PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

第3回社大PSWフォーラムの開幕

2012年06月29日 09時39分50秒 | イベント告知

怒涛の6月が、まもなく終わります。
5月末から、まったく休みがありませんでした。
7月、ようやく久しぶりの休日がとれます。

この6月は、やたら授業も多くて、最多週16コマ。
発表会まで入れると週20コマ、さすがに最多不倒記録です。
いろいろなイベントや会合も多い月でした。

専門職大学院の年間学習計画発表会があったり、
退院・地域移行支援ソーシャルワークの夜間授業も始まり、
小平見学ツアー(ケアタウン小平~ひだまり~あさやけ~ひびき)に行ったり。

日本ソーシャルワーク学会第29回大会に初めて参加したり、
日本病院・地域精神医学会の選挙管理委員会があったり、
日本精神保健福祉士協会の新しいPSW業務指針作成委員会もスタートしたり。

通信教育科の精神保健福祉士課程のスクーリングもあり、
研究大学院大島ゼミの研究報告会で報告させてもらったり、
退院促進・地域移行の新規研究プロジェクト説明会に全国からご参集頂いたり。

社大福祉フォーラム(第51回日本社会事業大学社会福祉学会)の2日間、
全体会の司会進行やら、分科会会場あちこちうろうろしたり、
初めて設けたPSWのセッションの運営したり…、やっぱり疲れましたね。

もう早々と資格課程の実習先を訪問する、実習巡回指導も始まっていて、
先日は今年度の僕の第1号、駒木野病院にお邪魔しました。
これから、だんだん、あちこちにお邪魔する日程が詰まってきます。

結局、日本精神保健福祉士協会の熊本大会も行けず、
日本精神保健福祉士養成校協会の札幌大会にも行けず、終わりますけど。
怒涛の6月を終えて、少し楽になってくる…かな?(^_^;)

さて、7月早々のイベントのご案内です。
第3回社大PSWフォーラム(S-PSフォーラム)が、いよいよ開催です。
7月7日の七夕、当日参加もOKですので、奮ってご参加ください。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

第3回社大PSWフォーラム(S-PSフォーラム)

○日 時:7月7日(土) 10:00~17:00
    *4回目は11月11日(日)を予定しています。

○場 所:日本社会事業大学 清瀬キャンパス 教学B棟201教室ほか

○参加者:通信教育科、社会福祉学部、専門職大学院、研究科大学院の在籍者・卒業者

○構 成:
◆1.基調講演 10:00~12:00
テーマ「ピアカウンセリングについて」
講師:寺谷 隆子先生

◆2.分科会 13:00~15:30

【当事者の方、ピアサポートに関心のある方】
◇1)すこやか貯蓄を体験しよう

◇2)ピアカウンセリングを体験しよう

【はじめての福祉の方】
◇3)みんなのリカバリー
   ~支援者も、当事者も、両方の人も、それ以外の人も!~

【悩めるPSW】
◇5)龍龍先生の公開グループスーパービジョン
   ~一般病院MSWが遭遇したうつ病患者の自殺未遂・DV~

【特別企画】
◇6)発達障害とPSW
   ~どう向き合っていますか?発達障害~      

◆3.交流会 生協カフェテリア 15:45~17:00
   *教員による「よろず相談」を含む。軽食とソフトドリンク付き

○参加予定教員
寺谷隆子(前本学精神保健福祉士養成課程主任教授)
大島 巌(現本学精神保健福祉士養成課程主任教授)
古屋龍太(本学専門職大学院准教授)
添田雅宏(本学通信教育科専任教員)

○参加費(資料代および交流会費含む)
1000円(現役学部生は500円) *当日払い

○申し込み先
お申し込みは、以下の必要事項をご記入の上、大島研究室までメールにてお送りください。
(必要事項)氏名、課程、卒業年、現所属先、連絡先(メールアドレス)、希望する分科会(第2希望まで記して下さい)
【e-mailアドレス】spsforum.jcsw@gmail.com  

○主催:S-PSWフォーラム実行委員会

※お詫びとお知らせ
事前の広報では、「第4分科会:【行政が抱える現状と課題に関心がある方】事例検討を中心にして」を予定しておりましたが、主担当者のご都合で開催できなくなりました。
謹んでお詫び申し上げます。
「行政が抱える現状と課題」の分科会に参加をご希望されていた方におかれましては、
他の分科会に参加されるか、11月11日(日)までお待ちいただけますようお願い申し上げます。
分科会の変更を希望される方はお手数ですが、その旨をメールでいただければ幸いです。
また当日でも変更は可能ですので受付でお申し付け下さい。
分科会変更なさる方と新規参加希望の方は以下のアドレスにメールをお願いいたします。
spsforum.jcsw@gmail.com  


