重症筋無力症に負けてたまるか!

写真の無断転載禁止です カメラ抱えてスタコラサッサ
築地・浅草・京都・エゾリス 
興味を持ったものを写真とともに

ギャルソンのバッグ

2009-03-31 23:21:19 | ファッション


去年の秋に京都へ行った際、
コムデギャルソンの路面店でバッグを購入しました。



え?セーターじゃん。
と思われるだろうけど、
これを広げてみると



なんとなくバッグっぽいでしょ?
両袖を繋いでショルダーとし、
首周りからモノを出し入れします。

古着のセーターをカスタマイズして、
バッグに作り変えてあるんです。
裾を短めに縫ってバッグの底にして、
裏地を付けてあります。
裏地があるおかげで
結構しっかりとした作りになってるかな。



両袖(ショルダー部分)と首周りはこんな感じ。
首のボタンを開けて
モノを出し入れするんだけど、
ちょいとめんどくさいかも。
慣れればラクなんだけどね。

古着のカスタマイズのせいで一点モノらしく、
お店で見たときは
いろんなのがあったんだけど
このショルダーバッグの元となったのは
フランスの「アルモーリュックス」の古着のようです。

フロント部分に付いてるスワロフスキーのクリスタルは
そのうち取れるに2000点。

「いたがき」のエコバッグ

2009-03-28 23:27:36 | 革製品

 

先月の中旬、
赤平の「いたがき」でエコバックを購入しました。



ショルダー型で、
お色はダークブラウンです。
購入した直後と1ヵ月後に、
モゥブレィのデリケートクリームを塗布してます。

毎日のように使っているんだけど、
だんだん色合いが明るくなってきたかな。



開口部はファスナーで、
中は布張り仕切りアリ。

1ヵ月ちょい使ってみた感想はというと
革が柔らかくて軽く、
ショルダータイプのため凄くラクです。
マチがあるから雑誌や衣類なんでもござれ、
たくさん入ります。
タンニン染めのレザーのため、
徐々に風合いがよくなっていき
色合いがちょっとづつ明るくなってくるのが
なかなか楽しいのです。

いたがきのお店には、
すごくイイ鞄が売っていて、
一生モノがたっくさんあるよ。
10年経過した鞄がお店に置いてあって、
それを観ると
『おお~色合いや風合いがステキすぎる!』
と、うなっちゃう。

エコバックは
普段使いには十分すぎるほどしっかりしてます。
気軽にタンニン染めのバックを味わえるという感じでしょうか。
エコバックに使用される革は、
鞄を作る際にあまった革をはぎ合わせ、
パッチワークして作っているそうです。
無駄がないのがイイね。

4月4日から、
札幌の京王プラザでエコバックフェアが開催されるので
ちょいと覗いてこようかな。
エコバックの種類は
ショルダー型とトート型、ハンドバックみたいなカタチもあったかな。
ポーチもあったはず。
白っぽいベージュがあるんだけど、
日に焼けたらカッコよくなるんだろうなぁ。




エコバックを購入した際、
ネームを入れてもらったんだけど
その他にサービスとして小銭入れを頂きました。
ありがたや~

そうそう、
赤平のお店に行ったとき
テレビカメラが入っていて。
あたくしテレビに写るのかしらんと思ってたら、
地元のテレビ番組にちゃーんと写ってました。
ちょいと恥ずかしい。


本を読み読み春が来た

2009-03-25 23:29:25 | 読書


最近のヒットニュースは
菅山かおる(元バレーの人)がビーチバレーに転向。
これは素晴らしい。
何がどのように素晴らしいのかは置いといて、
またバレーをする姿をテレビで観れるかも思うと
ワクワクします。

決して水着姿目当てじゃないぞ!
(否定しないけどさ、なんとなくね)
まーでもいいじゃない、
たまにはそーゆう目線で観ても。
ビーチバレーの水着って
男性の目線を意識しまくったとしか言いようのないもの。
そもそも、
なんで砂浜の上でバレーをしなきゃならんのか?
砂浜の上だとしても水着でする必要があるのか?
ってな疑問はあるし。

