PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

福祉フォーラム、終わり~

2010年06月27日 16時08分55秒 | 日々の雑記

東京は、ジメジメ、ムシムシした曇天模様の日曜日。
二日間にわたる学内学会、「社大福祉フォーラム2010」が終わりました。

今年の参加者総計は、まだ発表されていませんが、結構いらしている感じがします。
老若男女、とても真剣に報告者の話に聞き入っていました。

去年(第48回)の参加者が943名。
うち学生が579名ですから、卒業生等の福祉関係者・一般参加者は364名。

小規模な単科福祉大学の催しとしては、結構な盛況と言って良いのではないでしょうか?
全学の在校生合わせても1000人に満たない(通信教育科を除く)小さな学校ですから。

テーマ講演には、一般市民の方々も多数来場し、講堂には500人くらいいたと思います。
大学のある清瀬市近郊4万世帯に、チラシをポスティングした効果が現れました。

堤美果さんの講演は、「貧困大国アメリカ」の姿を生々しく伝えて、とても刺激的でした。
早速本を5冊買い、キュートな笑顔と共に全部サインをしてもらって、ミーハーな僕は舞い上がりました(^o^)

今年初めての企画だった「車いすバスケットボール体験」には70名が参加。
介護福祉コースのOB・OGが集まっての「介護実践報告・交流会」には50名。

最後の特別報告「障がい者総合福祉法(仮称)」も70名くらい参加していました。
総合福祉部会長・佐藤久夫さんの話を、当事者も事業者も、みんな真剣に聞いていました。

来年は第50回記念大会になるので、今年から特別予算を組んでいます。
PSWを中心に少し色々呼びかけて、精神保健福祉分野の分科会を作りましょうかね。

学会事務局長の平野方紹さんはじめ、校友会室スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして、全体の細々した運営を担ったくれた、学生幹事85名の皆さん、どうもありがとう~!
(^_^)/~


そんなソーシャルワーカーデー

2010年06月25日 10時45分18秒 | イベント告知
もうすぐ、ソーシャルワーカーデー
7月19日、海の日は、ソーシャルワーカーデー。

「へぇ~、そんなの、あるんだ~?」
その率直な言葉、そのままに、ポスターができました。

このコピー、ベタだけど、なかなか、いいかも?
「そんなの」って何?…って、柔らかいインパクトはあるかな?

みずからを「そんなの」と卑下するのが、日本人的かもしれないけど。
とりあえずは、「そんなの」があることを、アピールできれば良いんでしょう。(^o^)

でも、ポスターそのものは、あまりインパクトないですね~。
キャッチコピーほどには、内容に目がいかない感じで。

今、シンボルマークとロゴも公募しているらしいです。
やっぱり「SW」とハートマークのイメージなんでしょうか?

そういえば、PSW協会のマークもそうですね。
はてさて、どうなりますやら?

「人とつながり、社会を変える」
これが、2010年のテーマです。

昨年から始まった、このソーシャルワーカーデー。
主催は、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会です。

若者の福祉離れが、ひとつの危機感になっています。
3Kイメージの福祉現場、福祉国家資格をめざす学生が、年々減少して…。

新規学生の募集停止に追い込まれた、福祉系専門学校は数知れず。
福祉系の大学も、半数が定員割れを起こしています。

協議会代表で、福祉教育学校連盟の会長だった、大橋謙策さんが提唱して。
「自分たちでソーシャルアクション起こさなきゃダメだ!」…と。

でも、何をするにも、先立つものが何も無いので。
1口5000円のカンパ、僕も払いました、ハイ…(^_^;)

今年、東京では、文京学院大学で「中央のつどい」が開催されます。
各地で、これに合わせて、いろんな催しが行われます。

詳しくは、ホームページを…と言いたいところですが。
…ちょっと、ダメじゃん!って感じです。

検索かけても、ポスターしか出て来ないし。
協議会のHPはリニューアル中とかで、余りにもしょぼいし…(ー_ー;)。

今や、誰もがまず、インターネットで情報を得る時代なのに。
広報媒体が、ポスター以上のものが無いというのは…。

来年は、APC21(アジア太平洋ソーシャルワーク会議)が日本であるのに。
大丈夫かな…と、ちょっと心配になってしまいます…(^_^;)

ソーシャルワーカーのムーブメントが、社会性乏しいままでは、困ります。
「人とつながる」ことも「社会を変える」こともできません。

他人事のように論評してちゃ、いけないんでしょうけど。
ちょっと、さすがに、いかがなものかと思ってしまいます。

なお、主催の協議会を構成する17団体は、以下の通りです。
日本のソーシャルワークを動かしていく、エンジンとも言えます。

あ…、各団体の方々、辛口批評、お許し下さいね <( _ _ )>
別に協議会や各団体を、敵に回すつもりは、毛頭ありませんので。

でも、ネットメディアの整備は、早急に取り組んだ方が良いですよ。
ポスターだけじゃ、誰も情報にアクセスできないですから…。

【ソーシャルケアサービス従事者研究協議会】

社団法人日本社会福祉士会
社団法人日本精神保健福祉士協会、
社団法人日本医療社会事業協会
特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会
社団法人日本介護福祉士会
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
社団法人日本社会福祉士養成校協会
一般社団法人日本精神保健福祉士養成校協会
社団法人日本介護福祉士養成施設協会
一般社団法人日本社会福祉学会
日本地域福祉学会
日本介護福祉学会
日本ソーシャルワーク学会
日本福祉教育・ボランティア学習学会
日本医療社会福祉学会
全国社会福祉施設経営者協議会
財団法人社会福祉研究所


※一応「ソーシャルワーカーデー」のホームページ、ご紹介しておきますね。
→ http://www.sw-day.jp/

※画像は、西新宿の空。記事内容とは関係ありません。

大学の専任教員を公募

2010年06月24日 13時11分50秒 | 大学という場所
↑おいしそうでしょ?
今日は、専任教員公募のお知らせです。
大学の教員を目指している人には、おいしい話しでしょ?(^o^)

日本社会事業大学では、この度、専任教員を2名募集します。
ベテランの教授がお二人、定年でいらっしゃらなくなるので。
来年度から着任して下さる方を、一般公募することになりました。

教授を1名と、専任講師もしくは助教を1名です。
「ソーシャルワークの理論と実践の研究」に取り組んでいる方が対象です。
若い学部生を、ソーシャルワーカーとして育てて頂ける方、ということですね。

あくまでも公募ですから、厳正な審査があります。
ブラインドした候補者の中から、一定の基準に基づいて、選考されます。
最終審査として、教授達の前での模擬授業も、たぶんあると思います。

僕も、公募での採用でしたから、不安は多々ありました。
他にも候補者が5人くらいいたようですし、僕は学位もありませんし。
正直言って、どちらかというと「ダメもと」という感じでの応募でした。

でも、自分の足跡を振り返るには、いい機会でした。
教育研究業績書や応募書類をまとめるのに、毎晩、約1ヶ月かかりましたけど。
自分の可能性を拡げるためにも、新しいことにチャレンジするって、大切ですね。

結構、このブログは、大学の教員の皆さんにも、見ていただいているようで。
「社大で仕事してみたい~!」とか、
「東京の大学に移りたい~!」とか、お考えでしたら、ご検討下さい。

今は全然、その気のない方も、公募の要領をご覧になって下さい。
「大学のセンセイって、こんな風に募集がかかるんだぁ~?」とか、
「大学のセンセイを目指すなら、こ~ゆ~風にするのか~?」って、わかるかも(^_-)

優秀で熱意のある方の、応募をお待ちしています。
概要は下記の通りですが、詳しくは、ホームページをご覧になって下さい。
http://www.jcsw.ac.jp/bosyu/index.html


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


◆公募A=教授クラス

1.採用職名
 教授 1名
2.研究領域
 ソーシャルワークの理論と実践の研究に取り組んでいる者。
3.予定担当授業科目
 社会福祉援助技術総論・各論、専門演習、卒業論文指導、相談援助演習等。
 (*大学院・通信教育科の授業も担当する。)
4.公募期間
 公示の日より2010年7月20日まで。
5.応募資格
 下記(1)~(6)のいずれかに該当し、上記2を研究領域とし、3の科目を担当できる者。
 博士の学位を有し、国際的活躍が期待できる者が望ましい。
 (必要に応じて社会福祉士実習・演習担当教員講習を受講していただくこともあります。)
(1) 博士の学位を有し、7年以上の教育研究歴のある者。
(2) 博士課程において所定の単位を修得して満期退学し、9年以上の教育研究歴のある者。
(3) 大学において教授の経歴のある者。
(4) 大学において5年以上准教授又は助教授の経歴を有し、教育研究上の業績があると認められる者。
(5) 専門学校において14年以上専任教員の経歴を有し、教育研究上の業績があると認められる者。
(6) 研究所その他適当と認められる施設、機関において14年以上の研究歴を有し、教育研究上の業績があると認められる者。
6.応募手続き
 応募者は次の書類を添えて公募期間内に提出のこと。
(1) 履歴書(所属学会明記。指定様式なし)
(2) 最終学校卒業(修了)証明書
(3) 最終学校成績証明書
(4) 著書・研究論文・その他研究業績を示すもの(各3部)
 a. 研究業績一覧(実習・調査報告を含む)
 b. 審査を希望する研究業績3点以内(コピー可)
 c. 上記b.の業績の要旨(200字程度)
(5) 教育業績及び教育能力を示すもの(各3部)
 a. 教育業績一覧(以下の内容を含む)
  ・ 教育方法の実践例
  ・ 作成した教科書、教材等
 b. 本学で展開したい教育方法・教育上留意したい事項に関する抱負(1200字程度)

