ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

彼女いるの?って・・

2005-07-14 01:32:38 | Weblog
困った質問だよねー。

「恋人はいるの?」って質問なら答えられるけど「彼女いるの?」は女性に限定してるじゃんよ!!

「いるよ」って答えるのも嘘。

そりゃ「彼氏がいるよ」と答えたいけど、それじゃあゲイがばれるってことじゃん!

まあ、ウソも方便で適当にあしらっておけばいいのかもしれないけど、

自分を偽るってことが自己否定になりそうでいやだったんだ。

そりゃそうだ、自分自身で自己否定するのなんてそんなのおかし過ぎる、気持ち悪い!

堂々として自分を生きていると言えないじゃないか。

かといってまだカミングアウトする勇気も自己確立も出来ていなかった当時若造の俺はこう考える、

気楽にカミングアウトして人生経験豊かな先輩どもに俺の生き方をコテンパンに否定されちゃったら立ち上がれないって(>_<)

まだまだ自分自身の生き方の覚悟も理論武装も出来てなかったから。

でも、いづれはカミングアウトする方針はあったもんだから否定するのは止めてたんだ。

大変だったけどね。

今では「彼女はいないよ、俺に聞くなら彼氏は?と聞いてくれよ だれでも異性を好きになると思っちゃ~いけないよ!」なんて笑って言えるけどね。


30歳過ぎて、少しは酸いも甘いも嗅ぎ分けられるようになった今だから思えるけど

「彼女いるの?」って質問は別にゲイいじめでもなんでもないと思うんだ。

ただ、お天気の感想を言う程度の、君と親しい会話がしたいんだよってことの定番の挨拶言葉なんだよね。

でも俺たちには世の中にゲイなんていない前提かのような(彼氏とは言わせない!といった感じ?)この無邪気な文句は結構きつい質問に思うんだよね。

当時はこれを聞かれると「ゲイなのか?ヘテロなのか?」って尋問受けてるみたいな気がしたもんだ。
コメント
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