初日の学内学会

2012年06月24日 09時37分01秒 | 大学という場所

昨日は、社大の学内学会の初日でした。
僕は事務局長として1日、講堂の全体会の司会進行でした。
朝の開会式から、夜の懇親会まで…。
いささか、疲れました。

初日の参加者は、約500人。
「緊張したでしょう?」とか、いろんな方から気遣って頂きました。
笑いも取れず、少々硬い進行になってしまったのは、確かですね。

でも、1会場だけでの進行なら、アドリブでなんとか過ごせますね。
進行の組み立てが、ハッキリしていますし。
裏方の事務局の皆さんが、毎年のことで慣れていますし。
僕は、大会プログラムの舞台を進行管理していくだけの役割です。



午前中は教員による研究報告でした。

研究所特任教授の秋元樹さんの「ソーシャルワークの第3ステージ」。
秋元さんはAPSWEの会長で、昨年のAPC21でもお世話になりました。
世界の動向を踏まえた、グローバルな視点でのベクトルを示して下さいました。

プロフェッショナルのソーシャルワーカーが、やれていることは極めて限られている。
世界の中で、ソーシャルワーカーが仕事として成り立っている国は限られている。
多くの国では、様々な人々の暮らしの課題の解決は、宗教者が担っている。
アジア各国の仏教の寺院は、365日24時間、様々な生活の問題に対応している。
欧米で発達したソーシャルワークをベースとした、アジア視点の定義の見直しは可能か?
遠大な宿題を、ひとつ頂いたような気がします。

専門職大学院教授の今井幸充さんの「認知症高齢者への『介護の手間』指標」の報告。
今井さんは、僕が着任した時の研究科長で、いろいろお世話になっています。
今年で大学を離れ、臨床現場に復帰することが、もうハッキリしています。

「長谷川式」に代わりうるようなイージーな指標は可能か?
認知症に伴うADLの低下と、BPSDによる障害を評価する指標の試み。
それらと実際の「介護の手間」との整合性や距離。
医学的判断と、福祉・介護の関わり方の間にある乖離。
エビデンスを重視する医学と同じようなアウトカムを、福祉領域は示せるのか?
明日のワークショップでの報告につなぐ、興味深い報告でした。



NHKの町永さんの講演の時が、聴衆はやっぱり一番多かったですね。
映像も交えた90分の講演の進行は、さすがでした。
プロのキャスターですから、滑舌の良さは当たり前なんでしょうけど。
パワポの操作も、舞台上で歩きながら、ご自身で後ろ手のリモコン操作で。
聴衆は、画像のタイミングがどうなってるんだろうと思ったのではないでしょうか?

様々な現場を訪ね、色々な人の生活の現実を見てきた上での、メディアからの発信。
「幻想としての福祉」を、どのように暮らしに密着したものにするか?
閉塞的な少子超高齢社会のネガを、どうポジティブに転化できるか?
結論と答えがないと視聴者からクレームが届く、テレビの世界。
答えの出ない問題に、どう思考し、福祉の活路を見出していくのか?
そもそも、「福祉」とはなんなのか?
社会福祉の牙城たる社大は、何を発信していけるのか?
講演だけでなく、控室でもいろいろな示唆に富む話を頂きました。



学会賞(木田賞)の受賞記念スピーチのことは、また改めて。
まもなく、第2日目のプログラム(分科会)がスタートします。


社大福祉フォーラム2012

2012年06月18日 21時10分28秒 | イベント告知
なかなか忙しくて、ブログの更新がままなりません。
取り急ぎ、今週末に開催されるイベントのご案内だけ。

