前から気になっていたんだけど、
新潮文庫でレトロな表紙の小説があるのを知ってますか?
野間弘の『真空地帯』です
新潮文庫の表紙は、だいたい絵とかも入ってることが多いんだけど、
こんな感じの文字だけの表紙もあります。
色はベージュです。
けっこう古い小説なんかに使われるみたい。
佐藤春夫と田山花袋、堀田善衛なんかもこの表紙。
ちなみに海外の作品だと、
ちょっと分かりづらいけど、ゲーテの『ファウスト』スティーブンソン『宝島』レマルク『西部戦線異状なし』アベ・プレヴォ―『マノンレスコー』トーマスマン『魔の山』デュマフィス『椿姫』ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』
海外のレトロ表紙の小説も初版が古い作品が多いみたい。
日本の方はブドウが緑色なんだけど、
海外のは、オレンジ色のブドウです。
ちなみにこの表紙がスキなので、
庄野潤三の『プールサイド小景』は二冊もってます。
この中の『静物』という短編が大好き。
あと、小島信夫の『アメリカンスクール』もこのレトロ表紙なんだけど、
本棚から見つけれなかった。
最近、このレトロ表紙がなくなりつつあり、
ゲーテのファウスト等は、色つきの表紙になっちゃってます。
この表紙がスキなのになぁ。