船のことで じいがお世話になった人たちに
お礼やお詫びの品を買って、手渡してきました。
タクシー会社の奥さんは、私の同級生です。
それで、これからも 何かあったら 頼みますとお願いしてきましたよ。
それと、月一度の 脳神経内科なのですが、
前に一度、
父に対して、こちらが気をつけることはありませんか?
たとえば、禁止ばかりしていたら、症状が悪化するとか、、、って聞くと
「大丈夫です。次の日には忘れますから・・・」
「・・・・・・・・・。」
私は、そんなことはないと思うのです。
父はしっかり覚えてますし、これまでそばで見る限り、
一つのことに こだわったら、そこから 納得するまで 抜け出せない・・・
船のことが いい例です。
その他のことは、いたって普通です。
だから 興味の矛先を 変えることもありかなって 感じています。
認知症と言っても、いろんな症状があって、一概には言えないと思います。
「夜、眠れず、暗闇をごそごそしてしまうことがありますが、怪我をしないか心配です」というと
「それなら、ここでは処置できません。○○病院へ入ることを お勧めします」
・・・・○○病院というのは、いわゆるこの地域に 昔からある精神病院です。
今、私たちの世代だったら、心療内科が必要不可欠だと わかってますが、
父の世代にとっては、イメージが良くありません・・・
父を目の前にして、それを話されて、父はしばらくショックから立ち直れませんでした。
「わしは、頭がおかしゅうなってしもうたんかいのぉ。」と繰り返し言います。
「そんなことは、ないんよ、○○病院も昔のようなことはないけんね。今は大事な病院じゃけん。」
認知症と診断されても、しっかり人格はあるのです。
そこのところを、気をつけて貰いたいなと 思いました。
「車はええのぉ」と
車に乗せるたびに いう父ですが、
私の運転を見ながら、
「むずかしゅうて、もう 運転はできんのぉ」とぼそっと つぶやくのです。
父のベッドは仏間、母のベッドは その隣りのふすまで 仕切られた部屋に置いてて、
せまっくるしくなってます。
廊下にも 本棚が置いてあったりして、足の悪い母が 通りにくくなってるのです。
で、この窓際の廊下?に 玄関に続く廊下の本棚と、父のベッドをもってくることにしました。
もう処分したらいいのにと 思える百科事典・・・
父と重いのを 運んで 父には番号順に 本を並べて貰いました。
少し前まで、パソコンも使ってたのにな・・・
よく、私に教えてくれやと 電話してきてたのに、いつ頃からだろう?
聞いてこなくなったのは・・・
そんなことを 思い出しながら パソコンは 全部線をはずして 机の下に しまいました。
おっと、ベッドを置いた写真がない・・・
まっ、今度でてくるでしょう。
ここが父の部屋になりました。