不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

5月17日、国際反ホモフォビアの日でした!

2006-05-18 01:55:17 | Weblog
人権問題に理解するとか、しないとかは無い。
同性愛など性的指向による差別も人権問題です。

内面として好き嫌いはあるでしょう、相手に在るそういう感情を否定するなんてことは出来ないことだと思います。
だからと言って、感情のおもむくままに嫌いだと表現したり、またそういう行動をする人を黙って放置したりすることは許されないことです。

好き嫌いは別として尊重しなければならない!
このことは最低限の社会的ルールでしょう。
差別行動をする人も自由である?そんな考え方は無い

同性愛のことを理解する、しない?
では理解できなければ差別をしていいのか?無神経でいていいのでしょうか?
差別を助長するような発言をしてもいいのでしょうか?
社会はそれを放置していて良いのでしょうか?


おかげで、日本では今のところゲイだからといって日常的にリンチにあったり、
逮捕されたり、公開処刑されたりすることはありません。

でも世界にはそういう国が今なお多数ある訳ですよね、
信じられないことです。

それを私たちが見ぬ振りをすることは罪だと思う。

人権を無視する国を注意することは内政干渉なんかではない。
人権無視な行動をする人は社会から注意されるように、
国際社会でもまともな国と認められないし、お付き合いも出来かねるわけです。


さて、日本にあるゲイフォビックなことって何があるかなあ?

命にかかわるような迫害はありませんけど、静かに存在しますよね。

変態性欲として見られていることとか、
お笑いの対象としてもかまわない風潮とか、
いじめの対象になりやすいことや、
あからさまな嫌悪感をあらわにしても許されたり、・・他にもあるよね

それらによって当人がカミングアウト出来ないでいることで問題は明らかです。

例えば、職場やクラスで「男同士でエッチするなんて気持ちワリー!」
こういった発言をする人がいるとします。

そして、それに同調する人、そして黙っている多くの人というのがあるでしょう。

でも、俺は女性がいる前で「女性とエッチするなんて気持ちワリー!」なんて言わないです。

本当のところ俺の場合は女性とのエッチを考えたらウヘー!って思ちゃうけれども、
だからと言って女性に対しキモイ!なんては言わないのです。

それは、ゲイだとバレるからというのではなく、聞いた相手が傷つくことだから。

すべてにおいて俺も気が回っているかは自信がないけれど、
想像したいという気持ちはあります。

俺たちはヘテロ社会にいることで、相当に自分を抑え、
ヘテロ社会に融通しまくっていることに慣らさているんかなって思うことがある。
ゲイの問題を個人で解決すべき問題としてのみ捉えていませんか?

先ほどの日本にあるゲイフォビックなことって何があるか、皆さん書き出してみませんか?
そこから解決すべき問題が見えてくるかもしれません。


今回初めて日本でも行われる「反ホモフォビアの日」はまだまだ手始めでしょう。

でも最近レインボー柄のページバナーを表示させている人も多く見られ、
初めてそういうものの意識を持った人たちもいる。
そこからのスタートいいじゃないですか!

6,7月のゲイプライド月間、8月のゲイパレード、などとあわせて
どんどん社会にアピールしていくといいなと思う。

過去、人権問題として社会に認められていった様々な差別問題(肌の色・男女・・障害者・・)がそれぞれの当事者が努力して切り開いてきました。

じんわりと着実に社会を虹色の意識に染めていく・・・
そんなところが日本にあった行動になるのかなと思う。

あるときには明確な抗議、選挙アンケートなどの大上段に構えた自己アピール、
パレードなどでの直接的なアピール、そして今回のような間接的なアピール、
それぞれに大事だと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする