ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性的指向

2005-07-15 01:23:17 | Weblog
「シコウ」という言葉にはよく次の3つが混同して使われている、

「志向・嗜好・指向」 

 性的指向とよく言われるが、ゲイは指向である。

 性的な方向性が同性に向いている。

 性的な方向性は異性にのみ向くわけではないと言う考えかただ。

 ゲイであることは何も志を持ってやってる訳でもない、

 志を替えれば異性愛者になるわけではない。

 また趣味趣向で楽しむ変態性欲でも無いはずだ。

 多数派の異性愛者から見て異端で変態だとされて来ただけだ。

 異端なことをしていることでの勘違いした性的興奮ってものはあるかもしれないが…。

 だから性的志向とか性的嗜好とか表現しているのは間違い。

 この二つは替えることが出来るから間違っている。

俺たちゲイは治すべきものでは無い。
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彼女いるの?って・・

2005-07-14 01:32:38 | Weblog
困った質問だよねー。

「恋人はいるの?」って質問なら答えられるけど「彼女いるの?」は女性に限定してるじゃんよ!!

「いるよ」って答えるのも嘘。

そりゃ「彼氏がいるよ」と答えたいけど、それじゃあゲイがばれるってことじゃん!

まあ、ウソも方便で適当にあしらっておけばいいのかもしれないけど、

自分を偽るってことが自己否定になりそうでいやだったんだ。

そりゃそうだ、自分自身で自己否定するのなんてそんなのおかし過ぎる、気持ち悪い!

堂々として自分を生きていると言えないじゃないか。

かといってまだカミングアウトする勇気も自己確立も出来ていなかった当時若造の俺はこう考える、

気楽にカミングアウトして人生経験豊かな先輩どもに俺の生き方をコテンパンに否定されちゃったら立ち上がれないって(>_<)

まだまだ自分自身の生き方の覚悟も理論武装も出来てなかったから。

でも、いづれはカミングアウトする方針はあったもんだから否定するのは止めてたんだ。

大変だったけどね。

今では「彼女はいないよ、俺に聞くなら彼氏は?と聞いてくれよ だれでも異性を好きになると思っちゃ~いけないよ!」なんて笑って言えるけどね。


30歳過ぎて、少しは酸いも甘いも嗅ぎ分けられるようになった今だから思えるけど

「彼女いるの?」って質問は別にゲイいじめでもなんでもないと思うんだ。

ただ、お天気の感想を言う程度の、君と親しい会話がしたいんだよってことの定番の挨拶言葉なんだよね。

でも俺たちには世の中にゲイなんていない前提かのような(彼氏とは言わせない!といった感じ?)この無邪気な文句は結構きつい質問に思うんだよね。

当時はこれを聞かれると「ゲイなのか?ヘテロなのか?」って尋問受けてるみたいな気がしたもんだ。
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭

2005-07-13 00:46:04 | Weblog
毎年恒例の映画祭。俺はここのところ毎年参加させてもらってる。

今年も松山から飛行機で飛んでいく。もう7回くらい参加しているのかな?

初めての映画祭で味わった興奮は今でもはっきり覚えている。

地方の俺としてはこんなに多くのゲイを初めて目の辺りにしてびっくり。

とてもスタイリッシュな会場の映画館には500人からの人に埋め尽くされ、暗がりの館内で皆で一つの映画を見る。

こんなに多くのゲイが俺と同じ思いで映画を見ている。

皆が同じシーンで笑い、ため息をつき、想像をしている。

同じ価値観の者が間違いなくこんなに多くいて一緒に見ているってリアル・・それはとても素敵な時間なんだ。

一人で自分は異端だと考えて悩んでいた10代がウソのように思えてくる。

その雰囲気に包まれただけで涙が込み上げたくらい。

「俺にはこんなに仲間がいる」大いなるパワーを与えてくれるんだ。


また、映画の内容もポジティブなものが多くて海外の進んだ考え方を知るたびに興奮し、影響を受けた。

今年はどんな刺激を受けて帰れるかな?

