健康診断。
週明けの5日が、入学式+コース・ゼミ選択オリ。
6日から、もう授業が始まります。
今年は、どんな学生が入ってくるのか、今から楽しみです。
公式ブログに転換したことですし、普段の大学の様子も記していこうと思います。



…という訳で、新年度のご挨拶でした。
龍龍の『PSW研究室』を、今後とも、よろしくお願い致します。

2010年4月1日

日本社会事業大学大学院
福祉マネジメント研究科
 准教授 古屋 龍太

2万ヒットありがとう!

2010年03月17日 17時33分45秒 | ブログのこと


このブログ、まだ始めて1年も経っていませんけど、
先週末で、訪問者が20000件を超えました。
ページ閲覧も40000件を超え、感謝、感謝です。

恒例により(…って、まだ2回目ですが)、自画像アップです。
今回は、高校時代のうら若き僕であります。
いささか、ちょっと恥かしいですが…(*^_^*)〉

高校2年の夏、先生が撮ってくれました。
小浜港からの出る、蘇洞門巡りの船の上です。
クラブの合宿で、小浜のユースホステルに泊まっていました。
そのすぐ近くで、北朝鮮による拉致事件が当時あったことを知るのは、ずっと後です。

17歳の自分を見ると、さすがに若いな~と思いますね。
最近は、特に加速度的に自分が老けているような気がします。
視力が衰え、記憶力も落ち、白髪も目立つようになってきましたし…。

でも、京都の高校時代の仲間と会うと「おまえ、変わらんな~」と言われます。
人の姿は変わっても、同じ時を過ごした仲では、多少の差異は目立たないのでしょうか。
思わず「歳々年々人同じからず…」という言葉が思い起こされます。

  劉廷芝「代悲白頭翁」

  年年歳歳花相似    年々歳々花相似たり、
  歳歳年年人不同    歳々年々人同じからず。
  寄言全盛紅顏子    言をよす全盛の紅顔子、
  應憐半死白頭翁    正に憐れむべし半死の白頭翁。

毎年毎年、花は同じように咲くが、人の世は年とともに変わっていく。
昔は紅顔の美少年も、今は白髪頭になった自分の姿を悲しんでいる。
…というような意味でしょうか?

大学も、明後日には卒業式(学位授与式)。
一緒に過ごしてきた学生たちが、キャンパスを去っていきます。
そして、2週間後には、新しい学生たちが入ってきます。

まだまだ、時の無常を哀しむのではなく、新陳代謝を楽しみたいと思います。
ブログ2年目、教員3年目も、半死の白頭翁にはならぬよう、前向きに行きます。
今後とも「PSW研究室」をよろしくお願い致します。

龍龍(^_^)v

10000ヒット記念!

2009年12月10日 11時28分58秒 | ブログのこと


ようこそ「PSW研究室」へ!

おかげさまで、訪問者累計1万人、ページビュー累計2万人を突破しました~!

しかも、12月8日、敬愛するジョン・レノンの命日に…。

ご訪問の皆様、いつも、ありがとうございます。

日頃のご愛顧に感謝申し上げます。

<(_ _)>


このブログ、今年4月1日に開設しました。

一番多いときで、7月の10回更新。

少ないときは、5月の2回だけ更新。

6月には、とうとう1回も更新できませんでした。

なかなか、記事を書くプライベートな時間が取れなくて…。

いつも、きまぐれな更新ですみません。

m(_ _)m


それでも、1日に50人から、多いときには100人超の人が訪れてくれています。

たいして、面白くもない、堅めの記事が多いのに…。

それでも、訪ねて頂けているのは、やはり関係業界の方々だからでしょうか?

自分なりに色々発信できれば…とは考えていますが、何かの参考にはなっていますかね?

(?_?)


