『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

「にくの会」 9月

2021-09-23 16:18:17 | 俳句
先月はパソコン不調でおさぼりしてしまいましたが、今月は参加。

高校の同窓生有志による俳句同好会「ニクの会」

最近はもっぱらリモートでの参加です。

今回の兼題は「葡萄」。

・好物・・

なだけに難しかったのですが、ふと思い出したのは東慶寺の野葡萄。

それをそのまま詠みました。


「七色の野葡萄茂る東慶寺」

(句糸)子供の頃は近所に沢山あって、ままごとの材料で、幼心にも、宝石みたいに綺麗!と感動しておりました。
その野葡萄を久しぶりに見たのが、「東慶寺コンサート」。
リハーサル前の時間の散策の折に見つけ、心を鎮め励ましてくれる幼馴染に遇した様な心地でした。食べられませんが一番好きな葡萄です。
七色、五色、等の表現は具体的に決まった色を示しているものではなく、確か「様々な色」という意味の抽象的表現でも使われるのではないかな?と採用しました。

3点句でしたが、対馬康子先生の★1つをいただきました。

・・・・・



「新涼の風を吸い込み再始動」


(句糸)こちらも、感じたままに出てきた言葉の句。マスクをしなくてはならない猛暑は本当に大変でしたが、秋になりちょっと一息。ただ言葉がやや散文的だったかな、と反省。
こちらは1点句。

・・・・・・・・

「蜘蛛の子をいたぶる猫や秋涼し」

(句糸)これもまた、そのままの情景句。
猛暑の間ぐったりと昼寝ばかりしていたうちの猫が、秋になり涼しくなったとたん活発になり、時折部屋に出て来る小さな蜘蛛にちょっかいを出し始めました。食べる訳ではなく、シャっと猫パンチし、蜘蛛が動きを止めると、その様子を眺め、動き始めるとまたパンチという様子が、どうみても「いたぶっている」としか思えず、ちょっとショックではありましたが、これも野生的で可愛い・・
「蜘蛛の子」が季語というのは調べて知っていましたが、先達の句にも重ねて使われているものがあったので、敢えて。「ゴキブリを」(実はこちらもいたぶっていました・・)よりはいいかな、と・・

こちらも一点句。でも、康子先生の★1つをいただけ、嬉しい。
・・きっと康子先生も猫好きに違いない・・

・・・・・・
「いたぶるなんて、そんなことはしませんよ~~」
という表情のピピ。ご近所での買い物かごに使っている白川郷で購入したアケビのカゴが最近のお気に入りで、これまたジャストサイズです。




顔を埋めてもぐってカゴと一体化する技も。





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