FC piaZZista

”セールスマン”が結成したフットサルチーム「FC piaZZista」の軌跡とキャプテンの私生活。

桂望実「平等ゲーム」

2008年09月28日 22時24分52秒 | 小説
本日、桂望実「平等ゲーム」を読み終わりました。

「瀬戸内海に浮かぶ”鷹の島”。そこでは・・・島民1600人が、全員平等。現代社会の歪みを是正するために生まれた、究極の楽園。人々は、嫉妬や私欲にかられることなく、何不自由ない豊かな生活を約束されている。まさに、天国。の、はずだった・・・」

上記の文面は、小説の帯に書かれている文面です。
この小説を書店で手に取り帯を読んだ瞬間に「読みたい・・・」と素朴に感じました。
現実逃避も甚だしい気分に苛まれ、1ページづつ捲り時を過ごす・・・。

「全員平等」ってどんな世界

”4年に1回、抽選で職業は変わる”ってイヤだったら4年我慢すれば、全く違う仕事で気分転換
”年収は400万円。家も食事も教育も全てタダ。400万円で海外旅行にもいける”
”島の人間は全て平等のため、何もかもが全島民の投票で決まる”

と、色々と”平等論”が繰り広げられます。

結局、主人公も本土の人間と接する中で「競争社会」の中で必死に闘う人達に触れ、何かを掴む。

結局、この小説を読むと、書店の一角にある小説の帯”平等”なんてキーワードに即、反応してしまった自分が恥ずかしくもあり、明日得の活力が沸々と沸いてきます。まだまだ、”競争社会”にどっぷりつかり楽しむ余裕が欲しいと思いました。

この小説は、小生、80歳になってまだ生きていたらポカポカ陽気の春先に縁側で10日間位かけてのんびり読み、感想も10日間位かけて考えたいです・・・。

それにしても、この小説を読もうと即決する小生は大分お疲れモードなのでしょうか

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