こんなページでも、何か検索してると、ヒットすることがあるようで。

「ブログ、やってるでしょう?」

どこぞの会議の折に、突然そんな風に尋ねられることが、最近、たまにあります。

僕を知っているこの業界の人には、本当にバレバレのようで…。

匿名でやっていても、あまり意味がないような…。

(^_^;)


でも、もちろん知り合いばかりが、訪問して下さっている訳ではないので。

1万人ヒット記念に、顔写真を公開です。

これでも結構、シャイな部分もあり、いささか恥ずかしいのですが…。

ある人から「ブログはアピールの場だから、自分の画像とか、もっと載せるもの」とも言われ…。

まるで秘密の日記ということでもないので、まぁ、いいか~、と自分を納得させて…。

(*^_^*)


改めて、皆様、はじめまして、「龍龍」です。

こんな顔しています(照)。

これからも、気まぐれ更新が続くかと思いますが、よろしくお願い致します。

<(_ _)>



※画像は、COMBOHの丹羽さんに撮っていただいたものです。

 今夏の「リカバリー全国フォーラム2009」の時ですね。

 もう、はるか昔のような気もしますが(笑)。


リアルなブログ

2009年12月01日 03時56分33秒 | ブログのこと
このブログを始めて、今日で8ヵ月になります。

最初は、まったく匿名でこっそりやっていくつもりでしたが。

日々の仕事のことも記していくとなると、なかなかそうもいかず…。

さりとて、まるでオフィシャルな形のブログでは、面白みに欠ける感じもして。

相変わらず中途半端な形でやってますが、読んだ人にはバレバレのようで…。

最近では、来年4月の一周年をもって、名前も公開して公式なものにしてしまおうかと考えています。

それでも、私的なことや個人的な愚痴は記していくと思いますけどね。

人は仕事だけで生きている訳ではないし、役割期待された言動だけでは生きられないし。

昨今流行りのワークライフバランスじゃないですけど、仕事と私的な時間の割り振りって大事です。

生真面目な情報発信だけでは、人の心には届かないし、自己開示されていない言葉は伝わらないし響かないでしょう。

ネット上で見知らぬ人に自分の姿を示していくのは、リスクも伴いますが、得られるリターンもあるはずです。

一方的なメディアに終わらせず、コミュニケーションツールにするためには、顔と名前の同一性は大事な要素でしょうし。

ともすればバーチャルなイメージのアバターが闊歩しているネット世界だからこそ、リアルさは必要だと思っています。

ここに綴っている事柄は、残念ながらリアルなこの国の出来事ですしね。



たいして記事の更新もできていないこのブログに、毎日50人もの人が覗きに来てくれています。

PV数を見る限り、訪ねて来てくれた人は、皆さん2ページ以上に目を通してくれています。

ちゃんとお礼も述べたいので、10000ヒットしたら、恥ずかしながら記念に顔も出そうかと…。

顔出して、一気に訪問者が減ったりしたら、悲しいけど…(笑)。

どうか、末永いおつき合いのほど、お願いします。

(=゜-゜)(=。_。)

バレバレの隠れん坊

2009年09月11日 03時41分00秒 | ブログのこと
こんばんは、龍龍です。


このブログは匿名でやってます。
でも、僕の実名を知ってる人には、バレバレみたいで…。
どうやら、頭隠して尻隠さず、って感じみたいです。

1番最初に気づいたのは、京都の吉田さんでした。
何か検索をしていて、このブログがヒットしたそうで。
読んで、すぐに僕だとわかったそうです。

2番目に気づいたのは、高知の住友さんです。
ある会議に同席した時、喫煙室で言われました。
「あれ…。研究室ってブログ。…そうでしょ?」

3番目は、記事で触れた、埼玉の岩上さんでした。
突然、本人からコメントがあって、超びっくりしました。
皆さん、結構ネットってやってるんですね~。

4番目は、一緒に仕事もしていた、東京の吉野さんでした。
「教えてくれれば、いいのに~」と、電話で言われました。
でも、自分のブログを宣伝するのも、なんかね…。

5番目は、今身近で仕事している、東京の武藤さんでした。
「先生、ブログやってますよね?~」
うれしいやら、ちょっと恥ずかしいやら…。

僕に、直接告知してくれたのは、この5人の方々ですが、
実は、もしかすると、もっともっと気づかれているのかも。
わかっているのに、奥ゆかしく、素知らぬ振りしてくれているのかも?

