PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

東日本大震災:被災地支援PSWを募集

2011年03月29日 12時41分23秒 | 精神保健福祉情報

東北関東大震災発生以降、ブログ更新がほぼストップしてしまっています。
個人ブログの「PSW研究室」ゆえに、発信しなきゃいけないことがあるのですが。
気持ちだけが空回りし、何もできないまま、日々が経過してしまっています。

未曾有の大震災の被害状況を伝えるマスコミの映像と記事に、圧倒されています。
各地の被災支援状況を伝える1日100通超のメール等に、情報処理が追いつきません。
被災地にいる人々の思いに触れると、揺らぐ感情を抑えらず、ひとり目頭が熱くなります。

加えて、自分自身が抱えている課題や宿題が山積みで、フリーズ状態になっています。
平均睡眠時間3.5時間はずっと継続し、眠れぬまま、朝を迎えることもあります。
慢性的な下痢が続き、74キロあった体重は、20年ぶりに60キロ台に落ちました。

それでも、授業のない3月もずっと毎日、週6日大学に出て仕事はしてるのですが。
ハッキリ言って、この間の僕自身の心身状況は最悪で、疲労困憊の極地にあります。
そんな状態を察してか「大丈夫?」というメールやメッセージをもらって、恐縮至極です。

出口の見えないトンネルの中にいたような気持ちですが、少し元気になってきました。
この間、研究室におしゃべりに来てくれたり、個人的に話しをした皆さんに感謝です。
こんな時だからこそ、仲間と語り合うこと、人と話すことって、本当に大事なことです。

そんな調子で、PSWとしての自分は、何もできずに、ただジタバタしていたのですが。
そろそろ悩んでばかりもいられず、あれこれ活動を再開しようと思います。
いろんな人に、僕自身が支えられて生き、仕事ができていることを、今、実感しています。

被災地支援の状況については、既にネットや団体を通じて、伝わっていると思います。
たくさん、ここに載せなきゃいけない事実や情報があるのですが、整理しきれません。
今後、少しずつ、個人ブログの自分にできる範囲のことを伝えて行きたいと思っています。

取り急ぎ、日本精神保健福祉士協会からのお知らせを転載します。
協会内に設けられた、東北地方太平洋沖地震災害対策本部からのお知らせです。
下記のように、被災地支援に入っていただける登録者の募集を開始しました。 

木太直人さん、廣江仁さん、佐藤三四郎さん、酒井正平さんが既に仙台に入っています。
各県支部と連絡をとりながら、被災状況確認と支援コーディネートを開始しています。
各病院、各地域、各施設からの具体的な支援要請も、順次寄せられています。

自らも被災者である現地のPSWたちは、不眠不休で、人を支える仕事を継続しています。
人が傷つき、助けを求めているとき、救えるのは、やはり人しかいません。
どうか、全国のPSWの仲間たちの、ご支援とご協力をお願いいたします。


※画像は、差し替えました。


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東北地方太平洋沖地震の被災地支援に係る登録者の募集(第1次)について

この度の東北地方太平洋沖地震は、あまりにも被害が甚大であり、被害状況を伝える報道等を見聞きするたびに強く心を痛めているところです。

本協会では、3月12日(土)、災害支援ガイドラインに基づき「東北地方太平洋沖地震災害対策本部」(以下「災害対策本部」という。)を設置し、この間、被災地及び近隣の県支部ならびに県精神保健福祉士(協)会の協力を得ながら、被災地の構成員の安否確認や精神科医療や精神保健福祉制度を利用されている方々の被災状況の確認、情報の収集と構成員への提供、被災地支援活動等のための構成員間の募金活動等に取り組んでいるところです。

被害規模から再建には長い期間を要すことが明らかでありますが、被災地の精神保健福祉医療関係者は不眠不休での勤務が続いており、休息が必要なことに加えて、ご自身の生活再建も必要である方も少なくなく、すでに支援者不足と支援要請の声が断片的にあがっています。

そのため、災害対策本部では、被災地の行政機関や県支部、県精神保健福祉士(協)会等との連携を図りながら、本協会構成員が被災地の支援活動に参加していくことを調整する検討を始めており、今後、被災地の行政機関や県支部、県精神保健福祉士(協)会等から精神保健福祉士による支援活動の要請があった際に即応できるよう、被災地支援が可能な構成員名簿を作成したいと考えております。

つきましては、岩手県、宮城県、福島県を中心とした被災地支援活動に参加いただける登録者を募集(第1次)いたしますので、下記の点にご留意いただき、是非ともご登録をご検討くださいますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。

なお、ご不明な点等ございましたら、災害対策本部事務局までお問い合わせください。

2011年3月28日

社団法人日本精神保健福祉士協会
東北地方太平洋沖地震災害対策本部
本部長 竹中 秀彦

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東北地方太平洋沖地震の被災地支援に係る登録者の募集(第1次)について

1.登録条件について

ご登録に際しての条件は次の通りです。

・ 本協会に入会している精神保健福祉士であること。
・ 4月4日(月)以降で最低1週間(現地往復移動期間を含む)は被災地において支援活動に参加できること。
・ 被災地までの往復交通費や被災地での移動費、滞在費等の諸経費は自己負担できること(または勤務先の出張扱いが可能であること)。
・ 登録者自身の家族等に心配な状況(要介護にある家族、出産時期等)がないこと。

2.登録票について

【登録締切日】4月30日(土)必着

上記1の条件をご了解いただける構成員は、別紙の登録票(Microsoft Office Word:40KB)に必要事項をご記入のうえ、災害対策本部事務局までFAXをお送りいただくか、またはEメール(office@japsw.or.jp)にてタイトルを【登録希望】として次の事項をお送りください(※1)。 

1)氏名(ふりがな)
2)性別
3)年齢
4)勤務先/都道府県
5)滞在可能日数
6)開始可能日
7)終了希望日
8)連絡先電話番号(携帯電話・勤務先・自宅)
9)連絡先Eメールアドレス(※2)(携帯電話・勤務先・自宅)
10)希望県

(※1)登録票に記載された情報は、被災地支援活動の調整に係る事務において使用するものとし、この利用目的の範囲を超えて取り扱うことはありません。
(※2)記載可能な範囲で結構です。

3.その他ご留意いただきたい事項

1)被災地の要請や状況に応じて調整を行うため、ご登録いただいても支援活動に参加できない場合がありますことご承知おきください。

2)被災地支援活動への参加が決定した構成員には本協会においてボランティア保険をお掛けします。

3)現在実施している募金等より、後日、諸経費の一部を助成することを検討しています。ただし、現段階では未定でありますことをご了解ください。そのため、被災地支援活動への参加が決定した場合、被災地支援活動に係る諸経費に係る証憑書類(領収書等)は各自で保管しておいてください。

