PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

退院・地域移行支援の夜間講座

2009年11月27日 02時08分25秒 | 専門職大学院

今日(もう昨日ですが)は夜、都心のキャンパスで夜間講座でした。
講座のタイトルは「退院・地域移行ソーシャルワーク」。
今日が最終回でした。

授業は2コマ連続で、夜6時半から9時40分まで。
リアクションペーパー書いてもらって、個別の質問に答えていたりすると、夜10時を回ります。
夕飯抜きで移動しての講義なので、さすがに疲れます。

でも、受講生は真剣に耳を傾けてくれています。
疲れて寝ている人がいてもおかしくないのに、しっかりメモしています。
テーマがテーマだけに、話す側も熱を帯びてきます。

この授業は公開講座にもなっているので、外部の人も受講しています。
病院や地域の機関のPSWやMSW、役所のCWやPHN、家族の立場の方…、色々です。
精神保健福祉は門外漢という人も、うなずきながら、聞いてくれています。

なので、こちらも手抜きできません。
先週も今週も、毎回70枚くらいのパワポスライドを用意して臨みました。
おかげで、昨夜も寝たのは未明3時半です。(∋_∈)

昨年もやった講座なので、ベースになるパワポはあるんですけどね。
他の講演で使ったパワポや、最近の資料なども盛り込んで。
結局、全面リニューアルになります。

今日は、30分だけ、ゲストスピーカーをお願いしました。
僕より職業歴の長い、いつも静岡から通って来ている専門職大学院生です。
自らの経験をもとに、病院と地域の両面から、とても説得力のある現場レポートをしてくれました。

僕の話しも、意図的に病院における実践と、地域の取り組みを対比して示しました。
病院での「退院促進」と、地域での「移行支援」の間には、様々な課題が浮かび上がってきます。
患者さん個人の能力や障害をあげつらうのではなく、環境からのアプローチが重要になります。

この事業について語る時、やはり病院と地域の「連携」ということが中心テーマになります。
両者を隔てる見えない壁は、未だに厚く高く…。
この国の精神保健福祉の暗部を、まざまざと見せつけられる感があります。

果たして、この国で、脱施設化は本当に可能なのでしょうか?
そのために、現場のPSWは、まず何をしていかなければならないのでしょうか?
重い現実と課題を、改めて受講生たちと再確認した夜間講座でした。


10時に授業を終えてから、駅前の居酒屋で、ささやかな打ち上げを行いました。
講義を通しての様々な想いを、一人ひとり語ってもらいました。
自分なりに、今の立場でやっていけることを発信していこうという想いを強くした夜でした。




※画像は、秋色に包まれたキャンパスの中庭。
相変わらず、授業時間中は学生の姿をほとんど見ることがない、不思議なキャンパスです。

後期改革ビジョンの行方

2009年11月26日 13時12分02秒 | 精神保健福祉情報

昨年から24回にわたって開催されてきた「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」。
この前、9月24日に、その最終報告書が出て、厚労省から公表されました。
タイトルも勇ましく「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」!
ここで掲げられていることが、本当に実現していけば良いのですが…。

冒頭に「今後の精神保健医療福祉改革に関する基本的考え方」が掲げられています。
基本理念として、「地域を拠点とする共生社会の実現」を掲げています。

ようやく、ここへ来て、精神障害領域でもノーマライゼーションの具現化を図る方向が打ち出されたということでしょうか。
でも、そのための具体的な手立てには乏しく、このままでは空文化しそうです。



★基本的考え方の第1点目。
「現在の長期入院患者の問題は、入院医療中心であった我が国の精神障害者施策の結果であり、行政、精神保健医療福祉の専門職等の関係者は、その反省に立つべき」。

決して自らの過ちを認めようとしない、この国の官僚組織の中で「反省」という言葉が盛り込まれたのは、とても意義深いと思います。
でも、「反省」だけなら、猿でもできる(笑)。
いや、笑い事じゃない…(-_-;)。

