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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

プーランク:4手のためのソナタ

2013-08-27 23:47:09 | ラ・プロムナード・ミュジカル
9/8のコンサートで弾く連弾の曲はもう一つ、プーランクの「4手のためのソナタ」です。
1918年に作曲され、1939年にプーランク自身によって改訂されています。
4手のためというと連弾か…と思われますが、2台のピアノで弾いてもいいという作りになっています。
なので、プリモとセコンドが初めから手を交差させて弾くのです、ずっとではありませんが。
3楽章から成り、とても明るく楽しめる曲です。
第1楽章 前奏曲
ABA形式で、Aの部分には「タタッタタタッタ」というオスティナートが使われている。
第2楽章 田舎風に
ゆったりとした民謡風な曲。
第3楽章
フィナーレ
猛烈な速さで駆け抜けていきます。
ここでも、タタッタタタッタというオスティナートが使われていて、たたみかけるようなメロディが迫ってきます。
弾く方は必死ですが、そこにおもしろさがあるかも…。
全部で7分弱の短い曲です。

CDは、手に入りにくいかもしれませんが、"プーランク : 2台,4手のための作品全集" は、プーランクアンサンブル曲を集めていて、おもしろいです。

私がずっと以前に、最初に出会ったプーランクの曲は、この4手のためのソナタでした。
おもしろいけどなんかちょっと変な曲…それが最初の印象で、プーランクって変な作曲家くらいな感覚だったのです。
それがどこでどう変わったか、今ではすっかりプーランク好きになってしまいました。
この曲はプーランクの一面を出していますが、ほんの一面だけ…ですね。
もっとバラエティに富んでいます。



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