PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

大学の11月のイベント

2011年10月29日 13時03分03秒 | イベント告知


今日明日の土曜・日曜日、勤務先の大学祭です。
キャンパス中庭を中心に、わいわい、がやがや、賑やかです。
近隣の子供たちも、たくさん遊びに来て、走り回っています。

そんな、華やかなキャンパスの一隅で、シビアなディスカッションの場もあります。
今日は、専門職大学院の1年制組24名の中間報告会です。
ソーシャルワーク実習、ビジネスマネジメント実習の一部に位置づけられます。

大学というところでは、1年中毎月、様々なイベントが繰り広げられます。
大学教員はイベント屋か?と思うくらいに、次々と予定が組まれます。
精神保健福祉関連でも、11月に2件のセミナーがあります。

ひとつは、「第2回S-PSフォーラム」です。
PSWの現場を互いにざっくばらんに語り合おうという場で、今年2回目になります。
学部や通信教育のPSW課程卒業生をはじめ、9月の第1回目は60名が参加しました。

もう一つは、「第20回環太平洋社会福祉セミナー」です。
今年のテーマは「東日本大震災とアジアの災害に学ぶソーシャルワーク人材育成」。
「心のケア中長期支援」について、佐藤三四郎さんにお話をお願いしました。

大学という場所は、単に授業をやってるだけでは衰退します。
色々な人の出会う場、色々な現場からの発信を紡いでいく場になればと思います。
いろいろ、やればやるほど、教員は自分の首がまわらなくなるのですが…(汗)


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第2回日本社会事業大学
S-PSフォーラム

~現役生と卒業生のより良いキャリア形成と実践力向上を目指して~
日本社会事業大学精神保健福祉士養成課程では、学部・通信教育科・専門職大学院・研究科大学院において精神保健福祉を学んでいる方と卒業した方々の相互交流と実践的学びの場として精神保健福祉士養成課程関係者フォーラム(S-PSフォーラム)を開催します。
福祉初心者の方も、当事者の方も、現場で揺らぎながら働いている方も、母校に貢献したいと思っている方も、みんなで大集合しませんか?
懐かしい先生もお呼びして、現役の教員と共に皆さんと交流したいと思っています。
パートナーシップを体感し、みんなでエンパワーメントしあいましょう!

日 時:11月6日(日) 10:00~17:00 
場 所:日本社会事業大学 清瀬キャンパス 教学B棟B301ほか
参加者:通信教育科、社会福祉学部、専門職大学院、研究科大学院の在籍者および卒業者

構 成:
1.基調講演 10:00~12:00
「住民参加型の地域福祉実践とは?~ぴあ三浦での取り組みを中心に~」
大野和男先生(元本学専門職大学院教授、元日本PSW協会理事長)

2.分科会(対象者)13:00~15:00
1)はじめての福祉(とらばーゆ組、ご家族や主婦経験者組)
2)地域事業所が抱える現状と課題を分かち合いませんか(現役生、卒業生)
3)精神科病院が抱える現状と課題を分かち合いませんか(現役生、卒業生)
4)行政が抱える現状と課題を分かち合いませんか(精神保健福祉関係)
5)ピア精神保健福祉士に対する期待(当事者の方、ピアサポートに関心を持つ方)
6)あなたの悩みに寄り添います(3年以内の卒業生、中堅・ベテラン卒業生も)

3.交流会 生協カフェテリア 15:00~17:00
教員による「よろず相談」を含む。軽食とソフトドリンク付き

参加費:1,000円

当日参加予定教員:
寺谷隆子(前本学精神保健福祉士養成課程主任)、
大野和男(元本学大学院福祉マネジメント研究科教授)
贄川信幸(本学社会事業研究所特任准教授)
添田雅宏(通信教育科専任教員)
北本明日香(通信教育科専任教員)