1950年の精神衛生法以来、この国は国策として「入院促進」を図ってきたのは、周知の事実です。
必要なのは「反省」に基づいた、国の「謝罪」じゃないでしょうか?
かつて悪いことを他者にしてしまった時、ふつうは相手に謝罪しますよね。
ハンセン病の強制隔離収容政策を、国が謝罪し、大きく事態が変わったように。
諸外国の「脱施設化」のような抜本的な政策転換を図るには、「反省」では余りにも弱々しい。

専門職等の関係者の努力が足りなかった、という反省も必要でしょう。
でも、多くの専門職団体が隔離収容政策の転換をずっと求めてきたのに、国は動きませんでした。
この間の政治や行政の不作為の罪は、やはり大きいと思います。
10年、20年、30年、40年と、精神科病院での生活を強いられてきた社会的入院患者さんたち。
重すぎる負の遺産を返済して行くには、相当な改革が必要です。
残念ながら、それだけの意気込みは、この報告書からは伝わってきません。
(T_T)


★基本的考え方の2点目。
「精神保健医療福祉に関しては、今後、障害者権利条約等の国際的な動向も踏まえつつ、「地域を拠点とする共生社会の実現」に向けて、「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本理念に基づく施策の立案・実施を更に加速すべき」。

これに対応するのが、「地域生活支援体制の強化」で掲げられた各事項でしょう。
障害福祉サービス等の拡充を示しています。
総合的相談を行う拠点機関の設置、24時間支援・ケアマネジメント機能の充実等です。
また、グループホーム・ケアホームの整備促進を図るとしています。
ピアサポートの普及や、当事者の行政プロセスへの参加を促進する、等も謳っています。

街中に小さなステーションを設けて、担当エリア内の支援を展開する。
各地で取り組まれているACT等を、全国展開する。
絵に描いた餅になっている、精神障害者のケアマネジメントを実効あるものにする。
海外で先行している「Housing First !」という脱施設化施策に基づいて、居住福祉資源をまず拡充する。
退院・地域移行だけでなく、ピアサポートを積極的に展開する。
国・地方行政の施策決定に関わる審議会・協議会に、必ず当事者に参加してもらう。

「Nothing about us without us !」(私たち抜きに私たちのことを決めるな)という言葉は、やはり重いと思います。
上記の項目も、どれも、PSWをはじめ関係者が前々から主張してきたことです。

なぜ、この国では当たり前の施策が具体化しないのでしょう?
やるべきこと、やらねばいけないことは、誰の目にもハッキリしているのに…。
「入院医療中心から地域生活中心へ」に向けて「施策の立案・実施を更に加速させる」とありますが、失速しないことを望みます。
(-_-)


★基本的考え方の3点目。
「長期入院患者等の地域移行の取組を更に強力に推し進めるとともに、今後新たな長期入院を生み出さないという基本的な姿勢に立って、施策を推進すべき」。

「精神保健医療体系の再構築」として、いくつもの項目が列記されています。

統合失調症の入院患者の減少を一層加速させる。
高齢精神障害者の適切な生活の場を確保するため、介護保険サービスの活用等を検討する。
認知症患者のBPSD(行動・心理面の周辺症状)等に対応する専門医療機関の確保する。
気分障害、依存症、児童・思春期精神医療の機能強化と医療提供体制の拡充する。
早期支援体制の整備を図る。
地域精神保健医療提供体制の再編と、精神科医療機関の機能の強化を図る。
精神科医療機関における従事者の確保、資質の向上を図る。
精神科救急医療体制を確保し、制度的位置づけを整理する。
未受診者・治療中断者への、訪問診療・危機介入等の支援の強化を図る。

いずれも検討はして欲しいし、整備も、拡充も、強化も、向上もして欲しいです。
貧しく劣悪な精神科医療の状況が変わるのであれば、何から手をつけても前進にはなると思います。
ただ、ここで触れられている事柄は、相応の予算がないと実現が難しいものばかりです。
かの事業仕分けでも、厚労省の予算はばっさばっさと切られているご時世に、どうでしょう?
新政権は、福祉等の社会保障分野については、むしろ拡充推進を打ち出してはいますが…。
検討会で為された丁々発止の議論が、無に帰すことなく、本当に具体化されていくのか…。
今後の推移を見守りたいと思います。
(@_@)



