ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

佐藤かよ(モデル)さんのカミングアウトで

2010-09-23 01:25:27 | Weblog
女性ファッション雑誌などのモデルとして活躍する佐藤かよさんが
実は男性であったとカミングアウトして1ヶ月足らず。

最近も昼の情報番組などで取り上げられる機会も多く、椿姫彩菜さんに続き注目されてますね。

■佐藤さんオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/pixy-kayo/

もともと女の子のような顔立ちだったという佐藤さんは、若いうちから行動を起こしたこともあってか
整形しなくてあの可愛さなのだといいます。

身長は170cmを超えているが、モデルにはぴったりのプロポーション
テレビで堂々と自分を語っているのを見て、自分も嬉しくなります。

性同一性障害のことは、ずいぶんと社会でも取り上げられるようになってきました。
新聞記事でもよく目にします。

毎日新聞で特集された「境界を生きる:子どもの性同一性障害」も読み応えがありました。
記事後も大きな反響があるようです。
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100613ddm002100170000c3.html?link_id=RLH05

カミングアウトする有名人も増えてきましたが
性同一性障害では今回の佐藤かよさんのようにMTF(男性から女性へ)という立場の方が
カミングアウトすることが多いようにも思う。

ニューハーフとかの流れで理解が進んだからでしょうか。

見た目が女性的であったり、愛らしい方だから良かったのだろう・・とか思いもしますが
こうやってオープンにしていく人が立ち上がってくれることで偏見も薄らいで行くのです。

佐藤かよさんの勇気に感謝。

所詮テレビってやつは、その面白さに飛びついているようですが
それでも随分と好意的に取り上げてくれているようですね。

次から次へと出てくる性同一性障害の社会的にも有効だろうと思えるアピールに比べ、
人口比で何百倍、何千倍も多いはずの同性愛はお笑いネタを超えていけないのが残念なところ。

本当に女の子だったなら可哀想だよね・・(男性から女性へ)
女の子として生まれたけど実際は男、女の子にそんなことが起こってるなら可哀想(女性から男性へ)  
???
世の中男女しかいないという考えの中で、それが間違っているのならそれは大変
障害だ、治さねば・・

社会の理解の中に、上のような考え方が大きくありそうだというのが気になるところです。

可哀想でしょう?だから分かってください!!
という展開でないと、社会の理解は進まないものなのか?

同性愛で可哀想でしょう?とアピールしようというなら・・・?
カップルが引き裂かれる、差別が自殺を促す、恋愛の苦労、高齢期の立場など
同じ人間なのになぜ!!というところを見せるのか?

これも分かりやすいことではあるけれど。
そういうのでないアピールの仕方って、何かないもんだろうか?

一歩一歩進む性同一性障害への理解を目の前にして、喜びつつも考えてしまう。


◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
さて、今日23日は松山でLGBTがミックスで集まっての交流イベント
「れいんぼ~ティーサロン」がありまーす。

ゲイもレズビアンも、トランスも仲間同士で自分らしく過ごしてみませんか?
当日参加もOK。お待ちしてます!!
http://blogs.yahoo.co.jp/rainbow_tea_salon/61565808.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/61786336.html

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国Caribbean Bayの悩殺CM | トップ | あれこれ脱線!ティーサロン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事