オペラ作曲家ジャコモ・プッチーニの数少ない室内楽曲のひとつ、「菊の花」。
昨夜、イタリア文化会館(東京)で、クレモナ四重奏団の奏でる、この短くも切ない旋律を聴いた。
ストラディヴァリウス4挺(1680-1736年製作、ニコロ・パガニーニが所有)の和音が体中に響きわたる。歴史が背負ってきた何かだろうか?簡単に説明できるわけもない。私の平穏だった心の縁に波を立てた。
イタリアでは追悼曲としてしばし演奏される曲だそうだ。
ウィキペディア(インターネット百科事典)によれば、「プッチーニが彼の出世作である『マノン・レスコー』に取り組み始めた頃である1890年1月、彼のパトロンでもあったアオスタ公アメーデオ1世が急死した。プッチーニはアオスタ公追悼のために、一晩でこの曲を書いたと伝えられている。」とある。
私にとっても、「音楽で寄り添うということ」を学んだ、温かみのある優しいひとときだった。昨夜の音楽家の皆様、クレモナ四重奏団の「菊の花」の映像を自力で検索できなかったのだけれど、旋律の美しさを共有したく、同様の映像を添付させて頂きます。
▼https://www.youtube.com/watch?v=N2TIFSvYFjs「菊の花:Crisantemi」
写真:プッチーニ生誕の地、ルッカより
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