この検討会最終報告書は、後期「改革ビジョン」の基本方針になるものです。
今後の5年間(2009年10月~2014年9月)、どのように日本の精神保健医療福祉が変わるのか…。
楽しみでもあり、不安でもあります。
(-_-;)




※画像は、一橋大学の兼松講堂。
 去年、精神障害者リハビリテーション学会に参加した時のもの。
 今年の福島大会は、残念ながら行けませんでした。


第25回日本精神衛生学会大会

2009年11月13日 11時38分21秒 | イベント告知
明日から、日本精神衛生学会があります。

今回、近くの国立看護大学校で開催されるので、行ってみようと思ってました。
精神保健福祉士をめざす大学の学部生や、専門職大学院の院生たちも、参加します。

最初は、単なる一参加者で行くつもりでいたのですが…。
ある日、主催校の田中留伊さんから電話があり、
「シンポジストをお願いしたい」と…。

まぁ、田中さんには、以前からお世話になってますし、
看護学生への特別講義みたいなこともやらせてもらってますし、
なにせご近所づきあいは大切にしないといけませんから、
…お引き受け致しました。

その後、鉅鹿(おおが)健吉大会長が、直々に大学までお出まし頂き、
「どうか、よろしく」とご挨拶を頂き、恐縮してしまいました。

以降、こまめに大会長から、直に電話とメールでご連絡を頂き、
他のシンポジストの依頼状況など、お聞きはしていたのですが…。

ある日、大会長より「このシンポジウムについてのコーディネートをお願いしたい」と…。
えっ?
(?_?)
「ついては、司会がまだ決まってないので、どなたか、お願いします」と。
あわわ…、ミイラ取りがミイラになってしまった。
(^_^;)

更に後日、プログラムが送られて来て…
ふと、最後のページを開いてみたら…。
実行委員に、僕の名前が入っている!?
あぁ~、完全にミイラになってしまった…。
一度も実行委員の委嘱なんて話しは、なかったんだけどな…。
鉅鹿大会長、おそるべし…。
(-_-;)

…ということで、僕は実行委員なのだそうで…。
明日から二日間、土日は否応なく、びっちり会場におります。

僕のゼミの院生も、本当は土曜日授業だったのに、
授業として、この学会参加に振り替えになりました。
(^o^)

運営本部や、どこぞの会場の隅に、僕は多分います。
ノートパソコン開いて、宿題の内職作業をしているかも知れませんが…。
もし、お近くをお通りの節は、お声かけ下さい。
(^_^)/~


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


第25回日本精神衛生学会プログラム

メインテーマ「こころの健康と援助の再考」
2009年11月14日(土)~15日(日)
会場:国立看護大学校(東京都清瀬市、西武池袋線清瀬駅南口下車徒歩15分)

●公開講演
「こころと映画と社会」大林宣彦(映画作家)

●公開シンポジウムⅠ「援助活動の様々な形-こころのつながりを求めて-」
シンポジスト:
古屋龍太(日本社会事業大学)「長期在院精神障害者の退院支援~退院患者さんが教えてくれたこと」
関屋スミ子(横浜カメリアホスピタル)「ハンセン病看護・精神科看護に携わって」
福山清蔵(立教大学)「いのちの電話相談員の力」
金杉和夫(金杉クリニック)「クリニックでできる地域精神医療」
司会:福井里江(東京学芸大学)

●公開シンポジウムⅡ「心を豊かにする関係性」
シンポジスト:上田紀行(東京工業大学)、岸本葉子(エッセイスト)、下山晴彦(東京大学大学院)
司会: 早川東作(東京農工大学)、鉅鹿健吉(国立看護大学校)

●大会長講演「援助のコミュニケーション」
   鉅鹿(おおが)健吉(国立看護大学校教授)

●シンポジウム1「ひきこもる若者たちへの支援をめぐって」
シンポジスト:荻野ゆう子(子ども家庭教育フォーラム)、河野久忠(青少年自立支援センター) 、二神能基(ニュースタート事務局)
司会・シンポジスト:高塚 雄介(明星大学・日本精神衛生学会理事長)

●シンポジウム2「地域精神保健活動の可能性」
シンポジスト:小松博子(かがやき会)、水野淳一郎(長信田の森心療クリニック)、贄川信幸(地域精神保健福祉機構(コンボ)/日本社会事業大学)
司会:川上憲人(東京大学大学院)

