ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

HIV仙台パニック(松山市保健所へ)

2007-02-02 01:39:33 | Weblog
◆仙台でのHIV検査誤通知事件は、本人が自ら名乗り出た訳ですが
これで終わったことにされようとしています。

この事件は20年前に起こった日本で初めて女性のHIV感染者が
神戸で発見されたときの様子と似ているそうです。

その時までは男性同性愛者の病気とされていたものが、女性に感染した・・
多くのヘテロにとって他人事ではなくなったのだ。

そしてその女性が誰かにうつさないか?!うつしたのではないか?と
パニックになったのです。

感染の蔓延を防ぐと言う名目で、女性やその周りの人のプライバシーは
めちゃくちゃになったそうです。

「1人の人権か99人の生存権」そんな問題になってしまったのだそうです。

そのときの教訓は生かされず、今回の仙台の事件でも
生物兵器を野に放してしまった!?そんな意識の方向性で対処され
「99人の生存権を守ることが行政の立場である」などと思い立って
公開捜査に踏み切ったのでしょう。

結果的には市民の疑心暗鬼を生んだだけでした。
国民の隠れた偏見を噴出させ、撒き散らされただけ、になろうとしています。

感染者を隔離排除すれば良い?
HIVを鳥インフルエンザと同じやりくちで対処しても
感染の広がりを止めることは出来ない。

20年前のエイズに対して無知だった時とは今は違うはずと思うのにね。

◆先日、松山市保健所へL.s.E(http://www.ls-ehime.jp/)と訪問して
きました。そのときに、仙台の事件も話題にしました。

俺からも誤通知というあってはならないミスの予防は当然のこと、
あのような対処や扱いは、HIV/エイズに向き合う根底的な考え違いが
ありますよね、と再確認しておきました。

担当の方はよくお分かりいただいている様子でしたが、組織として動くと
違った解決がとられるものなのかな?

でも、そのときに頑張っていただかなきゃならないのは、よく理解している
担当の皆さんたち!!本当にお願いします!!

◆さて、ゲイコミニティ向けの啓発活動の話はとても協力的かつ前進的に話が
進んでいますよ~。LsEが頑張ってるんですよ!!すばらしい!

検査場所の様子や検査の流れなども取材出来たので、それを写真付でまとめ
地元ゲイサイトを通じてお知らせできるようです。

初めて検査に行く人も場所の雰囲気が想定出来るから、少しは緊張せずに
検査に行ける手助けになるのではないかなあ?楽しみです。

保健所からコンドームも随分と分けて頂けました。
しっかり配るルートが出来ているので、すぐに無くなってしまうでしょう。

年末から松山のゲイシーンのあちこちで目に留まるようになってると思い
ますが、まだまだ配られ続けます!

手にしたら、それを話題に声を掛け合おーよ!
皆さんの手で、出会う人に配ってあげてください!!
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