◆公募B=講師・助教クラス

1.採用職名
 専任講師又は助教 1名
2.教育研究・実践領域
 ソーシャルワークの理論と実践の研究に取り組んでいる者。
3.予定担当授業科目
 スクールソーシャルワーク、スクールソーシャルワーク演習・実習、専門演習、卒業論文指導等。
 (大学院・通信教育科の授業を担当することもある。)
4.公募期間
 公示の日より2010年7月20日必着。
5.応募資格
 下記に該当し、上記2を教育研究・実践領域とし、3の科目を担当できる者。
 博士の学位を有し、国際的活躍が期待できる者が望ましい。
 (必要に応じて社会福祉士実習・演習担当教員講習を受講していただく)

【講師の場合】(1)~(5)のいずれかを満たす者。
(1)博士の学位を有する者。
(2)博士課程において所定の単位を修得して満期退学し、2年以上の教育歴及び教育研究上の業績がある者。
(3)大学において専任講師の経歴のある者。
(4)大学院修士課程を修了し、5年以上の教育研究歴を有し、教育研究上の業績がある者。
(5)研究所その他適当と認められる施設、機関において助手またはこれに準ずる職員として7年以上の教育研究歴を有し、教育研究上の業績がある者。

【助教の場合】(1)~(4)のいずれかを満たす者。
(1) 博士の学位を有する者。
(2) 博士課程において所定の単位を修得して満期退学し、教育研究上の業績がある者。
(3) 修士課程を修了し、3年以上の教育研究歴を有し、教育研究上の業績がある者。
(4) 研究所その他適当と認められる施設、機関において助手またはこれに準ずる職員として5年以上の教育研究歴を有し、教育研究上の業績がある者。

6.応募手続き
 応募者は次の書類を添えて公募期間内に提出のこと。
(1) 履歴書(所属学会明記。指定様式なし)
(2) 最終学校卒業(修了)証明書及び資格証明書
(3) 最終学校成績証明書
(4) 著書・研究論文・その他研究業績を示すもの(各3部)
 a. 研究業績一覧(実習・調査報告を含む)
 b. 審査を希望する研究業績3本以内(コピー可)
 c. 上記b.の業績の要旨(200字程度)
(5) 教育業績または実践経験を示すもの(各3部)
 a. 教育業績一覧(以下の内容を含む)
  ・ 教育方法の実践例・シラバス、作成した教科書、教材等
  ・ 実践報告(具体的に証明するものがあれば添付すること。)
 b. 本学で展開したい教育方法・教育上留意したい事項に関する抱負(1200字程度)

◆その他、共通事項

7.選考方法
書類審査により決定する(面接・模擬授業を実施することもある。)
8.書類提出及び問い合わせ先
 〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
 学校法人 日本社会事業大学 事務局 総務課
 TEL:0424-96-3000(代表)
9.採用者の給与
 学校法人日本社会事業大学職員給与規程による
10.採用予定日
 2011年4月1日


※画像はイメージです。本文記事とは関係ありません(^o^)


社会人のための大学院説明会

2010年06月23日 09時44分54秒 | 専門職大学院

大学のセンセイといっても、組織に属するサラリーマンですから。
たまには、自分の所属先の宣伝もしなきゃね(笑)
ましてや、僕は入試広報委員長なので、それなりに責任があります(爆)

日本社会事業大学の専門職大学院では、入学を考えている方を対象に説明会を行います。
昨年度は、合わせて計200名の方にご参加頂きました。
今年度の予定は、下記の通り、7回です。

今年の特徴は、専門職大学院・研究大学院・通信教育科・学部編入の合同説明会を行うことです。
社会人を対象に、この四つの区分活用を図って頂こうと企画しました。

専門職大学院と研究大学院は、カリキュラム等、どのように違うのか?
専門職大学院と、大学院修士・博士課程、通信資格取得課程の入学資格の差は?
通信教育の社会福祉士や精神保健福祉士取得を、同時並行することは可能なのか?
現職を継続して、働きながら学ぶことは、どのように可能なのか?

四つのセクションの教員が、それぞれ説明の後、個別に相談に応じます。
参加した人と一緒に、オーダーメイドのリカレントプランを考えようというものです。
合同説明会は、下記の通り3回やります。

一昨年から始めた「専門職大学院のつどい」も、また開催します。
企画内容は、現在検討中ですが、決まり次第、ここにも掲載するようにします。
たぶん、午前中から福祉専門職にかかわる講演等も交えて行うことになるでしょう。

これとは別に、もちろん学部受験生向けのオープンキャンパスもあります。
例年、学生たちの自主運営でほぼ開催され、好評でリピーターもたくさんいます。
どうぞ、ご近所お誘い合わせの上、奮ってお越し下さい!

詳しくは、本学のホームページをご覧下さい!
→ http://www.jcsw.ac.jp/

(…って、本当に宣伝になっちゃった…ま、たまにはいいか… ^^;)


◆2010年度専門職大学院説明会日程

7月17日(土)  受付10:30~(12:30-17:00)清瀬キャンパス 合同説明会
8月20日(金・夜)受付18:00~(18:30-21:00)文京キャンパス
9月11日(土)  受付10:30~(12:30-17:00)清瀬キャンパス 合同説明会
10月31日(日) 受付12:00~(13:00-16:00)清瀬キャンパス 
12月11日(土) 受付10:30~(12:30-17:00)清瀬キャンパス 合同説明会
1月8日(土)   受付12:00~(13:00-16:00)清瀬キャンパス 
2月11日(金・祝)受付12:00~(13:00-16:00)文京キャンパス

※9月11日(土)の説明会は「専門職大学院のつどい」の一環として行われます。
 午前中からの講演プログラム、模擬授業、修了生の報告なども盛り込んだ企画を立案中です。


あちこち徘徊の1日

2010年06月22日 09時23分12秒 | 日々の雑記

今日は(…って、本当は昨日はですが)、ウロウロ落ち着かない一日でした。

朝はいつも通り、清瀬の大学に朝8:50に出勤。
週明けで溜まってるメールのチェックをしたり、ブログに記事をアップしたり。
週末あった会議資料に目を通したり、パンチしてファイリングしたり。
関係部署に顔を出したり、プリントしたり、コピーしたり。

哀しいかな、大したこと何もできないうちに、午前中は過ぎてしまい。
午後は、車で20分ちょっと、前職の小平の病院へ。

足を抜けないまま、続けているデイケアのグループ担当。
まもなく病院移転とともに閉幕を迎える、僕の担当グループは、今日はメンバー7名。
ほとんどは超長期利用の、移行先がなかなか見出せない、数年単位の付き合いの患者さん達。
やるべきことを阿吽で心得ている、まったりとした、おだやかな時間。
僕が冗談を言い、笑顔で話しかければ、優しい笑顔を返してくれる彼ら彼女ら。
僕にとっては、自分の仕事の出発点に立ち帰らせてくれる、癒しの空間です。

記録を書いて、庶務課に寄って、看護部に寄って。
夕方、スーパーで買い物して、すぐに食べられる総菜ものやら食料品を買って。
家に帰って、次男に夕飯の指示だけして、家を出て。
各駅停車の電車に乗って時間調整、座席で爆睡して体力調整しながら、東京駅へ。

日本橋口のサピアタワー4階、東京ステーションコンファレンス。
日本医療マネジメント学会の、プロジェクト委員会に出席(お弁当付き)。
今夏、東京で10日間+実習3日間にわたって行われる講習会の、プログラミング。
医療経済再編が進む中で、急速に進んでいる民間認定資格化。
医療福祉連携士、医療介護福祉士、医療メディエーター、医療情報技能師…。
新しい資格バスが出発する中、現場のソーシャルワーカーはどんどん蚊帳の外…。

午後8時、中座して、もうひとつの会議、八重洲倶楽部へ。
コンボ主催、リカバリー全国フォーラム2010の企画委員会。
2日間のプログラムをめぐって、23人の熱いディスカッション。
22もある分科会を、どれだけ実りある場にできるか、みんな真剣。
今年は、会場になる文京学院大学の行實志都子さんが実行委員長。
僕は副実行委員長なので、去年より気は楽ですけど。
それでも、やはり1000人超のイベント開催は、大変だぁ~。

東京駅から、帰途ひとり電車に乗って、1時間。
座れたので、疲れた目をつぶり、あれこれ考え、ずっと夢うつつ。

帰宅して、メールチェックしながら、焼酎の麦茶割り。
おつまみは、ミョウガとキャベツを刻んで、ノンオイルの香草ゴマドレッシングであえて。
ひと風呂浴びて、テレビでワールドカップ観ながら、のんびり至福のひととき…。

でも、明日は10時から研究班会議、まだ何も準備していない…。
午後は成年後見の会議もあるし、今月中に仕上げなきゃいけない宿題も、山積み満載。
ほろ酔いの頭も、現実に引き戻されてしまう…。

…などと綴っている間に、もう午前1時半です。
明日、出勤したら、ブログにアップしましょう。
自宅のパソコンは壊れたまま、未だにログインできないままなので(笑)。
おやすみなさい。