さて、砂に関連して読んだ本を。



真ん中のが
安部公房『砂の女』です。
砂のオンナって言っても、
ビーチバレーで砂まみれになる女性選手が
人殺しをして捕まりそうになって。
警察に追い込まれた先の断崖絶壁で、
船越英一郎警部が
『犯人はアナタですね。被害者から砂が検出されました』
といったような
火曜サスペンス劇場よろしくな話ではなく。
(それにしても酷い前置きだ)

昆虫採集にでかけた主人公が
とある村に宿泊することになり。
そしたらアリ地獄のような場所に一軒家をあてがわれ。
その中に女性がいたんだけど、
そんなの関係ナシにアリ地獄のような場所から
必死で逃げ出そうとします。
砂の女は主人公をなんとか引きとめたく
いろいろしてあげるんだけど、
そのうち主人公が女性に対して情が湧いちゃう。
砂の中から抜け出せたにも関わらず、
元の砂へ戻ってしまうという話。
(途中、女性に子供ができたことも付け加えときます)

こりゃ面白かったと続いて読んだのは
同じく安部公房の『方舟さくら丸』
主人公がオタクっぽい。
秘密基地のような地下シェルターを作った主人公が
無理矢理シェルターに入ってきた人たちと
ああだこうだとやりあいます。
そこそこ面白いっす。

島崎藤村『破戒』
こういう問題が今でもあることを承知してるし、
それに対して言いたいことは多々あれど
タブーとなっているその問題を掘り起こすのは
なかなか難しいものです。



谷崎潤一郎『細雪』の上と中です。
下巻はまだ読んでないっす。
大阪船場の昔のしきたりや伝統行事に
四人姉妹のあれやこれ。
山崎豊子の『ぼんち』も船場の話なんだけど
それにしても
船場の商人というのは富を持っていたのねと分かります。

そろそろ北海道も春らしくなってきました。
桜はもうちょっと先だけど、
細雪の蒔岡家のように
赤い毛氈を敷いてのほほんと桜を観たいものだわん。
茶道具があれば茶を立てたいが
あたしゃ茶の心得ありまへん。
毛氈は…赤いフェルトでオッケー??
生地屋で探してこようっと。

ぺペロンチーノおいち~の

2009-03-23 23:44:19 | 趣味嗜好

おーそ~ぉれミ~ィオー♪

おばんです。
パバロッティーのCDがあったはずなのに、
どこにあるのか見つからないんだけど
まあいいや。
フィーガッロフィガロフィガロ~
タッラッラー♪

隣の街へ出かけ
イタリアンのランチを頂いてきました。

江別の『木の家』です。



前菜はワカサギのフライに
リンゴの薄切りをバターソースであえた物。
バターソースが初めてのお味で
こういう組み合わせあるのねとパクパク。



サラダとフォカッチャが続いて来ました。
フォカッチャのモッチリ具合が美味しい。



村上ショージさんのギャグで

ぺペロンチーノ・アルパチーノ・最近ぼく寂ちーノ

というのがあったんだけど
この日はデートだったので寂しくないもーん。

ぺペロンチーノのお味は
ちょいとアッサリ系かな。
エビのプリンプリンがありがたい。

デートなので上手にフォークを使いたい←ここ重要

クルクルッとフォークでパスタを取って
お口に入れると
モチモチっとした食感。
う~ん美味しい!!
想い人が美味しく食べている顔を見て
フォークの巻き巻き回転が速まる自分アリ。
(照れるのだよ)

よって、
この日着ていたシャツに油が飛んでしまったのは言うまでもナシ。



大きめのカップでコーヒーが来ました。
いいねぇ~
イタリアンのコーヒーってデミのような小さいカップのとこ多いから
大きめカップはありがたい。



デザートは
ガトーショコラとプリン。
ショコラはシットリしてて甘さ控えめで美味しい。
プリンは優しいお味。
3時のおやつに命一杯食べたくなるような
なんていうのだろ、
たくさん食べたくなるお味。

お腹一杯になって
幸せな週末でした。

タウンページに待合茶屋

2009-03-21 00:45:18 | ノンジャンル


昔といっても
12年くらい前かな。
夏休みや春休みで北海道に帰省すると
市内の図書館で本や雑誌を読んだり、
調べごとをしたりとしてたんだけど
たまたまタウンページを見ることがあり
当時関西圏に住んでいたから
じゃあ大阪のタウンページでも見ようかと、
読んでいったら見事にハマちゃって。

