猫とさんぽ

猫たちのこと、日々の暮らし、小さな庭のこと

とりもどせないもの

2018年06月05日 09時43分06秒 | ひとりごと

義母は昨年秋から 入院している

今年一度退院して 再び 入院している

隣の家には、義父が 可愛がっていた 猫のぴぴだけが 住んでいる

夕方になると 「ぴぴ」「ぴぴ」と 義父が よく呼んでいた

 

じいちゃん(義父)に ぴぴの写真を 見せてあげようと ぴぴを 撮るのだけれど

うまくいかない・・・

 

 

あんなに 元気だったのに

ついこの間まで 自転車で どこへでも 出かけていたのに

魚釣りが 好きで 海の番人のように 毎日のように 船をだしていたのに

じいちゃんの 作る野菜は おいしかった

荒れた畑を 見るのが つらい

 

 

義父は ずっと 寝ている・・・

 

ごはんが 何より好きな人なのに

今は 管から 流動食で

テレビが好きなのに 病室には テレビがない・・・

 

義父は ずっと 寝ている・・・

 

声をかけても 目を開けてくれない

 

入院した時は、すぐ良くなって 帰ってくると思っていた

 

病院に いくのが つらい

 

足が 遠のく

 

ほんと どうしようもない嫁だ

 

じいちゃん じいちゃん 帰ってきて

 

何も すごいことが あるわけじゃないけど

 

心を満たしてくれてた あの日々は

 

もう 手の届かない とこに いってしまった

 

 

 

 

じいちゃんは ずっと 眠りながら どんな 夢を 見てるんだろう・・・

 

 

 

 


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