※画像は、去年の「リカバリー全国フォーラム2009」のクロージング。
 予定時間をかなり超過して、半分くらいの人が帰った後も、この熱気。
 中途半端に拳を振り上げている僕も、映っています。
 小さくて、わからないでしょうけど…(^o^)/

社大福祉フォーラム2010

2010年06月21日 09時38分47秒 | イベント告知


今日は、日本社会事業大学のイベントのご案内です。
今週末に開催される「社大福祉フォーラム2010」。
いわゆる学内学会だったものを、広く公開して行うものです。

今年で第49回になります。
来年は第50回を迎えるということで、ちょうど半世紀になります。
来年は大々的にアピールして、もっと大きなイベントになりそうです。

どこの大学でも、やっているのかも知れませんが。
(僕自身は、大学の世界に入って間もないので、よくわからないのですが…)
学内だけで閉じてやるにはもったいない、結構盛りだくさんなプログラムです。

2年続けてのテーマ「貧困とソーシャルワーク」をめぐる講演や報告。
教員による報告や、学生や院生が司会運営する一般演題分科会や自主分科会。
はたまた、車いすバスケット体験や、学生のサークルセッションなどなど。

どういう訳か、今年度、この学内学会の評議員になりました。
たぶん、新任の若手教員(?)にまわってくる役割なんだと思いますが…(^_^;)
何ができる訳でもないですが、学会事務局長の平野方紹さん(学部准教授)の応援部隊です。

どなたでも参加可能ですので、奮ってご参加下さい。
なお、参加費は、学内関係者・学外一般ともに無料です。
ただ、できれば、この機会に学会に加入して頂ければと…(加入費2000円)<(_ _)>

大会プログラムの詳細は下記の通りです。
でも、文字だらけのテキスト文なので、分かりにくいかも?
大学のホームページを見ていただいた方が、手っ取り早いですね。
→ http://www.jcsw.ac.jp/documents/program2.pdf

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

社大福祉フォーラム2010
(第49回 日本社会事業大学社会福祉研究大会)

《大会テーマ》 ポストモダンにおける貧困とソーシャルワークアプローチ その2
《日 程》 2010年6月26日(土)、6月27日(日)

● 第1日目 6月26日(土)

◆開会式 10:30~10:45 [講 堂]
司会:平野方紹(学部准教授)
開会挨拶:大橋謙策(日本社会事業大学社会福祉学会会長)
新学長挨拶:高橋重宏(日本社会事業大学学長)
新理事長挨拶:鷲尾悦也(学校法人日本社会事業大学理事長)

◆大会テーマ講演 10:45~12:15[講堂]
「貧困大国アメリカに見る日本の未来 ~未来は市民が選びとる~」
講師:堤 未果(著作家・ジャーナリスト)
講師プロフィール:東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科学士号取得。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、アムネスティインターナショナルNY支局員を経て、米国野村證券に勤務中に9・11同時多発テロに遭遇。以後ジャーナリストとして各種メディアで発言、執筆・講演活動を続ける。

◆サークルセッション 12:15~12:45[講堂]
【参加サークル】 混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまり
◇混声合唱団菩提樹は、定期演奏会や学園祭での発表に向けて日々練習に励んでいます。
《曲目》 ・校歌 ・世界中の誰よりきっと ・風のとおり道 ・時の旅人
◇マンドリンアンサンブルでは、年に一度の定期演奏会を主とし、その他の様々な場所からの依頼演奏などの活動をしています。
《曲目》 ・風の丘 ・Plink,Plank,Plunk ・大きな古時計
◇手話サークルてまりでは、手話コーラスを通じて、手話や聴覚障がいについて学んでいます。みなさんに、目で見る音楽を届けます。
《曲目》 ・ライオンハート
◇混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまりの合同曲
《曲目》 ・見上げてごらん夜の星を

◆新任教員の紹介 13:00~13:15 [講 堂]

◆大会テーマ報告 13:15~14:15 [講 堂]
「すべての人が人間らしく働き生活する権利の確立を目指して~弁護士及び弁護士会の取組を中心に~」
講師:埼玉総合法律事務所 弁護士 猪股 正 (埼玉県弁護士会)
講師プロフィール:1963年、東京生まれ。弁護士。京都大学法学部卒業。日弁連貧困問題対策本部事務局長、日弁連第51回人権擁護大会事務局長、日弁連多重債務対策本部委員。首都圏生活保護支援法律家ネットワーク共同代表。著書に「消費者保護の法律相談」(学陽書房、2005年、共著)、「検証日本の貧困と格差拡大」(日本評論社、2007年、共著)など。

◆学会(木田)賞・学生研究奨励賞贈呈式 14:25~14:40 [講 堂]
◆学会(木田)賞受賞記念講演 14:40~15:10 [講 堂]

◆教員研究報告 15:20~17:20 [講 堂]
◇「介護人材の確保と専門性~事業者の人的資源管理の視点から~」
藤井 賢一郎(院専門職准教授)
◇「多文化ソーシャルワーク~散住地域における外国籍等児童の現状と支援に関する研究」
山口 幸夫(研究所特任准教授)

◆特別分科会(介護実践報告・交流会) 15:20~17:20 [C601]
「介護福祉コースOB・OGに学ぶ」
田中 由紀子(学部准教授)
本学、介護福祉コースの卒業生を中心に各分野で活躍している実践者と本学の介護福祉コース在校生、参加者との交流を行い、介護実践と資格について意見交換を行います。
全員で出された意見を共有し、今後の介護福祉コースの未来を探っていきます。

◆車椅子バスケットボールデモンストレーション 15:20~17:20 [体育館]
【バスケットボール部協力】
皆さんは車椅子バスケをご覧になったことはありますか。
車椅子バスケをまだ見たことのない方は、「車椅子バスケはふつうの健常者のバスケと違って、車椅子に乗ってやるのでスピードもゆっくりで、コートの広さも狭く、バスケットリングも低いんだろうなぁ」と思っておられます。
そして、「ふつうのバスケとどんなところが違うのかな?」という疑問をもっておられる方もいらっしゃると思います。
そんな皆様に、今回実際にゲームを観戦していただき、そのスピード感と選手同士の激しいぶつかり合い、車椅子操作のテクニックを生で味わって下さい。
その迫力に感激されることをお約束します!!
なお、当日はルールの説明があり、車椅子バスケの体験も出来ます。
参加ご希望の方は筆記用具と、動きやすい服装、上履きをご持参下さい。

◆学生企画 社大福祉ネットワーク 15:20~17:20[A401]
テーマ『ソーシャルワーカーとしての資質の養成―多様な価値観を知ろう―』
社大福祉ネットワークは学術実践団体として学生による福祉の自主研究を行っています。本年度より学内学会で学生向けの自主企画分科会を受け持つことになりました。
私たちはソーシャルワーカーとして人と関わるときには、自分の価値観だけで物事を見るのではなく、相手の価値観を知り受容することが大切だと考えます。
今回の企画で、個人ワーク、グループワークを通してソーシャルワーカーとしての基礎を身につけ、実践に活かしていってほしいです。

◆懇親会(学会・同窓会・大学共催) 17:30~19:00 [厚生棟食堂]
軽食を用意しております。皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。

● 第2日目 6月26日(土)

◆分科会「理論・歴史」10:00~11:30 [A201]
 司会者: 小林 敏江(院専門職1年)
 助言者: 平野 方紹(学部准教授)
◇「日本国憲法第25条-1」の源流に関する精神史的考察~[生存権思想の成立過程]に関する研究ノートに代えて~
 乗松 央(仙台大学体育学部健康福祉学科准教授/院後期3年/院前期2005年卒)
◇格差(不平等、相対的貧困)問題の中のソーシャルワーク
 山崎 眞弓(研究科1990年卒)
◇日本におけるキリスト教セツルメント運動の思想的背景と意義に関する考察~興望館セツルメント実践を中心に~
 鄭 芝永(院後期3年)

◆分科会「福祉人材」10:00~12:00 [A301]
司会者: 松谷 直美(院前期1年)
助言者:矢部 正治 (専門職准教授)
◇社会福祉士養成における専門職倫理
 西川 ハンナ(共栄学園短期大学/院前期1997年卒)
◇新科目『保健医療サービス』に関する考察(1年目)~一般養成校における授業から~
 川村 博文(首都医校専任教官、本学非常勤講師/院前期2008年卒)
◇欧州高等教育圏の構築とソーシャルワーカーの養成教育改革~デンマーク及びドイツの事例を中心に~
 高木 剛(院前期2004年卒)
◇EPAに基づく介護福祉士候補者受け入れの現状と課題
 稲葉 宏(社会事業研究所研究員/院前期2009年卒)

◆分科会「高齢者A」10:00~11:00 [A302]
司会者: 新田 早苗 (院専門職1年)
助言者: 岸野 靖子(実習教育研究・研修センター実習講師)
◇高齢社会における美容室のあり方~高齢者のグループインタビューによる質的分析から~
 佐伯 久美子、曽 婉君、武藤 祐子(山野美容芸術短期大学)・松下 能万(山野美容芸術短期大学/院前期2000年卒)
◇介護保険制度化におけるホームヘルパーと利用者の援助関係構築に際する特徴について
 梅原 幸子(院前期2005年卒)・吉田 滋(院後期2年)

