ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

松山市保健所へゲイ向け予防啓発のお願いに!

2006-12-19 01:12:49 | Weblog
先日、松山市保健所に行ってきたことの報告を書いておきます!!

松山市の人権啓発課から保健所の感染症対策担当の方をご紹介いただき
L.s.Eの代表と俺で訪問してきました。

相手は感染症対策担当の保健士の女性2人と医監の男性2人。
出席予定だった地域保健課の課長さんは市議会で都合がつかなかった。

市としても厚生労働省からゲイコミニティ向けの予防啓発に取り組むように
指示が出ているけど、どう関わればよいか悩んでいたそう。

今回、松山でもゲイコミニティとの窓口ができていきます。

医監の方は実際のHIV検査の問診をしている方。
問診の様子などもざっくばらんにお話聞かせてもらった。

俺たちはゲイであることをばれる事を非常に恐れているため、あまり問診の時に
突っ込んでほしくないことなどこちらの立場を話した。

検査にゲイが来る可能性が高いことも理解されていて、皆さんなりに勉強されて
いてありがたいことでした。今後私たちの交流でよりよいものに変わっていくだ
ろうと思いました。

とても熱心な方々です。
検査の申し込み数も多い県の保健所と違い、問診時の相談にゆっくり乗ってくれる
用意があるようです。

松山には県と市で2ヶ所も検査できる場所があるので、こう言った点も使い分ける
といいかもしれませんね。


医監の方は学校での保健指導授業も行っているそうで、学校からの要望があれば
出向いているそうです。体育館とかに学年生徒を集めて性感染症の話をします。

その授業の中で、なんと現状でも性的マイノリティノことを取り上げてくれて
いるとのこと!

性のグラデーションや同性愛であってもおかしくないことの情報発信をしていただいています!!
本当にありがたい思いがしました。

「ホモは差別用語です」とかを説明すると、知らなかったと言う生徒も多いそうです。

最近の性教育バッシングは現場でも感じるか?という点は
言われてみれば授業の要望がこなくなった学校も出てきているとか

学校によっては保健担当の教師が変わると、コンドームの使用説明はだめだとか
性器を見せるスライドは使わないでとか注文してくることもあるらしい。

やっぱり何か良くない方向に変化しているようだけど、
今回の保健所の方のように熱心に考えている人も多いことは心強いことだなあ
と感じました。

学校が性教育については保健所などの出前授業に任せている様子を感じるけど
もし呼ばなかった年度では、その学年はどうしてんだろう?

予防啓発への協力では、保健所が作っているチラシやポスターを預かって
こちらでも配ることにした。

また、来年に市で作成のチラシ関係はこちらの意見も参考にしてもらって
一緒に作りましょうという話にも!

こちらのパンフレットなども見せて予算的に協力いただけないかも
検討いただくようにお願いした。

そして、こちらで作っているポスターに保健所の名前を入れてもらえるか?
とかいったことも十分実現可能そうな話が出来た。

また、検査場所や検査過程を取材して、ゲイサイトなどで公開していきたいとの
申し出をすると、ぜひお願いとのこと。

実は検査日に保健所に行っても、プライバシーの配慮で検査の場所が少し
分かりにくくなっているそうだ。

検査に行きやすくするために、どんな場所でどんな風に検査をするか?
こんな問診を受けて・・と事前に分かると安心できますよね。

一緒に協力して作れそうです。
そもそも市が作ったらよさそうだけど、使えるホームページにも各課の制限が
あるらしい・・。

他にも保健所では養護教諭向けのセミナーとか勉強会などもやっているようで
人権啓発課で行ったような性的マイノリティの研修会をやってみては?と
話を持ちかけてくれた。ぜひお願いしたいです。

いろいろ一緒に仕事が出来ていけそうですよ!!
2時間弱、お互いに充実したお話が出来ました。

それに実際の実務をやってきている人たちだけに、話していても反応が早い!

こうやって協力いただける方が広がっていくことは
素晴らしいことだなあと有難く思った懇談でした。

やっぱり堂々と面と向かっていくと、すごく切り開いていけるね!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「武士の一分」を観てきた | トップ | 愛媛県知事にぜひとも答えて... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事