【問い合わせ】
社団法人日本精神保健福祉士協会 東北地方太平洋沖地震災害対策本部 事務局
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7階
TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@japsw.or.jp

東日本大震災、その日以降…

2011年03月16日 20時17分14秒 | 日々の雑記


3月11日(金)14時46分。
その日、その時、僕は、研究室にいました。
かつて体験したことのない、長く、激しい揺れでした。
本棚の最上段から、本が降ってきました。
さすがに、これは「ヤバイ」と思いました。

隣の研究室の、院生達にも声をかけて、外に出ました。
地面に立っていても、ふわふわと地面がまだ揺れていました。
校舎から、たくさんの学生達が、外に出てきました。
それでも、大学のある近辺は、「震度5弱」でした。
鉄筋コンクリート造りの2階で、あの揺れですから、「震度7」って…。

テレビで、岩手・宮城方面の映像と実況報道が繰り返しなされました。
阪神・淡路大震災の記憶が、よみがえりました。
その場に居合わせた訳ではないけれど、はじめて知った、地震の恐ろしい力。
遠く500キロ離れた地で、今まさに起きているであろう風景のイメージ…。
でも、実際には、それは想像とは、はるかに違っていました。

東京でも、すべての鉄道が止まりました。
僕は、てくてくと1時間半、自宅まで歩いて帰りました。
幹線道路は、どこも大渋滞で、赤いテールランプがどこまでも続いていました。
駅前のスーパーに入り、食料品を買いました。
絶対に、明日以降、品物は手に入らなくなると思って。

作業所所長である配偶者は、深夜23時50分に帰宅しました。
帰れなくなった利用者を自宅まで車で送り、大渋滞に巻き込まれていたようです。
家族揃って、テレビで、初めてリアルな津波の様相を目にしました。
パニック映画ではなく、現実の映像であることに圧倒されました。
黒い波の巻かれ、何百人、何千人という人が、命を失っていっている事実があります。



翌日は、専門職大学院のゼミ合同卒業旅行でした。
「決行するのか?」というゼミ生からのメールが入っていました。
正直言って、僕は迷っていました。
みんなが楽しみしている卒業旅行を、台無しにしたくない…。
そんな想いが、どうしてもありました。

一旦「決行」を決めてみたものの、当然のことながら、人は集まりませんでした。
参加者は、昨日のうちに帰宅できなかった院生もいました。
テレビで被災状況の映像を見た、各院生からのキャンセルも相次ぎました。
さらに、長野県北部で当日、震度6の地震も発生していました。
参加予定者35名中、当日朝、大学に集まったのは、幹事3名を含む6名。

大学もすべての学事を中止決定する中で、卒業旅行も中止を決定しました。
状況判断が遅すぎるというそしりは、甘んじて受けなければいけないと思います。
軽井沢から迎えに来てもらった大型バスに、キャンセルを伝え、帰って頂きました。
キャンセル料は発生してしまいますが、仕方ありません。
自らの状況判断の甘さを実感した、ちょっと高い授業料でした。



大学では、在校生(学部生・院生)の安否確認が進められました。
幸い、学生自身の安否は、全員確認されました。
でも、未だ、実家や家族と連絡が取れない、学生や教職員もいます。
それに、通信教育科の学生達への、連絡がまだまだ取れていません。
昨年、一昨年、一緒に酒を酌み交わした、東北の元気印のみんなは無事なのでしょうか?

3月18日に予定されていた、卒業式(学位授与式)も延期が決定されました。
西武線の電車がストップしてしまっていて、交通アクセスが確保できないこと。
当日が、計画停電の予定に当たっていて、講堂等での式挙行ができないこと。
福島第一原発の状況が予断を許さず、事態の推移により、重大な事態が生じること。
そんな理由で、大学としても、やむなくの決断です。

卒業式は、開催1ヶ月前には告示することになっています。
学生だけでなく、関係者への周知を考えれば、当然のことです。
この時点での、卒業式延期決定は、もう3~4月中はあり得ないということです。
地方に帰る学生も多いので、全員が集まる機会が失われてしまいました。
たかが式典、たかが形式と言えばそれまでですが、とても残念です。

学内で予定されていた、すべての会議も、中止になりました。
停電も続くため、当面、21日まで、大学は全館閉館になります。
でも、計画停電や原発の炉心溶解の問題は、1~2週間で解決しません。
今後、東京近辺でも、1~2ヶ月は大きな影響がでるでしょう。
新入生を迎えての入学式は、できるのでしょうか?



なんの役にも立てない、こんな個人ブログでも、情報を寄せて下さる方々がいます。
コメントという形で記事のオモテに出なくても、メッセージが寄せられています。
被災地の、親族・友人・知人・仲間を思いやる声。
被災地である現地で、活動を続けている専門職の声。
被災地の周辺地域からの、状況を伝える声…。

「不眠不休で、みんな頑張ってますが、燃料が無く、寒い」
「入院患者さんは無事ですが、外来の方々の安否が不明」
「道路に亀裂が入っていて、安否確認の訪問したくても、先に行けない」
「ガソリンが枯渇しており、車での訪問ができないので、徒歩で行くしかない」
「食料品を買いたくても、どこにも何もない」

東京近辺でも、もう、スーパーやコンビニに、商品がありません。
米や水、パンやカップラーメン、電池やろうそく、カセットガスはおろか、
あらゆる食料品や日常生活用品が、店の棚から姿を消してしまいました。
ガソリンスタンドも「お売りする燃料がありません」と閉鎖されています。
人々の先行き不安が、過剰な買い占め消費行動に表れています。

多くの人が傷つき、命を落とした未曾有の大震災。
夢や希望を、安直に語るのは、もはや憚られます。
それでも、生きている者には、暮らしがあります。
現地で、懸命に、人を支え続けている人がいます。
自らが被災者でも、支え合っている人達がいます。

どうか、どうか……。
少しでも早く、少しでも心安く、日々のふつうの暮らしが、再建されますように…。
生きている人が、生き残ってしまったと、自ら罪悪感と後悔に苦しみませんように…。
被災地の誰もが、生きていて、本当に良かったと、実感できる日が訪れますように…。
人々を支え続ける人々が、疲れた身体をゆっくり休められる日が、訪れますように…。



※画像は、差し替えました。

東日本大震災の被災状況情報

2011年03月15日 01時00分26秒 | PSWのお仕事


3月11日(金)午後発生した東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)。
地震と津波の目を覆うような惨状に、テレビの前に釘付けです。

各地の被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
また、自らが被災者でありながら、現場で格闘している皆様に、心より敬意を表します。