●シンポジウム3「職場のメンタルヘルス:個人と組織の活性化に向けて」
シンポジスト: 金井篤子(名古屋大学)、真船浩介(産業医科大学)
司会・シンポジスト:島津明人(東京大学大学院)

●看護シンポジウム 「感情労働へのセルフケアとサポート」 
シンポジスト: 武井麻子(日本赤十字看護大学)、菅野泰蔵(東京カウンセリングセンター)司会・シンポジスト: 宮本真巳(東京医科歯科大学)

●自主シンポジウム1「心理的応急処置(Psychological First Aid)について考えよう」
シンポジスト:
奥田良子(中央大学)「学内事件の対応の経験から」
多賀谷篤子(東京都教育相談センターアドバイザリースタッフ)「学校の事件・事故後の緊急支援に際して」
稲本絵里(白梅学園大学)「被害の“暗数”の壁を乗り越える」
池田敏夫(社会福祉法人 東京都社会福祉協議会)「社協の災害ボランティア活動とMCRTとの協働をめざして」
司会・企画者: 重村朋子(日本医大)

●自主シンポジウム2「認知症の人と住民の心の交わり」
話題提供: 天野琴代・若林紘一・高木雅子・和田綾子(認知症の人の友の会) 、遠藤義子・日下部あゆみ(専門介護福祉士研究会)
助言者: 川上正夫・廣池利邦(専門介護福祉教育研究会)
司会・企画者: 喜多祐荘(中部学院大学大学院・認知症なじみのふるさと研究会)

●自主シンポジウム3 「“おじちゃん・おばちゃん”による地域精神保健活動」
シンポジスト: 小嶋敬子(なじみのふるさと)、梅田洋子(民生委員)、杉山正幸(福祉施設ボランティア) 、N.N.  (東京近郊在住のボランティア)
指定討論者:廣池利邦(群馬社会福祉大学)
司会・企画者:齋藤秀俊(中部学院大学)

●自主シンポジウム4「『甘え』理論と土居健郎」
シンポジスト:
西田知佳子(聖路加国際病院)「孫弟子であったからこそ学べたもの」
高塚雄介(明星大学)「土居先生が日本精神衛生学会に託されたもの」
宮本真巳(東京医科歯科大学)「『方法としての面接』に触発されて―自己一致と異和感の投げ返し―」
司会・企画者: 武井麻子(日本赤十字看護大学)

●口頭発表セッション1
座長 吉川武彦(中部学院大学大学院)、上別府圭子(東京大学大学院)
•「統合失調症患者のリズム障害に関する一研究 ―標準偏差から見たリズム失調とOT参加の関係について―」
笠嶋道子(笠嶋道子音楽療法研究所)、板垣貴喜(国立木更津工業高等専門学校)、吉川武彦(中部学院大学大学院)
•「介護福祉士と看護師の「死に対する考え方」―介護現場に働く介護福祉士と看護師を対象としたアンケート調査を通して―」
仙田志津代(つくば国際大学医療保健学部看護学科)、佐々木美樹(つくば国際大学医療保健学部看護学科)、二橋那美子(臨床教育研究所)、真家年江(臨床教育研究所)
•「女性のがん経験者とがん未経験者が考える「がん」という病気―がんに対する意識調査から―」
真家年江(臨床教育研究所)

●口頭発表セッション2
座長 元永拓郎(帝京大学文学部)、安田美弥子(名寄市立大学)
•「生活者としてワークショップでカウンセリングを学ぶことの意味について―受講生のアンケートから―」
紀尚世(子ども家庭教育フォーラム)
•「垣間見る、若手企業人の育成現場「人間関係だけで、若者たちは育つのか」」
荒井浩司(SMBCラーニングサポート(株))
•「傾聴をベースにした高齢者施設における「ホリスティック・メンタルケア」」
杉本康希(傾聴ボランティア「グループねこばす」)