そういえば、コスモスさんのように、コメントをくれた方もいるし。
僕には誰なのかわからないのですが、僕のことは、ご存じのようで。
匿名でいるつもりなのは、案外、僕だけなのかも?

どうぞ、適当な名前で、コメントを残して下さい。
こんなブログでも、やはりリアクションがあると、うれしいです。
ひとりで隠れん坊をしていても、つまらないので(笑)。


おやすみなさい。


龍龍



※画像は、実習巡回で行った浴風会病院の庭にいた猫。
 

お訪ね頂いた方へのお尋ね

2009年05月18日 02時06分30秒 | ブログのこと

このブログ、4月1日から意気込んで始めたものの、
どうも、まともに記事更新がされていません。

日常の業務やら、原稿書きの締め切りやらに追われているのは確かですが。
ブログのスタンスが定まっていないので、記事を書きにくいのも事実で。
このままでは、いずれ閉じるしかないかも…。

まぁ、基本的には大学名も明らかにして、オフィシャルなブログにしていくつもりですが。
そうすると、色々学内のことだけでも、発信しなきゃいけない内容が増えそうで…。
業務としてブログはやりたくないという、自分のポリシーという程でもないワガママもあり…。

そんな、やる気の無い、ブログです。

なのに、不思議なことに、読みに来てくれる方がいるようで。
閲覧カウンターを見ると、ちゃんと来てくれている人がいます。

ありがたいことです。

いったい、どういう方がいらしているのでしょう?
本人も、まれにしか来ていない、このブログに…。
何かのキーワードで検索すると、表示されるのでしょうか?
どうも、不思議でなりません。

お訪ね頂いた方、ひとことコメントを残して頂けませんか?
どんなご縁で、お越し頂いたのか?
何を期待して、お出で頂いたのか?

マーケティングリサーチとか、ニーズアセスメントとかでなく。
単に、自分がモチベーション上げたいからだけなんですが。

極めてひとりよがりなお願いですが。
もれなく粗品進呈は、できませんが。

どうか、よろしくお願いします。

<(_ _)>



※画像は、キャンパス内の椅子です。



公式ブログに方針転換

2009年04月29日 01時51分22秒 | ブログのこと
なかなか、記事更新がままならない、このブログ。
研究室のパソコンがウィルス感染したりしてたり、ちょっと疲弊しています。

ブログが盛り上がらないのは、ちゃんとオフィシャルになってないからでしょうね。
公式ブログということであれば、仕事の一環として取り組むことになります。
大学名も氏名もちゃんと出して、業務の一部として記事更新を図ることになります。
いっそ、そうしてしまった方が、楽な気はしますが。

あえて僕が「半公式」などという形で始めた理由は、一応あります。

全く匿名のブログでは、リアルな大学の日常のことなど書きづらくなります。
専門職としてのPSWの仕事や、精神保健福祉領域の情報発信もしづらい。
日常身のまわりのことを記すだけの、本当に個人の日記になってしまう。

一方、全くオフィシャルな公式ブログとなると、自由には書きづらいことも出てきます。
数多ある大学の研究室ブログを見ても、本当にオフィシャルな情報発信のみで。
個人の顔が見えない、面白みのないものばかりのような気がして…。

単なる個人の日記でなく、それなりにリアリティのある情報交流の場にしていきたい。
さりとて、ホンネを語らない、タテマエだけの一方的な情報発信の場にはしたくない。
そんな、ふたつを融合して、良いところ取りで「半公式」と銘打ったのですが…。

でも、ちょっと、この設定は無理があるようです。
きちんと、所属・氏名を明らかにして語るべきでしょうね。
早くカミングアウトしちゃった方が、自分に無理なく発言できそうです。

…ということで、いずれ「公式ブログ」に転換していこうと思います。
始めて1ヶ月もたたないうちの、方針転換です(笑)。
もともと思いつきで始めただけのブログですから、先々どうなるか、わかりませんけど。

行き当たりばったりの『PSW研究室』を、よろしくお願いします。

<(_ _)>

龍龍



※画像は、今仕事をしている大学の校舎です。
 これだけで、もうどこの大学か、わかる人はわかりますね(^_^)v