申し込み先:
お申し込みは必要事項をご記入の上、大島研究室までメールにてお送りください。
(必要事項)
氏名、課程、卒業年、現所属先、連絡先(メールアドレス)
希望する分科会(第2希望まで)
(大島研究室e-mailアドレス)
spsforum.jcsw@gmail.com  

主催:S-PSフォーラム実行委員会


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INTERNATIONAL SEMINAR ON SOCIAL WELFARE IN ASIA AND THE PACIFIC 2011
平成23年度 第20回 環太平洋社会福祉セミナー
テーマ: 東日本大震災とアジアの災害に学ぶソーシャルワーク 人材育成-コミュニティを核とする災害復興
Human Resource Development for Community-Based Disaster Management

2011年度の環太平洋社会福祉セミナーは、11月3日(木)「アジアの災害リスク管理ソーシャルワーク人材育成 コミュニティを核とする災害復興」をテーマに、日本社会事業大学とアジア太平洋社会福祉教育連盟(APASWE)共催で国際セミナーを開催します。
災害復興におけるコミュニティを核とする住民主体の包括的な地域復興と、そのための社会開発型ソーシャルワーク。
どのような人材が求められているのか、その人材育成について考える。

11月3日(木) 9:30-17:30( 9:00 受付 )
会場:JICA市ヶ谷(JICA研究所)
※当日は日本語による同時通訳が付きます。

プログラム
基調報告(10:00-12:00)
「コミュニティベース災害リスク管理人材育成―大学、NGO、地域での人材育成― 」
エマニュエル ルナ(フィリピン大学ソーシャルワークコミュニティ開発学院教授)
「コミュニティからの再生」
臼澤 良一(大槌町「まごころの里」まごころひろば臼澤館長)

報 告(13:30-14:30)
ソーシャルワーク人材育成実践プログラム
13:30-14:00
「地域での心のケア中長期支援に向けて」
佐藤 三四郎(東京福祉大学教授)
14:00-14:30
「災害ソーシャルワーク人材育成-大学の人材育成、ソーシャルワーク組織形成支援-」
新家 増美(中国華東理工大学教授)

質疑・討論(14:30-17:30)
「災害ソーシャルワーク人材育成」
デチャ サングカワン(タマサート大学社会公共管理学院院長)
バグス アリョ(インドネシア大学講師)

主催:日本社会事業大学 社会事業研究所
共催:アジア太平洋社会福祉教育連盟(APASWE)
後援:独立行政法人 国際協力機構(JICA)

INTERNATIONAL SEMINAR ON SOCIAL WELFARE IN ASIA AND THE PACIFIC 2011
受講申し込み方法
本学ホームページ(http://www.jcsw.ac.jp)をご参照の上、いずれかの方法でお申し込みください。
 FAX お電話でのお申込みは受け付けておりません。
 郵送
申込先 〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
日本社会事業大学社会事業研究所(社会福祉セミナー担当宛)
FAX 042-496-3051

参加費 無料

その他
受講票は発行しません。
会場には駐車スペースがありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
内容・スケジュールは変更になる場合がございます。ご了承ください。
障害等のために特別な配慮が必要な方は、あらかじめお申し出ください。