●口頭発表セッション3
座長 天谷真奈美(国立看護大学校)、影山隆之(大分県立看護科学大学)
•「医療につながりきらない子どもをもつ「親の会」の運営を考える」
荻野ゆう子、富田富士也(子ども家庭教育フォーラム)
•「ひきこもり青年を抱える家族の困難感―父親と母親との比較から―」
船越明子(三重県立看護大学 精神看護学)、宮本有紀(東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻 精神看護学分野)、島津明人(東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻 精神保健学分野)
•「通所施設における「ノート」を使った試み―新たな支援ツールとして―」
石川陽子(社会福祉法人江古田明和会えごのみ)、柴田秀治(社会福祉法人江古田明和会えごのみ)
•「障害者地域生活支援センター利用者の社会生活適応を支援する課題」
池田敏夫(社会福祉法人東京都社会福祉協議会総務部)

●口頭発表セッション4
座長 津川律子(日本大学文理学部)、小泉典章(長野県精神保健福祉センター)
•「静岡県におけるうつ自殺予防対策モデル事業の展開 「紹介システム」から「睡眠キャンペーン」へ」
市原眞記(静岡県精神保健福祉センター) 
•「生き方相談から電話相談の援助を考える」
長谷川理恵子(社団法人北海道家庭生活総合カウンセリングセンター)、鈴木康子(社団法人北海道家庭生活総合カウンセリングセンター)、西川瑞枝(社団法人北海道家庭生活総合カウンセリングセンター)、百貫孝子(社団法人北海道家庭生活総合カウンセリングセンター)、善養寺圭子(社団法人北海道家庭生活総合カウンセリングセンター)
•「中高年住民の自殺についての意識~大分県心の健康基礎調査から」
影山隆之(大分県立看護科学大学 精神看護学研究室)
•「職場のメンタルヘルス対策における漢方医学的診察の有用性」
奥平智之(医療法人山口病院(川越)/日本大学医学部内科学系統合和漢医薬学分野)
●ポスター発表グループ1
・「精神障害当事者が語る「病の体験を聞く授業」の学習効果」
鎌田澄子(聖母大学)
・「認知症の人を支援する人の養成について」
喜多祐荘(中部学院大学大学院)、川上正夫(日本福祉教育専門学校)、廣池利邦(群馬社会福祉大学)安藤嘉洋(専門介護福祉士研究会)
・「緩和ケア病棟におけるアートセラピーの試み」
五島真理為(特定非営利活動法人こころアートコミュニケーション)、安田千壽子(特定非営利活動法人こころアートコミュニケーション)
・「FASTを用いた家族関係の検討」
加藤文季(明星大学大学院)、黒岩誠(明星大学)
・「脳死患者家族の心理的ストレス 脳死期間における家族の心理状態」
吉野美緒(日本医科大学武蔵小杉病院)、重村朋子(日本医科大学)、上淵真理江(共立女子短期大学)、奥田良子(中央大学)
・「脳死患者家族の心理的ストレスとオプション提示に関する研究」
重村朋子(日本医科大学)、吉野美緒(日本医科大学武蔵小杉病院)、奥田良子(中央大学)、上淵真理江(共立女子短期大学)
・「脳死患者家族の心理的ストレス 喪失に関する心理的負荷の比較研究」
吉野美緒(日本医科大学武蔵小杉病院)、重村朋子(日本医科大学)、上淵真理江(共立女子短期大学)、奥田良子(中央大学)

●ポスター発表グループ2 
・「パートタイム女子従業員のストレスと精神的健康に関する研究」
瀧澤透(八戸大学人間健康学部)
・「三交替勤務についている男性工員の不眠の関連要因;特に職場ストレスとの関連」
影山隆之(大分県立看護科学大学 精神看護学研究室)
・「N市におけるメンタルヘルス相談の試み~描くことから語ることへ~」
水口進(常磐大学コミュニティ振興学部)、濱崎武子(常磐大学心理臨床センター)
・「メタ認知のストレス緩衝効果」
鈴木隆之(明星大学大学院)、高塚雄介(明星大学)
・「初対面の状況においてバックグラウンドミュージックが話しやすさに与える影響の検討 ―POMS得点の変化を中心に―」
重留真幸(明星大学大学院)
・「職場環境および職員の意欲とBPSDとの関連―重回帰分析による検討」
成田猛(秋田看護福祉大学看護福祉学部福祉学科)、鈴木里枝(東北福祉大学)、高野隆一(ノースアジア大学)
・「職場環境および職員の意欲とBPSD―内容分析による検討」
鈴木里枝(東北福祉大学)、成田猛(秋田看護福祉大学看護福祉学部福祉学科)、高野隆一(ノースアジア大学)
・「父母間の紛争が子どもの福祉に及ぼす影響、及びその対応策に関して」
井村たかね(聖徳大学人文学部心理学科)