精神保健福祉関連施設での被災状況も、徐々に明らかになっています。
ここでは、今までに得られた、各地の被災状況情報をまとめてみました。

すべて、個人の名前で、被災地各地から発信されているものです。
情報伝達のための転載は許可されているようなので、僕なりに集約させて頂きました。

日本精神保健福祉士協会では、3月11日「東北地方太平洋沖地震災害対策本部」
(災害対策本部)を設置しています。
災害支援ガイドラインに則り、今後、支援活動を展開して行くことになります。

各地の被災情報等を収集し、関係者に情報提供するために、情報をお寄せ下さい。
PSW協会災害対策本部→ japsw2004@yahoo.co.jp

なお、今回の被災状況の情報は、以下のメーリングリストに寄るものです。

精神保健従事者団体懇談会(精従懇)のML
全国自治体病院協議会のML
社団法人日本精神保健福祉士協会・事務局設定のML
独立行政法人国立病院機構のML
地域精神保健福祉機構(コンボ)リカバリーフォーラムのML
雑誌「精神医療」編集委員会のML


※あくまでも個人ブログとして編集していることを、ご了解下さい。
※画像は、差し替えました。

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東日本大震災(東北関東大震災)各地の被災状況

【青森県】

●青森県県南(八戸、十和田地区)の状況
地震発生の11日、ライフラインは、全県でほとんどの部分で水道・ガスは使用可。
携帯電話、固定電話については全く使用できない状況。
現時点でも、携帯電話は電波があってもほとんど利用できない。
施設や病院関係は施設に職員が泊まり込んだいる。
発電機や必要物品を、各自で調達して対応している。
電気は、13日の昼の時点で、県南地方はほとんど復旧。
ただし、電気の復旧に時間がかかったため、情報は主にラジオやカーナビのTV。
現地で得る画像を通しての情報は、つい先ほどなので、詳細は他県のTV等を見れる環境の方のほうがよくご存じだろう。
県南では特に被害がひどかったのは八戸地区の海側で、一部津波の被害があり。
2階まで飲み込まれている個所もあります。
海側は避難勧告、指示が今も出ている。
高いところで5M越えの津波が来たものと思われる。
八戸地区でも海側でない所は、比較的落ち着いた生活ができている様子。
全体的に横揺れの地震であったため、建物への損害はあまり見られず。
室内も棚ごと倒れることはなく、本が散乱したり家具等の位置がずれるくらい。
怪我等の人的な被害もほぼみられません。
道路についても、大きなひび割れは見られず。
スーパーでの食材等の駆け込み需要、今後供給がないことを予測してのガソリンの確保でスタンドに長蛇の列ができている。
今のところ、ライフラインが復旧していること、食糧も数日分であれば何とかなりそうですので特に大きな混乱はない。
県内のPSWらと連絡を取ろうとしているが、メールは返信なし、電話は不通。


【岩手県】

●岩手県内の状況
盛岡では、12日昼前に電気が通った。
沿岸部は、未曾有の災害で、町が消えている。
内陸部は、大きな被害はなさそう。
県の沿岸北側は、人災被害は少ないとの報道だが、実情は把握できず。
現地にはガソリン確保も出来ないことと、交通規制があり動けないのが実情。

●国立病院機構花巻病院
13日夜半から 病院本体のみ電力会社からの電力供給を再開(宿舎等は未だ)。
電話・携帯も、あまり通じないため、全体の把握が困難。
高速道路・飛行場ともに救助優先になっており一般市民の使用は許可されていない。
新幹線も今のところ復旧のきざしはなし。
スタッフの一部は、実家や親が連絡つかず、津波にあったか安否もわからず勤務。
救助に行こうにも、道路や橋が分断され行けない状況。
震度2~3くらいの余震が持続しているが、一時よりは軽減。

●岩手中央病院
静岡のDMAT(災害時派遣医療チーム)は数日中に引き上げ、第二陣の派遣予定はなし。
津波被害は、被災者を健在か死かに二分するため、外科系の救援部隊の出番は少ない。
情報が欠如していて、任務の目標が定められないというのが実情のよう。

●岩手県立南光病院
一関市、岩手県内陸と宮城県内陸の県境の岩手側の都市、盛岡と仙台の中間に所在。
南光病院自体は大きな被害はない。
薬剤なども、なんとかなっている。
今現在は、やはり身体科救急の需要が大きく、精神はそれほどでもない。
岩手県自体が全県で停電のため、盛岡の県庁と連絡が取れない。
そのため他の地域の状況が、全く不明。
県庁からの指示なども詳細不明。
沿岸部がひどい状況ということだが、詳細はわからない。
岩手県沿岸部の精神医療は民間病院が担っていた部分が大きいが、それら
の病院の状況もつかめていない。

●久慈享和病院
久慈市市内にあるが、現状把握出来ていない。

●宮古山口病院
宮古市内の被害は甚大。
山手の方に建っており、大丈夫か?詳細不明。

●三陸病院
宮古市内、千徳駅近く。
海から少し離れており、大丈夫か?詳細不明。

●釜石厚生病院
釜石市。
被害状況は、不明。

●県立大船渡病院
大船渡市内は津波被害が甚大。
病院は高台の施設になっており、建物は大丈夫かと思われる。

●希望ヶ丘病院
陸前高田市内は津波被害は甚大。
高台で、指定の避難場所になっており、大丈夫か?


【宮城県】

●宮城県立精神医療センター
病院は津波の直接の被害はうけなかった。
3つの病棟が出水(水道管破裂?)で使用できず。
入院患者と職員は体育館に避難している。
ライフラインが遮断され、水や食料が13日分で底をつく。
出張していたスタッフが、山形空港から現地入りすることを考えが、そこから仙台に入れる保証がないため、航空会社から止められた。

●国立病院機構仙台医療センター
仙台医療センターは、県内1か所の基幹災害医療センター。
全国から災害時派遣医療チーム(DMAT)が続々と到着している。
職員が一度帰宅したところ、家の中の家具は全壊状態。
病院はライフラインが確保されているので、家にいるよりはいい。

●南浜中央病院
屋上に「SOS」と書いて救助を求めている映像が、流れている。
被害状況、詳細不明。

●東北福祉大学せんだんホスピタル
14日、はじめて電気が復旧した。
水とガスが止まったままで、診療を継続。
寒さと食料・ガソリン不足が深刻。
自宅は使えない状態になっている。

【秋田県】
●秋田県の状況
11日の午後の大きな揺れに続いて、広域で停電や断水が起こった。
13日の夕方にはかなりの地域で回復している。
携帯電話や一部の電話も使えない状況が続いており、メールの確認やこちらからの連絡は連絡できない状態でした。
鉄道は運転されていない。
病院では、自家発電の燃料が足りなくなったりしている。
総合病院の一部では、断水の影響で診療制限したり、人工透析が必要な患者さんを転院させたりしている。


