goo blog サービス終了のお知らせ 

マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ショパンの革命のエチュード

2022-04-16 23:26:40 | ラ・プロムナード・ミュジカル
明日のプロムナード・コンサートのソロの最後に、ショパン(1810〜1849)の革命のエチュードを演奏します。
革命といえば、折しも、ロシアによるウクライナ侵攻真っ只中で、ショパンの革命が作られた時も似たような状況だったのです。
当時、ショパンの故国ポーランドは、ロシア占領下にあり、ワルシャワを取り戻すべく、1830年に革命を起こしましたが、失敗に終わります。
ショパンは、ウィーンでの演奏のためにワルシャワを離れ、その後パリに向かって、1831年、失敗に終わったことを聞きます。
ちょうどその頃作曲されたのがこの革命のエチュードで、いかにもワルシャワが落ちたことを知って作ったと言われがちですが、実は違うようです。
革命と名づけたのは、曲を献呈されたリストです。
左手の練習曲で、左手のうねるような音形と右手の和音でのメロディが、いかにも革命らしく聴こえます。
でも、練習曲なのです。
ず〜と昔、テレビドラマでよく使われていましたね。
私にとっては一応十八番なのですが、モデルナワクチンの副作用だったか、左腕の痛みが完治していないので、そのせいか動きは今ひとつ…のような気がしています。実は寄る年波のせい…??

リストのエステ荘の噴水

2022-04-16 23:09:43 | ラ・プロムナード・ミュジカル
リストのエステ荘の噴水は、巡礼の年第3年の第4曲です。
「巡礼の年」は、第1年がスイス、第2年がイタリア、第2年の追加がヴェネツィアとナポリで、第3年は特に決まっていません。
スイスとかイタリアというタイトルの通り、そこの風景だったりその国の生んだ芸術作品だったりから霊感を受けて作られたものですが、第3年は自由に題材を選んで作られたようです。
第3年は、今回弾くエステ荘の噴水以外の曲はあまり演奏されません。
エステ荘の噴水というタイトルの通り、水をピアノで描写した画期的な曲で、その後、それに触発されて、ラヴェルが「水の戯れ」を、ドビュッシー が「水に反映」を作っていて、私的には水の3部作と呼んでいます。
ラヴェルは5月8日のミニリサイタルで、ドビュッシー は7月のプロムナード・コンサートで演奏する予定です。

エステ荘というのは、イタリアローマ近郊のティヴォリにあって、名家エステ家の別荘だったところで、世界遺産にも登録されているとか。
イタリア一美しいと言われる庭園があって、500以上の噴水がある庭園としてしられています。
その噴水を描写した曲で、水の流れや光に輝きキラキラ光る様子とか想像力を掻き立てられる曲となっています。
リスト(1811〜1886)は、若い頃は華々しい活躍をしていましたが、1865年に、その頃の色々な問題に疲れて(?)僧籍に入ります。
その後の1867年作曲された曲です。
曲の途中に、ヨハネ福音書より引用された「私が与える水はその人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が湧き出る」と書かれています。
弾いていると、祈りのように感じるところがあるのは、僧籍に入ったリストの心境を表しているのでしょうか…。

形のきれいな椿

2022-04-16 22:20:23 | 日記
午前中は、明日のプロムナード・コンサートの2台ピアノの練習のために、スタジオを借りて練習でした。
今までは我が家でやっていましたが、グランドとアップライトではバランスとかチェックできないので、2台ピアノの部屋のある楽器店のスタジオに行ったのです。
ずっと以前、主人が姫路で会社をしていた時、まぁ私も手伝っていましたが、その最初の事務所のあった向かいにパチンコ屋があったのですが、それが撤退して楽器店に変わっていました。
自転車で行ったのですが、風があって足が疲れた…。
播但線の高架下の自転車道を通るのですが、そこに季節ごとにいろんな花が咲くように木が植えられていて、すご〜く綺麗な形の花が咲いていて、自転車を止めて写真を。
乙女つばきと書いてありました。
 
青空に映えていました。

長い1日でした

2022-04-16 00:40:11 | 日記

朝から準備をして、昼のフランス語購読講座を受講、夕方は大阪に寄って2台ピアノの合わせをし、夜9時に姫路に到着しました。
今回はドレスやカメラなどの荷物があって、キャリーケースを引きつつリュックも…で、ウロウロするにはちょっと面倒でしたけど。
新大阪で新幹線を降りて、一度改札を出てからコインロッカーに荷物を預け、一駅、大阪駅までの往復はSuicaで。
乗車券は途中下車OKなのだけど、新大阪、大阪駅間を余分に行き来するため、そこはSuicaになるのです。
姫路のマンションに9時に着いたので、さらに1時間の練習…。
いろんなことをこなすと、さすがに長い1日だったなぁ…と。