◆分科会「障害者A」10:00~11:30 [A401]
司会者: 澤田 優美子 (院前期1年)
助言者: 蒲生 俊宏(学部准教授)
◇「半農半X」というコンセプトをいかした精神障がい者の就労支援
 宮秋 道男(NPO法人くるめ・一歩の会/院前期2008年卒)
◇重度知的自閉性障害児者の地域生活を支える実践技能の検証⑤~自閉性障害児に対する対人関係性支援における「集団あそび」活用療育の検証~
 大曽根 邦彦(特定非営利活動法人 心身障害児者療育会きつつき会)
◇自閉症児者に対する援助技術に関する研究~接近援助技術の技法に焦点をあてて~
 山内 貴子(院後期3年)

◆分科会「福祉運営」13:00~14:30 [A201]
司会者: 綱川 暁子(院専門職1年)
助言者: 添田 正揮(実習教育研究・研修センター実習講師)
◇福祉施設における外国人労働者の考察
 狐塚 七重(東京都福祉保健局高齢社会対策部)
◇児童養護施設における入所児童の多様性・困難性をふまえた施設形態のあり方
 金 眩廷(大学院研究生/院前期2010年卒)
◇社会福祉法人の地域生活サービス実践に関する研究~知的障害者入所施設を運営する社会福祉法人に焦点をあてて~
 林 茂史(東松山市社会福祉協議会/院前期2010年卒)

◆分科会「地域の生活と福祉」 13:00~14:30 [A301]
司会者: 宮川 孝明(院専門職2年)
助言者: 菱沼 幹男(学部助教)
◇デートDV~現代社会における若者の意識~
 松田 彩(学部4年)
◇西東京市人にやさしいまちづくり推進計画における地域福祉の視点~人にやさしいまちづくり推進委員会に参画して~
 三輪 秀民(江戸川大学総合福祉専門学校/院前期2004年卒)
◇地域福祉活動における社協の役割について~長野市社協のボランティア戦略から~
 安藤 健一(清泉女学院短期大学)

◆分科会「高齢者B」 13:00~14:30 [A302]
司会者: 朴 保勁(院前期1年)
助言者: 下垣 光(学部准教授)
◇自己存在空間の認知(マップ、イメージ)の形成と心理的安定に関する研究~高齢者と若年者の比較を通して~
 鄭 春姫(院後期1年/院前期2010年卒)
◇特定高齢者の主観的健康感に影響を与える日常生活上の変化
 廣瀬 圭子(院後期2年)・田口 孝行(埼玉県立大学)
◇運営推進会議の機能と役割~地域づくり~
 橋詰 清(公益社団法人日本認知症グループホーム協会/院専門職2008年卒)

◆分科会「障害者B」 13:00~14:00 [A401]
司会者: 折田 淳(院前期1年)
助言者: 佐藤 久夫(学部教授)
◇ICF(国際生活機能分類)のソーシャルワークにおける活用
 於保 真理(院後期3年、日本社会事業大学非常勤講師/院前期1996年卒)
◇パーソナルアシスタントの活用と自立生活のQOL
 麩澤 孝(通信教育科社会福祉主事養成課程2008年卒)

◆自主企画分科会1 10:00~12:00 [C301]
司会者: 伊藤 綾香(学部4年)
助言者: 山口 幸夫(研究所特任准教授)
◇モンゴル スタディツアー報告
 寺西 真由美・松倉 あゆみ(学部2010年卒) 伊藤 美穂・水野 由美奈・渡邊 皆子(学部4年)
 岩下 恵梨・嶋田 智里・半澤 萌(学部3年)
 新井 さくら・小林 萌子(学部2年)
◇マレーシア スタディツアー報告
 冨樫 孝太・橋本 貢河・宮形 将・村井 由佳・村松 加奈(学部3年)
 小玉 由香・関野 朱紀・野澤 千明・山田 貴美枝(学部2年)

◆自主企画分科会2 10:00~12:00 [C304]
助言者: 植村 英晴(学部教授/院専門職教授)
◇国が進める「工賃倍増」に物申す !
 芝田 忠博(熊本県ソーシャルワーカー兼県庁職員/院専門職2007年卒)
国は、平成19年度に各都道府県に「工賃倍増(熊本県は「工賃アップ」)計画」策定を課し、一般就労が困難な障がい者の工賃倍増(平成18年度平均月額工賃に対する平成23年度平均月額工賃)を目指している。
果たして、それが正しいことなのか、働く障がい者にとっていいことなのか、を会場の皆さんで議論しましょう。


◆自主企画分科会3 13:00~15:30[C304]
「在日外国人介護士および日本人介護未経験者を対象とした教育・研修システムの開発」 司会者: 相澤クイーン(ピーエムシー株式会社/派遣先:社会福祉法人苗場福祉会 グループホームみかん)
助言者: 植村 英晴(学部教授/院専門職教授)

◇景気悪化後の首都圏における在日フィリピン人介護職員の就労実態と課題
 稲葉 宏(社会事業研究所研究員/院前期2009年卒)
◇新潟県における在日フィリピン人等外国人介護職員の就労実態と課題
 谷 晴夫(ピーエムシー株式会社)
◇在日フィリピン人介護士を受入れて~研修・支援体制を中心に~
 小松 順子(社会福祉法人苗場福祉会 事業部長)
◇在日フィリピン人介護士として勤務した経験を通して
 相澤 クイーン(ピーエムシー株式会社/派遣先:社会福祉法人苗場福祉会 グループホームみかん)
◇受講生のモチベーションに依存しない介護教育の具体的手法~外国人および日本人介護未経験者の定着率を上げる教授法~
 知野 吉和(新潟青陵大学短期大学部)
◇高齢者介護施設における新人研修のありかたに関する一考察~外国人介護士に対する現任者研修を通して~
 斎藤 洋(日本福祉医療専門学校)

◆特別報告 14:00~15:30 [A401]
「障がい者総合福祉法(仮称)」の姿はどのようなものか~障がい者制度改革推進会議総合福祉部会の最近の議論から~
佐藤 久夫(本学社会福祉学部教授/障がい者制度改革推進会議委員・総合福祉部会長)

「総合福祉部会」は障害者団体、事業者団体、自治体、研究者など55人からな り、2013年8月の「障がい者総合福祉法(仮称)」の実施にむけ、2012年通常国会での法案提出を目指して、1年あまりで検討することになっている。
事務局は内閣府と厚労省が合同で担う。
4月27日、5月18日、6月1日と3回の部会で新法実施までの当面の課題を整理し、6月22日の第4回部会でいよいよ新たな法律のあり方の議論を行う。
「障害者」の定義・範囲も谷間が生まれない包括的なものにすることがすでに合意となっており、そうした対象での新たな全国障害児者実態調査を行うためのワーキンググループも立ち上がった。
特別報告では、「部会」は何が論点か紹介し、あるべき道を参加者とともに探りたい。

《ご 案 内》
○参加資格  どなたでも参加できます。参加者は、必ず受付をお通り下さい。
○受  付  (1日目)講堂・(2日目)教学A棟1Fホール 資料をお渡しします。
○参加費等  学会員:無料、学会加入費:2000円
○懇 親 会  6月26日(土)17時30分より大学・同窓会と共催で行われます。
○手話通訳  第1日目の大会テーマ講演・報告、教員研究報告は、手話通訳つき
○昼食等   生協食堂が利用できます(11:45~13:30)
○交通案内 
西武池袋線「清瀬」駅下車(池袋より準急で21分)
南口バスターミナル2番より西武バス
・「下里団地」行又は「花小金井駅」行(乗車時間8分)→「社会事業大学」下車1分
・「久米川駅」行(乗車時間5分)→「東京病院前」下車、徒歩5分
駐車スペースがありませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。

主 催 学校法人日本社会事業大学/日本社会事業大学社会福祉学会
後 援 日本社会事業大学同窓会
お問い合せ 〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
学校法人日本社会事業大学 校友室(社会福祉学会事務局)
Tel 042-496-3053 Fax 042-496-3051


精神保健福祉士法改正案、廃案

2010年06月17日 09時12分38秒 | PSWのお仕事

あわただしく総理大臣が替わって、いよいよ参議院選挙へ。
1月からの、会期150日間の通常国会は、延長されることなく閉幕しました。

いろんな法律は、衆参両議院で可決されると、成立して公布される訳ですが。
国会が閉会になると、衆議院に提出あるいは審議中の法案は、次回国会に継続審議になります。
一方、衆議院を通過し、参議院で審議中であった法案は、審議未了のまま廃案になります。

障害者自立支援法暫定改正法案は衆院で可決し、参議院に送られていました。
参議院での委員会審議も終わり、本会議での採決に入る段階で、総理大臣が替わりました。
所信表明演説やら内閣不信任決議やらで、審議は止まり、あらゆる法案が店ざらしのまま。
結局、会期末の16日、参議院は本会議を開催しないまま、国会閉会となりました。
あと1日あったら、法案がいくつも通っていたんでしょうけど…。

さんざん物議を醸した、障害者自立支援法の廃止に伴う新法制定までの暫定改正法案も、廃案。
これに伴う、児童福祉法改正案、精神保健福祉法改正案等の関連法案も、廃案。
参院選後の9月からの臨時国会で、再上程されるのでしょうが、どうなりますことやら…。

PSWが国家資格になる時も、継続審議になったり、廃案になったり、すったもんだしました。
政治の世界は一寸先は闇、一般庶民の思い通りには進んでくれません。

今回、その精神保健福祉士法改正案も含まれていた訳ですが、同じように廃案。
ご存じのように、新養成カリキュラムへの移行が盛り込まれた法案でした。
社会福祉士に続いて、精神保健福祉士の養成課程が大きく変わるはずだったんですが…。
2012年度新カリキュラム移行は、どうなるんでしょう??