【山形県】

●山形県内の状況
ガソリンスタンドに長蛇の列。
「売るガソリンがもうない」とスタンド店員。
公共交通機関もほぼ不通。
停電が復旧して開店はしたものの、スーパーにもコンビニにも空っぽの棚ばかり。
食材が枯渇し始めている。
とりわけ缶詰やカップラーメン等は皆無。
今後の推移によっては、一般市民の日常生活の困窮が予測される。


【福島県】

●新田目病院
いわき市内。
大きな揺れがあったが、病院の被害は少なく、アスファルトに亀裂入った程度。
我が家も津波などに巻き込まれることはなく
水道は止まっているが、他のライフラインは無事。

●福島学院大学
福島市。
駅前キャンパスから、学生の安否確認をメール等で行っている。
学院のホームページで随時速報を出している。
ドコモとソフトバンクの携帯を持つ学生からは返信があるが、半数以上のauの学生などからはまだ連絡待ち。
宮代キャンパス本館が倒壊したが、夜8時頃無事救出された。
相馬や名取地域からの学生、岩手の実家に戻っている学生などおり、心配。

●あさかホスピタル
郡山市。
病院で被災状況は、一部断水、水漏れなどがあるが無事。
患者の一部は、安全な場所や、ライフラインが確保されている病棟へ移動。
郡山や須賀川の南地区は4号線など主要道路は問題なく、流れている。
地域によっては道路の遮断や液状化、家や建物、壁の倒壊や屋根瓦が落ちるなど被害が多数でている。
郡山市内は、数多くの場所で市水断水が続いており、給水車なども出ている。
特に透析も必要とする患者は、断水の復旧の見通しと施設の水確保などの問題もあり、透析治療の再開の見通しが立っていない医療機関も少なくない状況がある。

●三春病院
三春町。
三春病院自体は建物被害はなく、水道・電気・空調も稼働中。
外来・入院患者も、地震でのけが人はでていない。
星総合病院からの患者を受け入れており、病床稼働率を200%を超えている状況。

●福島市内の状況
福島市内は、時々塀が崩れているところや陥没した道路あり。
信号機がついてなかったり、ガソリンスタンドに並ぶ車の列で、道路が混雑状況。
国道4号バイパスで土砂崩れがあったため、南に移動する車は渋滞。
福島駅周辺地区などは停電になったが、一部復旧されている。
水道の復旧はまだなので、当面はトイレと入浴が問題。
スーパーマーケットやコンビニでの買い物は、十分ではないができている。
停電のグループホームでは、指定された避難場所で職員と共に夜を過ごしたところも。
避難場所には、毛布や飲水、おにぎり、新聞などが支給されていた。
ぐったりと横になっている方も。
テレビやラジオで地震情報が流れていて、緊迫した状況ではない。
固定電話は復旧、携帯も時々通じることがある。
いまだに断続的に続く揺れがある。
グループホームには県保健所から被災状況の確認があり、民生委員の訪問もあり。
グループホームのメンバーは、不眠がちだが、自主的に支所に給水に出かけている。

●小高赤坂病院
福島県南相馬市。
福島第一原発から20キロ圏内にある関係で、避難指示が出た。
「どこに避難すればいいのか全く指示がない。100人の入院患者さんをどう移動させればいいのだろうか」と困惑。

●福島県立矢吹病院
全入院院患者・全職員の無事を確認。
建物の被害も一部病室での水漏れ(水道管の断裂?)程度で済んだ。
町中の状況と比べれば、驚くほど被害が少なくて済んだ。
ライフラインについては、水・電気・電話(一部)はOK。
ガスが使えないため調理ができず、入院患者には非常食の提供で何とかしのいでいる状況。職員の自宅の被害の方が甚大で、特に夜勤の人員確保が困難。
病院近くに居住する職員が、協力してくれている。


【新潟県】

●新潟県の状況
12日の震度6弱の地震による影響は、現段階では見られない。
新潟県PSW協会ネットワークを通じて、概ね状況確認が完了。
震源地に一番近い十日町(長野との県境)エリアでは、現地の精神保健福祉士や相談支援専門員によって、必要な安否状況確認がなされていた。
支援必要なし、今のところ県内対応で乗りきれると考えているので、大丈夫。


【茨城県】

●茨城県立友部病院
13日現在、ガス管使えず、電気は自家発電。

●茨城県立中央病院
建物被害あり、14(月)の外来は休診。
ひたちなか地区(勝田から東;太平洋方向、北;東海村 南;大洗、鉾田)も、ライフライン全滅。
訪問活動をしている人たちは、ガソリン補給に苦労している。


【栃木県】
●栃木県の状況
県内の全容はつかめていない。
茨城県と隣接する益子町の精神科病院の建物の一部に亀裂が入り病棟使用を制限。
それ以外に、精神保健福祉関係施設での大きな被害は今のところない様子。
通信障害が続き、メールも同様で十分な確認が行えていない。
栃木は県東地域、茨城県に近い地域の揺れが激しく一時50万世帯が停電した。
13日は7万世帯に減ったが、断水世帯は相当ある様子。
建物への被害は少なかったようだが、民家の石塀が崩れたり室内の散乱が激しい。
県都・宇都宮市では、市内での停電がほぼ解消。
ガソリンスタンドに給油のため並んでいる車や買い置き目的の車で日中道路は渋滞。


【長野県】
●長野県の状況
12日午前3時59分、長野県北部に震度6.7の地震あり。
負傷者は軽症者10名と報道されている。
但し、家屋の倒壊が激しく、7避難所に村民が避難。
栄村は豪雪地帯で、今でも雪に覆われており、道路も分断されている。
県PSW協会で状況確認をおこなっているが、未だ状況は不明。


PSW求人情報(12)

2011年03月11日 13時08分07秒 | PSWのお仕事

史上最悪の厳しい就職氷河期の今年「めでたさも中くらいなりおらが春」の大学です。
勤務する大学の学部生たちも、ようやく就職内定率8割に達しましたが。
まだ、4月からの行き先が決まっていない、PSW課程の学生もいます。

そんな中、国立国際医療センターの三枝政幸さんから、求人情報を頂きました。
同センターで、一気に常勤ソーシャルワーカー4人の増員だそうです。
詳しくは、同センターのウェブサイトでも載っていますが、下記をご参照下さい。

三枝さんは、僕の国立精神・神経センター病院時代の上司です。
医療福祉相談室長として、院内でのPSWの立ち位置をつくってくれました。
同じ国立病院のPSWとして、もう随分前からのつきあいです。