「社大福祉フォーラム」を、今年も開催します。
いわゆる学内学会ですが、広く一般市民に開かれた場です。

昨年で、第50回目を迎えました。
今年は、半世紀を超えての第一歩となります。

それゆえでしょうか。
今年は50年ぶりという自主企画が開かれます。

「卒後50年・実践と研究報告」。
意気軒昂なOB・OGに頭が下がります。

潮谷義子さん(元熊本県知事)の母校理事長就任を祝って、
卒後50年を迎える卒業生の方々が集結しての、自主企画です。

母校を愛する大先輩方に比べると、僕などはまだまだ、ひよっこです。
そんなひよっこが、今回の第51回大会運営を担う事務局長を務めさせて頂きます。

今年のテーマを「希望としてのソーシャルワーク」としました。
副題に「3・11以後の社会福祉を問う」と付けました。

特別講演には、NHKの元キャスター、町永俊雄さんにお願いしました。
「幻想としての福祉」という刺激的なタイトルでお話し頂きます。

2日目には、今回「震災支援」の分科会も設けられています。
教員・学生による「被災地支援報告」のセッションもあります。

今年初めて「精神保健福祉士の実践交流会」も設けました。
現役学生を含め、多くの実践現場のPSWたちと意見交流できればと思います。

専門職大学院のADSW認定証授与式・実践報告会も行われます。
ソーシャルワーカーにとってのアドバンスとは何か、ご一緒にお考えください。

特に事前申し込みは必要ありませんので、お誘いあわせの上当日直接ご来校ください。
多くの方々のご参加を、お待ちしています。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

社大福祉フォーラム2012 
(第51回 日本社会事業大学社会福祉研究大会)

○大会テーマ 「希望としてのソーシャルワーク~ 3・11以後の社会福祉を問う~」
○日 程 2012年6月23日(土)~24日(日)
○会 場 日本社会事業大学(講堂・A棟・C棟 他教室)

○ご案内
1.参加資格 どなたでも参加できます。
       参加者は、必ず受付をお通り頂き、プログラムをお受け取り下さい。
2.受  付 6月23日(土)10:00~ 講堂
       6月24日(日)9:30~ A棟1Fホール
3.参加費等 無料です。
4.懇 親 会 6月23日(土)17時30分より学会・同窓会・大学共催で行われます。(無料です)
5.手話通訳 第1日目:教員研究報告,基調講演は手話通訳・パソコン通訳つき。
       第2日目:分科会1(障害者支援1)は手話通訳・パソコン通訳つき。
6.昼 食 等 6月23日(土)生協食堂・購買が利用できます。
     営業時間 食堂12:30~13:30/購買12:00~13:30
    6月24日(日)購買のみ利用できます。
    営業時間  購買12:00~13:00(生協食堂は閉店)
7.そ の 他 駐車スペースがありませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。
    内容・スケジュールは変更になる場合がございます。ご了承ください。
    障害等のために特別な配慮が必要な場合はあらかじめお申し出ください。
(当日お申し出の方についても、できる範囲で対応させて頂きます。)
○主催
  学校法人日本社会事業大学/日本社会事業大学社会福祉学会
○後援
  日本社会事業大学同窓会
○お問い合せ
  〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
  学校法人日本社会事業大学 校友室(社会福祉学会事務局)
  Tel042-496-3053
  Fax042-496-3051

☆☆☆大会プログラム☆☆☆

★6月23日(土)★    受付  10:00 ~  講堂ロビー

■開 会 式            10:30 ~ 10:45   [講堂]
開会挨拶
・阿部 實(日本社会事業大学社会福祉学会、会長代行)

■新任教員の紹介     10:45 ~ 11:00  [講堂]
・内山 博之(学部教授)
・梶原 洋生(学部准教授)
・井上 由起子(専門職大学院准教授)
・相原 朋枝(学部専任講師)
・佐竹 要平(通信教育科教員)

■教員研究報告(手話通訳・パソコン通訳あり)  
司会:古屋 龍太(専門職大学院准教授)  11:00 ~ 12:30 [講堂]

1.アジア福祉創造センター共同研究
  ~ソーシャルワーク発展の第3ステージ
 秋元  樹(社会事業研究所特任教授)

2.認知症者の生活支援に必要な「介護の手間」判定指標とは
~平成22年、23年度老人保健事業推進等補助金事業から~
 今井 幸充(専門職大学院教授)

■基調講演(手話通訳・パソコン通訳あり)   
 司会:古屋 龍太 (専門職大学院准教授)  13:30 ~15:00 [講堂]

テーマ:「幻想としての福祉」
      ~ひとりひとりの希望の社会に向けて~
講 師:町永俊雄 テレビキャスター(元NHK福祉ネットワーク・キャスター)