地元でもがんばっていくぞ!そんなパワーを毎年もらって帰る。

みんなにも機会があれば是非体験してみてほしい。

映画館のなかであんなに自由に、みんな心をひとつにして解放できる場所なんてめったにないよ。

そこはゲイが当たり前の世界なんだ。

今年は大阪や香川でも開催されるらしい。松山でもやれると良いなって思う、いつかやってみたい。

東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 今週末だ! 
  http://www.tokyo-lgff.org/2005/main.html
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ゲイ、それは明確なアイデンティティ・・

2005-07-12 01:20:05 | Weblog
自己確認の基本中の基本みたいなものでまず男か女か?といったところがあると思うけど、

異性愛か同性愛かってことはその次くらいに来るくらいのことだと思わないかな?

アメリカのゲイ団体のキャッチフレーズで「ゲイ、それは明確なアイデンティティ・・」というものを見かけたことがある。

まさにそれだ。

俺たちは社会の抑圧と無邪気なステレオタイプな物事の捉え方で存在を否定されがちだ。

物心を感じた時から明確にその壁を感じるのだから自己否定をする考えが身につきがちってのも仕方ないと思う。

しかし、この罠にハマらぬようにしたいところ。

自分は自分である。

相手の評価のみで自己確認していたのでは潰される。

幸せのモノサシは自分自身のモノサシで測らないと不幸になるよね。

主体的に生きる人間でありたい。

自己確認の作業というのは自分自身と向き合う面倒で恐ろしく悩ましい。

でもこの作業を思春期から続く長い自分探しにおいて面と向き合わなければ自己を失い、それが40代か60代か・・いずれ崩壊する危険にさらされると思う。

ゲイである自分にフタをして自分の人生をごまかす方法は30代を越えて自分を律せれる生き方なのかという疑問がある。

ゲイであることを自己確認する、自己肯定することは大いなる自己パワーの確認であると俺は確信する。

自分らしく生きる。それこそ何より強い生き方だろう。

その為にはゲイの仲間と語り、さらに前向きな思考を身に着けて生きることが必要だけど、

そんな物事の捉え方を少しでも解きほぐす術を書いていこうと思ってる。
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自己肯定ってすばらしい

2005-07-11 00:15:09 | Weblog
自分とは何か?

みんな10代の思春期やいくつになっても自分と向き合って考えることだと思う。

ゲイであることも思春期などで自己認識していくことが多いと思う。

俺も性の目覚めとともに、どうも俺は男が好きなんだなと思った。

それを自身で確信したときの気持ち?

確かにそのときは正直「俺の人生面倒くさいことになりそうだ」って思った。

そりゃそうだよね、自分は人と違う…、

それも世間では変態扱いしてるホモとかってやつだ!ってね。

今もそうだけど20年前と言えば今よりもっと多様性を認めてくれる余裕は感じられなかった。

でも自分と向き合っていくしかない。

その過程で、女性とも付き合ってみようか?とか、ゲイ的な性欲は変態だから封印すべしとか、無理なことを考えて行く訳よ。

社会はゲイを異端視しているし、10代の若者にもそれを公言するなど自殺行為だと思えたからね。

でもその考え方はまったく自分を偽っていてしっくり来ない。

そのうちに仲間やゲイの先輩や本を読んでいくなど自分探しをしていくうちに、ゲイである自分を肯定できるようになってくる。

そしてゲイであることは自分自身を表現する根幹に当たるアイデンティティであるとまで思えるようになって来る。

そういった考えにいたっていくと、もう世界がドンドン広がっていくんだよね~!

パーっと開けてってね!覚醒!?悟り!とでもいっていい感じ?

吹っ切れた感じでひと皮向けた?強い自分がそこにいる訳よ。

自分自身でドーンと立っているという自覚?を持てる感じだよ。


自分を肯定して自信がみなぎってきて

自分の人生が捨てたもんでないことや、生きる喜び、愛おしさに包まれるんだ。

そのすばらしさを次々と伝えて生きたいって思うんだ。
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