昨夜はドレスをほぼ完成の状態…あと手縫の部分が残っていますが…までしたので、今日のフランス語の訳が出来ず、朝、準備をしてから大急ぎで半分だけ訳して出かけました。
ひょっとして、私の担当まで回ってくるか…と思って、とりあえず半分はと。
まぁ回ってこなかったので、次回が楽になる。
講座終了後は、新幹線の時間に余裕を持っていたので、ランチ。
人出が多くなりましたねぇ…。
お気に入りのお店は最近、13時をすぎているというのにいっぱいで、今日も別のお店。
今回はあちこちに店舗のある「つばめグリル」です。
ハンバーグです。
 
なんか、お水にグラスがオシャレ…かな。
ルミネでつばめグリルに入ったことはないのですが、たまにはいいかな…と。

その後、新幹線で大阪へ。
今回は、時間の都合もあってのぞみです。
ここもやっぱり人が増えたなぁ…という感じ。
ひかりよりは乗車率も高い。
名古屋まではひたすらコンサートご案内メールを送ってました。
景色もながめましたが、富士山は雲の中だし、西に行くに従って天気は良くなったものの、写真は撮らず。
鳥飼車両基地は見晴らしがいいので、そこだけ撮ったかな。

グランフロント大阪の島村楽器で2台ピアノ合わせ。
何とかまとまった感じかな。
あとは自分自身の仕上げの問題。
合わせを終えて、よく忘れ物をしたりどこに置いたかわからなくなったりするよねぇ…という話をしていたのに、iPad楽譜のページ送りのペダルを忘れて、大阪駅に着いた時思い出し、慌ててグランフロントに戻りました。
気をつけないと、このペダルはよく忘れるのですよね。
前々回は、姫路にiPadペンシルを忘れたので、それは気をつけてるのですけど。

19時まで合わせをし、その後、新大阪に戻り、和saiの国でお弁当を買って、荷物をピックアップしてから、ひかりに乗りました。
在来線でもいいのですが、座れるという保証はないし、キャリーケースを持っているとじゃまだろうし、ご飯も食べられないしで、新幹線です。
40分ほどなのであまりゆっくりはできないため、慌てて食べました。
姫路に着いて、その先は在来線で2駅ほどですが、もう歩くのもしんどいのでタクシー。
タクシーにもお客さんが戻っているようで、良かったな…と。
いつもタクシーに乗ると、外国人の観光客もいないし、最近はもっぱら病院通いの依頼だけ…という話だったので…。
明日も2台合わせがあるので、早めに寝ないと…です。

今日の写真は

2022-04-15 02:29:18 | 日記
木曜日は、隔週で写真撮影講座。
前回、野外撮影会に行って以来でしたので、撮影会の写真や桜やチューリップなどプリントアウトする写真が多く、昨夜は準備にちょっと時間がかかってしまいました。
撮影会の写真では、葉っぱも少しハイトーンで撮ったものがおもしろい…と。
 
太陽を入れて、コントラストを。

広場も明るめにするとちょっとおもしろい。
チューリップは、先日アップした中の、光をうまく利用したのが良かった。

自分でもいいかなと思ったものをいいと言ってもらえるとうれしいですね。
今回も、講座の後半は、講師の先生がこの春撮られた九州の桜や菜の花の写真などを見せてもらい、撮影のポイントなどを教えていただきました。
スマホのメモに入力しておいたので、折に触れて見て思い出そう!
忘れる…かも。
教室で花を撮影する予定だったので、行く途中で花を買って行きましたが、時間切れで撮影できず…。
家で撮ってみました。
青いのはかすみ草ですが、色水に漬けて色を出してるとか…。
おもしろいですけど、人工的なのはなぁ…と言いつつ買いました。
意外にいい色合いになったかな…と。
写真もいろいろ知ると撮ってみたくなりますが…。


デュランのワルツ

2022-04-14 01:54:05 | ラ・プロムナード・ミュジカル
17日のプロムナード・コンサートで弾く最初の曲は、デュランのワルツです。
デュランと言えば、フランスの出版社として知られていますが、オルガニストで作曲家のオーギュスト・デュランが友人と一緒に設立した出版社です。
主にフランスの近代現代の作曲家の曲を出版していて、学生の頃は値段が高くなかなか手を出せなかった…という記憶があります。
最近ではデュラン社の楽譜そのままがヤマハから出版されて、安くなったのでうれしいですね。
さて、このワルツ変ホ長調は、発表会ナンバーとしてとても人気があり、華やかで演奏効果もあるので、ちょっと弾けるようになって指が動く子だと、弾きたがりますね。
この曲の作曲家が、デュラン社のオーギュスト・デュラン (1830-1909)です。
この作品が何年ごろの作曲かはわかりませんが、ロマン派の時代、サロンでのピアノ演奏が広く広まり、この曲のような手軽に弾けて華やかな曲に人気があったのだと推察されます。
YouTubeには、非常に速く弾いているものがありますが、テンポというのはやはり適切に…と思いますね。
前奏後の主要主題は、ショパンの小犬のワルツのように軽やかに弾けそうな音型で、つい途轍もなく速く弾いてしまいがちですが、一応ワルツというタイトルですから、ワルツらしくあるべき…と思いますね。
書かれている細かい音が聴き取れるくらいに弾いてほしいものです。
それはこの曲にかぎらず、他の曲でもそうですけど。
平均律で調律されているピアノが、一番良く響く変ホ長調で、途中、変イ長調に転調しています。


