【どうして日本人は英語を話せないのか?】
日本の英語教育は、明治時代から延々と続いてきた東大を始めとする既得権益が支配してきました。これが未だに文部科学省の指導要綱に生き続けています。これは言うまでも英文読解のための文法理論です。
数日前に、青山 繁晴(あおやま しげはる)氏がラジオで「私は特に英会話を勉強したワケでもないし、英会話学校にも、留学したこともない、それでも英会話など簡単にできる」と述べていました。
それは彼が中学、高校とミッションスクールで育ってきたからです。麻生元総理、阿部総理、くしくも多少とも英語が話せる政治家がミッションスクールで育ち、教育文法の洗礼を受けなかった事実。
文部官僚、東大を頂点とする大学教師、学校で使われる副教材、授業で使われる情報機器、学校に派遣するネイティブ(AET)の派遣会社など、あらゆる既得権益が群がっているのが英語教育、英会話教材販売現場の現実です。
明治時代に作られた読解のための英文法が未だに生き続けているという信じられない世界です。


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ファンクションメソッド英語増強教材に関するブログです。
ブログで英会話を 16の動詞で英語は話せる
英語脳を作る 英会話の九九音読ドリル・動詞62 応用編
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【今日の学習】
このブログにおいて「英語脳の構築について」も100回以上の連載となりました。
もちろん「コミニカ英語基礎編」という教材を通じて行ってきましたが、すでに中3配当の第2級の終わりに至っています。
ここで述べたかったのは、学校英語では中学3年間で習ったことが文法用語であったり、文型、熟語、構文など言葉の学習としては無機的なものだということでした。
しかし言葉としての英語学習は、中学1年配当で習ったことが基礎となって、学年を進むにつれて言葉としての有機的な結びつきが教えらるべきなのです。
今まで、英語教育の五文型理論こそが、日本人を英語音痴にした元凶だと指摘してきました。
今回は少し専門的になりますが、このことについて述べます。
何度も指摘してきたように,教育文法の間違いは補語を名詞と形容詞に限ったことです。このことはもちろん学校や塾、予備校、あるいは市販の英会話ものの文法書でも同じです。
今回述べることは、前回の復習みたいですが、とても大切なことです。
最近、日本語が話せる外人が多いですが、きちんとした日本語学校に通った人たちは日本語会話のトレーニングをこなしています。
例えば、私たちが国文法で習った、「外国に行こう」「外国に行きます」「外国に行く」「外国に行くとき」「外国に行けば」「外国に行け」といったものです。
しかし英語の文法の授業はこれらとはまったく異なります。
ある文例をとあげて、「これは進行形だ」「これは命令形だ」「これは意志未来だ」など教えてます。
つまり端的に言って、日本の英語学習に「日本語会話のトレーニング」がないことです。
私が編集した「コミニカ英語基礎編」という教材には、この英作のため、あるいは英会話のためのトレーニングがたくさん盛り込まれています、
例えば、以下のフレーズの英作問題はこのトレーニングなのです。
love me, love you, love her, love him, love us, love them, love it.
know me, know you, know her, know him, know us, know them, know it
give me, give you, give her, give him, give us, give them, give it
tell me, tell you, tell her, tell him, tell us, tell them, tell it
ask me, ask you, ask her, ask him, ask us, ask them, ask it
want me, want you, want her, want him, want us, want them, want it
これらはloveやgiveやtellがmeやyouの目的格の代名詞と結びつきを表しています。
もちろんそれぞれの動詞によって後ろに続く語句は様々ですが、基本的な発想は同じです。
今回は、中1配当や中2配当でトレーニングで身につけた発想がどれだけ役に立つか見ていただきたい。
前回は、The girl isのフレーズとなっていますが、今回はこれをI amと変えます。
言うまでもなく、前回は理解しやすいようにthe girlを主語にしましたが、今回はmeやyouなど格変化をする表現をとりあげました。
(1) I am happy.
(2) I am Hanako.
(3) I am up.
私は上にいる
(4) I am on your shoulder.
私はあなたの肩に乗っている
しかし、英語の発想からすれば。be動詞系列の表現には次の3つの動詞フレーズを使った表現もあります。
それは原形動詞フレーズ、ing形動詞フレーズ、ed形動詞フレーズです。
(5) I am (going) to drink milk.
私はミルクを飲むべきです(飲むつもりです)
(6) I am drinking milk.
私はミルクを飲んでいます
(7) It is drunk by the girl.
それは女の子によって飲まれます
以上は(1) ~(7) は主格補語というものです。これらは中学1年や2年ですでに学習したものです。
さてトレーニングのことですが、
(1) Call me Hanako.
私を花子と呼びなさい、呼んでよ
I am Hanako.
(2) Make me happy.
私を幸せにしなさい、幸せにしてよ
I am happy.
(3) Pick me up.
私を抱っこしてよ
I am up.
(4) Hold me on your shoulder.
私を肩車してよ
I am on your shoulder.
(5) Tell her to drink milk.
彼女にミルクを飲むように言ってよ
She is to drink milk.
(6) See her drinking milk.
彼女がミルクを飲んでいるのを見てよ
She is drinking milk.
(7) I have it drunk.
私はそれを飲まれる
It is drunk.
ぜひ、以下のフレーズもトレーニングしてください。
少なくとも、3年間をかけて「コミニカ英語基礎編」をこなしてきた生徒たちはいとも簡単に問題をこなしていきます。
tell me, tell you, tell her, tell him, tell us, tell them, tell it
ask me, ask you, ask her, ask him, ask us, ask them, ask it
want me, want you, want her, want him, want us, want them, want it
「コミニカ英作法」
(1) 私を幸せにしてよ
< ~は ドウする文>
① 私を ~してよ → Make me
② 幸せに → happy
(完成文) Make me happy.
(2) 彼女を幸せにしてあげてよ
< ~は ドウする文>
① 彼女を ~してよ → Make her
② 幸せに → happy
(完成文) Make her happy.
(3) 彼らを幸せにしてあげてよ
< ~は ドウする文>
① 彼らを ~してよ → Make them
② 幸せに → happy
(完成文) Make them happy.
以上VOC感覚には、VC感覚が元になっていることを確認してほしい。
目的格補語の動詞フレーズには要するに、目的語(O)と補語(C)の間に be 動詞が省略されているということだ。
実は、「コミニカ英語教材<基礎編>」やその改良版である「英語の九九 英会話発想トレーニング」は、中1の始めからこの英作法で英語を学んでいきます。
[教材購入の皆さんへ]
「コミニカ英語教材<基礎編>」は、一貫してファンクションフレーズと動詞フレーズを別個にとらえる学習法を展開しています。 ファンクションメソッドは、このようにとらえて学習を進めるから実際に使える語彙が確実に定着・蓄積していくことになります。
「しくみがわかる」ということと、実際の具体的な文の生産は別次元のことです。「英語の九九 英会話発想トレーニング」では、約3,400の英文の生産が、「コミニカ英語教材<基礎編>」ではそれ以上となっています。
これら2つの教材は「世界水準」で製作されています。
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【お知らせ】


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