聞くところでは、カリキュラム見直しに向けた省令通知等は、継続して検討されているとのこと。
法改正となってもならなくても、霞ヶ関の官僚達は、作業を進めているのですね。
立法府である国会は、儀式だけになってしまっているような…。
既に周知されている検討会報告通りの、新カリキュラムが施行されることになるでしょう。

ただ、法改正の日程がずれ込んだことによる、施行期日が問題となります。
でも、2012年度移行を、さらに1年延ばすということは考えにくいのではないでしょうか?
社会福祉士とのズレが修復されず、不整合の期間を更に延ばすとは考えにくいですし。
移行への準備期間が圧縮されて、養成校が対応にバタバタすることになりそうです。

ただ、これは、あくまでも僕個人の観測です。
どうなるかなんて、誰にもわかりません。
なにせ、一寸先は闇の世界ですから(笑)

以下は、あくまでも廃案になった精神保健福祉士法改正案の骨子です。

◆精神保健福祉士法の一部改正法案

◇ 一 定義規定の見直し
精神保健福祉士の業務として、障害者自立支援法に規定する地域相談支援の利用に関する精神障害者からの相談に応じることを明確化する。

◇二 精神保健福祉士の養成に係る制度の見直し
精神保健福祉士試験の受験資格を得るために修める必要のある精神保健福祉に関する指定科目及び基礎科目について、文部科学省令・厚生労働省令で必要な基準を定める。

◇三 義務規定等の見直し
精神保健福祉士は、保健医療サービス、障害福祉サービス、地域相談支援に関するサービスを提供する者等との連携を保たなければならないこととするとともに、業務の内容の変化に適応するため、相談援助に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。

◇四 その他所要の規定の整備を行うこと。


※画像は、国立病院機構東京病院の前庭。
 

PSWにとってのメディア

2010年06月16日 09時41分09秒 | PSWのお仕事

↑こんな背表紙の『精神保健福祉』を、ご存じですか?
日本精神保健福祉士協会の機関誌です。
PSWの方なら、見たことはあると思います。
でも、資格登録者に占める協会組織率は20%程度ですし、読んだことない人が多いんですかね?

昔々は『精神医学ソーシャルワーク』という雑誌が、年1回発行されているだけでした。
現在の形になったのが第40号からで、1999年のことです。
年4回発行されていて、現在、通巻80号です。
PSW協会が、「日本精神保健福祉士協会」という名称に変わった時に出されました。

1999年、会長の門屋充郎さん(当時)に、協会の常任理事就任を口説かれました。
どうせやるならと、広報出版部の担当にしてもらいました。
会議は最小限で少なく、家でコツコツできる仕事を希望しました。
また、僕としては、この機会にPSWの新しいメディアを創りたいと思いました。

僕自身が目指していたような「PSWのメディア」を創れたか…というと、不完全燃焼でした。
もっともっと、色々なことをやりたかったのですが、僕自身のメモリーが不足していました。
日本でインターネット常時接続環境が当たり前になるのは、僕が思っていたより遅かったですし。

今なら、SNS(mixi)やミニブログ(twitter)の類も、初期から導入するでしょうね。
mixi一社のPSWコミュニティだけ見ても、既に協会の構成員数を超えていますし。
やっぱりメディアは、双方向性があって、楽しくないとね?
まだ20世紀の当時は、掲示板を設ける提案にも抵抗が強く、利用者もあまりいませんでした。

今では誰でも検索して、新しい情報をほぼリアルタイムで入手できるようになりました。
PSW協会のHPの充実度は、他団体に比べても遜色なく、豊富な情報を発信しています。
事務局長の坪松真吾さん、広報担当の依田葉子さん等、事務局スタッフの尽力によるものです。
もはや、情報にアクセスできるかどうかは、個人の側の意欲の問題になりつつあります。

リニューアル発刊から11年を経た現在も、機関誌の形態は、ほとんど変わっていません。
でも、i-padの登場で、紙への印刷中心のメディアは、大きく変わってくるでしょう。
次世代のメディアに対応した、情報発信が求められてきます。
個々人が豊かに発信し、交信することで、PSW総体のポテンシャルも上がっていくでしょう。
データのやりとりだけなく、お互いをエンパワーしていけるようなメディアを創っていかないとね。

新しい時代に即した、新しいメディアの形と、新しい発想の専門職の姿。
新しい情報を的確に把握し、自身で咀嚼し、発信し、ユーザーに伝えていくこと。
既存の制度にただ依拠するのではなく、見通しを持った資源開拓にも取り組んでいくこと。
それが、PSWが新しい事業をマネジメントしていく上での、前提にもなってきます。

もう遙かひと昔前の話ですが、協会誌に寄稿したものを、以下に掲載しておきます。
時代の限界もあり、ちょっと力が入っていて、長いですけど…(笑)
新しくPSWになった方々が、新しいメディアを構築していく参考にでもなれば…。
現在の協会の基盤作りに取り組んだ、ひとりのPSWの想いを汲み取って頂ければ幸いです。

もはや、老兵はただ消え去るのみ…。
…って、それほど老いてはいませんがぁ~(^o^)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

JJPSWNo.58 協会40周年特集号原稿(2004年6月発行、158~159頁所収)

PSWのメディア・ストラテジー

国立精神・神経センター武蔵病院 古屋龍太


■組織としてのメディア改革

今日メディアは氾濫し、風景と化しつつある。
情報の交通手段としてのメディアは、急速に変態し増殖し、大量に消費されている。
それでも対人援助サービスを生業とするPSWの領域では、情報は資源となり、生きた手段ともなる。
コストを自己負担する参加型組織では、メディアは個人が組織を共有する基盤となる。
メディアの享受によって、構成員は自らが組織の一員であることを意識する。
メディアは組織のエビデンスであり、アイデンティティを形成する。
グーテンベルグ以降、メディア抜きに組織は成立しない。

協会が前世紀から持つメディアとしては、機関誌『精神医学ソーシャル・ワーク』と通信紙『PSW通信』がある。
前者は歴代編集委員会による企画特集もあるが、多くは毎年の全国大会のライブレコードとなっている。
いずれも、PSWの歩みを振り返る上では貴重な記録となっている。
しかし、テープ起こしされたテキストスタイルの原稿は、編集加工されていないために読みづらく、細かく読む会員は少なかった。
一方、『通信』は会員への情報伝達を目的とした通信紙である。
精神保健福祉領域の流動化の中で、理事会議事録を逐語のライブレコードで掲載するなど、広く会員の衆目を集めた。
しかし、その編集は事務局PSWらの家内制手工業による入力作業に委ねられ、組織を担うこととなった個人の努力に負ってきた。
組織としての情報流通システムを、抜本的に改革する必要があった。

■組織再編とメディア構築

筆者は1999年の「日本精神保健福祉士協会」への組織再編とともに、常任理事に推挙され、協会のメディアを担当することとなった。
広報出版部が当面担当する事業は、三つあった。
①新しい機関誌『精神保健福祉』の編集発行
②ニュースレター(NL)『PSW通信』の編集発行
③協会のホームページ(HP)のリニューアルと運用管理
②については、井之頭病院を中心としたニュースレター委員会(川口真知子委員長)に委ねた。
①③については、自ら委員長となり基盤整備に努めた。

三者はその機能もスピードも大きく異なる。
①の機関誌は協会の顔でもあり、ネットによる情報流通が日常となっても、紙に印刷する媒体の持つ機能は変わらない。
専門職としての価値と実践を検証する一方で、PSW共有の読み物を目指した。
学術刊行物の指定を取得し、『精神保健福祉』という商標登録も行った。
製作は、企画立案→討議決定→原稿依頼→執筆→入稿督促→入力→編集→校正→印刷→製本→発送という工程で具体化し、半年近くの時間を要する。
年4回の定期発行のためには、少なくとも2号分が同時進行しなければならない。
投稿原稿があれば筆者をブラインドしての査読を行う。
委員会で検討し受理・一部修正受理・修正再査読・却下の判断を行い、投稿者への再投稿を求める返書をまとめなければならない。
会議の開催案内、議事録作成と送付、委員会の会計管理等、庶務事項の処理も煩雑であった。
そのうち、見かねた編集委員会のメンバーが、徐々に役割分担してくれた。

②のNLも、紙に印刷するメディアである以上、要する手間と工程は一緒である。
隔月発行の年6回であるため、全ての工程を2ヶ月で回転させなければならない。
一方③のHPは、情報入手→加工編集→アップロードという簡便なプロセスでメディアが成立する。
経費も安価で済み、時代に即応したハイパーメディアとして無限の可能性を有していた。

■起動時の課題と不具合

どのように通信手段や端末のマシーンが大容量高速化されても、処理決定するのは人である。
情報の鮮度を落とさずにアップロードできるかは、時間との勝負となり、個人の処理能力には限界がある。
委員会メンバーも、当然のことながらそれぞれ現場を抱えており、協会の業務にあてられる時間は限られている。
機関誌編集とHP運用に関しては、実務面の外部委託によって、自身のノウハウ不足とメモリー不足を補った。
当然相応のコストがかかるが、当時の協会年間事業費の1/3を広報出版部予算に充てて頂いた。