くまな~く職業別に読んでいたら

『待合茶屋』

という項目というか職種があったんだよ。
これはすごい発見だ、
タウンページでこんなビミョーなモノが載っているなんてと
ビックリしちゃった。

『待合』という表記もあったし
『茶屋』もあったハズ。

今の時代に待合茶屋があるなんて
ステキや~んって当時は思ってたんだけど、
別に「風俗」を肯定も否定もしないけどさ
文化として残っていて
タウンページに明記されていたのが
自分を喜ばせたというだけです。

ちなみに
gooの辞書で『待合茶屋』を調べてみると

「待ち合わせや男女の密会、客と芸妓の遊興などのための席を貸し、酒食を供する店。待合。」

と書いてあったよ。
密会というなら温泉マークの連れ込み宿も同じだね。
札幌には連れ込み宿はないみたい。
ないとなると残念です。
今までの人生で連れ込みもカップルが行くようなホテルも
入ったことないけどさ、
古い小説を読んでて感化されちゃうと
将来的に行きたくなっちゃうものです。

松本清張の小説に
『けものみち』っていうのがあって。
ドラマ化されてて米倉凉子が出てた。
ドラマのホームページを見ると
米倉凉子の役は料理屋の店員だったかと思うんだけど
小説版だと
「待合」の女中さんとなっています。

さてさて。
今のタウンページは
待合も茶屋も載っていないハズ。
そういう店がなくなったのではなく、
ただ別の呼称に変わっただけなんだけど
表記が変わったことで、
昔からある
ダークなのか文化なのかよくワカラン
『待合』
という名前がもう使えないのかと思うと
気分的にはビミョーなものです。

明治屋ピーナッツバター

2009-03-18 23:27:57 | 趣味嗜好

なにはともあれ、
これがあると冷蔵庫の中に潤いがあるってなもんです。



ピーナッツバター(クリームも含む)って
どうしてこんなに美味しいのかな。
トーストに塗ってもいいし、
マリービスケットに塗っても美味しいし。
リッツクラッカーがあったら、
立食パーティーができそうだ。

「どうぞ~」ってね。
リッツクラッカーのCMの台詞なんだけど、
顔は思い出せるけど、
名前が忘れちゃった。
「科捜研の女」に出てた人…沢口靖子だったっけ。

ピーナッツバターは
もちろんそのままスプーンですくって食べるよ。
というか、
何かに塗るよりもそのまま食べる方が圧倒的に多いや。
ムショーに食べたくなるのです。
身体が落花生を欲してるのかな。
落花生だと殻をむくのは面倒だし、
落花生油なんてアブラだもん。
バターピーナツだとバター味が邪魔かな。
柿ピーのピーだけ食べると
家族にものすごく怒られるのは自分だけじゃないはず。
サクッと食べれてお腹もニンマリなのが
ピーナッツバター!!

写真は明治屋のです。
ピーナッツのかけらがザクザク入ってて、
歯ごたえがよいし食べ応えアリ。
甘みはほとんどなく、
塩味が強いです。

甘いピーナッツクリームが食べたいときは
あまり手に入らないけど
帝国ホテルのピーナッツクリームが好き。

明治屋のと帝国ホテルのを混ぜて食べると
ちょうどよい塩梅ですご~く美味。

今日の夜食はピーナッツバターにしようっと。

チーズトースト

2009-03-15 23:57:50 | 喫茶店



先週、札幌に行ったとき
三越の地下でバーニャカウダー用のソースを買ったのです。
どこへ行ったら売っているのだろうかと、
いろいろ歩き探していたんだけど
三越の地下の食料品売り場の隅っこに
そのソースが置かれていて。
発見したとき、
思わずニンマリしたと同時に
それまで歩いていた疲れが出て
三越3階にある宮越屋で昼食をかねて休憩。

三越の宮越屋(喫茶店です)は、
ちょうどスクランブル交差点を見下ろせて
眼下で歩いている人達を眺めながら
アイスコーヒーを飲むのがなかなか良いのです。
表情までは判らないけど
どんな格好をして、
どれくらいの速度で歩いているのか
たまに気になるんだよ。
ここは1人で入るにはちょうどいいお店で、
窓側に座ると
誰からも気にされていない感じがして
それがまた心地よいのです。

