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猫とさんぽ(備忘録)

介護が必要になった父母のこととか、感じたこととか諸々です。

父の認知症

2017年09月03日 00時01分01秒 | 父母のこと

船のことで じいがお世話になった人たちに

お礼やお詫びの品を買って、手渡してきました。

タクシー会社の奥さんは、私の同級生です。

それで、これからも 何かあったら 頼みますとお願いしてきましたよ。

 

それと、月一度の 脳神経内科なのですが、

前に一度、

父に対して、こちらが気をつけることはありませんか?

たとえば、禁止ばかりしていたら、症状が悪化するとか、、、って聞くと

「大丈夫です。次の日には忘れますから・・・」

「・・・・・・・・・。」

 

私は、そんなことはないと思うのです。

父はしっかり覚えてますし、これまでそばで見る限り、

一つのことに こだわったら、そこから 納得するまで 抜け出せない・・・

船のことが いい例です。

その他のことは、いたって普通です。

だから 興味の矛先を 変えることもありかなって 感じています。

 

認知症と言っても、いろんな症状があって、一概には言えないと思います。

 

「夜、眠れず、暗闇をごそごそしてしまうことがありますが、怪我をしないか心配です」というと

「それなら、ここでは処置できません。○○病院へ入ることを お勧めします」

・・・・○○病院というのは、いわゆるこの地域に 昔からある精神病院です。

今、私たちの世代だったら、心療内科が必要不可欠だと わかってますが、

父の世代にとっては、イメージが良くありません・・・

父を目の前にして、それを話されて、父はしばらくショックから立ち直れませんでした。

 

「わしは、頭がおかしゅうなってしもうたんかいのぉ。」と繰り返し言います。

「そんなことは、ないんよ、○○病院も昔のようなことはないけんね。今は大事な病院じゃけん。」

 

認知症と診断されても、しっかり人格はあるのです。

そこのところを、気をつけて貰いたいなと 思いました。

 

「車はええのぉ」と

車に乗せるたびに いう父ですが、

私の運転を見ながら、

「むずかしゅうて、もう 運転はできんのぉ」とぼそっと つぶやくのです。

 

父のベッドは仏間、母のベッドは その隣りのふすまで 仕切られた部屋に置いてて、

せまっくるしくなってます。

廊下にも 本棚が置いてあったりして、足の悪い母が 通りにくくなってるのです。

で、この窓際の廊下?に 玄関に続く廊下の本棚と、父のベッドをもってくることにしました。

もう処分したらいいのにと 思える百科事典・・・

父と重いのを 運んで 父には番号順に 本を並べて貰いました。

 

少し前まで、パソコンも使ってたのにな・・・

よく、私に教えてくれやと 電話してきてたのに、いつ頃からだろう?

聞いてこなくなったのは・・・

そんなことを 思い出しながら パソコンは 全部線をはずして 机の下に しまいました。

 

 

おっと、ベッドを置いた写真がない・・・

まっ、今度でてくるでしょう。

 

ここが父の部屋になりました。


ごみ捨てはつづく・・・

2017年09月02日 00時01分01秒 | 父母のこと

この不燃ごみの山・・・

・・・何度 処理場を往復したでしょう

うちの夫も手伝ってくれました。

神戸の妹も、手伝ってくれました。

そして 娘たちも・・・

 

ほとんど、実家に泊まり込んでいた私です。

 

この処理場、実家から20分ほどの場所にあります。

 

いらっしゃる方が、とても親切で

仕分けが わからないと 丁寧に教えてくださって 

ほんと 何度も行けます。

とても 分別は細かいのですが、それが 気持ちいいです。

 

これを 何十往復も いたしましたよ。

 

倉庫がなんとか 片付いたら 次は ここです。

この掘立小屋を 家に隣接して じいがつくってます。

元は、熱帯魚や金魚の好きなじいが ここでたくさん飼ってました。

そして、今は ネコたちが ごはんを食べにやってきます。 

 

もう、ほんとに、、、、どうしようもない、、、

 

ガラクタだらけで、でかい水槽もいくつもあって、おまけに穴のあいた壁を 段ボールでふさいでる始末です。。。

 

やれやれ、、、

 

どんどん、中のものを 外に出します。

もちろん、ゴミも どんどん 袋に詰めていきます。

 

