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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

「新印象派 光と色のドラマ」展

2015-02-08 23:16:54 | お勧め
1月最後の金曜日、東京都美術館で3/29まで開催されている「新印象派 光と色のドラマ」展を見ました。
雪が降った寒い日だったためか、あまり人が多くなく、ゆっくり鑑賞できました。
新印象派と言えば、有名どころでは、シニャック、シスレー、スーラといった画家でしょうか。
点描画派…とも言えるかも…。
色の混ぜ方、使い方などの展示もありましたが、理解するには時間をかけてじっくり見ないとダメですね。
それぞれの絵についての説明文もじっくり読めばいいのでしょうが、さっと流し読みする程度。
細かい字を見続けると目も疲れますし、絵は理屈ではなく感性で見ようかな…と。
体よく言っていますが、ただ読むのが面倒なだけです…。

こういう美術展、最初の方に印象派の主要な画家の絵を置いていますね。
惹きつけるため…か。
今回もモネの絵で始まりました。
ちょっと珍しい感じの絵「アンティーブ岬」です。

私が撮ったアンティーブの写真、ちょっと似てる…かなぁ、松の木はないけど。

アンティーブは南仏、カンヌとニースの中間くらいのところにあっておしゃれな街です。
ピカソ美術館があって、ピカソはもちろんのこと、他の画家の絵も展示されています。
ピカソなんて理解できないと思っていましたが、たくさん見ているとそのうちなんとなくわかったような気分になります。
おもしろい作品もありました。


ちょっと話がそれてしまいました。
ベルト・モリゾの絵、今までも他の作品をけっこう見ていますが、「ブージヴァㇽの庭」は好きですね。

シニャックの「ピエール・アレの風車、サン=ブリアック」は、まだ点描っぽくなくていい。

スーラの「セーヌ川、クールブヴォワにて」は、雰囲気的には「グランド・ジャット島の日曜日の午後」に近いですが、より細かく繊細な感じ。


いろいろ見ていると、やはり有名どころの画家が描いた絵の方にひきつけられますね。
シニャックの「鉄道の連絡駅、ボワ=コロンブ」

ピサロの「エラニーの農家」「花咲くプラムの木」
 
こうして見ていくと、マクシミリアン・リュスの絵は、いいんだけどちょっとなぁ…と思ってしまいます。
ルーヴルとカルーゼル橋、夜の効果」

ま、多分に私の好みの問題ですが…。
ミュージアムショップでは、絵葉書の種類が少なかったので、図録を買いました。
ちょっとゆっくり見てみたい絵もあったし。

大阪のあべのハルカス美術館で昨年秋には開催されていましたが、ちょっと遠い…。