とても部下思いの上司で、部下からも尊敬され、チームを牽引してくれました。
穏やかで思慮深く、やるべきことを確実に遂行していく、力のあるPSWです。
他のスタッフが出勤していない休日も、ひとり、職場で仕事を片付けていました。

5人だけだったPSWを、二桁のチームに増員していけたのは、彼の功績です。
巨大な組織の中で、ワーカーの必要性を伝え、結果を確実に残していきました。
かかわる他職種を、みんな味方にしていくマネジメント力は、さすがです。

三枝さんは「疲れるよ~」と笑いながら、常に沈着冷静で、論理的に思考しました。
決してアグレッシブになるのでなく、しかし情熱を込めて、言葉を伝えていきました。
言葉を大事に、異なる思考・文化を持つ人との関係を、力に変えていきました。

今回の、常勤ワーカー4人、一気に増員というのも、三枝さんらしいなぁと思います。
4年前に国際医療センターに移ってからの、彼の仕事の蓄積の結果でしょう。
彼の下で仕事をし、いろいろ現場で学べるワーカーは、僕は幸せだと思います。

まぁ、ひとつ欠点を言えば、辛党じゃなくて甘党なところですかね?(笑)
あと、ひとのこと言えませんが、生真面目なワーカホリックなところでしょうか?(笑)
でも、ケーキとクラシック音楽とテニスが好きな人なら、休日も一緒に楽しめます。

応募締め切りが、3月14日必着、翌週面接と言うことで、時間がありませんが。
都心のど真ん中、目の回るような忙しい病院で、SWとして鍛えられ、成長したい方。
絶対にお薦めの求人情報ですので、ご検討、お問い合わせ下さい。

三枝さん。
求人情報、わざわざご丁寧に郵便で、返信用切手付で、ありがとうございました。
僕が協力できるのは、せいぜいこのブログに載せて、皆さんに見て頂くことぐらいですが。

いい人材が、多数応募してくれると、いいですね~。
疲れることも多いでしょうけど、くれぐれも健康には留意して下さいね~。
そのうち、また、東村山で、積もる話しをゆっくりしましょう!!(^o^)

※画像は、東京医科歯科大学病院です。国立国際医療センターではありません。

※実は、他にもPSWの求人情報、アップできないで終わったものもありました。
 自分自身に余裕が無くて、気がついていたら応募締め切り日、過ぎていたり。
 せっかく情報をお寄せ頂いた方々、申し訳ありませんでした。

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独立行政法人国立国際医療センター
医療社会事業専門員(ソーシャルワーカー)募集

職 種:医療社会事業専門員(MSW)
業務内容:・療養中の心理的、社会的問題の解決・調整
・受診、受領援助
・退院(社会復帰)援助
・経済的な問題の解決、調整援助
・地域活動
・その他関連する業務

応募資格:社会福祉士(精神保健福祉士も有する事が望ましい)
社会福祉養成課程の専門学校・大学卒業
採用人数:若干名

身 分:常勤職員
給 与:月給19万円~ 経験等により加算
手 当:通勤手当、住居手当等
勤務形態:月曜日~金曜日 8:30~17:15
休 暇:年次休暇20日

採 用 日:平成23年4月1日
選考方法:書類選考・面接
応募書類:履歴書(指定様式を当院ホームページよりダウンロード)
小論文「医療の場におけるソーシャルワーカーの役割」について800字以内
社会福祉士(精神保健福祉士)登録証の写し
卒業証書の写し、または卒業証明書(社会福祉養成課程の専門学校・大学)

応募締切:平成23年3月14日必着
応 募 先:〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
独立行政法人国立国際医療研究センター 人事係
電話03-3202-7181 内線2026

学会や研究会での報告

2011年03月07日 09時56分19秒 | プロフィール
龍龍のプロフィール、第3弾です。
今回は、学会や研究会等での報告の履歴です。

もう、記録もなく、抜けてるものもあると思いますが。
改めて並べてみると、約66本…、意外と少ないですね。

四半世紀以上、臨床現場で仕事してきたにしてはね。
逆に言うと、ずっと現場で仕事してきたからでしょうね。

学会って、現場からすると縁遠い、やはり非日常的な場面ですし。
遠くまで出かけるには、お金もかかりますし(僕の職場は、全部自費でした)。

学会に発表することを、業務の中心には据えられないですし。
毎年、テーマを設定して、新しいことに取り組める訳でもないので。

それでも、精力的に毎年あちこちの学会に、報告している人もいます。
それは、それで、大したものだと、思うのですが。

でも、学会発表を自己目的化してる人は、困り者です。
何か残したいという想いならともかく、履歴を稼ぐためにという人もいますよね。

学会で発表をたくさんしている人が、現場で素晴らしい実践者とは限りませんし。
むしろ、現場ではハテナ?という方が、学会報告には一生懸命だったり(笑)

僕自身の中に、学会という場での、業績主義への抵抗もありましたね。
発表するなら、変革の視点を持った運動的要素がないと、意味がないと思っていました。

かく言う僕も、一応ずっと、日本病院・地域精神医学会には行っていました。
でも、毎年行っていても、発表はほとんどしたことがありません。

20年近く、その学会の事務局長でしたから、受付とか進行の舞台裏ばかりで。
各地の総会に行っても、発表なんてやってる余裕が、全然無かったんですね。

よほど頼まれた時とか、小さな研究会とかでは、報告したりしましたが。
あと、共同演者として、名前を連ねた時ぐらいでしょうか。

学会の事務局を離れて、ようやく学会報告が、少しできるようになりました。
ヘンな話しですけど、学会をひとつ開催するって、やはり大変な作業なんです。

今、大学という場で仕事するようになって、だいぶ状況が様変わりしました。
学会発表がノルマのような世界ですから、むしろ、しなきゃいけないんですが…。

学会報告って、自分に強制的にハードルを課さないと、やはりダメですね。
相変わらず、てれてれ、やっていますが…(笑)

でも、こうして並べてみると、やってきたテーマの領域は狭いですね。
精神科デイケア、アルコール依存、退院・地域移行、精神保健福祉法制あたり。

今は専門職大学院で、いろんな院生たちと向き合っていて、楽しいです。
それぞれ、精神保健福祉分野といっても、興味・関心・守備領域が、バラバラで。

地域生活支援、就労支援、家族教室、アルコール依存症、退院・地域移行。
はたまた、フリースペース、コンフリクト、ソーシャルファーム。

そんな院生たちも、まもなく卒業…。
先週は、卒論(学修総括レポート)提出締め切り期限でした。

教務課窓口の閉まる、夕方4時まで、もう、ぴりぴり、バタバタ…。
最後の僕のゼミ員が、僕のハンコを得て、研究室を出たのは、4時2分前でした。

提出終えて、ようやく、みんな、ニコニコ顔。
この1万字のレポートが、一人ひとりの、次への土台となりますように…。

あ、それぞれのテーマが、どこかの学会で、改めて報告に結実するといいな…。
その時は、フロアから、厳しいツッコミを入れさせて頂きます。

(^_^)v


※画像は、発表会で最後に講評する教員たち。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


古屋龍太の学会・研究会等報告

以下、発表演題、単著共著の別(連名者)、発表学会・研究会、開催地、発表年月日
(2010年~1983年)