残念なことに
先週行ったときは窓側の席が一杯で
四人がけに1人で座ったのですが、
お昼時だったので
もう少し休憩したかったけど
パパッと食べてお店を後にしました。

さてさて。
ここのチーズトーストが美味しいのです。
他の宮越屋も同じ様に作っているんだろうけど、
なんでかな
三越の宮越屋で食べると美味しく感じる。
厚切りのふかふかパンに、
たっぷりチーズで
浮いた油分まで至極愛おしい。
チーズの焦げ目なんて、
一目をはばからず抱きつきたいくらい。

ちょっと大げさか。

アイスコーヒーひと口すすって、
あとはひたすらトーストぱくぱく。
食後、
雑誌を読みつつアイスコーヒーを飲み
チーズトーストの余韻にひたり。
疲れた身体を回復させて、
自分の尻にもう一度ムチ叩くが如く
気合を入れたのでありました。

ごちそうさまでした




何かのロケ?

2009-03-14 00:05:28 | JR岩見沢駅


今朝、スカッと目が覚め。
さあて札幌へ行こう、
ホワイトデーのプレゼントを探しに行こう~と
ルンルン気分で駅へ向かい。

ルンルンルン、ん?んんん?

駅のホームで何かの撮影をしてるっぽいのを発見。
ありゃ珍しい、
うちの地元ってテレビに出ることって少なくて
出てもテレビ東京の旅番組で
電車で通過いたしましたとかだし。
なのでカメラがあると、
ピコーンと反応しちゃうのだよ。

札幌行きのホームの反対側、
旭川方面のホームで撮影をしていて。

俳優さんなのかモデルさんなのか、
男性のシュッとしてヒョロッと背の高い方がいて。
どんな顔立ちかというと、
チュートリアルというお笑いのコンビの徳井を
急性胃腸炎で3日くらい入院させて
ぶら下がり棒で縦軸にグイっと引っ張り、
髪をサッパリさせた感じ。
今風でカッコよいことは認めよう。
(自分は意地っ張りなのだ)

いったい誰なんだ??
世間では有名なのかもしれないけど、
男性芸能人にはあまり興味がないので
わかりまへん。

撮影スタッフが2~3名程度なら
地元のテレビ局だよなとは思うんだけど、
スタッフがやたら多くて15人はいた。
映画かドラマなのかなぁ。
カメラは固定されてて、
そばに監督らしき人がいて。
それが
『究極超人あ~る』という漫画の鳥坂先輩に似てた。
傷だらけのウサギと格闘してたり、
フイルムは「トライXで万全」という方です。

そして
ドラマか何かのロケ内容はというと…

俳優さん、駅ホームのベンチで1人たたずむ。
何かを考えている風ではある。
2~3秒後、スクッと立ち上がり
思い立ったかのごとく何歩か歩き出す。

↑これを何度も何度も撮りなおししてた。
その一連の撮影の流れを
5分の電車待ちの中、ボーっと見てたのですが
俳優さんって大変だね。
3月とはいえ寒い北海道で
薄着でロケをしてるんだもの。
それに同じ動作を要求されてたし。

今日のロケが何のドラマか何かなのか、
楽しみだな~

カレー

2009-03-11 23:18:07 | 趣味嗜好


カレーって好きです。

給食で出ていたカレーも
グリーンピースが乗っていたことと、
牛乳と一緒に食べなくてはならないことを差し引いても
美味しかったことを記憶しています。

1人暮らしをしていたとき、
カレーを作るかシチューを作るかの2択になっちゃって。
凝ったものを作りたいとは思うものの、
どーせ自分しか食べないし
誰も見ていないからと避けちゃって。

ある日、カレーを作るとなったとき、
―まあ週に1度の頻度で現れてたのですが―
ちゃんとしたのを作って
自分をとことんマンゾクさせようと、
記憶だけを頼りにインドカレーを作ったんだよ。
その記憶ってのが、
札幌に『タージマハール』というインド料理屋さんがあって、
そこで販売されてた香辛料の袋の裏に書いてあったレシピ。