■学生研究奨励賞・学会賞(木田賞)贈呈式 15:10~15:30 [講堂]
【学生研究奨励賞受賞者】

・青木 尚人  (2012年3月 学部福祉計画学科 卒業)
・松ヶ平 しずか (2012年3月 学部福祉援助学科 卒業)
・地域生活応援し隊 代表 小桧山 諒 (学部2年)
  渡辺 聖矢、友田 一成(学部3年)    
馬場太郎,三瓶傑人,五十嵐希一,吉田直正,鍵和田卓也,小川晃史,小林真佐雄(学部2年)

【木田賞受賞者】
・石橋 俊一  社会福祉法人パステル 理事長
・木村 昭一  社会福祉法人はるにれの里 常務理事・統括責任者
・武田 睦美:旧姓(田川)
 社会福祉法人土佐あけぼの会 障害福祉サービス事業所サポートピア施設長(管理者)
・吉田 勇次郎  特定非営利活動法人愛和報恩会 理事長


学会賞(木田賞)受賞記念スピーチ    15:30~16:00 [講堂]
 
■サークルセッション        16:30~17:15 [講堂]
混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまりによる演奏
 ☆混声合唱団菩提樹   ・校歌      ・心の瞳     ・風になりたい
 ☆手話サークルてまり ・奏
  ☆マンドリンアンサンブル   ・いつも何度でも  ・風の丘
 ☆混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまり ・青いベンチ

■懇親会(学会・同窓会・大学共催) 17:30~19:00 [厚生棟食堂]
(参加費無料)
※軽食を用意しております。皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。


★2日目★
6月24日(日)

 受付    9:30 ~  A棟1Fホール

■分科会2 午前10:00~11:30 各教室

□障害者支援1 (手話通訳・パソコン通訳あり)
10:00~11:30 [A201] 
司会者: 西村 信利(学部3年)
助言者: 蒲生 俊宏 (学部准教授) 

◆通学、通所、外出支援の地域ネットワーク形成
~大和市自立支援協議会身障部会の実践事例~
星野 宗吾(通信教育科社会福祉士養成課程2003年卒) 

◆聴覚障害者へのコミュニティケアの展開
 ~A,B,C法人等が取り組んでいる聴覚障害者の地域生活支援サービスに焦点をあてて
杉本 泰平(社会福祉法人友愛十字会東京聴覚障害者支援センター/院後期2007年卒)

◆視覚障害のある在宅高齢者への支援の現状と課題
~東京近郊の地域包括支援センター職員へのヒアリング調査から~
田 明子(日本社会事業大学実習講師/院後期2006年卒)
大島 千帆(早稲田大学助教/院後期2005年卒)
下垣 光(学部准教授)

□社会政策・人材養成    10:00 ~ 11:30 [A301]
司会者: 村田 悠治(学部2年)
助言者: 北場 勉(学部教授) 

◆ドイツにおける介護・看護分野の人材養成 ~ ハンブルク州の例を中心に ~
高木 剛(浦和大学短期大学部講師/院前期2004年卒)

 ◆ソーシャルポリシーにおけるスティグマ ~T・H ・マーシャルを手がかりとして~
松岡 是伸(名寄市立大学専任講師/院後期2年)

 ◆文化的多様性に対応した先駆的SW教育
 ~移民国家オーストラリアとニュージーランドの経験 ~
  VIRAG Viktor(日本学術振興会特別研究員/院後期3年)

□意志決定支援     10:00~11:30  [A302]
司会者: 澤田 優美子(院後期1年)
助言者: 若穂井 透(専門職大学院客員教授)

 ◆意思能力にハンディキャップのある人へのソーシャルワーク実践 
於保 真理(日本社会事業大学非常勤講師/院後期3年/院前期1996年卒)

 ◆在宅前期高齢者における情報化社会に対する適応意向~ICT利用への意向に着目して~
 小柳 達也(北星学園大学)

 ◆福祉的司法の実践を目指して
 林 一雄(東京簡易裁判所判事/学部1972年卒)

□支援課題         10:00~11:30  [A402]
司会者: 吉野 明(学部1年)
助言者: 岡崎 利治(実習教育研究・研修センター実習講師)

 ◆旧山谷地域における介護保険制度と生活保護制度についての考察
~デイサービス事業から見た制度の意義と課題~
三輪 秀民(日本社会事業大学非常勤講師/院前期2004年卒)

 ◆気づきを促す援助 ~子ども家庭支援センターにおけるソーシャルワークを考察する~
 元良 美佐子(専門職大学院2012年卒)