それでも個人的には、2000年PSW東京大会の準備も重なり、協会関係の仕事に忙殺されることとなった。
病院の本来業務時間内にあれこれ行う訳にもいかず、これらの処理は深夜に及ぶプライベートな時間を当てるしかなかった。
睡眠時間は、ほぼ毎日3~4時間に圧縮されていった。

幸いにも、新しい『精神保健福祉』は大方に好感をもって受け入れられた。
しかし、、従来の機関誌と余りにも異なる編集スタイルは戸惑いと混乱も生んだ。
前年の北海道大会の報告集編纂にあたっては、現地との意思伝達を欠いた。
せっかくテープ起こしして頂いた、個人の営為をないがしろにし、問題となった。
東京総会の場で、責任者として北海道の皆さんに謝罪させて頂いた。

HPにおいては、会員専用ページの開設と自由に書き込める掲示板の設置が急務となっていた。
上層部からの一方向的な情報伝達でなく、ネットを通しての相互発信が可能な基盤整備を目指した。
一方、組織としての情報流通には、コントロール機能も必要である。
情報操作は悪しきもので、全て個人判断に委ねるべきという考えもあるが、情報そのものが歪曲加工されており、政治的に流通されているものも多い。
担当理事としては、外部メディアへの即時対応を含め、情報のバランスコントロールを図る政治的判断にも配慮した。

メディアは価値と権力も生む。
ネットのように、単に個人が自らの考えを世界に発信することと、組織として発行する紙媒体のメディアは異なる。
機関誌のように限りある容量の中でのページ占有は、他者が共有する価値を、喧伝し賦与することにもある。
大学等の養成機関の増加とともに、ペーパーは重要な業績となり、紙メディアへの掲載を自己目的化した投稿も散見されるようになっていた。
編集委員会による、公正なコントロールが重要になってきていた。

■果たせなかったメディア戦略

資源としての情報は、特定の人々の専有物にせず、広く希望する者がアクセスできるシステムを構築すべきである。
通信網の発達ともに、新たなメディアの開発が課題になってくる。
任期中に果たせなかったが、実現に向けて検討すべき戦略を3点挙げておく。

①メーリングリスト開設
委員会・県支部単位のネットワークの構築は、その気になればすぐにでも開設できる。
会議のための移動時間や、紙資料によるコスト節減・環境保護のためにも極めて有効であり、ランニングコストは殆どかからない。

②メールマガジン発行
HPとNLの中間に位置付ければ、具体化が容易な課題だろう。
HP上の更新情報や、印刷前のNL、事務局連絡などが配信されれば、PSWの情報量は飛躍的に増大する。
定期的である必要はなく、端末ツールは携帯電話でも構わない。
コンテンツ・メニューさえ明確であれば、読む読まないは個々の判断で容量も食わずに済む。

③ローカルネット構築
現在協会がHPで提供している情報量は、夥しい量になっている。
あらゆる精神保健福祉情報にアクセス可能であるが、未だ中央集権的である。
生活圏域に密着したローカルなエリアページが設けられると、日常の相談援助業務にも活用できよう。

個人的な家庭内事情により、僅か2年で常任理事を辞任することとなった。
機関誌編集委員会は、石川到覚さんを経て、柏木一恵さんに引き継がれた。
インターネット委員会は、同僚の三澤孝夫さんを経て、坪松真吾さんに引き継がれた。
たくさんの宿題を残し、後任者にはご迷惑をおかけしてしまった。

それでも、自分としては心血を注ぎ、精一杯やってきたつもりである。
願わくば、個々の会員が情報の受け手ではなく、発信者としてネットワーク構築に参画して欲しい。
メディアはPSWにとって、大きな力になるはずである。


※再掲にあたり、ブログ用に体裁を整え、少しだけ文章に手を入れました。


看護の卵たちの言葉

2010年06月14日 10時30分24秒 | PSWのお仕事

国立看護大学校から、学生たちのリアクションペーパーをもらいました。
最終学年の看護学生たち、100名にお話しをさせてもらった時のものです。

PSWとしては、ごくごく当たり前の話しをしただけなんですが。
結構、新鮮な感じで受け止めてもらえたようで、僕としてはすごくうれしかったです。

1ヶ月半以上前に送ってもらっていたものを、今回改めて全部読み直しました。
少し時間を置くと、最初に読んだ時と違った側面が見えてきたりします。

長期在院患者、退院・地域移行、地域での生活支援、ストレングス視点…。
看護の卵たちの目に、どんな風にPSWは映ったのか、読み取ってもらえれば幸いです。

キーワードは、IPW(インター・プロフェッショナル・ワーク)でしょうか?
あと、佐藤光正さん提唱の魔法の呪文=「そのためには?」が受けてたようです(笑)

僕の話が延びちゃって、リアクションペーパー書く時間も無かっただろうに。
休み時間削って、一生懸命レスポンス寄せてくれた、看護の卵たちに感謝です。

しかし、最後に載せた学生のコメント、気になるな~。
実は、よく知ってる人のお嬢さんだったりして?…下手なこと言えませんね…(^_^;)


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★


家族が統合失調症で、受診までとても苦労した経験があり、現在も地域生活を送る上でも苦労しているので、とてもタメになるお話しでした。今日は看護師としての視点に加え、患者の家族として、お話しを聞いていましたが、本当に「そうだ!そうだ!」の納得の話しばかりでした。ぜひ、精神障害の方を取り巻く医療保健福祉が、「本人主体」のものへと変わっていってほしいと思います。



退院するには、患者の症状が改善し、退院したいという気持ちが喚起されることが大切だが、本人の意志だけでなく、本人の生活背景や生活能力、本人の言葉の奥にある本当の気持ちなどを考慮して、環境をコーディネートしていくことが必要だとわかった。



精神病床数の各国の比較を見て、こんなにも日本だけ違うのかと驚いた。他の講義でも、日本は世界的に見て特殊であり、もっと広い視野で考える必要があると学んだが、精神の領域では、今までにとらわれず、新しい考えをもって取り組む必要があると思った。最後の方で触れられた「人生の目標」指向のケアマネの展開について、もう少しゆっくりお話しを聞きたかったです。



精神疾患の患者さんのできるところ、持っている力に目を向けて、積極的に支援していくことがとても大切なのだということを、改めて感じました。ソーシャルワーカーの人の具体的な仕事内容など、とてもわかりやすく、興味を持って聞くことができました。



精神領域の実習の時に、閉鎖病棟に行きました。入退院を繰り返している人も多く、カルテがすごく厚くて重くなっている人もいました。その時は、なかなか退院していくということを考えることができていませんでした。精神疾患を持っている人も、地域に戻って自分の力で生活していくことの大切さを知りました。地域に戻るためには、支援をしていく人達の力も必要で、退院阻害要因で示されていたように、退院に対して諦めていたり、無理だという想いを持っていたら、退院にはつながらないということを改めて感じました。私達の支援の姿勢も、精神疾患の患者さんの入院が長期になってしまった要因の一つなんだと感じ、理解していくことの大切さを学びました。



以前、自分が働いていたファミリーレストランにも、障害者と援助者が来て「お金を払ったり、注文する練習に協力してほしい」と援助者に言われ、協力したことがある。地域生活に慣れていくためにも、周りの人々の協力がすごく大事だと思った。



患者さんの一番近くにいるのは看護師と考えていたが、同じ視点からだけでなく、様々な角度の視点から見ることが大切で、ケア会議の大切さを再確認できた。患者さんとの関わりの中で、目標設定の仕方がとてもわかりやすかったです。



ソーシャルワーカーとナースの視点の違いに気がつきました。専門職の連携の必要性をよく理解できました。これからは、患者さんの「できること」は何か?という視点も入れていこうと思いました。



「そのためには?」という言葉は、物事を解決する道筋を立てていくのに活用できそうだと思いました。今回の講義で、PSWの仕事の理解が深まったと同時に、PSWの方の視点は、患者さんがその人らしく生きていくのをサポートするのに必要だと感じました。PSWの方とうまく連携する習慣をつくることが大事だと思いました。



インパクトゴールを会話の中で定め、そのために何をするかを決めるということは、動機付けがしっかりしていて、患者さんの意欲が出やすく、すごく良いやり方だと思いました。



すごく具体的でわかりやすかったです。イメージができないと、選択を迫られても決断できないというのは、すごくわかりました。また、看護職や職員の方が患者のせいにして、退院を諦めているのではないかというのは、自分の中にもすごく存在しているなぁと思い、反省しました。ありがとうございました!