1.効果的プログラムモデル構築のためのフィデリティ尺度の作成と活用~精神障害者退院促進支援プログラムにおける取り組み.共著(道明章乃、大島巌、贄川信幸、小佐々典靖、古屋龍太)、日本評価学会第11回全国大会、名古屋、2010.11.27

2.高齢の親と同居する精神障害者を対象にした家族教室の開催.共著(小林智子、古屋龍太)日本精神衛生学会、福島、2010.11.6

3.効果のあがる精神障害者退院促進支援プログラムモデル構築に向けた実証的アプローチ(その1)~事例査・プロ グラム理論を用いた効果モデル構築への取り組み.共著(道明章乃、大島巌、贄川信幸、古屋龍太、大山早紀子、瀧本里香、精神障害者退院促進支援プログラム研究班メンバー)、第53回日本病院・地域精神学会総会、千代田区、2010.11.6

4.効果のあがる精神障害者退院促進支援プログラムモデル構築に向けた実証的アプローチ(その2)~効果モデの フィデリティ尺度の開発と関連要因.共著(贄川信幸、大島巌、道明章乃、古屋龍太、小佐々典靖、大山早紀子、瀧本里香、大石信弘、他)、第53回日本病院・地域精神医学会総会、千代田区、2010.11.6

5.効果のあがる精神障害者退院促進支援プログラムモデル構築に向けた実証的アプローチ(その3)~効果モデル実施状況に関する全国事業所調査の概要.共著・筆頭演者(古屋龍太、大島巌、贄川信幸、道明章乃、古屋龍太、小佐々典靖、大山早紀子、瀧本里香、大石信弘、他)、第53回日本病院・地域精神医学会総会、千代田区、2010.11.6

6.効果のあがる精神障害者退院促進支援プログラムモデル構築に向けた実証的アプローチ(その4)~全国都道府県 事業モデルの実情把握調査からみた効果モデルの検討.共著(瀧本里香、大島巌、古屋龍太、贄川信幸、大石信弘、道明章乃、小佐々典靖、大山早紀子、他)、第53回日本病院・地域精神医学会総会、千代田区、2010.11.6

7.地域移行支援に関わるピアサポーターへの期待~全国の取り組み状況調査の結果から.共著(道明章乃、古屋龍太、大島巌、贄川信幸、小佐々典靖、清水健太、鈴木瞳、今泉まりえ、高橋美里、及川博文、大石信弘、瀧本里香、古明地さおり)、リカバリー全国フォーラム2010、文京区、2010.9.7

8.精神障害者退院促進支援プログラム研究班進捗報告.共著(道明章乃、大島巌、古屋龍太、贄川信幸、大石信弘、瀧本里香、小佐々典靖、大山早紀子、清水健太、今泉まりえ、高橋美里、鈴木瞳、古明地さおり、及川博文)、EBSC企画総括研究班報告会、清瀬市(日本社会事業大学)、2010.7.10

9.精神障害者退院支援プログラム.共著(道明章乃、古屋龍太)、文部科学省科学研究費EBSプログラム評価法研究班2009年度研究成果報告会、清瀬市、2009.12.4

10.長期在院精神障害者の退院支援~退院患者さんが教えてくれたこと.単著(古屋龍太)、第25回日本精衛生学会大会公開シンポジウムⅠ「心の援助のさまざまな形~こころのつながりを求めて」、清瀬市、2009.11.15

11.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(7)~退院・地域移行を促進する因の検討.共著・筆頭演者(伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、小高真美、佐藤さやか、大野和男、上野容子、他)、第52回日本病院・地域精神医学会総会、和歌山市、2009.9.18

12.プログラム評価を用いた退院促進支援プログラムの構築を目指して~先駆的な取り組みかの実証的アプローチ.共著(道明章乃、古屋龍太)、リカバリー全国フォーラム2009、清瀬市、2009.8.22

13.退院促進に関わる環境コーディネートと地域移行後の生活支援に関わるニーズ評価の方法システム開発.共著・筆頭演者(古屋龍太、小高真美、伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、大野和男、野容子、伊藤善尚、和地俊彦、村瀬崇、古川玲衣、山田さおり、竜沢しのぶ)、平成20年度厚生労働省精神・神経疾患研究委託費合同シンポジウム・研究報告会、千代田区、2008.12.17

14.長期在院患者地域移行支援の現在~病院と地域の壁を越える.単著(古屋龍太)、日本精神障害者リハビリテション学会第16回東京大会ワークショップ「地域移行支援の現在~長期在院患者の退院促すもの、阻むもの」、国立市、.2008.11.23

15.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(6)~「退院環境評価票」を活用た退院支援.共著・筆頭演者(古屋龍太、伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、小高真美、佐藤さやか、大野和男、ほかと連名)、第51回日本病院・地域精神医学会総会、一般演題、2008.10.25岡山

16.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(5)~「退院準備・生活準備チェクリスト」の活用による退院支援.共著(伊藤明美、古屋龍太、古賀千夏、上代陽子、小真美、佐藤さやか、大野和男、ほかと連名)、第51回日本病院・地域精神医学会総会、一般演題、2008.10.25、岡山

17.退院環境コーディネート研究班(古屋班)報告.共著・筆頭演者(古屋龍太、小高真美、伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、大野和男、上野容子、伊藤善尚、和地俊彦、村瀬崇、古川玲衣、山田さおり、竜沢しのぶ)、厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 退院促進研究班報告会、千代田区、2008.7.12

18.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(4)~「退院環境評価尺度」のアカーポイント.共著・筆頭演者(古屋龍太、伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、小高真美、上野容子、大野和男、他)第50回日本病院・地域精神医学会総会、京都市、2007.9.28

19.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(3)~ 「生活準備チェックリスト」の開発と試行.共著(伊藤明美、古屋龍太、古賀千夏、上代陽子、小高真美、上野容子、大野和男、他)、第50回日本病院・地域精神医学会総京都市、2007.9.28

20.長期在院患者の退院促進にかかわる実践的研究~退院促進モデル病棟の展開プロセスと課題.単著(古屋龍太)、第43回日本臨床心理学会大会、豊島区、2007.9.7