あっちこっちから まだ使ってない釣りの道具が わんさか出てきます・・・

きっと、片づけられない父は、買っては どこにしまったか わからなくなって また買うを繰り返してる模様・・・

几帳面な母が、それまでは 片づけてましたが、

母も 動きが鈍くなって、ここ数年は父のところは お手上げだったみたいです。

 

不要なものを、片づけていって

やっとここまで 片付きました。

それにしても、でかい水槽は、、、重い

もちろん、ヨレヨレのじいちゃんに 手伝ってもらいましたよ。

二人で、ヨレヨレと運び出す・・・

 

じいが 可愛がっている クロちゃんです。

このクロちゃんたちの為にも、わたしゃ せっせと 片づけましたよ。。。ふーーー

 

ほんま、どうでもいいけど、ものが多過ぎる。。。

ええ加減にせい、じい!!

 

なんと電動のこぎりが、あっちこっちから4つも・・・

(ええじゃん、一つ貰っちゃお、、、しめしめニンマリ)

 

 

でもね、こうして 私と一緒に 片づけてると じいちゃん 元の穏やかな表情になってきたんですよ。

 

「○○子さん(私の名前)、すまんのぉー」って殊勝に 言いながら

「おー、それは 捨てんとってくれぇぇ」って我がままをいう・・・

 

「わかった、わかった」と答えながら

見えんところで、捨てる娘・・・ハッハッハ

 

 

くろちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 


なんとかしないと・・・

2017年09月01日 00時01分01秒 | 父母のこと

船にこだわる父

もう 言い出したら ききません。

 

ほんと、人格がかわってしまったんではないかと思われるほど、

父は 船のことで 私と言い合いする形相が これまでの父とは 違ってました。

 

家に ばあちゃんと おりとうないとか、

何もすることがない、、、

 

これまで 車で あっちいったり こっちいったり してたのに、、、

そうだよな、何かやらんといけんよな・・・

 

 

次の日、止めた場所に 船を見に行ったら

幸いにも 船はありませんでした。

 

持ち主に連絡をしたら、処分するために 業者に 取りに行ってもらったとのこと・・・

 

・・・やれやれ、ほんと なんで 早く処分してくれなかったんだろう・・・

 

 

デイサービスには、4月末から 通園するようになりましたが、

それまでに、 父に暇な時間を 与えないように 何かしようと・・・

考えた末、じいちゃんと一緒に  実家を片づけることにしました。

 

まずは、この倉庫から

もう 足の踏み場もありません。。。

 

普段は シャッターを閉めていて 中は 見えないのですが、

じいは、屋根に瓦を葺く自営業でしたので、道具が山ほどあります。

 

もう使わないのに、捨てられないのです。

 

私は段ボールを 並べ 道具事に 分けて行きます。

 

ほんと、一つ一つが重たい・・・

あっちからも、こっちからも 釘が山ほどでてくる、

同じような道具も、いくつもでてくる、、、

 

父は、一緒に 「大変じゃのぉ」と言いながら

それでも、楽しげに 片づける仕事をしてくれてます。

 

 

一人で運べないものは、父を呼んで

 

釘の仕分けなど、父に頼んだり、

燃やせるゴミは、

ここで、父に火の番をしてもらいます。

どうかすると、父はビニール系も燃やそうとするので、

いちいち、それはこの袋に入れてと やめさせます。

 

ここには、家が建っていて 人に貸してましたが、その方もお亡くなりになり、

父が家を 数年前 一人で壊したのです。

 

父がいると、手がかかるのですが、

「これ お願い」などと 次々に仕事をしてもらいます。

 

長いロープを捨てるために、短く切るように ハサミを渡したんですが

何を思ったか、電動の丸のこで 切りはじめ・・・・

丸のこに ロープが 巻き付いて・・・使えなくなってしまいました。

 

まっ、いいんですけどね・・・なんせ4つも 丸のこが出てきて

新しいのは、私が 頂きましたから・・・

 

困るのは、どんどん 仕分けして ゴミをまとめていると

「あっ、これは いるんじゃ・・・」と

ひっぱりだす始末・・・

「わかった、わかった」と

父の見えないところで、ゴミ袋に まとめていきます。

 

父は、あまり 船のことを 言わなくなっていました。

 

 


この間にも 色々と・・・

2017年09月01日 00時00分01秒 | 父母のこと

あっくん、アドバイスありがとう!! 時に じいちゃんはやめて おとうさんと呼んでみます。

 