お問い合わせ
日本社会事業大学社会事業研究所(社会福祉セミナー担当)
TEL 042-496-3050
平日 9:00~17:00 土曜日9:00~12:30


大学教員の優雅な一日

2011年10月07日 14時18分35秒 | 大学という場所

大学教員は、毎日、優雅な生活を送っています。
のんびり、ゆったり、優雅に仕事をしています。



大学教員は、学校で授業をやります。
学部、大学院、通信教育、公開講座等々、いろいろあります。

昨年は、最多で週に13コマありました。
今年は、最多で週に20コマに到達しました。

新規開講科目・担当科目だと、準備も大変です。
1時間半の授業のパワポ作りで、だいたい4時間はかかります。

20コマ×90分の授業は、かなり尋常ではないです。
他の学校の先生方に聞いても「あり得ない」と慰められました。



大学教員は、学校の行政にかかわります。
教学の役割だけでなく、あれこれの役割と会議が降ってきます。

入試広報にかかわる、数多の打合せがあります。
学生委員としての、打合せもあります。

専門職大学院の研究科委員会や運営委員会。
カリキュラムの検討をする委員会。

学生の保健指導に関する委員会や、メンタルヘルスに関する委員会。
学内学会の事務局長なんて役割も、今年降ってきました。

新しいことを創りだしていく会議は、頭が冴えますが、
報告事項が主のつまらない会議は、どうしても眠くなります。

研究室にいると、いろんな打合せで、順番に人が出入りします。
研究室にいても、宿題の原稿が書けた試しがありません。



大学教員は、1週間ごとに旅行ができます。
学会や、研修会の講師や、何かしら、地方出張があります。

先々週は、名古屋で日本デイケア学会でした。
分科会の座長と、理事会・総会とシンポジウムに出てきて、日帰りでした。

先週は、静岡県PSW協会の秋季研修会でした。
90分講演し、パネルのコメンテーターして、夜は懇親会で盛り上がりました。

今週は、和歌山県PSW協会の研修会です。
精神保健福祉士業務指針について、お話しさせてもらいます。

早朝からの飛行機や新幹線の移動って、結構疲れます。
ノーパソを開いても、最近は、いつも、爆睡状態に陥ります。



大学教員は、決まった勤務時間がありません。
出勤・退勤時間がハッキリしていない分、超過勤務手当もつきません。

なので、自分自身のタイムマネジメントが必要です。
それでも、どんどん宿題が溜まっていきます。

宿題を片付けるためには、眠る時間を削るしかありません。
寝不足を、仮眠でカバーしていきます。

某月某日(日)から翌日(月)のタイムレコードをとってみました。
酔狂なブログと、お笑い下さい。

2日間48時間の生活を、4つに分類すると…
睡眠:6時間15分
移動:4時間20分
私用:7時間40分
仕事:29時間45分

大学教員は、毎日、優雅な生活を送っています。
なかなか優雅な、二日間の記録をご覧下さい。



00:00~ 通信教育精神保健福祉士短期課程「精神保健福祉論」レポート添削
03:30~ 仮眠(2時間半)
06:00~ 起床・洗面・朝食・洗濯
07:30~ 移動(西武線~丸ノ内線~南北線)
08:20~ 日本医科大学に到着
08:30~ 日本医療マネジメント学会医療福祉連携講習会「福祉施設論」講義
12:00~ 昼食休憩・お弁当
12:40~ 同上講習会「精神保健福祉論」講義
14:20~ 同上講習会「地域移行支援論」講義
16:10~ 移動(南北線~丸ノ内線~西武線)
17:00~ 帰宅・夕飯・シャワー
19:30~ 仮眠(3時間)
22:30~ 通信教育精神保健福祉士短期課程「精神保健福祉論」レポート添削
04:00~ 朝食
04:30~ 通信教育レポート添削つづき
06:15~ 仮眠(45分)
07:00~ 通信教育レポート添削つづき・学会誌投稿論文査読
09:30~ 移動(西武線~山手線~小田急線)
10:30~ 社会福祉士実習巡回指導
12:00~ 社会福祉法人両全会理事長懇談
13:00~ 移動(小田急線~山手線~西武線)
13:40~ 昼食
14:10~ 通信教育レポート添削つづき
15:50~ 移動(車、途中ガソリンスタンド)
16:30~ 大学に出勤、授業成績評価、通信教育科教職員打合せ
17:30~ 研究室でメール・郵便物チェック
18:30~ 小平市地域自立支援協議会打合せ、書類整理
20:20~ 退勤(車)
20:50~ 郵便局で郵便物受け取り
21:00~ 帰宅、夕食、シャワー
23:00~ 出版社の原稿執筆(~3:00)


※画像は、宮古島の砂山ビーチ近くの駐車場にいたシーサー。