21.長期在院患者の退院促進~武蔵病院の取り組み.単著(古屋龍太)、北多摩北部地域精神保健福祉協議会、小平市、2007.6.19

22.開設35年を迎えるデイケアの現在~今日に至る歴史的変遷.単著(古屋龍太)、第75回東京デイケア連絡会、小平市、2007.4.21

23.退院促進モデル病棟の環境コーディネート実践ー長期在院患者の退院に向けた変革.単著(古屋龍太)、日本精神障害者リハビリテーション学会第14回大会ワークショップ「退院促進」、富山市、2006.11.24

24.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(2)~「退院環境評価尺度」の開発と試行調査.共著・筆頭演者(古屋龍太、伊藤明美、小高真美、荒田寛、大野和男)、第49回日本病院・地域精神医学会総会、東京、2006.10.20

25.長期在院患者の地域移行を目指す退院コーディネート(1)~退院促進モデル病棟の実践と課題.共著(伊藤明美、古屋龍太、小高真美、荒田寛、大野和男)第49回日本病院・地域精神医学会総会、東京、2006.10.20

26.チームアプローチと地域連携方法の実際~退院環境評価尺度と地域生活継続の方法の検討.共著・筆頭演者(古屋龍太、小高真美、伊藤明美、)、厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「退院促進研究班」共同研究キックオフミーティング(文京区)、2006.3.3

27.退院促進モデル実践におけるソーシャルワーカーの役割と課題.共著(小高真美、佐藤さやか、伊藤明美、古屋龍太)、国立精神・神経センター精神保健研究所研究報告会、2005.2.28

28.退院コーディネーターの役割とその可能性~武蔵病院社会復帰病棟の変化と課題.共著・筆頭演者(古屋龍太、小高真美、伊藤明美、古賀千夏、上代陽子、大野和男、上野容子、伊藤善尚、和地俊彦、村瀬崇、古川玲衣、山田さおり、竜沢しのぶ)、厚生労働省精神・神経疾患研究委託費精神疾患関連合同シンポジウム・研究成果報告会(千代田区)2004.12.13

29.社会復帰病棟における長期在院患者を対象とした退院促進の試み(その1)~チームアプローチを中心に.共著(安西信雄、伊藤明美、佐藤さやか、古屋龍太)、第12回日本精神障害者リハビリテーション学会、前橋市、2004.11.6

30.社会復帰病棟における長期在院患者を対象とした退院促進の試み(その2)~看護からのアプローチ.共著(森田、安西信雄、伊藤明美、佐藤さやか、古屋龍太)、第12回日本精神障害者リハビリテーション学会、前橋市、2004.11.6

31.精神科デイケアにおける宿泊キャンプ活動~そのプロセスと治療的意義.単著(古屋龍太)、日本デイケア学会第4回年次大会、大宮市、1999,9,23

32.アルコ-ル依存症回復者の一事例.共著(小宮山徳太郎、古屋龍太)、東京都多摩小平保健所地域精神保健福祉連絡協議会専門部会(アルコ-ル・薬物依存部会)、小平市、1999,3,11

33.精神科デイケアの施設基準の解釈について.単著(古屋龍太)、東京デイケア連絡会第50回記念例会、小平市、1998.7.25

34.社会保障構造改革と精神保健福祉士.単著(古屋龍太)、第13回PSW東京セミナー、杉並区、1998.8.22

35.国立武蔵病院デイ・ナイトケア試行の現状.単著(古屋龍太)、小平地域精神保健福祉業務連絡会、小平市、1998.2.18

36.デイケアの意義と役割、単著(古屋龍太)、東京精神保健福祉研究会セミナ-、新宿区、1997.4.4

37.デイケアにおける「事故」について~「デイケア総合補償制度」の運用状況から.単著(古屋龍太)、日本デイケア研究会第2回大会、千葉市、1997.9.6.

38.これからの精神保健福祉.単著(古屋龍太)、日本保健医療社会学会第150回月例研究会、文京区、1997.12.5

39.精神科デイケアの現状と課題-保険診療の施設基準をめぐる問題について.単著(古屋龍太)、埼玉デイケアネットワ-ク平成9年度第3回例会、浦和市、1997.12.10

40.医療保険改正及び99年精神保健福祉法改正について.単著(古屋龍太)、東京都精神障害者作業所連絡会中部ブロック例会、杉並区、1997.12.15


41.成年後見制度新設と医療保護入院制度.単著(古屋龍太)、第8回日本精神保健政策研究会、港区、1996.12.21

42.精神科デイケアにおける評価スケ-ルの検討.単著(古屋龍太)、第32回日本臨床心理学会大会、調布市、1996.11.15

43.いわゆる処遇困難なアルコール依存症の治療経験から.共著(小宮山徳太郎、三ッ汐洋、赤沼のぞみ、小林やえこ、間正孔子、横瀬由子、水落正巳、飯田久美、川瀬由美、古屋龍太)第38回日本病院・地域精神医学会総会、秋田市、1995.10.6

44.デイケアにおける精神科リハビリテ-ション行動評価尺度REHABの利用-主としてスコアのばらつきをめぐって.共著(濱上幸司、伊藤孝子、古屋龍太、三澤孝夫、松田玲子、荻原真佐男、樋田精一)、第38回病院・地域精神医学会総会、秋田市、1995.10.9

45.「精神障害者保健福祉手帳」と今後の精神障害者福祉.単著(古屋龍太)、第10回PSW合同研修会、新宿区、1995.10.21

46.精神科デイケアの可能性と陥穽.単著(古屋龍太)、日本デイケア学会(仮称)設立準備大会シンポジウム「日本デイケア学会(仮称)に何を期待するか」、新宿区、1995.9.9

47.治療意欲の乏しいアルコール依存症者の入院治療.共著(小宮山徳太郎、三ッ汐洋、小林やえこ、古屋龍太、他)第36回病院・地域精神医学会総会、京都市、1993.10.9

48.デイケアにおけるDAS(WHO)の試行~「精神の障害」の評価について.共著(猪俣謙策、荻原真佐男、村中知恵、古屋龍太、伊藤孝子、松田玲子、濱上幸司、樋田精一)、第36回病院・地域精神医学会総会、京都市、1993.10.9

49.精神保健をめぐる法改正の動向ー精神保健法・障害者対策基本法・地域保健法.単著(古屋龍太)第8回PSW合同夏季研修会、世田谷区、1993.9

50.「法見直し」と今後の精神医療・保健のあり方.単著(古屋龍太)、第7回PSW合同夏季研修会、川崎市、1992.9.26

51.精神保健法5年後の見直しに向けて.単著(古屋龍太)、日本精神医学ソーシャルワーカー協会東京都支部第2回研修会、板橋区、1992.5.23

52.セルフ・ヘルプ・グループと精神医療改革運動~「市民の会」22年間の活動を通して.単著(古屋龍太)、第29回日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会全国大会、京都市、1991.10.19

