ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「ポリティコン」とアルバーティナ・チェーン

2011-11-08 17:00:28 | 読みモノ
「ポリティコン」(桐野夏生)を読んだ。

圧巻であった。まさに今の日本の現状が描かれていて、読み応えあり。

それではAmazonさんに丸投げで内容を。

「大正時代に東北に芸術家たちが創ったユートピア「唯腕村」。
1997年3月、村の後継者・東一は美少女マヤと出会った。
自らの王国に囚われた男と、国と国の狭間からこぼれ落ちた女は、
愛し合い憎み合い、運命を交錯させる。
過疎、高齢化、農業破綻、食品偽装、脱北者、……東アジアの片隅の
日本をこの十数年間に襲った波は、いやおうなくふたりを呑み込んでいく。
今の日本のありのままの姿を、著者が5年の歳月をかけて
描き尽くした渾身の長篇小説!」

終盤、北朝鮮がらみでミステリアスな展開になり、これまでの
経緯がまったく違ったものだったかも、と気づき、ドキドキしてしまった。
そして思いもよらないラスト。見事です。あのトイチとマヤが
神々しく見えた。

ところで作品中にも出てくる武者小路実篤が開いた「新しき村」。
なんと今でも埼玉で存続しているという。
しかも美術館や図書館もあり、村外会員もいるのだという。
まさに唯腕村そのもの。
妙にリアルだなぁ、と思ったのも納得だ。

やっぱり桐野姐さんスゴい。しかも多作だ。
また期待してしまいます。


さて、明日あたりからセールやります。
詳しくはエキサイトの方のブログをご覧ください。

新しいアクセサリー届きました。



おぉ、きれいだ。男性用のアルバート・チェーンに対して女性用の
アルバーティナ・チェーンとも呼ばれているものです。
もとはウォッチ・チェーンだと思いますが、ご覧のとおり
優雅なので、ブレスレットや装飾品といったところでしょうか。
とにかく美しいので、ヒマさえあれば眺めています。
しばらく眺めて暮らすつもり。

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