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ページをめくる喜び

機種変更した携帯電話で本が読める、というサービスがある。

モバイル読書。

読みたい本をダウンロードして、いつでもどこでも読みたい本
が携帯電話で読めるのだそうだ。
へー。携帯電話の機能にうとい私は、このサービスを初めて知った。

うーむ。

どれどれ。どんなものか試してみよう。まずは無料お試し、だ。
さすがに、何でもある、というわけではないらしく、それでは、
ということで、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」を
ダウンロード。無料お試し、だから、無料だ。

ダウンロード後、再生すると、画面には表紙らしきものがでてきた。
そして、進んでいくと、文章が始まる。

普段、こうして横書きの文章に慣れ親しんでいるものの、不思議と、
本というのは、縦書きが読みやすい。なぜだろう。
横書きで表示されていたので、表示設定ができないかどうかチェック
すると、文字の大きさや縦横の表示の設定までできた。
すかさず縦へ。

携帯電話の上下ボタンを利用して、次へ次へと読み進めて行く。
無料お試し、なので、当然のように少し読むと、「続きは製品版で
ごらんください」のメッセージが。

なるほどね。

本も持たずにどこかに行き、たいくつで携帯電話だけが手元にあり、
どうしても本が読みたい!と思ったときには、非常に便利だろう。
どうしても本が読みたい!というよりも、どうしても話の内容が
知りたい!という時だ。

やっぱり、本を読む楽しさって、内容が知りたい、とか、そればか
りじゃない、と私は思う。
本の重みを手に感じながら、自分の気分にあわせてページをめくり
読み進める。ふと手をとめてしおりをはさみ、少し休む。
ページをめくるときの、パラっという音や、紙の暖かさ、残りのペー
ジが少なくなってくるときの寂しさ、なんかは、やっぱり、「本」で
ないと味わえない感覚なのだ。

モバイル読書の感想は、画面が小さく字がよみずらく、味気なく、
あまりいい感じではないなあ。といった感じ。

でも、一体、どれだけの本がモバイル化されているか、一度調べてみよう。
本も持たずにどこかに行き、たいくつで携帯電話だけが手元にあり、
どうしても本が読みたい!と思ったときに、読むのだ。

でも、そうやって読書している姿、というのは、傍から見ると、ただたんに、
携帯メールをずーっと長い間見ている、おバカな人間、にうつるのだろうなあ。



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