53.デイケアにおける暴力問題への対処~ケース記録を通して.単著(古屋龍太)、第25回東京デイケア連絡会.世田谷区、1991.6.22

54.職業適性検査からみたアルコール依存症.共著・筆頭演者(古屋龍太、三ッ汐洋、小宮山徳太郎)第26回日本アルコール医学会総会、千代田区、1990.10.9

55.国立精神療養所におけるデイケアの現状と課題.単著(古屋龍太)第22回東京デイケア連絡会、小平市、1990.6.23

56.抗酒剤(シアナマイド等)を用いたコミュニティーケアの試み.共著(小宮山徳太郎、三ッ汐洋、古屋龍太、荻原真佐男、漆畑知恵)、第33回病院・地域精神医学会総会、千代田区、1989.10.1

57.東京におけるデイケアの現状と課題~東京デイケア連絡会の活動から.共著・筆頭演者(古屋龍太、飯田英里、後藤潔、齋藤敏靖、早田幸、土屋美樹、宮沢浩子、中村俊哉、川澄直子、手塚一朗、日吉淳治、小田敏雄、菊田陽子、市井雅哉、吉野比呂子)第32回病院・地域精神医学会総会、駒ヶ根市、1988.10.7

58.東京におけるデイケアの現状と課題.単著(古屋龍太)、東京福祉社会療法研究会、墨田区、1988.1.25

59.デイケア・作業所における施設外活動と施設間交流.単著(古屋龍太)、第2回東京福祉社会療法研究会、墨田区、1986.2.28

60.デイケア開設14年目の現況.単著(古屋龍太)、第1回東京デイケア連絡会、小平市、1986.4.12

61.患者の自主性とスタッフの関わり.共著(磯谷留美子、夏堀ヨシノ、伊藤孝子、櫻田光夫、村中知恵、古屋龍太、樋田精一)、第29回病院・地域精神医学会総会、金沢市、1986.10.10

62.施設外活動と他施設との交流.共著・筆頭演者(古屋龍太、村中知恵、伊藤孝子、櫻田光夫、磯谷留美子、夏堀ヨシノ、樋田精一)、第28回病院・地域精神医学会総会、武蔵野市、1985.9.25

63.デイケア開設以来13年間のプログラムの変遷.共著(村中知恵、古屋龍太、伊藤孝子、磯谷留美子、夏堀ヨシノ、樋田精一)、第28回病院・地域精神医学会総会、武蔵野市、1985.9.25

64.デイケア活動の現状と課題~地域で精神障害者をいかにサポートするか.単著(古屋龍太)第13回PSW合同夏季セミナー・パネルディスカッション、世田谷区、1985.8.3
 
65.デイケアの有り様を考える Ⅳ~国立武蔵療養所の場合.単著(古屋龍太)、精神医療を考える会、世田谷区、1983.4.14

66.デイケアと地域の関連~事例を通して.単著(古屋龍太)、小平・東村山・東大和地域精神保健業務連絡会、東村山市、1983.2.16


疲れてやつれた男

2011年03月01日 17時22分10秒 | 日々の雑記

専門職大学院の院生たちに、言われてしまいました。

「あれっ?先生、どうしたんですか?」
「なんか、げっそり、しちゃってますよ」
「すっかり、やつれちゃいましたね」
「私たちの総括レポートで、迷惑かけちゃってるから?」

たしかに、2月に入ってから、僕は大変、疲れています。
正確に言うと、2月7日以降ですが。

夜、あまり寝てないので。
1週間で、合計睡眠時間、24~5時間だと思います。
毎日、床に就くのは、午前3時過ぎてからなので。

その前に布団に入っても、眠れないんですね。
頭が冴えちゃっているので、ますます不眠に意識が向いてしまいます。
それで、疲れ果てて、眠くなるまで、パソコンに向かっています。

やつれて見えるのは、体重が減ったせいでしょう。
3週間で3キロくらい、落ちました。
肌もガサガサで血色悪いし、白髪も増えました。
我ながら、一気に老け込んで、歳をとったような…。
おかげで、正月太りは解消しましたけど(笑)

院生の、君たちのせい?
いえいえ、そんなことはありません。
別のことなので、ご安心下さい。
自分のことで、パソコンに向かい続けているだけです。
今抱えている課題が一段落したら、回復してくると思います。

昨日は、同僚の教員からも言われてしまいました。
よほど、僕が会議中ぼーっとしていて、居眠りも目立ったのでしょう。
「大丈夫かい?元気ないじゃない?」
「ちゃんと寝なきゃ~。今日は早く休みな」
そういって、やさしく肩をぽんぽんと叩いてくれました。

やっぱり、見るからに、疲れているんでしょうね。
あまり、周囲に心配かけちゃいけないな、と反省しきりです。

今日は、院生のひとりから、シールとカードをもらいました。
「配ってたんで、もらってきました」と。
こんなことが書いてありました。

  「疲れた」「眠れない」が「うつ病」のサインです。
  あなたが気づけば、きっと大丈夫。
  うつ病サイン、みんなでキャッチ。
  「お父さん、眠れてる?」
  3月は自殺対策強化月間です。
  彩の国・埼玉県

あ”~っ…(^_^;)
精神保健福祉担当の教員が~(>_<)
自分の、心の健康管理、きちんとせにゃぁ~(*_*)

これから、過酷な3月です。
あらゆる宿題の締め切りが、迫ってきています。
毎週、講演やら、出張やら、旅行もあります。
限られた時間で、集中して、こなしていかないと…。

この3月を、なんとか乗り切りたいと思います。
3月は、教え子たち(「子」じゃないけど…)の旅立ちの時だし。
4月は、新しい院生たちを迎えるんだし。
なんとか、かんとか、這いつくばってでも…。

あ~~、しかし……。
どうにも、頭が働かない…。
ともすれば、フリーズしてしまいそうな…。
エネルギー充填、30%くらい?
花粉症もあって、意気が全然上がらない、僕の春です。
(=_=)



※画像は、2月27日。
 先週土曜日は、専門職大学院の長期履修生の発表会。
 昨年卒業した6期生も、2年目の同期生の発表応援に、多数来ていました。
 夕方の意見交換会(懇親会)のあと、清瀬の街で二次会やって。
 新津ふみ子さんの提唱で、さらに三次会で、カラオケに行くことになって。
 カラオケシダックスで、深夜0時に迎えた、誕生日。
 突如、サプライズのケーキが運ばれてきて、ビックリ!
 「疲れてる」とか言いながら、ノリノリで1時半まで歌っちゃいました~♪
 みんな、ありがと~ぅ!(^_^)/~