猫とさんぽ

猫たちのこと、日々の暮らし、小さな庭のこと

8月6日 午前8時15分

2013年08月06日 11時33分18秒 | 日記

68回目の夏。

広島の8月6日。

いつもと同じように朝が来る。ミツバチが朝早くから羽音高く、飛び回る

今日は、山に靄がかかってる。

いつものように、花に水遣り

68年前の朝も、戦争中だけど、きっといつもの朝を迎えたのだろう

花はこうして咲いていたんだろう

おかあさんは、お弁当を持たせて、こどもたちを送り出したんだろう

「行って帰り・・・」

空は、夏の空が広がり

蝉は声高く鳴いていただろう

今日も一日暑くなると思っただろう

人も食べるものがない中、

犬や猫は、どうなっていたんだろう

 

1945年8月6日 午前8時15分

マッチ箱ほどの、原子爆弾が

広島の町を 人間を 生き物を 焼け尽くした

 

 

広島で生まれ育った私は、小さい頃から

この時刻、黙祷をしてきた。

夏休み中の学校は、この日、登校日。

そして、みんなで黙祷をする。

 

今日もお寺の鐘が鳴り出した。8時15分。

今朝、娘が学校へ行く前に

「あっ、学校へ行く途中だ。」と言った。

「途中でも、黙祷しんさいよ。」と送り出した。

広島の方を向いて黙祷をする。

そして、68年前の今日の日を、想像できる限り想像してみる

 

ありがとうございました。

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