●ポスター発表グループ3
・「思春期・青年期の知覚されたソーシャル・サポート、「甘え」と信頼感との関連性についての研究」
増田雅一(明星大学大学院)、高塚雄介(明星大学)
・「青年期の自己評価と親に抱く肯定的感情との関連」
青木智絵(明星大学大学院)
・「道徳性と性格の関連性」
庄司真美(明星大学大学院)、黒岩誠(明星大学)
・「抑うつ状態が着装規範意識および衣服の色の選択に与える影響」
安藤嘉奈子(共立女子大学)、遠藤友香里(共立女子大学)
・「mixi利用形態と社会的スキルの関係について」
石橋紀子(明星大学大学院)、黒岩誠(明星大学)
・「大学新入生の大学生活不安―親・友人関係の違いによる変化過程」
永井尚志(明星大学大学院)、黒岩誠(明星大学)
・「漫画・アニメ等に見るアスペルガー症候群のキャラクター分類」
中川祐志(芦屋大学大学院)

●ポスター発表グループ4
・「母親が持つ育児不安に関する研究―精神的健康との関連について―」
塩野彩(明星大学大学院)、高塚雄介(明星大学)
・「特別支援教育における学生ボランティアの効果―子どもの行動の変化に着目して―」
小華和さやか(明星大学大学院)
・「自己および他者についての孤独感の原因に関する検討」
小川上郁美(明星大学大学院)
・「臨地実習におけるコミュニケーション技術教育の効果と問題点」
奈良知子(弘前医療福祉大学保健学部看護学科)上野玲子(元秋田看護福祉大学看護学科)
・「育児不安を抱える母親への支援のあり方―妊娠後期から産後3ヶ月までの縦断的面接を通して―」
深澤愛美(明星大学大学院)
・「犯罪被害の届出行動の選択に影響を与える要因:大学生対象の仮定法質問紙調査から」
稲本絵里(白梅学園大学)
・「ひきこもり青年に対する地域を基盤とした支援ネットワークについての調査報告」
目良宣子(畿央大学)
・「スクールカウンセラーによるアサーション・グループワークを取り入れた授業の実践-中学生を対象にした友人関係の支援を目的にして-」
田淵尚子(明星大学大学院)、渡辺晶子(明星学苑相談室)

●特別集会 「土居健郎先生を偲んで」(理事会企画)

飛行機珍事

2009年11月10日 12時35分31秒 | 日々の雑記
最近やたら、飛行機であちこち地方巡業中です。
このブログも、やたら空港での飛行機の画像ばかりになってしまって。
決して、航空マニアという訳ではありません。
(^O^)



4日前は、羽田から鹿児島に向かいました。
羽田空港を定刻通りに出発して、房総半島、三浦半島、飛び越して、
「あ、あれ大島だな。あれ、三宅島かな…」などと、窓から眺めていました。
前夜3時まで原稿書いていて、ほとんど寝ていなかったので、少し目をつぶっていました。
ふと目を開けると、富士山がくっきりと眼下に。
「おぉ~」と思いながらも「あれ…!?なんかヘン…?」
なぜ、機体の左側に陸地があるんだ?
(?_?)
日本地図を頭に思い浮かべながら、頭が混乱…。
明らかに今、伊豆半島を越えて、相模湾に入っているし…。
この飛行機、東に向かっている!
(-o-;)

ほどなく機長のアナウンス。
「当機のエンジンに不具合があり、地上と協議の上、ただいま羽田空港に引き返しております。
お急ぎのところ、誠に恐縮ですが…」
エンジンが不具合って…、何っ!?
(ρ°∩°)

羽田空港に戻って、整備のチェックが入って、機内でまたされて。
「運航前点検では異常のなかったエンジンが膨らんでおり、当機は使用できません。
替わりの機体をご用意致しますので…」
エンジンが膨らむって…、何っ!?
(°□°;)