精神障害を抱える人は、それぞれ持っている能力が異なり、その人が持つ力をアセスメントし、社会に活かせるようにアプローチすることが、専門職にとって必要なことだと感じました。患者さんの強みに目を向ける必要性を実感しました。「人生の目標」志向の考え方は、今後の自分の生き方に取り入れていきたいと思いました。



なかなか、他の専門職の視点というものを学ぶのは難しいので、こうやって機会を作って頂けたのはありがたかったです。「人生の目標」や「そのためには?」という言葉で、社会復帰や自立に向けた取り組みに消極的な利用者さんたちに、少しずつ本人たちの目標設定、意欲向上を行っていくことができるというのは、精神の分野だけでなく、医療や教育など様々な分野・領域に通じるものだと思いました。



患者自身が、他の患者を退院させるために病院へ行って、退院調整などを行っている施設があると知って驚いた。また、ほとんどのこと患者たちが決めている施設もあると知って、職員がなんでもかんでも手助けすればいい訳じゃないんだなと思った。



精神科に実習に行った際に、私が受け持った患者さんは退院が視野に入った方で、PSWの方とアパートや家具など、退院後の生活に向けた話しをしていました。今回の講義でPSWの役割を学んで、精神疾患を抱えた方がより良い生活ができるように、入院中~退院後まで支えていくことが求められているのだと実感しました。また長期に渡って入院していた患者さんが、退院となって急に社会の中に入っても戸惑いもあるし、不安・恐怖や疾患の再発にもつながる危険性があるので、患者さんが社会の中へ進んでいけるように、細かい配慮やサポートが必要であることを学びました。



PSWさんが行っている実際の活動を知ることで、看護師の行っていることとの視点の違いがよく分かりました。精神の実習でも「患者が○○ができないから退院は難しい」という話しをよく耳にしたことを思い出しました。この視点の違うことを理解していることが大切だと感じました。



日本は欧米に比べて精神科病棟の病床数が多く、社会的入院が目立つと言われています。それを聞いた時に、日本では地域で生活するための制度が整えられていないからではないかと思っていました。しかし、今日の講義で、様々なグループホームがあることや、退院準備プログラムが行われていることなどを知って、もっと病院と地域や他職種同士が連携していけば、社会的入院の立場にある人が、地域で生活しやすくなるのだと感じました。たくさんの写真とスライドで、楽しみながら聞くことができました。ありがとうございました。



私の父もPSWです。今日の講義で仕事の内容や役割についての理解が深まりました。他の講義や実習でも、退院後の生活を考えてケアすることが重要だと学んできましたが、まだまだその日その時のケアでいっぱいいっぱいです。PSWが患者さんの退院後について深く細かく知り、取り組んでいることがよく分かったので、看護師の視点から退院後の生活に向けて支援しつつ、PSWとも情報共有・交換し、連携を図っていきたいと思います。



※画像は、国立看護大学校じゃなくて、日本社会事業大学のキャンパス。
 ふたつの学校の共通点を発見!
 休み時間のキャンパスに、学生がいない!
 みんな、教室の中で、お勉強です。

ラジオで「脱施設化」

2010年06月09日 09時18分52秒 | イベント告知
先日、生まれて初めて、ラジオの収録をしてきたという記事を載せました。
「いつ、放送するの~?」と、何人もの方から尋ねられました。

そんなに、あちこちに宣伝する程のことでもないんですけど…。
まるで、原稿棒読みで、僕にとってはこの上なく恥ずかしくもあり…。

でも、マスメディアで精神保健福祉のことが取り上げられることは、うれしいことですし。
シリーズ物なので、通して聴いてもらえば、結構面白いかも、とも思うので…。

ラジオNIKKEI(旧・ラジオ短波)なので、全国で聴取可能です。
地域によって周波数が違いますが、インターネットラジオやサイマルIPラジオも配信中です。

ラジオNIKKEIで検索してみて下さい。→ http://www.radionikkei.jp/ 
画面右側の「NOW ON AIR」をクリックすると聴けますよ。

広田和子さんの「こころのボイスマガジン~きっと元気+」を聴いている人なら、わかりますね?
日精協精神医学会のランチョンセミナーなんかも、番組で流しているんですね(ビックリ!)

今回の企画は「総合メディカルマネジメント」という番組の、7月のシリーズです。
毎週木曜日、21時15分~21時35分に放送されています。

シリーズのテーマは「精神医療の現場で“脱施設化”は進んでいるのか」です。
おおぅ~、そんな企画がマスメディアで流れるようになったんだ~、と感激です。

以下、放送予定です。
あくまでも予定で、出演者等、まだ変更があるかも知れませんので、あしからず。

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第1回:7月1日(木)
「長期入院患者の退院を阻む要因と地域移行を可能にするヒント」
古屋龍太(日本社会事業大学専門職大学院、准教授)

第2回:7月8日(木)
「患者の地域移行に向けて①病院スタッフのモチベーションを喚起~山梨県立北病院の取り組み」
藤井康男(山梨県立北病院、院長)

第3回:7月15日(木)
「患者の地域移行に向けて②地域のピアサポーターが変える入院患者と病院職員の意識~東京・練馬区の地域生活支援センターの取り組み」
河島京美(石神井障害者地域生活支援センターういんぐ、所長)

第4回:7月22日(木)
「患者の地域移行に向けて③地域、病院、行政が一体化した支援~出雲市の精神障害者退院支援ネットワーク会議の取り組み」
矢田朱美(精神障害者地域生活活動支援センターふぁっと、施設長)

第5回:7月29日
「精神医療の現場で“脱施設化”は進んでいるのか~行政はどう考えるか」
福田祐典(厚生労働省社会援護局障害保健福祉部精神・障害保健課、課長)



自立支援法改正案の内容

2010年06月08日 09時30分20秒 | 精神保健福祉情報
内閣が移行し、今国会がどんな風になるか、先が見えません。
国会を延長して、郵政関連法案に合わせ、障害者自立支援法改正案も、強引に通すのか。
それとも、時間切れで、また廃案に追い込まれるのか…。
政治の流れに翻弄され続けている、この国の障害者施策です。

内容は、本当に昨年とほとんど変わってないので、どこかで皆さん見てるんでしょうけど。
案外、この内容って、周知されていないようなので。
今さらという感じはありますが、改正案の要綱の抜粋を以下に載せておきます。

法律の文章って、独特の言い回しがあり、ちょっとそのままでは分かりにくいです。
余計な解釈を入らないように、厳密に定義しようとするからですが、悪文の典型です。
ここでは、分かりやすくするために、これでもかなり、僕なりに要約しています。
やや厳密さを欠きますので、正確な法案文は、ネット上で確認して下さい。

なお、今回は、障害者自立支援法改正案のみ、掲載します。
関連して、児童福祉法・精神保健福祉法・精神保健福祉士法等も改正されますが。
結構な分量になるので、なかなかブログで一挙掲載という訳にもいかず…。
日を改めて、アップするようにします。

※画像は、僕の研究室からの風景。
 網戸がないので、窓際には虫コナーズ(^o^)。


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【障害者自立支援法等の一部を改正する法律案要綱】

◆ 改正の趣旨
 障害児・者が、自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、支援の一層の充実を図るため、利用者負担の見直し、障害者・障害程度区分に関する定義の見直し、相談支援の充実、障害児支援の強化、地域における自立した生活のための支援の充実等、制度全般について必要な見直しを行う。

◆ 障害者自立支援法の一部改正

◇一 利用者負担の見直し
1 指定障害福祉サービス等を利用した場合の負担は、家計の負担能力に応じる。
指定障害福祉サービス等の費用について、定める基準額から、障害者等の家計の負担能力その他の事情により一定額を控除した額について、市町村は介護給付費・訓練等給付費を支給する。
また、自立支援医療費及び補装具費の給付について、同様の見直しを行う。

2 障害福祉サービス・介護給付等対象サービスの負担の合計額が著しく高額である場合には、市町村は高額障害福祉サービス等給付費を支給する。

◇二 障害者及び障害程度区分に関する定義規定の見直し
1 障害者の定義について、「発達障害者」を含める。

2 障害程度区分の定義について、「障害者等の障害の多様な特性その他の心身の状態に応じて必要とされる標準的な支援の度合を総合的に示すものとして厚生労働省令で定める区分」とし、名称を「障害支援区分」と改める。

◇三 相談支援の充実
1 基幹相談支援センターの設置
(1) 「基幹相談支援センター」は、地域における相談支援の中核的な役割を担う機関として、相談支援に関する業務を総合的に行うことを目的とする。
(2) 基幹相談支援センターは、市町村か業務の実施の委託を受けた者が設置できる。
センターの職員等は、正当な理由なしに、業務で知り得た秘密を漏らしてはならない。

2 自立支援協議会の設置に関する事項
(1) 地方公共団体は、関係機関、関係団体、障害者等の福祉・医療・教育・雇用の従事者、その他の関係者により構成される、「自立支援協議会」を置くことができる。
自立支援協議会は、これらの関係機関等が相互に連絡を図り、地域における障害者等への支援体制に関する課題について情報を共有し、連携の緊密化を図り、地域の実情に応じた体制の整備について協議を行う。
(2) 都道府県及び市町村は、自治体の障害福祉計画策定にあたり、自立支援協議会の意見を聴くよう努めなければならない。

3 支給決定手続の見直し等
(1) サービスの利用計画作成のための相談支援の定義
ア 「特定相談支援事業」とは、計画相談支援(サービス利用支援・継続サービス利用支援)と、通常の相談支援(地域の障害者等の福祉に関する様々な問題について相談に応じ、必要な情報の提供及び助言等を行う)のいずれも行う事業をいう。
イ 「サービス利用支援」は、障害者の心身の状況や置かれている環境等により、サービス等利用計画案を作成し、支給決定後に、支給決定内容を反映したサービス等利用計画の作成等を行う。
ウ 「継続サービス利用支援」は、サービス等利用計画が適切であるかどうかを一定期間ごとに検証し、その結果により見直しを行い、利用計画の変更等を行う。