 ◆ソーシャルワークの機能に関する実践的考察
 小山 菜生子(旭児童ホーム/院前期2005年卒)
 松岡 是伸(名寄市立大学専任講師/院後期2年)


■自主企画分科会  午前10:00~11:30 各教室

□被災地支援報告     10:00~11:30   [C601] 
コーディネーター: 菱沼 幹男(学部専任講師)

◆日本社会事業大学災害支援ボランティアセンターの取り組み
 菱沼 幹男(学部専任講師)

 ◆被災地でのボランティア活動を通して感じたこと、学んだこと
稲葉 菜那、大金 眞美、佐藤 茉奈(学部2年) 

 ◆コミュニティを核とする復興~地域福祉資源としての伝統芸能・祭:大槌町を例に
山口 幸夫(社会事業研究所特任准教授)

□卒業後50年・実践と研究報告  10:00~11:30 [C602]
コーディネーター: 潮谷 義子(本学理事長/学部1962年卒)

◆起業と福祉 ~ニーズへの挑戦
石橋 須見江(社会福祉法人「パステル」常務理事/学部1962年卒)

◆マザーテレサの言葉と実践の検証~「死を待つ人の家」でのボランティア体験から
坂本 正路(東京基督教大学非常勤講師/学部1962年卒)

◆精神障害者の成年後見活動 ~現状と課題~
高島 さち子(神奈川県社会福祉士会/学部1962年卒)

□認知症者の介護の「手間」ワークショップ  10:00~11:30 [C301]
司会者: 午頭 潤子(院前期2年)・朴 賢貞(院前期2年) 

 ◆介護者が考える認知症者の介護の「手間」とはなにか
 午頭 潤子(院前期2年)・朴 賢貞(院前期2年)
長谷部 雅美(特定非営利活動法人認知症ケア教育機構/院後期 2010年卒)
山崎 葉子、田中 悠美子(院後期2年)
松本 望(院後期1年)

□千葉ゼミ25周年記念研究報告  10:00~11:30 [A401]
司会者: 上野 愛実、近藤 はるか、林 郁子(学部4年)
コーディネーター: 千葉 和夫(学部教授)

 ◆高次健康とより良い生活を支援するためのポジティブソーシャルケアワーク
上野愛実、荒井静香、岸久美子、近藤はるか、斉藤翔、坂本三奈、林郁子(学部4年)
 阿部祐子、上田夏生、上原まり、勝田早紀、小林雪乃、佐藤香菜子、冨井萌希、
 吉廣 加奈子、高森 結花(学部3年)


■分科会2  13:00~14:30   各教室

□障害者支援2   13:00~14:30   [A301] 
司会者: 天川 智子(院前期2年)
助言者: 蒲生 俊宏 (学部准教授)

 ◆地域精神保健・福祉のあり方を模索する ~イタリアの精神保健政策を事例に~
 中嶋裕子(福山平成大学福祉健康学部講師/通信教育科精神保健福祉士養成課程2004年卒)

 ◆重度知的自閉性障害児・者の地域生活を支える実践技能の検証(7)
~放課後児童クラブの現状から発達障害児の地域生活を考える~
大曽根邦彦(特定非営利活動法人心身障害児者療育会きつつき会代表/専修科1979年卒)

 ◆地方自治体における障害者就労支援ネットワーク構築 
~A市における課題抽出とその改善に向けて~
 方 真雅(院前期1年)
植村 英晴(専門職大学院教授)
小佐々 典靖(国立リハビリテーションセンター研究員)

□震災支援           13:00~14:00   [A302]
司会者:一ノ瀬 裕子(院前期2年)
助言者:菱沼 幹男(学部専任講師)

◆災害支援活動を支えるコミュニティ・ソーシャルワーク
~長野市社協の取り組みから~
安藤 健一(清泉女学院短期大学/通信教育科社会福祉士養成課程2009年卒)

 ◆震災により避難所に避難された知的発達障害者(児)、職員の被災者に対する
災害専門ボランティアの医療と福祉の支援のあり方について
 市川 和男(東京家政学院大学助教/専門職大学院2007年度卒)
 
□スタディツアー報告       13:00~14:30   [A201]
司会者:青木 尚人(首都大学東京大学院博士前期課程1年/学部2012年卒)
 助言者: 山口 幸夫(社会事業研究所特任准教授)

◆スタディツアー in フィリピン(佐々木ゼミ)
渡邉 暁子、山田 美由紀、石塚 布由香、小玉 由香、後藤 大志(学部4年)

