重症筋無力症に負けてたまるか!

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興味を持ったものを写真とともに

新潮文庫のレトロ表紙

2007-05-24 22:45:15 | 読書


前から気になっていたんだけど、

新潮文庫でレトロな表紙の小説があるのを知ってますか?

野間弘の『真空地帯』です

新潮文庫の表紙は、だいたい絵とかも入ってることが多いんだけど、

こんな感じの文字だけの表紙もあります。

色はベージュです。

けっこう古い小説なんかに使われるみたい。

佐藤春夫と田山花袋、堀田善衛なんかもこの表紙。

ちなみに海外の作品だと、

ちょっと分かりづらいけど、ゲーテの『ファウスト』スティーブンソン『宝島』レマルク『西部戦線異状なし』アベ・プレヴォ―『マノンレスコー』トーマスマン『魔の山』デュマフィス『椿姫』ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』


海外のレトロ表紙の小説も初版が古い作品が多いみたい。

日本の方はブドウが緑色なんだけど、

海外のは、オレンジ色のブドウです。


ちなみにこの表紙がスキなので、




庄野潤三の『プールサイド小景』は二冊もってます。
この中の『静物』という短編が大好き。

あと、小島信夫の『アメリカンスクール』もこのレトロ表紙なんだけど、
本棚から見つけれなかった。

最近、このレトロ表紙がなくなりつつあり、
ゲーテのファウスト等は、色つきの表紙になっちゃってます。

この表紙がスキなのになぁ。