出発ロビーに戻されて、千円の飲食チケット渡されて「代替え機の用意ができるまで、空港内でお待ち下さい」と。
昼食には早かったけど、パスタ食べて、コーヒー飲んで、お茶のペットボトル買って。
計970円、JALに収賄されてしまった。
(^w^)

でも、タバコ吸って、メールして、待てども待てども、アナウンスは無く。
ようやくバスに乗って8分、空港の隅にある格納庫?から出たばかりと思われる代替え機体に乗り込んで。

羽田を出発したのは、当初の予定時刻から3時間後でした。
鹿児島空港で待ち合わせていた大事な人を、3時間待たせてしまった。

”(ノ><)ノ



今日は島根県に日帰り出張です。

講演のパワポ資料を徹夜でまとめ、午前5時に家を出て、
始発電車で羽田に向かい、7時35分発の出雲行きJALに、ギリギリで乗りました。
講演だし、遅れてしまっては大変と焦っていたのですが、やれやれ間に合って良かったとホッとして、
その後、泥のように眠りこけてしまいました。
(-.-)zzZ

ふと気づけば、飛行機は着陸体制に入っていて、眼下に美しい雲海と中国山地の山並み。
ちょっと東山魁夷の絵を思わせるような風景に、しばし見とれていました。

飛行機はどんどん降下して、雲に入ったところでエンジン音が大きくなって、なぜだか急上昇…。
なぜ?
(^。^;)

「天候が悪化しており、視界不良のため、様子を見て判断されて頂きます」と機長のアナウンス。
降りないって判断したら…、どうなるの?
(ρ°∩°)

20分近く旋回飛行して、降下しては、機体ガタガタいわせて、諦めて上昇しを繰り返し…。
飛行機から見る限りは、宍道湖を覆う雲海と、薄く晴れている日本海が綺麗としか見えないんですが…。

機長からのアナウンス。
「着陸できませんので、当機はこれから岡山空港に向かいます。
ご不便をおかけして、誠に申し訳ありませんが…」
あわわ…、岡山~?
僕、講演会あるんですけど~。
\(☆o☆)/

寂しげな岡山空港に到着。
「現地の天候の状況を見て、運航の可否を決定させて頂きますので、暫く機内でお待ち下さい」
機長のアナウンスに、通路に並んだ乗客は、また席に戻り、代わりにトイレの列ができて。
出雲空港に迎えに来てくれていた、精神保健福祉センターの所長先生が携帯に電話をくれて、
「お迎えに行きますよ」とは言って下さるけど、瀬戸内海側から日本海側まで何時間かかるんでしょう?
(^_^;)

結局、現地の天候回復は期待できずということで、JALの用意したバスにゾロゾロ乗り換え。
一緒に飛行機に乗っていた、川口信金御一行さまのご年配の方々もにぎやかにバスへ。
高速使って、出雲空港まで3時間くらいとか…。
問題は、3時からの講演に間に合うかどうか…。
空港から、更に太田市の会場まで、どれだけかかるのか…。
公用車が待っていてくれるらしいけど…。



現地事務局の方と携帯でやりとりしながら、今高速バスで出雲に向かっています。

ε=ε=┏( ・_・)┛



※飛行機の画像を差し替えました。
 島根県精神保健福祉大会の様子です。
 30分も遅刻をして、参加者の皆さんにご迷惑をおかけしました。
 90分予定の話しを、50分でお話しました。
 

第39回福祉教育セミナー

2009年11月08日 17時13分25秒 | 日々の雑記
今鹿児島です。

もう帰るところで、空港ですが…。

日本福祉教育学校連盟等3団体主催の「福祉教育セミナー」に参加していました。

昨日は全体シンポジウム。

夜は鹿児島東急ホテルで、懇親会。

今日は午前中、精神保健福祉士養成校協会主催の分科会に参加していました。

大学や専門学校の、福祉領域の先生たちばかり、300人。

なかなか、壮観な顔ぶれです。



しかし、南国鹿児島は、暑いっ!

11月なのに、25℃。

鹿児島国際大学の教室には、冷房が入っていました~。