ですから凄くアバウトな記憶しか残っていなく、
各種香辛料に大量の油、唐辛子
ターメリックにヨーグルト、チキン、
これまた大量の玉ねぎとトマト。
あと塩くらいかな。
これがなかなかの美味しさで。
おおウマいぞ、また作ろうとしたんだけど
カレーって同じ味で作るのって難しく、
どこか足りなかったり多かったりしたせいで
毎回違うカレーになってしまい
その後
めんどくさいので作るのを止めてしまったんです。
『最初の感動』という調味料がなかったからかもね。

自分の中では
『インドカレー=札幌のタージマハール』
なんだけど
日本風(欧風?)のカレーだと富良野の唯我独尊かな。



タージマハールも唯我独尊も
子供の頃から食べてたんだけど、
どちらも甲乙つけがたいです。
カレーはインド風なのか洋風(和風)なのかって考えても、
どっちも美味しけりゃイイじゃんってね。
だってカレーだもの!!

カレーを食べるときの、
ワクワクドキドキ感ってのは
他の料理とはちょいと違うような気がする。
注文する前の、
メニューを見ている段階でよだれが出るもの。

カレーカレー♪とスキップをしたくなるような、
なんていうか
自分が子供っぽくなる食べ物がカレーなんだよなぁ。

と、長々と書いてしまったけど
こないだ食べた唯我独尊のカレーはビーフです。
トロットロ状態のビーフに、
素揚げのジャガイモしか乗っていない
その潔さがイイ!
写真で判るかどうかなんだけど、
この日はすごく量が多かった。
ご飯の量もルーの量もね。
おっかしいな、いつもは少なめなのにと
美味しく食べ終わった後、
食べすぎで動けなくなったのは
いついらいだったっけ。

愛は変わらず『痴人の愛』

2009-03-08 21:35:13 | 読書





今はどんどん新しいモノに変わってきてますよね。
携帯電話にデジカメ、
地デジテレビにパソコンも。
新幹線だって
新青森開通の際には
先端がうにょ~っと伸びたカタチになるし。

昔と変わらないモノといえば
ガーナチョコやかっぱえびせん、
営団地下鉄の銀座線の天井とか
(すごく天井が低いのですよ)
フラフープだって変わっていないと思う。
でも最近フラフープしている人みたことないや。
流行ってないのかな?

もっとも変わらないモノ、
すんごい昔からずーっと変わってなくて
今でもこれから先でも変わらないモノといえば
『愛』でしょう。
人類誕生の際から
男女はやることはやっているし、
もし世界中の人が愛し合ってアレをやらないと
そこで途絶えてしまう。

男女の愛こそ不変なものなのです。

ですから、
物語、小説の類は
昔っから男女の話が多いわけで。
日本だと『源氏物語』の頃には
夜な夜なメンドクサイ挨拶を交わした後に
アレをして朝帰り。
『日本書紀』はワカラン。
岩の上で女の神さまが裸で踊ったら
雨が降って畑よかったねという話しか覚えてないや。

すごく前置きが長くなったのですが、
『痴人の愛』を読んでいたら、
男女の間柄って昔と変わんねーなと思ったんだよ。

主人公28歳で電気会社の技師。
カフェーに通っていたら、
意中の女の子発見でナンパします。
その子は15歳だとか。
ロリコンじゃねーか。

んでどうにもこうにも気に入ったので、
将来奥さんにする為に、
主人公の家に住まわせることに。
そしてしばらくは幸せ。

15歳の嫁さんはとんでもない人でして。
とっかえひっかえ男を変えて。
やることをやっては、
旦那に見つかって怒られ。
反省したと見せかけて、
再び男をとっかえひっかえ。

ひどい話だ。

まあいろいろあるんだけど、
結局は仲良く暮らしましたとさ、オシマイ。
ってな話なんです。
この『痴人の愛』が書かれたのは
10年前でもなく20年前でもない、
大正13年。
85年も前なんだよ。
でも全く古さを感じなく、
文中の『カフェー』を喫茶店に変えたり、
奥さんの実家の吉原のアヤシイ店を
ソープランドに変えたら
あら不思議、
今の小説だわんとなっちゃう。
なしてそうなんだろと考えると、
男女関係というのは、
変わりようがないということなんでしょうね。

谷崎潤一郎『痴人の愛』でした。