(2) 計画相談支援給付費の支給等
ア 特定相談支援事業者から指定サービス利用支援を受けた障害者等が、支給決定を受けたときは、市町村は計画相談支援給付費を支給する。
イ 指定特定相談支援事業者の指定は、基準に該当する者の申請により、事業所ごとに市町村長が行う。

(3) 支給要否決定に関する事項
市町村は、支給要否決定に必要な場合には、障害児・者や保護者に対し、指定特定相談支援事業者等が作成するサービス等利用計画案の提出を求め、提出があった場合には、その計画案により支給要否決定を行う。

4 地域移行及び地域定着のための相談支援の実施等
(1) 地域移行及び地域定着のための相談支援の定義
ア 一般相談支援事業とは、地域相談支援(地域移行支援・地域定着支援)や通常の相談支援を行う事業をいう。
イ 「地域移行支援」とは、障害者支援施設等の施設に入所している障害者や、精神科病院に入院している精神障害者に対し、住居の確保その他の地域生活に移行するための活動・相談その他の便宜を供与する。
ウ 「地域定着支援」とは、居宅単身生活の障害者に対し、常時の連絡体制を確保し、障害の特性に起因して生じた緊急の事態に、相談その他の便宜を供与する。

(2) 地域相談支援給付費等の支給等
ア 地域相談支援給付費・特例地域相談支援給付費の支給を受けようとする障害者は、市町村の地域相談支援給付決定を受けなければならず、その手続等を定める。
イ 地域相談支援給付決定を受けた障害者が、指定一般相談支援事業者から指定地域相談支援を受けたとき、市町村は地域相談支援給付費を支給する。
ウ 都道府県知事は、一般相談支援事業者の申請により、指定一般相談支援事業者の指定を行う。

◇四 地域における自立した生活のための支援の充実
1 共同生活介護・共同生活援助を利用する支給決定障害者のうち、所得の状況その他の事情から必要な者に、特定障害者特別給付費を支給する。
2 障害福祉サービスについて、視覚障害により移動に著しい困難を有する障害者等の外出時に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護等の便宜を供与する「同行援護」を創設する。

◇五 その他
1 目的規定等にある「その有する能力及び適性に応じ」の文言を削除する。
2 国・地方公共団体は、障害者等が自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービス、相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に努めなければならない。
3 児童福祉法により障害児入所給付費の支給を受けて、入所措置により児童福祉施設に入所していた障害者等が、継続して、障害者支援施設等の特定施設に入所した場合には、満18歳となる前日に、保護者の居住する市町村が支給決定を行う。
4 成年後見制度利用支援事業を、市町村の地域生活支援事業の必須事業に格上げする。
5 市町村が支給する地域相談支援給付費、計画相談支援給付費・高額障害福祉サービス等給付費の費用のうち、国・都道府県が負担すべきものとして、障害者等の人数その他の事情を勘案して算定した額のうち、都道府県は1/4を負担し、国は1/2を負担する。
6 市町村から委託を受けて行う介護給付費、訓練等給付費、地域相談支援給付費、計画相談支援給付費・特定障害者特別給付費の支払に関する業務は、国民健康保険団体連合会が行う。
7 指定事業者等の指定の欠格事由の見直し、業務管理体制の整備、その他の規定の整備を行う。

いい人…なんだけどね…

2010年06月05日 12時42分35秒 | 日々の雑記
鳩ぽっぽが、辞任しました。
いつかな~と思ってましたけど、結構早かったですね。
済州島で出会ったヒヨドリが、早く家に帰ろうと導いたそうです。
宇宙人と呼ばれているそうだから、ヒヨドリの声もわかるんでしょう。

鳩ぽっぽは、いい人です。
僕は、間違いなく、いい人だと思います。
政治家にしておくには、もったいないほどに、いい人です。
でも、「いい人…なんだけどね……」と言われる「いい人」です。

鳩ぽっぽは、裏表の無い人です。
政界で育ってきた大人ですから、そりゃ、多少はありますが。
幹事長のイチローごときの腹芸は、使えません。
二人羽織を強いられても、仕方なく照れ笑いで誤魔化すしかありません。

そんな鳩ぽっぽにも、腹案がありました。
それは実際に、調整交渉が進んでいたようで、嘘ではなかったのです。
でも、相手のある問題で、鳩ぽっぽが考えていたようには、進みませんでした。
いい人は、どうしても希望的観測に流され、詰めが甘いものです。

鳩ぽっぽを「詐欺師」と論評する人もいます。
でも、意識して他者を騙そうとするほどの、度胸と悪知恵はありません。
鳩ぽっぽのセルフイメージでは、いい解決努力をしているはずでした。
でも、それは、現実的には、稚拙で具体性のない、想いが先走ったものでした。

更に困ったことに、いい人は、もっといい人であろうとします。
本人なりに、誠実に事態に対処しようとします。
でも、それは事態を、ますますややこしくします。
周囲の過剰な期待と幻想を煽りながら、何も現実的には処理できないのです。

いい人であろう、いい私であろう…。
そう努めれば努めるほど、いい人は傷だらけです。
冷静な目から俯瞰すると、自虐的に自分を追い詰めてしまいます。
それで何か生み出せれば良いのですが、バーンアウトして終わりです。

結果として、いい人は、意図せず、周囲を傷つけます。
世界がすべて、自分の意思と同じ価値観であれば良いのですが。
残念ながら、他者はすべて、それぞれ別個の思惑で生きているのですから。
いい人の周囲まで、疲弊した二次災害が生じます。

いい人は、概して臆病です。
なので、他者と優しい関係を築きたいと思います。
でも、望んでいたような友愛関係が築けないと、どうして良いか、わかりません。
世間はそんなに甘くないと知って、身を引くしかなくなるのです。

鳩ぽっぽは、いい人です。
でも、いい人だけでは、仕事は勤まりません。
結果を伴わなければ、無責任、無能力と言われるだけです。
「不徳の致すところ」という反省の弁だけなら、猿でもできるし(?)。

本来「いい人」という評価は、結果に対して付いてくるものです。
「いい人…なんだけどね…」としか言われないソーシャルワーカーは、むしろ困り者です。
力強い優しさを秘め、粘り強く現場を変革していける、そんなPSWになって欲しい。
若い学部生たちと接していると、そんなことを強く思います。


※ちょっと、強引なオチでした(笑)。
 鳩ぽっぽ瓦解、新政権誕生も我関せず、社大猫…。

自立支援法改正案、衆院可決

2010年06月01日 10時47分14秒 | 精神保健福祉情報

5月28日、衆議院厚生労働委員会で、障害者自立支援法改正案が可決されました。
障害者自立支援法の廃止に伴う新法制定(2013年8月)までの、暫定改正法案です。

改正案は、昨年、自公の前政権が国会に提出した内容と、ほぼ同じです。
昨年の衆議院解散で廃案になっていたものです。

今年4月に、自公両党が改めて議員立法で法案を提出しました。
与党も改正案を出しましたが、与野党協議の上、双方取り下げ、委員長提案という形になりました。

共産党と社民党は、政府内で同法廃止に向けた検討が進んでいるとして反対に回りました。
障害者団体の一部から「当事者抜きで決めるな」と反対する声が上がっていることを踏まえてのことのようです。
民主党は「新たな法制が作られるまで、少しでも負担を軽減できる」と意義をアピールしています。

結局、民主・自民・公明党などの賛成多数で可決しました。
法案は参議院に送られましたが、今国会での成立が間違いなくなってきました。
国会で成立すれば、2012年4月に完全施行されます。

今回の改正案の、大きな柱を10個あげるとすると…

1.発達障害を法の対象に加えたこと
2.1割の自己負担は、サービス量に応じた「応益負担」ではなく支払い能力に応じた「応能負担」としたこと。
3.判断能力の不十分な方への成年後見の利用支援を、市町村の必須事業にしたこと。
4.福祉サービス支給決定前に、当事者の意向を反映する仕組みを拡充したこと。
5.グループホーム利用への助成制度「特定障害者特別給付金」を盛り込んだこと。
6.精神科病院入院者等の「地域移行支援」「地域定着支援」が、法に位置づけられたこと。
7.地域に「基幹相談支援センター」を設けるとしたこと。
8.地域自立支援協議会を、法に位置づけたこと。
9.視覚障害者への「同行援護」を新設したこと。
10.(手前味噌ですが…)精神保健福祉法と精神保健福祉士法の一部を改正したこと。

ちなみに、普天間問題で、社民党の福島瑞穂特命担当相が罷免されましたね。
内閣府の「障がい者制度改革推進会議」については、平野博文官房長官が担当を兼任するそうです。
他にいないのか、新しい内閣に向けての暫定期間だからなのか、知りませんが。

推進会議の初日、福島瑞穂さん、張り切っていたんですけどね…。
「推進会議の開始は歴史的な日になります!歴史を一緒につくっていると感激しています!」
「総合福祉法、差別禁止法を制定し、障害者基本法を改正して、障害者条約を批准したい」
「自立支援法は「わたしたちのことを抜きに私たちのことを決めないで」ではなかった」
「障害者総合福祉法を、多くの人たちと一緒につくっていきましょう!」
…志半ばで、ちょっと可哀想な気が、しないでもないような…。


※画像は、暖かな木漏れ日の下、昼寝する「社大猫」。
 鳩ぽっぽ内閣がどうなろうとも、我関せず…(笑)