◆2011年度海外研修報告 中国の災害ソーシャルワーク
 縄野 水萌(学部2年)
青木 尚人(首都大学東京大学院人文科学研究科博士前期課程1年/学部2012年卒)
 中嶋 滋(通信教育科社会福祉士養成課程)
丸井 明子(通信教育科社会福祉士養成課程)
                                 
■自主企画分科会 13:00~15:30 各教室

□学生企画:社大福祉ネットワーク 13:00~14:30 [A401]
 
◆ハッピータウン~誰もが住みよいまちとは~
 

□精神保健福祉士の実践      13:30~15:30 [C602]

 学部精神保健福祉士課程、通信教育科精神保健福祉士課程、専門職大学院、研究大学院を卒業・修了したさまざまな現場PSWの方々と、現役学生・院生の交流を通して、PSWの抱える課題を共有し未来を展望します。
 【参加予定教員】
寺谷 隆子(専門職大学院非常勤講師)
大島  巌(学部教授)
添田 雅宏(通信教育科専任教員)
北本 明日香(通信教育科専任教員)
贄川 信幸(社会事業研究所特任准教授)
古屋 龍太(専門職大学院准教授)

□介護実践報告・交流会       13:00~15:00 [B101]

◆「介護福祉コース20年のあゆみ ~これからの介護福祉士の展望~」
介護福祉担当の教員と卒業生の懇談 (終了後懇親会をおこないます)

□ADSW認定証授与式・実践報告発表会   13:00~14:00 [C601]

 専門職大学院の認定するアドバンス・ソーシャルワーカーの認定証授与式と実践報告を行います。

「地域における有効な協働(チームアプローチ)を可能にするもの~対応力の向上を目指して、地域包括支援センター、地域型在宅介護支援センター、市主管課の連携を中心に、G市S地域における実践から~」
 アドバンスソーシャルワーカー認定者・実践報告発表者
  :山川広美氏(専門職大学院2008年卒)




ケアマネコース年間学習計画報告会

2012年06月02日 00時28分45秒 | 専門職大学院

今日(土曜日)は1日、専門職大学院の「年間学習計画報告会」です。
院生たちが、この1年間の自身の学習・研究計画を発表する場です。
ケアマネジメントコースの全院生と、全教員が参加します。
(ビジネスマネジメントコースは、別に行います)

現職(前職)で感じてきた、問題意識。
現場で実感してきた、現状の不全感。
福祉職として秘めてきた、ミッション。
理念と現実の乖離の中で、目指すべきベクトル。
それらを、言葉にして、他者に伝える作業の場です。

ただ、自分の感じてきたことを語るだけでは、学修にはなりません。
仮にも大学院ですから、オリジナルな研究の成果が求められます。

ひとりの持ち時間は、たった5分、プラス質疑2分。
それでも1日がかりで、午前10時スタート、終了は17時予定です。
パワーポイントを用いて、手際よく発表することが求められます。

その5分に圧縮して、語ることを求められることは5つです。
自らの取り組みテーマ、タイトル。
そのテーマを選択した、問題意識と背景。
学習を進めるうえでの、自身の課題。
テーマを追究する方法と学習計画。
自己の目標像。
 
報告会での発表に向けて、各所属ゼミで討議してきました。
今年入学した院生は、自身の取り組み課題を明らかにしなければなりません。

僕のゼミでは、この2週間で臨時のゼミを3回もちました。
通常の時間割の演習だけでは、なかなか追いつきません。
でも、みんな現職の社会人ですから、時間を合わせるだけで大変です。

研究室でプロジェクターを使って、リハーサルをします。
ゼミ員同士、お互いに不明な点を、述べ合います。
他者の視点を通して、自身の言葉が吟味されます。
専門職大学院が求める「省察」のために、一番大事な時間です。

明日が、いよいよその発表会です。
僕のゼミに所属する院生は、5人が発表します。

他のゼミの教員から、厳しい突っ込みもあるでしょう。
一番突っ込まれるのは、「方法と計画」でしょうか?
現場の想いだけでは、他者に伝わるエビデンスにはなりませんから。
うまく答えられずに、ボロボロになるかも知れません。
でも、それら一つ一つの問いかけが、とても貴重な体験になるはずです。

発表予定の34人の専門職大学院生たち、ガンバっ!
夜の「やる気茶屋」での打ち上げを、お楽しみにっ!