がんばれみどりちゃん 1 (1)講談社このアイテムの詳細を見る |
ポン助書店初の紹介本なので、かわいらしいほのぼの系を選んでみました。
・・・って、おい。
この本、表紙だけ見るとほのぼの系ですが、何とも大人向けの漫画になっています。
薬局の娘、幼稚園児みどりちゃんの日常を描いた4コマ漫画なのですが、
栄養ドリンクちょろまかして、鼻血を出すなんてのは序の口。
クスリ中毒の園児サガハタ(風邪薬やビタミン剤など何でもよい)、
こっそりみどりちゃんを狙うロリコンマン、ヤリマン保母さんヤヨイ先生など、
これでもかとばかりにきっつい人達が出てきます。
作者の唐沢なをきさんは、セリフの所々に古臭い言葉を入れるのが好きなようで、
「お大尽だのう」とか「まぐわうの?」などと園児が普通に使います。
「よたか」「じみや」などの絶滅寸前の言葉から、
「やおい」「かべぎわ」「もえ」などのオタク用語まで、
偏った知識を得たい人にはうってつけの1冊です。(言葉の説明付き)
唐沢なをきさんの作品はいくつか読んでいますが、
大体どれも下ネタ満載。でも好きな人にはたまらない。
その迷いの無い作風が、私は大好きです。