ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

子供向けの電話相談でLGBTへの理解があれば!

2009-08-01 02:49:22 | Weblog
地元で子供電話相談をされているボランティア団体の、えひめ子どもほっとラインさんが
会員の皆さんを集めて、性的マイノリティについての学習会をひらいてくれました。

1時間ほど自分の方から同性愛や性同一性障がいの違いなど、基礎知識と
自分が子供だった頃の話をさせてもらえました。

その後、会員の皆さんと懇談しながらさらに理解を深めていただく時を過ごしたので
すが、いろいろお話も聞かせていただきました。

性的マイノリティのことを知らなければ子供たちの声をどう受け止めてよいのか分からない
そういう経験のなかで、もっと詳しく知りたいと思われたのだそうです。

「声では男の子と思われるのに女性の振りをしてかけてくる子がいる・・ 」

付き合っているという彼氏の話までしてくるそうで、妄想言なのかと感じながら
どう対応したものかと思いながら話を聞いている、ということがあったそうです。

何とも言えませんが、話を聞いてるとその子は、この電話での会話では女の子でいたい
そう思っているのだろうと感じました。

相談してくる子供の中には、性別の違和感を訴えているものもままあるようです。

子供なので自分の違和感を客観的に見ることができませんので、混乱し、本当の自分の
ままで話をしても聞いてくれるような人を探して、電話をしてきているのでしょう。

ゲイ、レズビアン、性同一性障がい・・

当事者の子供たちは、自分がみんなとは全然違うということを日々感じながら生活しています。

自分が男の人にドキドキする、これはおかしい、いけない事だ!と思ったのは
小学4年の頃だった。

同性愛であることが、異常ではないよ、という情報はどこからもありませんでした。

隠さなくちゃいけない!絶対ばれないようにしなきゃいけない!!

そうとだけは、幼い自分も分かっていました。

振り返ると、同性愛のことを電話相談するなんて決して思いつかなかったし
そんな勇気は無かったな、と思い出します。

否定的な情報ばかりの世間とは違う言葉が大人から返ってきたなら
未来が全然違って見えてきただろうと思えます。

子供と関わる大人たち・・
学校の先生とか職員とか、電話相談の受け手、愛護班指導者とか
塾の先生やお医者さん等、他どういった方がいるでしょうね。

何人かでも性的マイノリティへの理解をもって子供と向き合ってくれる大人がいれば
随分と救われるだろうな、健やかでいられるだろうなと思います。

電話相談の皆さんとの交流で、自分も勉強させてもらった学習会でした。
こういう交流、活動の広がりっていいですね!!

自分たちレインボープライド愛媛の取り組みも、様々な皆さんの協力が必要です。

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