父が こんな状態でも

ずっと つきっきりというわけにもいかず、

 

家に帰る途中で 見とれた夕焼け

 

知人から 市議会の選挙があるので その選挙事務所を飾る寄せ植えを作って欲しいと頼まれ

プランターを買って 植えるだけだと おもしろくないなと思い

高さが欲しかったので、脚付きの プランターを 作りましたよ。

 

娘のところで ペンキを塗って

 

花を植え込み、選挙事務所に届けました。

 

 

それから、友人の娘さんが 美容室を開かれ 何か素朴な多肉の寄せ植えをとの ことだったので

店先に、ちょこんと 置いたら いいだろうなって考えて

 

 

こんなん、持って行ったり、、、

 

家に帰って、

この いつもの姿に 癒され

 

早速、やってきてくれる もしゃさんに 挨拶をしたり

 

時に、たぬきくんも 

 

玉ママと てんてん

あーー、やっぱり 家はええなぁと 思ったりしてました。

 

 

 

 

 

 

 


2017.0414とうとう船を出してしまった

2017年08月31日 00時01分01秒 | 父母のこと

この日も 朝、タクシーで やはり 船のところに 行ってしまって

まだ 帰って来ない・・・と母から 連絡があったのが もう15時すぎ

 

母は 5年前に 腰を圧迫骨折して 歩くのに 杖がいります。

だから 出かけようとする父を 止めることは 困難です。

 

母も いつものように 父が船の上で 作業して 船はまさか だすことはないだろうと思ってたらしい・・・

 

私は 1時間以上かけて 父がいるはずの 船のところにいきました。

 

 

船がありません・・・

 

ずっと 車で 走り回って 海を見まわします。

 

母には ケアマネージャーに 連絡してもらいました。

 

 

どこにも 船は浮いてません…・

 

 

息子に 連絡して 来てもらうことにしました。

陸の上からでは、手に負えない・・・

息子の船も、ここに確かあったはず・・・

出してもらおう・・・

 

 

 

遠くに オレンジ色のものが 浮いてるのが見えます。

 

 

父のライフジャケットを 想像して・・・・

 

大急ぎで カメラを望遠にして みたら

 

丸い オレンジの 浮きでした・・・

 

 

風も強く吹いてます。

 

 

 

 

これ、カキ筏につるす ホタテを つなげたものです。

あー、きれい・・・

 

 

 

私は、もしかしたら もう 父に会えないんじゃないかと 不安な気持ちで 一杯です。

そんな 気持ちを 抑えるように 私は写真を 何故か 撮ってました。。。

 

 

陽は 沈んでいくのに、、、船は見当たりません。

 

 

あっ、大根の花が きれい

 

 

 

 

こっちで見当たらないなら、、、反対側の 海沿いをと、車で  海に目を凝らします。

 

 

 

暗くなった頃、息子から

「じいちゃん、おった!! 船をつける場所の方に 来て!!」と連絡がありました。

 

 

戻ると、父を乗せたタクシーの運転手さんも 心配してこれらてました。

ケアマネージャーのHさんが、海上保安庁に連絡してくれて、

どんな連携か 詳しくはわかりませんが、タクシー会社にも連絡が 入ったようです。

 

父の船に 息子が乗ってます。

風が強くて 岸のとこまで 船を動かせないでいたところを

息子が見つけて、海におりて 船に乗り込んだようです。

 

 

タクシー会社の社長も 来られました。

潮が引いて 船を元の位置に戻せません。

 

なんとか、タクシーの人 二人と 息子で 綱で船を 止めて

 

息子が じいちゃんを 背負って あがってきました。

 

 

海上保安庁の人が、向かっているというので タクシーの人には お礼を言って 帰って頂き、

夜 9時過ぎ 海上保安庁の人たちが、暗い中現場の写真を撮ったり、調書を取られたり・・・

ヘリコプターまで準備されたとのことで、、、幸い見つかったとの連絡を受けて待機してるとおっしゃってました。

本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

調書を取るときも、父にとても親切に優しく接してくださり、有り難かったです。

 

それから、息子と船の持ち主の ところへ行って 一刻も早く話をしてこようと いうことになり

夜もおそくなりましたが、じいと 息子と 向かいました。

 

今日のこと、海上保安庁まで来たこと もろもろを 話して、船の処分を お願いして 帰途につきました。