ニッカウヰスキー余市蒸溜所は
試飲やウイスキー類の販売の他
製造工程を学べる場や
ウイスキー博物館も併設されています
それらは広大な敷地の中に点在しており
歴史ある登録有形文化財に認定された建造物等も
正門や貯蔵庫に利用されています
登録有形文化財に指定されている第1貯蔵庫
建物内にはウイスキーの樽が置かれています
こちらは原酒の販売所
看板にシングルカスクとあります
瓶の前にあるグラスは香りを嗅ぐ為のもの
シングルカスクウイスキーとは
1つの樽から熟成、瓶詰めされたもので
樽の素材により味わいが異なるとされています
シングルカスクの原酒は蒸溜所の売店にも販売されているのですが
原酒だけあってアルコール度数が高く
余市10年の原酒が57%
15年になると度数60%を超えていました
ウイスキーにはシングルカスクの他
シングルモルト、ピュアモルト、ブレンデッド等があり
1カ所の蒸溜所でモルト(大麦)のみで造られたものがシングルモルト
(余市、宮城峡等)
複数の蒸溜所のモルトウイスキーを混ぜたものをピュアモルト
(竹鶴)
複数のモルトウイスキーとグレーンウイスキー(とうもろこし、大麦)を混ぜたものはブレンデッド
以上のように分類されています
ウイスキー会社によって種類の呼び名が異なるようで
この辺りの事情は
美味しんぼ70巻に記載があったと思います
1934年、創業者竹鶴政孝によって余市蒸溜所は建設されました
竹鶴政孝はスコットランドにてウイスキー造りを勉強した後
寿屋(現サントリー)に入社
ウイスキー製造を指導し、その後独立を経て
北海道余市町にて大日本果汁株式会社(現ニッカウヰスキー)を設立
竹鶴政孝は日本のウイスキーの父と呼ばれています
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