猫とさんぽ

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神社とお寺

2014年04月13日 23時08分17秒 | 日記

先週の日曜日、4月6日に

息子とTちゃんが、挨拶にやってきた。

数年前、山口県の上関町祝島で出会った二人は、一昨年の春から農家さんをお借りして二人で有機農業を営んできた。

その二人が、今月入籍をすると挨拶に来たのだった。

結婚式は、まだ先になるそうだ。

取りあえず、二人が来る前にケーキを買ってきた。

慌てて買ったケーキだけど、二人はとても喜んでくれた。

Tちゃんが、持ってきてくれたマカロンのお菓子も一緒にみんなで頂きました。

 

それから、みんなで神社の桜を見に行こうということになって、

 

うちのくまごろうも、一緒についてくる。

くまちゃん、やっぱりあなたは、頼りになるね。

こんな大切な日も、見守ってくれるんだね。

 

そして、ここからお寺さんの桜を見に行こうということになって、

 

 

お寺さんにつくと、ちょうど二日後の花まつりの準備がされていました。

多分、檀家の方が用意されたんでしょう。

夕方6時の鐘も、檀家の方が毎日つかれてます。

4月の8日のお釈迦様の誕生日のお祭りらしい。

12年ほど前、この誰も継ぐ人がいないお寺に東京から恰幅のいい若いお坊さんが来られた。

その人は、このお寺に人が気軽にやって来れるように、

この花祭りの行事を復活させたり、毎週日曜日の朝、座禅をやって、その後、そのお坊さんが精進料理をご馳走してくださった。

おかゆに梅干し、時にはお坊さんが作られた胡麻豆腐、とても美味しかった。

私も好奇心から、座禅に通って楽しいひと時を過ごしていた。

どっこいしょっと・・・

 

そして、大人や子どもたちを集めて、習字教室も、この座敷で始められた。

別のお寺さんから、習字を教えてるお坊さんに頼んで来てもらって、お坊さんもみんなと一緒になって習字を習ってた。

私も小学生だった娘たちも、一緒に習いに通いました。

そのお蔭で、書道三段を持ってます。・・・でも段の格ほど、うまくない・・・

 

賑やかだったお寺さんは、今は静まり返ってます。

そのお坊さんは、今から6年ほど前に、お亡くなりになられました。まだ40代でした。

玄関を覗くと、干潟を守る活動をしていた息子をとっても応援してくださってて、

息子の作成したチラシを皆さんに配ってくださったり、お寺の新聞に載せてくださったりしてました。

今だに貼ってある・・・

きっと、お坊さんも生きてらしたら、息子たちのことを喜んでくださっただろうと、あらためて寂しくなりました。

 

くまちゃん、その頃まだ生まれてなかったね。

 

お坊さんは、ここに来られた当初、お寺の周りにこの花を植えられて、

「きれいでしょ、この花がいっぱいになるようにしたいんです。」って笑って汗をかきながら、草取りをしていた姿を思い出します。

 

二人が、この先も末永く幸せでありますように。

 

草の種をつけながらも、神妙な顔のくまごろうに、心の隅まで見透かされてるように感じます。

くまごろう、これからもしっかり見守ってやってね。

 

いつもありがとうございます。