テニスの日

2022-04-13 01:00:31 | 日記
気温の高い日でした。
テニスの日で、ちょっとだけ暑かった。
汗をかきました。
今日はルーティンのテニスで、レギュラーメンバーも全員来ていたし、振替で来る人もいて、定員の10人。
10人いると、どうしても休んでいる時間ができてしまうので、ちょっと動き足らない感じかな。
なので、汗はかいたけど、疲れはしなかった…。
振替で来ている人うちの2人が、女性だけど強打者の人で、うまく行った時の玉は強烈でしたね、パワーがあると言うか…。
初めは驚きましたが、慣れてくると、癖がわかるというか…。
日頃見かけない人がいると、少しリズムは乱れますが、まぁ刺激にはなりますね。
人数が多いと、ゲームも3ポイント制になってしまい、そうなると若干おもしろさが減る…かも。
勝てましたが…。
先週の、今ひとつ調子が上がっていない状態は抜け出せたかも。
何故か、理由はわかりません…。


1年ぶりの調律で

2022-04-12 00:28:03 | 日記
午後、1年ぶりにピアノの調律をしてもらいました。
高音部の音質が中音域とは違っていたのが気になっていたし、高さもかなり狂っていたので、改善されて違和感が減りました。
最近弾いているリストのエステ荘の噴水や今後弾くラヴェルの水の戯れも、高音域の使用頻度が高く、耳が楽になった…感じです。
全体に音質がそろってきて、それはいいのですが、調律によって若干音の高さが変わって、こちらはそれはそれで違和感かな。
ホンのちょっとなのですけどね、慣れていた響きと違うので、あぁそうか調律したんだ…と。
日頃、使用頻度が高いし、大曲を弾くしで、ホントは半年くらいで調律してもらった方がいいのですが、弾いている時はそうだ調律…と思っても、練習を終えると他のことに時間を取られてつい忘れてしまうのですよねぇ。
1年くらい経つと調律師さんの方から連絡を下さるので、助かりますね。
次回早めに…と思うのですけどねぇ…。

2022松尾益民ピアノリサイタルミニ開催のお知らせ

2022-04-10 15:32:52 | ラ・プロムナード・ミュジカル
4月17日は、第60回プロムナード・コンサートですが、プロムナードの番外編として、私のミニリサイタルをここ数年開催しています。
今年は、5月8日(日)午後です。
どこかホールが空いていたら開催しようと思っていたので、ホントは5月中旬以降が良かったのですが、空いていなかったので…。
なので、3週間ほどで次の曲目を準備しないといけなくなりました。
まぁ過去に弾いたことのある曲がほとんどなので、たぶん大丈夫。

17日のプロムナードでは、リストの水シリーズの第1作として「エステ荘の噴水」を弾くのですが、それに影響を受けて作られたと言われる、ラヴェルの「水の戯れ」を弾きます。
そして、その第3作になるのは、ドビュッシーの映像第1集の「水の反映」で、これらが一連の水シリーズ。
エステ荘の噴水は、水を描写した作品として当時は画期的だったようです。
作品についての詳細は、後日アップします。
ドビュッシーの映像第1集は、プロムナード・コンサートを始めた第1回で弾いた曲ですが、7月の第61回で再演する予定。
水シリーズを、3回に分けてお届けする…という予定。
他には、今年生誕150年のスクリャービンの練習曲「悲愴」や、悲愴関連で、ベートーヴェンの悲愴ソナタの第2楽章、没後250年のダカンのかっこう、また、ショパンの猫のワルツとも言われている曲を含む3曲の作品34のワルツなどです。
猫のワルツという名前はあまり一般的ではありませんが、昨年ショパンコンクールで2位になった反田さんが、テレビ出演の際よく弾いていましたね。
大体40分くらいのプログラムなので、「リサイタルミニ」です。
この日は午後の開催です。
ラヴェルの水の戯れ以外はすべて、プロムナードで過去に演奏した曲です。
お楽しみいただけるプログラムを組んでいますので、是非ご来場下さい。

2022松尾益民ピアノリサイタルミニ
5月8日(日)14:30~15:15
イーグレひめじ あいめっせホール
入場料無料


花が少しにぎやかに

2022-04-10 01:39:09 | 日記
庭の花達、多年草のガーベラやバラなどは、これから花を咲かせそうですが、1年草を植えていた鉢が空いたので、最近、近所の花屋さんでいろいろ買ってきて植えてました。
小さいお店ですが、私も冬場の花を買ったこともあってわりとセンスがいいお店なので、時々覗いています。
ラベンダー
オステオスペルマム
ちょっと変わったところで、シレネ。
アルメリアもかわいい。
ラナンキュラスは、先日の風で一つ折れたので、花瓶に入れました。
 
以前からのすみれ、紫式部もにぎやかに。
片隅で頑張ってるイチゴ、実ができてそうです。
薔薇はとりあえず元気そうなので、花が咲くのを楽しみにしていますが…。